メキシコ(29)セノーテを巡る一泊二日レンタルバイク旅【準備編】
世界一周、中南米周遊をしております私は、現在メキシコのトゥルムという町におります。一大リゾート地カンクンからバスで約2時間の距離なのですが、カンクンとは全く正反対ののんびりした田舎の町です。ここで念願のセノーテダイビングを経験し、次にやってみたいのはセノーテでのスノーケリング。
【現在地】トゥルム(メキシコ)
Tulum(Mexico)
【気温】32度(昼)
【天気】晴れ
【通貨】1ペソ=約5円
昨日と本日でセノーテ3本に潜ってみたわけですが、ここからは、スノーケリングメインでセノーテを堪能しようと思います。
■セノーテダイブ①【Dos Ojos】&【THE PIT】
■セノーテダイブ②【Cenote Calavera】
想像以上に素晴らしい体験をすることができ大満足でした。がしかし、ここで私は気づいてしまいました。
セノーテダイビングは費用がかさむってことに。
どうですか、このお値段。一本80~110ドルは、今までのダイビングで最高額です。それはもちろん特殊な地形であり、安全に対するもろもろの配慮がなされているとか、そんな理由もあるのでしょう。とはいえ、貧乏バックパッカーにとってこの出費が続くのは痛い。
セノーテを堪能するにはシュノーケルよりもダイビングのほうがいい、なんて一概には言えません。もちろん、ダイビングで潜ったほうがより楽しめるタイプのセノーテがあるのは事実。しかし、それと同様、スノーケルだからこそ素晴らしい体験ができる! ってところももちろんあると思うのです(キリッ。
つまりまあ金が無いわけですが、とにかく明日から1泊2日で、スノーケリングにおすすめのセノーテを探すショートトリップに出かけることにしました。最近は、スムーズなバス移動が続いていましたので、ちょっと冒険をしたくなったのです。
本日はシュノーケルトリップの準備をいろいろとやりましたので、その詳細を。
「え、あんたまたフィン買ったの!? 」…はい。
【必要なもの1】フィン
ええ、ええ、買いましたとも。上の写真のやつですね。
私、泳ぐの得意ではなくって。ダイビングのあいまにちょっとフィンなしで泳いでみましたけども、これが全然で。ほとんど前に進まないし、あまり深くまで潜れない。
ダイビングを始めるまであまり水辺に近づいてきませんでしたので、フィンありで泳ぐことのほうがデフォルトになっちゃってるんですねえ。
セノーテをシュノーケリングでたっぷり満喫するためには、フィンは必要不可欠。それなのに、ほとんどのセノーテで、フィンのレンタルはしていないって言うじゃないですか。ライフジャケットいらないからフィン置いといてよ、と思うのですが、フィンの需要あまりないんでしょうねえ。
こないだ、アフリカ北上5か月間をやりましたけど、その際に持っていたフィンはダイビング用で4kgくらいありました。あれは重かった。強がっていましたが、正直、精神的にも肉体的にもかなりの負担でした。
というわけで新しいフィンは、スノーケル用。
CRESSI-SUBというメーカーの「PALAU」というモデルです。軽いので持ち運びも困らないと思います、たぶん。60ドル(約6,000円)。
■トゥルムにあるダイビング用品が豊富なお店
もしこの先、トゥルムでフィンを買いたいなあという人がいらっしゃったら迷わずこちらへどうぞ。
【必要なもの2】マスク&スノーケル
マスクとフィンは日本から持ってきました。
町中のおみやげ屋さんやコンビニでも、リーズナブルなマスク&スノーケルセットを売っていますので、たくさんセノーテに行かれるかたは、いちいちレンタルするより安いし、めんどくささも軽減されると思います。
ちなみに、ダイビングでも使える有名ブランドの本格的なフィン&スノーケルは、フィンのところで紹介したダイブショップでたくさん売っています。ちょっと値ははりますが、使い心地は断然こっちのがいいと思います。
【必要なもの3】水陸両用の靴
マリンシューズ、って言うんですかね。水陸両用の靴。
