メキシコ(35)セノーテ原付旅まとめ&トゥルムのビーチと食事情まとめ
現在世界一周をしております私はメキシコのトゥルムという町にいます。昨日までは、1泊2日でちょっと内陸のほうまで150kmほどの原付旅をしてまいりました。その模様をまとめます。そして本日はトゥルム最終日。さびれたリゾート風のこの町でおすすめの過ごし方もご紹介いたします。
【現在地】トゥルム(メキシコ)
Tulum(Mexico)
【気温】32度(昼)
【天気】晴れ
【通貨】1ペソ=約5円
トゥルムからチチェンイツァまで約150kmのバイク旅まとめ
ユカタン半島の東端にあるトゥルムから、内陸にあるチチェンイツァあたりまで原付で行ってみたい方はぜひ。そんなことしたくない、というかたは、スルーしてください。
まずは準備。バイクレンタル時の詳細や、旅の持ち物についてはこちらをご覧ください。
【移動経路】
【Google Map】
【スケジュール】
■1日目
7:30 トゥルム発
7:50 グランセノーテ到着
8:55 グランセノーテ出発
9:00 セノーテカーウォッシュ到着
10:15 セノーテカーウォッシュ出発
10:20 セノーテサシルハ到着
11:30 セノーテサシルハ出発
●トゥルム近郊のセノーテはこちら。
13:00 コバ遺跡到着
15:00 コバ遺跡出発
●コバ遺跡についてはこちら。
15:15 コバのセノーテ到着(3種)
16:45 コバのセノーテ出発(3種)
※ここで時差1時間マイナスになる
17:20 バヤドリッドのホテル到着
●コバのセノーテについてはこちら。
■2日目
8:00 バヤドリッドのホテル出発
9:00 セノーテ・イキル到着
10:30 セノーテイキル出発
●バヤドリッドの町とセノーテイキルについてはこちら。
11:30 バヤドリッドのセノー到着(3種)
13:40 バヤドリッドのセノーテ出発(3種)
14:00 バヤドリッドの町到着(セノーテZaci)
15:00 バヤドリッドの町出発(セノーテZaci)
※ここで時差1時間プラスになる
18:00 トゥルム到着
18:15 ガソリンを入れてバイク返却
終了
●バヤドリッド近郊のセノーテはこちら。
かなり急ぎ足でしたので、余裕がある方は2泊3日にするとか。いや、むしろ原付じゃなくてバス、コレクティーボ、タクシーを使ったほうがよいかもしれません。
ホテルに帰ってきて、スタッフさんに「昨日どこ行ってたの? 」と聞かれて、「ちょっと原付でチチェンイツァ付近まで」というとすごく笑われてしまいました。どうやら原付で行く距離ではないようです。おまけにそのあとしばらくは顔を合わせるたびに思い出し笑いをされて、何がおかしいのかと聞くと「mayumiが原付に乗って、車に負けないくらいの猛スピードで走っているところを想像すると笑える」とのことでした。
そして、「日本人は温泉が好きでいろんな露天風呂を巡るっていうけど、mayumiにとってはセノーテがそんなような感じなんだね」と。確かにそうかもしれませんねえ。
のんびりできて疲れが取れる、セノーテは、温泉に近い効果が得られるような気がいたします。
トゥルムでのゆるーい過ごし方
トゥルムは、大リゾート地カンクンからバスで約2時間南下した場所にあります。カンクンは、それはもう華やかで豪華な一大観光地なのですが、トゥルムはなんといいますか、うーん、よく言えば、静かでのんびりしている。悪く言えばさびれたリゾートもどき。
1本しかないメイン通りにほとんどのものが集まっていて、端から端まで行っても30分くらいですかねえ。
一応、お土産屋さんなどはあって、
前を通ると、見てってよー的な声をかけられるのですが、ぜんぜんしつこくありません。軽い会釈で躱せるレベル。
なんとなく、「別に、リゾートとか意識してないんで」みたいな雰囲気がみてとれる、気取らない海辺の町。ローカルの方々と旅行者とのテンションの違いがそんなになくって、“特別なホリデー”というよりは“海沿いの町の日常”を過ごしたい方におすすめ。静かにコソコソしたい系の方には合っていると思います。
トゥルムは海に面しているのですが、ゆっくりできるビーチまでは自転車かタクシーで行かなければなりません。徒歩だとやや距離があるんですねえ。少しめんどくさいのですが、ホテルや町中のいたるところで自転車レンタルをやっておりますので、運動がてら足を運んでみるのもよいかと思います。
海沿いには高級リゾートホテルが立ち並び、そのプライベートビーチがほとんどを占めておりますが、無料で入れる公共のビーチもあります。場所はこちら。
■Las Palmas Public Beach
地図はこちら。
無料とはいえ、広くて美しい砂浜が広がっております。
海の色もきれいですねえ。
……。
ね、雲とか、すごいですよね。
実は昨日までの原付旅で疲れていて、宿でごろごろしておりまして、やっと夕方になって重い腰を上げて赴きましたところ、海こんな状態で。
うーん、なんかいまいち美しさが伝わらないですねえ。
水の色は透き通ったエメラルドブルーなのですが、そういえば数時間前に夕立がありまして、ホテルの屋上から虹が見えてすごくきれいでした。
