メキシコ(30)トゥルム&プラヤから行ける! 超美麗おすすめセノーテ発見!!
現在世界一周の途にあります私は、メキシコのトゥルムという町に滞在しております。ここでセノーテダイビングを3本ほど楽しんでみたものの、そのお値段にガクブル。方針を変更し、ダイビング以外でセノーテを満喫する方法を模索することにいたしました。そのために決めたバイク旅。本日はその1日目でございます。
【現在地】トゥルム(メキシコ)
Tulum(Mexico)
【気温】32度(昼)
【天気】晴れ
【通貨】1ペソ=約5円
1泊2日のレンタルバイクの旅スタート
前日の夕方18:30、48時間契約でトゥルムの町のレンタルバイク屋でスクーターをレンタル。そのほか必要なアイテムたちを揃え準備は万端! 詳細は昨日の投稿をご覧ください。
朝7:30、滞在していた「Emotion Tulum」というホテルを出発します。
トゥルム&プラヤ・デル・カルメンから近いセノーテ紹介
メキシコ東海岸には、カンクン、プラヤ・デル・カルメン、トゥルムというような町があります。
それぞれコレクティーボという乗り合いバンで1時間ずつくらいの距離にあり、町の規模でいうと、断トツカンクンがナンバー1。世界中からリゾートを求めて旅行者がおしよせ、日本からもハネムーンしに行かれる方が多いと聞きます。
経済的にそれほど豊かではないバックパッカーさんは、カンクンはささっと通り過ぎ、プラヤ・デル・カルメンもしくはトゥルムに滞在されるケースが多いんじゃないかなあ。カンクンにも安宿が集まるダウンタウンがあるのですが、海に近いのに、海にはなかなか近づけず、内陸でうだうだしているよりは、海にそこそこ近い場所に安く泊まれる町のほうが私はいい気がします。
カンクンが大リゾートなら、プラヤ・デル・カルメンは中リゾート。そしてトゥルムは小リゾート。私がいるのがトゥルム。
本日ご紹介する3セノーテは、トゥルムからもっとも近く、プラヤデルカルメンからもまあまあ近く、カンクンからはそれなりだけど日帰りも全然できますよ、という場所にあります。それでは、さっそくご紹介いたします。
Contents
【セノーテ1】人気の「Gran Cenote(グラン・セノーテ)」に一番乗りしてみよう!!
多くの観光客が訪れるユカタン半島のセノーテの中でも、とくに有名なセノーテがこちらの「Gran Cenote(グランセノーテ)」。国内外問わず人気の高いセノーテですので、日中に行くとどうしてもたくさんの人で埋め尽くされていて、なかなか落ち着いて泳ぐことができません。
というわけで、トゥルムの町を出た私は、まずこちらのグランセノーテへ一番乗りしてやろうと意気込んでおりました。トゥルムの町から約5kmと近いこともありすぐに到着。少し手前に看板があります。
セノーテのオープンは、朝8:10。
7:50には到着してスタンバイ。
もちろん駐車場には誰もいません。それどころかチケット売り場にも誰もいません。「やった、一番のり確定!! 」と思いきや、8:00になると、ミニバン2台が到着なさいました。
なんと日本からお越しのツアーのみなさま2グループ。やはりみなさん一番乗りしたいんですねえ。わかりますわかります。
で、でも私のほうが先に来てたから。
なんて心の中で思いながら、ツアーをアテンドしているメキシコ人のおじさんと「どこから来たんだ? 」「実は私も日本なんですよー」なんて会話をしていると、チケット売り場がオープン。
ツアーをアテンドしているおじさんは、チケット売り場のスタッフさんと顔なじみなのでしょう。にこやかにおしゃべりし、その流れでさらっとツアー参加者さんの入場券をゲットしてしまいました。
え、ちょ、まっ…
さらにもうひとグループの方々も先にチケットをゲット。一見の私は残念ながら後回し…。あーあ、せっかく早起きしたのに…。とはいえここであきらめたら試合終了なので、チケットを買いダッシュでセノーテにむかいます。
ツアーの方々は、セノーテの説明を聞いたりトイレにいったりで、意外とのんびりなご様子。私はというと、パーカーとサーフパンツを脱げばすぐ潜れるように水着もしっかり着込んでおりますから、さっとシャワーを浴びてセノーテに到着。
ビハインドから怒涛の追い上げ(ってほどでもない)が功を奏して、
念願の一番乗りー!!