これ履いたまま歩けますし、そのままフィンも履けます。とにかくずっとこれを履いていればいいという、スノーケラーにぴったりの靴です。このタイプのシューズは、滞在しているトゥルムの町にたくさん売っております。220~250ペソくらい。日本円で1,000円ちょっとなので、おすすめ。
【必要なもの5】水着
水着を着て、その上に、サーフショーツ&ラッシュガードのパーカを着ます。これで完璧。上と下2枚脱げばすぐ水に入れるし、あがったあとは2枚着てそのままバイクにまたがり出発できます。
男性は、海パン+Tシャツでよいんじゃないですかね。
【必要なもの4】原付
そして、最後に大切なのが原付。
レンタルバイク(スクーター)です。これさえあればどこへでも行けますから、一泊二日(正確には48時間)でレンタルしました。
トゥルムの町には、私調べで2軒のレンタルスクーター屋さんがあります。どちらも行ってみて値段を聞いたのですが、片方は24時間で600ペソ(約3,000円)。もう片方は24時間で450ペソ(約2,250円)。かなり差がありまして、ここは迷わず安いほう。
■トゥルムのレンタルバイク(スクーター)ショップに行ってみよう
【お店の名前】Kelly Bike&Sxooter Rental
【場所】
【必要なもの】
- レンタル費用(450ペソ/日)
- 国際運転免許証
- パスポートもしくはデポジット2,000ペソ(約10,000円)
- スクーターを運転した経験
お店に行くと、まず、ドライバーライセンスの提示を求められます。
メキシコはいわゆる道路交通に関するジュネーブ条約の締結国ではないですが、国内法によって日本を含む外国の運転免許証が有効となります。ですので、日本の免許を持っていれば取り敢えず無免許運転にはなりません。
というわけで、日本の免許証があればよいのですが、全部日本語で書いてある免許証はメキシコの人にはおそらく理解できません。ここで初めて日本で取得していった国際運転免許証の出番が訪れたわけです。国際運転免許証、よく見たらスペイン語でもいろいろ表記してあったことに初めて気づきました。
そのあとスクーターを運転した経験があるかと聞かれ、ここ数年は運転してませんが、あるよ、と答えます。
書類を渡され、名前や宿泊先などを書き、決まり事(壊したら弁償します、とか)に了承したらサイン。
そうして、デポジット2,000ペソ(約10,000円)をお渡しし、レンタル費用2日で900ペソ(約4,500円)を払います。デポジットは、返却時に何も問題がければ普通に返してもらえます。
こちらがGETした私の愛車。
レンタル感丸出しで大きく“10”と書かれていましたので、「ディエス号」。スペイン語で10という意味のdiezです。
バイクは本日夕方18:30に借りましたので、返却はあさっての夕方18:30。明日の朝までは、滞在しているホテルの駐車場に停めさせていただきました。
ちなみに、こういったアドベンチャー的なことをやると、ちょっとした事故(入院とかではなく、近くの民家で軽く手当すればすぐ復帰できるレベル)、バイクの故障(バイク半壊程度、修復可能だけどちょっとあわてるレベル)、道に迷う(最終的にはちゃんと目的地にたどり着く前提)などなどのライトでポップなハプニングが起こりがち。
しかし、最初に言っておきますが、残念ながらそのようなちょっとしたトラブルは、一切起こりません。
常に安全運転を心掛け、暗くなる前に目的地に到着し、ガス欠を起こすことなくこまめに給油いたしました。
タイヤにロックかけたまま走り出すとか、シートの下の荷物入れに鍵を閉じ込めるとか、やりそうだけどまあ普通やらないよね、みたいなことを堂々とやってのけるタイプの私ですが、今回はそのようなこともなく、無事にデポジット2,000ペソも返してもらえましたことをここにご報告いたします。
明日は早起きして、セノーテめぐりに出発です。本日も最後までお付き合いくださってありがとうございました。ではまた明日。
初めまして!
今プラヤ・デル・カルメンに滞在しているのですが、mayumiさんの記事が大変参考になります!!
スクーターを借りて、セノーテのスノーケル巡りを楽しみたいと思います。ありがとうございます!
コスメル島、楽しんでください(*^^*)