一時帰国(7)バックパッカー用! 新世界に向けた旅の荷物・改
現在世界一周を10日ばかり中断し、実家のある山口県に帰省中でございます。世界一周とそれに付随するもろもろの事実を何ら知らされていない父親といっしょにリンゴ狩りに行ってきましたー。
このリンゴ、すごくいい名前ー。
そんなのんびりした日常ではありますが、あさってからは再び旅に身を投じるわけで、ここらでちょっと旅の荷物の振り返りと、次回に向けての改善点などをご紹介したいと思います。
まず見ていただきたいのはこちらですね。
2016年5月、世界一周を7日後に控えた私が旅の荷物を一挙大公開した投稿です。「全部持ってく系」とか言って、ほんとに持っていきたいものをほとんど我慢することなく詰め込んだ結果、
バックパック(karrimor/flyer 50-65L):18kg
サブバッグ(karrimor/eclipse 28L):7kg
フィンバッグ:5kg
総重量30kg
この時点でうわぁーってなる方もいらっしゃるかもしれませんが、アフリカ北上5か月の間に、おみやげ的なものがどんどんどんどん増えてゆき、最終的に、エジプトを出国するときには
バックパック:23kg、サブバッグ:10kg、フィンバッグ:12kg
総重量45kg
にまで膨れ上がっておりました。これでも、最後エジプトのホテルでいらないもの少し捨てたんですよ。
どうしたら荷物の重さが1.5倍になるのか。それは私にもよくわかりませんが、とにかくこの重量ですと、自力歩行は500mが限界。もろもろの臓器が圧迫され、呼吸も困難になっていましたねえ。
持っていきたいものを我慢せず持っていくということは、多少の重さは我慢しなければならないということ。
そして、好き放題お土産を買い、少しづつ少しづつ、荷物の重量が増えていきますが、それもまた自分の意思でやっていることですから、黙ってひたすら耐えるしかありません。
結果どうなったか。
想定外の事態が起こります。
体つきが、目に見えてがっしりしてくる。とくに肩、腕あたり。
筋肉を成長させ大きくするためには、トレーニングで徐々により大きな負荷を筋肉に与えていくことが必要です。
そうすると、筋肉が常にその負荷に適応していき、体にどんどん筋肉がついていきます。
より大きな負荷 = より大きな筋肉
と単純に頭の中に思い描いていいと思います。
『筋肉ブログ』より引用
まさにこの現象ですね。負荷は少しずつ大きくなり、それと同時に私の肩と腕の筋肉もまた同様に成長を遂げ、結果、ビーチでの熱い視線も独り占めできちゃう逆三角形ボディに仕上がりました。
いや、実際問題そこまでではありませんが、それでも、写真を見た友達に
「ちょwwまゆちゃんがっしりしたぁ」なんて言われるほどには変貌を遂げてしまってはいるのです。日本で半袖着られなーい。
というわけで、これから世界一周に出発なさる方に言いたい。
持っていきたいものを全部持っていくのもいい。そんで、その重さを我慢しながら旅をするのもいい。重くてもなんとかなりますし、出発時、23kgのバックパックなんて重すぎて持ち上げられなかった私も、帰るころには軽々と持ち上げられるようになっていました(←ww)。
しかし、その結果、体にどういった異変が起こるか。今はまだイメージが付きづらいかもしれませんが、しっかりと先を見据えて荷物の選定をしてください。
それでは、旅の後半の荷物をさくっと。
バックパッカー的世界一周の持ち物・改
私の場合「これ持って来ればよかったー!! 新たに買い足さなきゃー!! 」なんてものはあまり思いつきません。あれだけたくさん持っていけばそりゃそうだとは思います。
ですから、今回の見直しでやることは、必要なかったものを削り、消耗したものを買い足す、この2点です。
①バッグ
karrimor「flyer 50-65」
サイズ:高さ74×幅39×厚み32㎝
重さ:2,000g
カラー:Black
あれほどたくましくなりたくないと言いながら、それでもバックパックを使い続ける根性はたいしたもんだと思います(自分で)。
でもなんか、やっぱり、スーツケース転がしてる自分がイメージできないんだよなあ。この5か月で、最初よりは荷物のパッキングも早くなったし、使い勝手に何の不満もありませんし、何よりこのバックパック好きなんですよ。
スーツケース、コロコロ(スイッチパック)、バックパック、結局どれがいいんだろう。
これは多くの旅行者を悩ませる永遠に解決することのない難題だと思います。旅先で見かけた方々も、使っているバッグは様々で、正直、どれが一番っていうのは一概に言えないと思います。
っていうかね、正解はないと思います。インフラ最悪のアフリカだって、スーツケースの人いっぱいいましたし、逆に、日本でバックパック持ってる旅人さんも見かけますよねえ。たぶんこのご時世、どこでどんなバッグを持っていようと、どうとでもなるんじゃないでしょうか。
というわけで、人の意見は参考にしないで、自分が好きなのを持っていく、でいいと思います。Google先生に聞いても、正解は教えてくれません。
まずは、世界一周をしている自分を思い浮かべてみてください。
どこを歩いていますか? コロニアル風のおしゃれな街並み? 乾燥した灼熱の砂漠? 険しい山道? 爽やかな海辺の小道?
