メキシコ(31)バイクで行くコバ遺跡。旅ブロガーはピラミッドに3度登る
現在世界一周的なことをやっております私は、メキシコのトゥルムという町に滞在しておりました。滞在はしていたんですけれども、ちょっと今そこから1泊2日の原付ショートトリップにお出かけ中でございます。
【現在地】トゥルム(メキシコ)
Tulum(Mexico)
【気温】32度(昼)
【天気】晴れ
【通貨】1ペソ=約5円
昨日の投稿では、トゥルム周辺のセノーテを3つほど紹介いたしました。
そのあとは、さらにトゥルムから離れ、COBA(コバ)遺跡というマヤの遺跡へと向かったのです。
今回のバイク(原付)旅、私の愛車はブルーのボディーがクールな「ディエス(10)号」。
トゥルムの町のレンタルバイク屋でレンタルしました。詳細はこちら。
COBA(コバ)遺跡ってなんですか?
COBA(コバ)遺跡は先日カンクンからのツアーで訪れた「チチェンイッツア」遺跡よりも古く、およそ紀元後200年ごろから1500年頃までと、マヤの中でも最も長く存続したと言われている古代都市なのです。
この遺跡はとても広く、バリエーション豊かな建築物がすごくよい状態で残されているのですが、中でも目玉はやはりピラミッド。しかも観光客も登ることができます。今まで訪れたマヤの遺跡では、ピラミッドに登る機会はなく、さらに言うと、2か月前に訪問したエジプトでもピラミッドには登っていません。
そうなると、今回が人生初のピラミッド登頂。
わぁー楽しみー!!
遺跡のことはそれほど詳しくないのですが、とにかくピラミッドに登りたい!! そしてピラミッドの上から周囲を眺めてみたい!! どんなかなあー。
そんなドキドキわくわくで目指したコバ遺跡。トゥルムの町から約47km、車だと約60分、原付だとその1.5倍くらいかかると思いますの、1時間30分程度の距離です。わりと近いですね。
さらにさらに、このコバ遺跡の素敵なところは、そこから数キロのところにセノーテが3つもあるという噂。今このブログ「怒涛のセノーテ編」に突入しておりますから、こちらのセノーテも必見でしょう!! 道のりは下記の通りです。
このあたりの道路はすごく広くて、片側2車線あります。
日本とは反対の右側通行ですので、バイクは右側のレーンを走っていればオケ。車は猛スピードで追い抜いてゆきますが、そもそもの交通量がすごく少ないので、そこまで危険を感じることはありません。見慣れない動物の死骸が散見されることを除いて。
そして道路は迷いようのない一本道。
ひたすらまっすぐまっすぐ進んでいけばオケ!! よゆー!! バイクよゆー!! 超楽しーい!!
やべ、ガソリンなくなりそう。
「安全運転、安全運転」とそればかり考えておりましたら、ガソリンのことをすっかり失念しておりました。バイクはあたりまえですが車よりガソリンタンクが小さいのでこまめに給油する必要があります。
しかし、どこまでもまっすぐ続く道には、ガソリンスタンドの気配もなく、だんだんと焦りはじめます…。距離的に、どっかで給油しないとコバ遺跡につく前にガス欠必至。
時速100kmで観光バスや車が走り抜けるこのような道をスクーター押しながら歩くとか無理無理無理。
もうだめかと思ったころ、ありましたありました!! よかったー!! ガソリンスタンドが視界に入った時の安堵感は異常。
わぁー生き返るー!!
地図でいうとこの辺です。
コバ遺跡&セノーテに行くために左折するあたり。トゥルムからまっすぐまっすぐ走ってきた方は、おそらくこのあたりに到着した時点でけっこうガソリンなくなっていると思いますので、ぜひご利用ください。「ガソリン、フル!! ポルファボール」で通じます。
このあたりを原付旅なさる方は、ガソリンスタンド見かけたら常に給油するぐらいの気持ちで挑んだほうがいいでしょう。
コバ遺跡を観光してみよう!!
