メキシコ(34)セノーテを有する町バリャドリッドと魅力的すぎる近郊の4セノーテ
現在メキシコを旅している私は、世界一周の真っ最中。滞在はトゥルムという町なのですが、そこから1泊2日のレンタルバイク旅を敢行しております。昨日の宿はトゥルムから約100km離れた「Valladlid(バヤドリッド)」。目指すはセノーテ!! 本日も怒涛のセノーテ祭りをお楽しみください。
【現在地】トゥルム(メキシコ)
Tulum(Mexico)
【気温】32度(昼)
【天気】晴れ
【通貨】1ペソ=約5円
朝一、宿を出発して向かったのはチチェンイツァからほど近い有名なセノーテ「Cenote IK KIL(セノーテ・イキル)」。最初に訪れたときには、たくさんの人であふれかえっていたため、セノーテで泳いでみる気にならず、なんとなく不完全燃焼で終わってしまいました。
そうしてリベンジをはたすべくやってきた2回目のセノーテ・イキル。どうしても人がいない時間に来てみたいぃぃぃ!! という一心でバイクを走らせる執念深い私は、めでたく1番乗りを果たしました。こちらの投稿。
そうして、再びバヤドリッド周辺にUターン。
本日私は、バヤドリッド周辺の4セノーテを制覇したいという目標を掲げているのです。ご紹介するセノーテは以下の通り。
①Cenote X-keken(セノーテ エクセケケン)
②Cenote Samura(セノーテ サムラ)
③Cenote Oxman(セノーテ オシュマン)
④Cenote Xaci(セノーテ・サシ)
地図はこちらです。
まずは①Cenote X-keken(セノーテ エクセケケン)と②Cenote Samura(セノーテ サムラ)。この2つのセノーテは、1つのセノーテパーク的なところにあり、一緒に管理されています。
到着すると、チケット売り場がありますので、そこでチケットを購入。どちらか1か所のみも購入可能ですし、両方セットで買うこともできます。
2種類のセノーテで100ペソ(約500円)。
ゲートを入ると、広場があります。
ここから左に行くと①Cenote X-keken(セノーテ エクセケケン)、右に行くと②Cenote Samura(セノーテ サムラ)です。
まずは左に曲がり①Cenote X-keken(セノーテ エクセケケン)に。
①Cenote X-keken(セノーテ エクセケケン)
セノーテにたどり着くまでにはそんなに距離はないはずなのに、なんだかぐるぐるとお土産屋さんの中を歩かされます。
刺繍がかわいい民族衣装なんかもたくさん売られておりますので気になる方はぜひー。
そうして到着いたしました。こちらのセノーテも、昨日のCoba遺跡周辺のセノーテ同様、地下世界へと続く階段が。
内部は暗いのかなあ…
と思いきや、あ、明るい!!!
地上から光が差し込む素敵な景観。
水の色もまたこれ美しいじゃないですかー!! 写真映えするなあー。
鍾乳洞も見事なもんです。太陽光が穴から入ると、こんな幻想的な情景を拝めます。
まるでスポットライトみたい。そして水中から差し込む光を見上げるとこうなります。
ところどころにろうそくが設置されていて、その光もまたいい感じでございました。
中央広場まで戻りお次は②Cenote Samura(セノーテ サムラ)。
②Cenote Samura(セノーテ サムラ)
こちらもまた、地底湖ですか。
地下へと続く階段のドキドキ感ったらないですよ。
そうして降り立ったところは…
紅の豚のポルコの隠れ家を洞窟の中に持ってきた感じ。
こちらも太陽光が見事なスポットライトを演出していて、奇跡のような光景が広がっておりました。
■Cenote X’keken(セノーテ エクセケケン)&②Cenote Samura(セノーテ サムラ)
【料金】100ペソ(500円)※2セノーテ
【営業時間】9:00~17:00
【フィンの使用】OK
自然が作った美しすぎる造形。光の入り方が芸術的な2種類のセノーテを堪能したところで次なるセノーテに移動します。
次のセノーテまでは、「Maps Me」という地図アプリを見るとショートカットできそうな雰囲気。点線で道が描かれておりましたて、そこを通るのが最短距離。
これが大失敗。
すげーダート。
オフロード専用車じゃないときついです。スクーターのタイヤがとられまくって、まじで転倒するかとヒヤヒヤしました。さすが点線で描かれているだけある。もしこの先原付で行かれるかたがいらっしゃいましたら、この道は避け、多少遠回りでもおとなしく点線ではない道路を通りましょう。
とはいえ、一度ダートに突っ込んだからには戻る気にもならず、ひたする突き進みます。なんとか無事に舗装路に出た。と思ったら、次のセノーテに向かう一本道はショートカットとかではなく、標準でガタガタ道。
これはきつい。とんでもない山奥です。しかし、セノーテこちらの看板を見てしまったからにはどうしても行ってみたい。
あきらめずにがんばります。そうして到着しました、③Cenote Oxman(セノーテ オシュマン)。
③Cenote Oxman(セノーテ オシュマン)
このセノーテは、同じ宿に泊まっていたメキシコ人の男の人が超イチオシだぞ!!! と教えてくれたセノーテです。ここに来るまで存在を知りませんでした。
えっとー…セノーテへの入口、これですか? とても質素。
本当にこの下にイチオシがあるんですか!? あまり期待が持てないまま階段を降りていくと…
!?