そのときあなたはどんなバッグを持っていますか?
そうです。それこそが、あなたが選ぶべきバッグです。
というわけで、メインバッグは変更なし。
しかし、サブバッグは変更します。eclipse 28Lはお留守番。新たに投入したのは、
【KELTY MOCKINGBIRD2.0】
今回のために買い足したのではなく、もともと持ってたやつなんですけども。なぜ変えたかというとですね、今まで使っていた「karrimor eclipse 28L」は、大変便利なことに、ポケットがいっぱいあって、いろいろと小分けにできるという特徴があったんですねえ。
ところがこの機能、使いこなせるかどうかというのは、使い手の性格によるものが大きかったようで…。
整理整頓苦手ー!! バッグの中すぐぐちゃぐちゃー!! 何をどこに入れたか分かんなーい!!
という私のような人間には、このバッグの良さを存分に引き出してあげることができず、まあ簡単に言っちゃうと、バッグから何かを取り出したくても、どの部分に入れたかをいちいち思い出せなくて、
ありとあらゆるポケットを開け続けなければならなかった、と。こういうわけです。
何度も何度も何度も何度もファスナーを開閉する毎日に疲れました。じゃあ、新たに投入したモッキンバードはどうかっていうと、
基本的に使うのは、メインのスペース。
しかもここファスナーでがっつり開きますから、あれこれ探すのが簡単。
そして、便利なのは、フラップ部分のポケット。
バックパックを背中に背負って、サブバッグを正面に背負った時、このポケットがちょうどいい位置にくるんですよ。ちょっとしたものが取り出しやすいんですねえ。
あとは、背面にあるファスナーポケット。
書類一式を入れるのにぴったりですし、ガイドブックや地図を入れるとくのにちょうどいい。クッション性のある素材を使用しているので、私は持ってませんけど、タブレットを持ち歩く方は使い勝手がいいんじゃないかなあ。内側にちゃんとPC用ポケットもありますので安心。
最後に、防犯性能に関して。南京錠とかを付けられる仕様にはなっていないので、そこ拘りたい方にとっては、全然アウトだと思います。でもあれです、私アフリカ5か月、サブバッグに鍵かけたこと一回もありません。
街歩き用バッグに関しては、変更なし。後半も、攻めの姿勢で挑もうと思います。
②デジタルガジェット
先日こちらで紹介しました。
デジタルガジェット改。今回はこいつらががんばってくれると思いますので期待しましょう!!