わぁー透明度たかーい!!
水底くっきりー!!
朝早いので、太陽が昇り切っておりませんが、少し光のカーテン的なものも見ることができました。
グランセノーテは、湖と洞窟部分の位置関係的に、正午を過ぎると水中に光が差し込みづらくなると思います。ですので、午前中のよき時間をみはからって行くのがベストなんでしょうねぇ。
グランセノーテにはたくさん亀がいて、ぷかぷかと泳いでいてとてもかわいい。
透明度の高い湖を満喫し、そこから奥へと泳いでいくと、洞窟的な、鍾乳洞のような場所を見ることもできます。カメの向こう側ですね。
なんというか、セノーテ感ある。人気が高いのもうなずけます。
とてもきれいで、なんだか心が洗われるような気がしました。「一番、一番」と躍起になって過剰に前のめりになっていた自分が恥ずかしくなりました。
グランセノーテね、すごくいいんですが、一つだけ残念なところがあって。ただしそれはセノーテを保護するためには完全に仕方のないことなんですけれども、
フィン使用禁止です。
みんながフィン使うと、湖内部を傷つけてしまいますもんね…。フィンがないとあまりうまく泳げない私は、なんだか不完全燃焼。必死でバタ足しましたが、限界があり、深くまで潜ることができなかったのが歯がゆかったです。
Grand Cenote/グランセノーテ
【入場料】150ペソ(約750円)
【フィンの使用】NG
【営業時間】8:10~16:45
【その他】ロッカーの使用料30ペソ(約150円)。貴重品があるかたは、預けたほうがよいと思います。敷地内広くて緑がいっぱい。カフェもありますので、ゆっくりと過ごすことができそう。
ちなみに、もうひとつ、人気の高い「Dos Ojos(ドス・オホス)」というセノーテには、ダイビングで潜りました。スノーケルエリアでけでも十分きれいなので、こちらもスノーケルにおすすめのスポット。写真も掲載していますので、ぜひどうそ。
【セノーテ2】「Car Wash(カーウォッシュ)」で堪能! 水底に広がる美麗ガーデン
グランセノーテから、さらに4km先に進んだあたりにあるのが「Car Wash(カーウォッシュ)」。別名Aktun-haというセノーテです。道路からもわかりやすい看板が見えますのでトゥルムを背にして左手側を注意して見ておいてください。
セノーテのほとんどは個人の所有物で、それぞれ別々のオーナーのもと管理されています。ですので、各セノーテごとに入場料が必要です。セノーテカーウォッシュは昔は洗車場だったそう。で、なんとなくそのイメージが強くて実はあまり期待しておりませんでした。木々がうっそうと茂っていますし、なんか水とか濁ってんのかなって。
ところがところが、まったくそんなことなくって!!!
むしろ、このセノーテすごく好き!!
ではご覧ください。
水底にね、植物が生えてるんですよ。それが光に照らされてキラキラ。
水中とは思えないほどくっきり。
水の中に庭があるみたい。
水中に沈んだ別世界が美しすぎでやばいぃぃぃ。
光の入り方も美しくって、うっとりです。
周囲を覆う木の根っこも素敵でしょう。
ラピュタ的な?