そうして無事に到着しました。COBA遺跡。
入場料65ペソ(約325円)。
こちらの遺跡はとても広く、建築物は5つのグループに分けられています。
登ることのできるピラミッドは、敷地のもっとも奥にあります。ここに着くまでは、木陰が涼しい森の中をてくてく歩いて向かいます。
敷地内にレンタル自転車と、ドライバーさん付き3輪車があり有料で使用可能。
ドライバーさん付き三輪車は2人乗りで、メインの遺跡を効率よくまわってくれます。
料金はこちら。
ただ、急いでいないのであれば、森のなかの散歩もまた楽しいので、徒歩でもよい気がします。私は徒歩で行きましたが、そんなに遠く感じませんでした。
えー、本日は登れるピラミッドメインですので、ほかはサクッと。こちらは序盤に登場する「Iglesia(イグレシア)」という教会。雨の神様チャックを祭ったものだそうです。
続いて球戯場。
この穴にボールを入れる競技です。
チチェンイツァにはかなり広大な球戯場がありましたが、それよりも小さめのコートです。ただし、ここでもチチェンイツァ同様、生贄の儀式が行われていたそうです。
木の中に木が生えた不思議な木。
ピラミッドの手前にある大きくて美しい円錐形のピラミッド「Xaibe(シャイベ)」。
マヤ文明は、円錐形のピラミッドが特徴でして、なかでも、これほどきれいな状態で残っているのはめずらしいそうです。このように遺跡をチェックしつつ、歩いていくと、最後に現れるのが…
そう、登れるピラミッドです!!
旅ブロガーはピラミッドに3度登る
ほらー!! 見えてきましたよ。
高さ42m、ユカタン半島で最も高い建造物。
観光客のみなさんが登っていらっしゃいます。近くで見るとでかーい!! 想像以上です。
そしてなかなかの急階段。
さあ、それでは登ってみましょう。
一人旅のつらいところで、ピラミッドに登っても、登頂したところを下から撮影してもらえない。というわけで、カメラとiPhoneをWifiで連動させてWifiでシャッター押せるモードにして登頂。カメラは泣く泣く下に置いていきます。
そうして、くっそ暑い中必死でピラミッドを駆け上がり…(よくわからないと思いますが、黒い短パン、水色のパーカーです)
一番上でガッツポーズ!! いやーすごい!! 私けっこうがんばった!!
下に置いてきたカメラでこの瞬間をさつえ
「接続が中断されました」
あ、Wifi届いてない。
うそー!! 仕方ありません。一旦下まで降りて今度は動画をセット。撮影後の動画を切り出しています。私が何をしたいのかよく分からないと思いますが、とにかく登っているところ。
中盤。
そして頂上についたところ。
そうして上から見る景色がこれまたすごい!!!
コバ遺跡は密林ジャングルのど真ん中に隠れるように存在していて、視界の端から端までうっそうと茂った木々が途切れることがないのです。ぜーんぶ深い緑色。この景色は圧巻!!
あー、ここからの景色もぜひブログに載せて、みなさんにご覧いただきたいなあ…iPhoneのカメラじゃあんまりきれいに撮れないんだよなぁ…
も、もう一回?
これだからぼっちは。
こうして再び下に降り、カメラを持って、再度ピラミッドを駆け上がります。雨が降って校庭使えないからって、校舎の1階から3階までを永遠にダッシュで昇降させられた中学校時代の部活を思い出しました。
さあ、そうして汗だくになりながらたどり着いた3回目のピラミッドのてっぺん。
ここからの景色をご覧いただきましょう!!
ほらー、ね、なんかかっこいい。センターオブ密林。ジャングルのど真ん中ですよ。
ピラミッドの頂上は、爽やかな風が吹き抜けています。ここからの景色とあいまって、とても清々しい気分。たっぷり運動もしましたからね。
頂上にはこんな小屋があります。
ピラミッドの反対面には行くことができません。
それから、犬がいて、
え?
犬、だと!?
すやすやと気持ちよさそうに眠っています。どうやってここに…。ちょっとよくわかりませんが、とりあえず、ピラミッドに登れたので満足です。
ピラミッドの昇降をかなりのハイペースでこなしましたが、高所恐怖症の方はやめたほうがいいかなって思います。
■KOBA(コバ)遺跡
【料金】65ペソ(約325円)
【営業時間】8:00~17:00
【地図】
【そのほか】近くに、このようなアトラクションもありました。
湖の上をシャーって滑るやつ。ご興味がある方はぜひ。
たっぷり遺跡を堪能しゲートを出ます。出てすぐのところにおいしそうなオレンジジュース屋さんがありましたのでひとやすみ。
お店のおじさんにコバ遺跡周辺のセノーテについて聞いてみました。
セノーテは、地図には載っているのですが、はたしてそれが人が入っていいセノーテなのか、ただそこに存在するだけのセノーテなのかよくわかっていなかったのです。
ジュース屋のおじさんは、人が入れるセノーテだと教えてくれました。やった!! さあそれではさっそく向かってみましょう。そして続きは明日にさせていただきます。本日も最後までお読みいただきありがとうございました。明日は、トゥルムでは見かけなかった新しいタイプの3セノーテをご紹介いたします。
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