③衣類・靴
さすがの私も、学習しました。
服はそんなに必要ない。
こんなにたくさん持って行っても、着る機会がなくって、別に着なくていいのに無理やり着た服もあるくらいです。あと、後半はそんなに寒い場所に行く予定はないので、長袖をがっつり減らしましたー。
好きな服を好きなだけ持って行ってらいいとは思うんですけど、いくつか気づきを。
- 乾きづらい服はほんとにストレスになる。
- たくさん持って行っても、結局好きな服ばかり着る。
- 白は汚れやすい。
- ユニクロのウルトラライトダウンは神。
そのへん踏まえて、上の服に、薄くて乾きやすいパンツ×2、Tシャツ×1(白ww。白いTシャツが好き)を足しましたー。それくらいかなあ。
あ、それから下着。
「荷物も胸も、軽量コンパクトこそ正義」ということを世界にむけて訴えかけた、涙なしでは読めないこちらの投稿通り、
カップ付きブラ&キャミソールで問題なかったですー。エロいやつじゃないほうが、絶対に絶対に心置きなく干せます。
靴は、アフリカ5か月で全滅。スニーカーとスポーツサンダルとビーサン、すべて破棄してきました。
といわけで後半は、エジプトで買ったコンバース(のようでたぶんコンバースじゃないやつ)と、マレーシアで買ったビーチサンダル。
③薬・健康管理
薬類、たくさん持って行ったんだよなあ。
それなのに、必要な時に持ってない、という痛恨のミスもあったうえに、多すぎたので減らしました。正露丸とか胃薬とかは必要なし。反対に、体調悪い時にとにかく飲んだ風邪薬と、ダイビングの時にお世話になった酔い止めは追加投入。
④美容・衛生関連
お化粧品は必要最低限でした。
そして、当初の予想通り、お化粧しなかったなあ。そんですぐファンデーションの色も合わなくなっちゃったし。日焼け止めすら塗ったり塗らなかったりで、本当にこれは良くなかった。後半は、せめて日焼け止めはちゃんと塗ろうと思います。
⑤ダイビング・海
えー、後半、フィンは持っていきません。
あれこれ聞かないでください。とにかくフィンはお留守番。マスク、ダイコン、ラッシュガード、ウォータープルーフバッグ、水着は持っていきます。
世界一周に出発する前と比べての変更点はこんなもんです。最後に、私個人の、持って行ってよかったものをどうぞー。
【私的持って行ってよかったものBEST3】
・ライト
実用面でいうと、ライトは本当に役に立ちました。アフリカ夜真っ暗。電気の消えたドミトリーの室内や、真っ暗なキャンプスペースのテントの中など、使うシーンがありすぎました。ライトは本当にちゃんとしたやつを持っていったほうがよいと思います。
懐中電灯にもランタンにもなるうえに、ライトの明るさ調整もできるすぐれもの。テントの内側につり下げられるし、とにかく便利でした。
Black Diamond(ブラックダイヤモンド) オービット BD81012 グラス
・イヤホン
これがないとやっていけなかったと思います。音楽は必要。餞別でいただいたものですが、外の音をほぼほぼシャットアウトしてくれるのが本当にありがたかったです。うるさいと寝られない、というデリケートな体質ではないのですが、長時間の移動や疲れているときなど、音楽に集中したいシーンは星の数ほどありました。
・コーヒー一式
コーヒーに興味がない方は、なぜ私がここまでコーヒーコーヒー言うかまったく理解できないと思います。でも、あるとないとでは大違い。コーヒー自体も大切ですが、ゆっくりと心を落ち着けてコーヒーを飲む「時間」というものもまた、私には必要なのです。
一時帰国中に、旅行に持ってくと便利なコーヒーグッズを追加購入しましたのでご紹介いたします。
上の写真の黄緑のやつ。ドリッパーおひとり様用。トラベルポットの内側に入るサイズなので、持ち運びもしやすいです。
繰り返し使えるコーヒーフィルター。中南米どうなのかわかりませんが、アフリカの田舎のほうではペーパーフィルターを売ってない場所が多かったので念のため。洗うのがめんどくさいときはペーパーフィルター使います。
イヤホンとコーヒーミルは、遠回しと思いきや、あからさまに「よこせ」という投稿をし、確信犯的にお餞別でいただいたものです。こちらの投稿。
私、大事に使ってますよ! そんで使うときに、くれた人のこと、ちゃんと思い出してますよ!!
こうして準備をしていると、「また旅に出られるんだー」とドキドキわくわくしてまいりますねえ。5か月前の気持ちがよみがえります。ちなみに、準備二回目だからってなめてると痛い目見ます。全然終わんなかったです。
最後に、上で紹介した「持ち物リスト」のほかに、私にはもう一つ大切なリストがあります。それがこちら。
【ダメ! ゼッタイ! リスト】
野宿
ヒッチハイク
暗くなってからの一人歩き
ドラッグ葉っぱ関係
不純異性交遊
やむにやまれぬ事情があり、仕方なくやらざるをえなかった野宿。
そしてヒッチハイク。
でも、暗くなってからの一人歩きはほんとにしてませんし、ドラッグ葉っぱ関連一切興味なし。“不純”でなければ異性交遊のひとつやふたつあってもよかったんじゃないかっていう気がしなくもないですが、まあ、なかったですよね。
旅の後半も、このリストに忠実に、安全第一でいってみようと思います。
では、本日はこれにて終了。ではまたあしたー。
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