降り注ぐ光がキレイってもんじゃないです。朝9時過ぎです。この時間帯、すごくおすすめ。
いやー、ここはいい。すごくいい。
敷地内にそのほかの施設はありませんが、ベンチがあります。下手にバーやカフェが完備されているよりも、人の手があまり入ってない自然の状態が好きな方は気に入ると思います。
お弁当持ってきてここで食べるとか。森林浴がとても気持ちの良い場所です。たぶん、そんなに人気が高くなくって、私がいる間、誰もお客さんは来ませんでした。たまにダイバーさんが来るそうです。
Car Wash/カーウォッシュ
【入場料】50ペソ(約250円)
【フィンの使用】OK
【営業時間】8:00~17:00
【セノーテ3】クリアな水でお魚とたわむれる「Cenote Zacil-Ha(セノーテ サシルハ)」
続いてご紹介するのは「Cenote Zacil-Ha(セノーテ サシルハ)」。「Car Wash」からさらに200mくらい進んだところにあります。入口に大きくサシルハと書かれています。
この2つのセノーテはすごく近い場所にありながら、周囲の雰囲気は正反対。森のど真ん中にある感じのカーウォッシュと違って、サシルハのほうは、敷地内にお酒も出すバーなんかがあり、
ビーチチェアも並べられていて、なんとプールまであるんです。
え、セノーテで泳ぐのにプールもあんの? と少し疑問ではありましたが、設備が充実。セノーテ、実はけっこう水が冷たくって、水着で長く入っているとわりと凍えちゃう。
そこで、寒くなったらビーチチェアで日光浴。優雅にカクテル飲みながらね。で、暑くなったらまたセノーテへ、なんて贅沢なことをして過ごせるのがいいですねえ。
さあそれでは、セノーテをご覧いただきましょう。これが全景。
謎のオブジェあり。
そして水に入ると見られる景色がこちら。
はしっこのほう、わかりますかね??
光の美しさもさることながら、ここは、小魚の楽園なのです。
群れになってゆっくり泳ぐお魚たち。
水が透明なので、まるで飛んでいるみたいです。
水底の砂の白さが、さらにセノーテを明るく感じさせます。それにしてもすごい数。
私がいる間、何組か家族連れや、欧米からお越しのグループなどを見かけました。とはいえ、混雑しているとかではまったくなく、むしろ閑散としています。そこがいい。こちらもまた魅力的なセノーテでございました。
Cenote Zacil-Ha/セノーテ サシルハ
【入場料】50ペソ(約250円)
【フィンの使用】OK
【営業時間】10:00~18:00
上記3つのセノーテのマップと、プラヤ・デル・カルメン&トゥルムからの行き方は以下の通りです。
■タクシー
グランセノーテまでは、どちらの町からも片道60ペソ(300円)前後だそうです。
■自転車
片道10kmなので頑張れば行けないこともないと思います。
自転車でがんばるか、タクシーで行くか。人数集まればタクシーのほうが断然ラクなのは確か。でも、グランセノーテあたりからタクシー拾えるのかどうかが分かりません…。カーウォッシュとサシルハも行くならまたタクシー拾わないといけませんし…。悩むところですねえ。
さすがにこの3つのセノーテのためだけにレンタルバイクをする必要はないと思います。楽しいですけどね。
そんなこんなで本日は3つのセノーテをご紹介いたしました。完全なる独断と偏見、個人の好みの問題ではありますが、本日の投稿の中で私が一番好きだったのは「Car Wash(カーウォッシュ)」です。
グランセノーテに行かれる方は、ぜひぜひセットにするとよいんじゃないですかね。ただ、このセノーテのこの景観、たぶん、ちょっと観光客の数が増えるとあっという間に失われてしまうんじゃないかなぁと思います。
すごくデリケートな感じしました。
これからしばらくは、いろんなセノーテをご紹介してくことになると思います。最終的なナンバー1セノーテは果たしてどこになるのでしょうか…。
それでは本日はこれにて終了。このあと、トゥルムやプラヤ・デル・カルメンから約1時間で行けちゃうマヤの遺跡に行きました。その名は「KOBA(コバ)遺跡」。そして、コバ遺跡から近い3つのセノーテの情報も。そこらへん詳しくは明日の投稿にまわします。
それでは本日も最後までお付き合いくださってありがとうございました。
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