つまり、このときお天気があんまりよくなかったんですねえ。こんな状態のビーチの写真しか掲載できなくってトゥルムには申し訳ないんですけれども、晴れていればもっともっと美しいはずなんです。
しばらく浜辺に座ってぼーっとしておりましたが、そんなに人もいなくて、とてもリラックスできました。悪天候を逆手に取ったわけですね。
打ち捨てられたヤシの実と鳥。
あ、1ペソ(約5円)落ちてた。ラッキー。
はい、というわけであまり良さが伝わらないトゥルムのビーチ情報でしたー。ぜひお天気がよい日の日中に行ってみてください。帰りに空を見ると、まだ虹のかけらが残っていました。
ちなみに、実は、ホテルのスタッフさんに教えてもらった無料のビーチがもうひとつありまして、その名も「Playa El Paraiso」。直訳するとパラダイスなビーチです。なんかよさげな名前ですね。上で紹介したビーチより、さらに北上します。地図はこちら。
この日、なぜここまで行かなかったかというと、途中、ワンワン吠える犬に追いかけられて、自転車ごと雑木林につっこんで転倒して、なんかもうどうでもよくなったからです。普段犬がこわいとかまったく思わないのですが、メキシコは、野犬の数がものすごくって、おまけにいまだ狂犬病の心配がある国の一つ。
予防接種はしているものの、嚙まれたらアウトだと思って必死で逃げた結果の事故です。すれ違いの親切な欧米人カップルに助け起こしていただき、被害はかすり傷程度で済みましたのでご心配なくー。
雑木林につっこみながら頭の中をよぎった考えは、「あぁこれが原付に乗っているときじゃなくってよかった」ということです。原付で同じようにつっこんだら確実にただじゃ済まない。もっと大けがをして、バイクも破損して大変なことになってただろうなあ。やはり、雑木林につっこむなら自転車に限る。
トゥルムでおすすめの食堂&スウィーツ
先日、「私自炊してます、すごいでしょう、偉いでしょう」みたいな投稿をした気がしますが、実のところトゥルムにいるあいだ、自炊をしたのは1回だけ。貴重な1回だけの自炊の記録はこちらです。
じゃあ毎日何を食べていたんだ、っていうと、それはブリトーです。
●コスパ最強の食堂で食すブリトー
メキシコシティやオアハカではそんなに見かけなかった気がするのですが、ここにきてよく目にするようになったブリトー。
中身は、タコスの上に乗っているのと同じで、レタス、トマト、チーズ、それから何かの肉。
要は、タコスのトルティーヤがでっかくなって、それをオープンではなく、くるくるっと巻いたもの。鉄板で焼いてあるのでカリッとしていておいしいのです。肉はこれです。
これは何の肉なんでしょうか? よくわかりませんが、とにかくすごく大きくておなか一杯。1個35ペソ(175円)とお安いのもうれしい。
【初回】
【2回目】
【3回目】
毎回おなじものをオーダーしていたはずなのですが、顔なじみになればなるほど目に見えてトッピングが簡素化していくのが分かります。最終的に、クリームは自分でかけろと手渡されました。まあ、細かいことは気にしなーい。とにかく、安い! うまい! でかい! 最高!!
ほかにもいろんなメニューがありますのでぜひお試しください。
場所はこちらです。
ブリトー1個で満腹になるんですけれども、食後はやっぱり甘いものとか食べたいよねー、ということで、次のおすすめはジェラート屋さん。
●コーンよりカップのほうがお得な気がするジェラート
トゥルムの町のメイン通り沿いにあるジェラート屋さん。いろんな味が揃っています。
ジェラートは一番小さいサイズで35ペソ(約175円)。お店の値段表に1つ35ペソと書いてあったので、ホワイトチョコレート味をチョイス。
で、コーンではなく、カップにしてくださいと言うと、じゃあもう一種類選んでいいよ、とのことでした。
というわけで、ホワイトチョコレート味と、ピスタチオ味。
コーンにするとジェラート1種で35ペソ。それがカップならば、コーン代がかからないぶんジェラート2種で35ペソ。不思議な値段設定ですが、私としてはジェラート2種選べるカップのほうがお買い得な気がします。
トゥルムの素敵なところが伝わりましたでしょうか。トゥルムには、「トゥルム遺跡」というすごくきれいなマヤの遺跡がございます。しかし、この遺跡に来られる方は、トゥルムに宿泊なさらず、日帰りされる場合が多いのです。でも私、この町すごく好きでしたよ。
トゥルムに集まるほかの旅行者さんもまた、近くにカンクンやプラヤ・デル・カルメンというあからさまな観光客向けの町があるのに、あえてそこを外してここに来ているわけで、つまり、きっと似たような感じの旅人が集まるんじゃないかなあ。
リゾートと呼ぶには中途半端、でも田舎と呼ぶにはやや騒がしい。独特のんびりした雰囲気がとても落ち着くよいところでした。
それでは本日の投稿はこれにて終了。明日はここトゥルムから、バスで1時間ほど北上した「プラヤ・デル・カルメン」に移動します。それでは本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
先日、現地3泊の弾丸でカンクン行ってきました!
トゥルム遺跡を回ったあと、暑さのあまりアイスを食べたのですが、帰国してmayumiさんのブログをもう一度見ていたら、おんなじお店!?
やっぱりあのお店寄っちゃいますよね^^