やばっ!! すごいじゃん!! キレイじゃん!!
チチェンイツァ近くにあるセノーテ・イキルと同じタイプの井戸型。サイズはちょっとこちらのほうが小さいかなあ。
でも、でも、こっちのがもっとこう、草とかツルとか木の根っことかがたくさんで、ラピュタ感ある!!
植物に勢いがある。
そして水の透明度も高い!!
光の入り方もキレイ!!
ここはすごいねー、いいねー!!
水中から上を見上げるとこうなっています。
水がクリアなので、上の景色もくっきり。偶然のアングルですが、なんかハート形に見えませんか。見えますね。愛のセノーテと名付けましょう。
ここは、場所が場所なんで、観光客の数が圧倒的に少ないです。地上にはプールやバーがありますので、1日ゆっくり過ごすのもよいかもしれません。
■Cenote Oxman(セノーテ オシュマン)
【料金】40ペソ(200円)
【営業時間】10:00~17:00
【フィンの使用】OK
さあそして、本日最後に訪れたのが④Cenote Xaci(セノーテ・サシ)。なんとこのセノーテは、バヤドリッドの町のほぼど真ん中にあるんです。セノーテを有する町なんて素敵。
④Cenote Xaci(セノーテ・サシ)
Cenote Zaci(セノーテ・サシ)は町の中心のソカロ(公園)から徒歩圏内です。観光用にしっかりと整備されたセノーテで、旅行者も地元の方もたくさん来られているようです。入口はこちら。
また地下かぁ、と思いきや、
半地下ー!!
っていうか、ここもまたフォトジェニックゥゥゥゥ!!!!
上から落ちてくる水のラインがすげーかっこいい。
半ドーム状になった大きなセノーテは、ギリシャとかにあるコロッセオみたいです。セノーテのまわりをぐるっと一周歩いて回ることができ、いろんな角度から楽しめるんですねえ。
水の透明度もなかなかのもので、お魚も苔もくっきり見えました。
こんなものがさらっと町の中に存在しいているなんて贅沢だなあ。暑い日はセノーテで泳いでクールダウンし、疲れたら洞窟的な場所で休めます。
バヤドリッドに行かれた際にはぜひ足を運んでみてください。
■Cenote Zaci(セノーテ・サシ)
【料金】30ペソ(150円)
【営業時間】8:00~17:00
【フィンの使用】OK
こうしてバヤドリッド周辺の4セノーテをたっぷりと楽しんだ後は、トゥルムまでのロングドライブが待っています。
私の移動経路はこのような感じでして、
ここバヤドリッドからスタート地点のトゥルムまでは107km。原付で107kmはけっこうめんどくさいです。もうバスで戻りたい気持ちでいっぱいです。とはいえ、借りたもんは返さないといけませんので、トゥルムまでちゃんと戻るんですけどね。バイクの返却時間は18:30。時差が1時間あり、途中で+1時間されてしまいますので、15:00にはバヤドリッドを出発しました。
道はひたすらまっすぐです。最後まで気を抜いてはいけませんから、慎重かつスピーディーな運転を心がけます。2時間かかってたどり着いたトゥルムの町。
沈みゆく夕日の迫力。情熱的な色ですなあ。
最後にガソリンを満タンにしてバイクを返却いたします。レンタルバイク屋の情報はこちらをご覧ください。道路を挟んだ真向かいにガソリンスタンドがありますので、ここで給油するのがよいでしょう。
18:20、10分の余裕を持たせて無事バイク返却。転んでないし倒してないし、何もおかしなことはしていませんので、無事にデポジット2,000ペソ(約10,000円)も返却されました。
1泊2日、セノーテを探す原付旅、とても有意義でございました。原付は自由がきくのでとてもいいです。チチェンイツァまで行っちゃうとけっこうな距離になりますので、“超おすすめ”というわけではありませんが、Coba遺跡&セノーテは原付でもいいかなあと思います。バイクの運転(安全面で)に自信があり、暇で暇でしょうがない方はぜひどうぞー。
それでは本日の投稿はこれにて終了。最後までお付き合いいただきありがとうございました。ではまたあしたー。
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