旅の準備|「女性バックパッカーってメイクとかどうしてるの? 」は愚問
「女性の長期旅行に化粧品は必要ですか? 」
「女性のバックパッカーはメイクとかどうしてるんですか? 」
このような質問をよくインターネットの旅行サイトとかYahoo! 知恵袋とか、そんなんで見かけますが、そんなこと聞くもんじゃありません。
かわいいは正義。
不変の真理です。これは決して相対的なことを言ってるわけじゃないんですよ。あたりまえですけど、見た目がね、北川景子か私か。どっちが得かっていったら、完全に北川景子です。だからって別に何とも思いません。それはそういうものだから。誰かと比べてどうこうじゃないのです。メイクを頑張れば北川景子になれるかっていったら、そんなんできるわけあるか。私だって百も承知。私が言いたいのは、
スッピン上等「100%の私」と、精一杯盛りに盛った「120%の私」と、どっちがより得をするか。
これはね、もう、答えは明らかです。120%に決まってるじゃないですかー。何言ってるんですかー。
世界一周の旅の途にあろうと、飯田橋でこそこそパソコンに向かっているときであろうと、表参道でキャッキャうふふをやってるときであろうとなんら変わりはありません。
冒頭で述べた質問(愚問)についてですが、これに回答なさってる方、みなさん答えづらいんでしょうねー。「日焼け止めはマスト」とか「パウダーよりリキッドがおすすめ」とかいって、ちょっと論点ずらして回答してますもんねー。なーんかにごしちゃってるなー。だから、私代わりに言いますね。
長期旅行中であっても、化粧するメリットがあるな、と思えばそのときは化粧をします。メリットなんも感じられねーなって思ったときは、しません。
「かわいい人にはやさしくしてあげたくなる」これは万国共通です。「ちょっとでもかわいく見られといたほうが得だな」って、「可能な限り盛っといたほうが得るものデカいな」って、「1割でも2割でも増しといたほうが最終的においしい思いできるんじゃないかな」って。そういうときは、メイクするでしょそりゃ。
要は自分にとって何かしらの利益があるかどうか。バックパッカーとか関係ありません。メイク道具は持参する。これ一択です。
「mayumiさん、あなたそこまで分かってるくせに、なんでたまにスッピンで会社来ちゃうの? 」
って。私を知ってる人は思うでしょうね。
だってメリットないじゃないですかー。なんかありますー? 教えてほしい。男性の方に言いたい。めったにないとは思いますが、女性が自分の前にスッピンで現れたとき。その理由は二つ考えられます。
①わざわざメイクをして「かわいく見られたいな」って思うほどの価値が、あなたにない。
②あなたが、人を外見じゃなく内面で判断する人だと思ってくれている。飾り立てた表面上の美しさより、内側から輝く人間の真の魅力を理解できる人なんだって。
まあ、9割がた①でしょうけどね。
「女を捨ててる」この言い回し、あまり好きではないですが、今の私の生活態度はこう言われても仕方ない。何ら言い返す言葉が思い浮かびません。「社会人としてのマナー」以外にしっかりメイクをして会社に行く理由が見つからない。上で言う理由その①なんですもん。メイクが義務化されちゃっててつらい。ただね、「今からそんなんじゃ、絶対海外でもメイクしないでしょ」なんて思ったら大間違いですから。
能ある鷹は爪を隠す。
私のポテンシャルなめんな。世界一周なんてね、食うか食われるか。弱肉強食を絵に描いたような日常が待ってるわけですよ。今までなるべく使わずに大切にとっておいた“女子力”、ここで発揮しないでいつ発揮するんですか。いざとなったら私はね、一度はドブに捨てた「女」の部分を黙って拾い上げ、そのままパンパンって軽く汚れを払ってなんの躊躇もなく再びこの身に宿す覚悟はありますよ。
ということで、コスメ&美容関連の旅グッズいきまーす。
■メイク道具
とりあえず、この小さなポーチの中にベース、リキッドファンデーション、フェイスパウダー、チーク、マスカラ、リップが入っています。コンパクトにまとまりました。
序盤でかなり煽ったわりに必要最低限ですけどね。でもこれ今使ってるやつを小さい容器に入れ替えただけで…。今どき中学生でももっとお化粧品持ってるんじゃないかなー。もうちょっと力入れたい人は、アイラッシュ、アイシャドウ、アイライナー、コンシーラー、ハイライト、口紅などをプラスしてください。やればやるほど効果を発揮しますから、ありったけ持って行けばいいと思います。
コスメ以外の美容系アイテムは、無印良品のポーチに入れます。
吊るせるので便利なんじゃないかって。
今まで吊るして使ったことはないですけど、もしかしたらこの先吊るしたくなる日がくるかもしれません。下で紹介するアイテム以外にも、綿棒とかクシとかヘアピンとか毛抜きとかなんやかんや入ってます。
■日焼け止め
ボトルタイプは、心おきなく全身に毎日たっぷり使う用。NIVEAのは値段が安いから。あと肌にやさしそうだし。念のため詰め替え用も。普段まともに日焼け止めなんて塗らないから、どのくらい持って行けばいいか分かりません。そして、ここぞというときは、ANESSA「パーフェクトUV アクアブースター」。海とか砂漠とか、今日は完全に焼けますよっていうときにこっちを使います。お値段が高いですからね。でも高いやつは効果も高い。体感ですけど、これはあると思います。ANESSA「パーフェクトUV アクアブースター」はウォータープルーフなのに石鹸で落ちます。専用のリムーバーがいらないのはありがたい。
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■洗顔・基礎化粧品
その昔、雑誌の編集者時代にね、ほんのひとときですけども、ビューティー関連の担当をしておりました。美容アイテムにさほど興味はなかったんですけど、知識だけはつきましたから、おすすめを2点。
【洗顔】shu uemura(シュウウエムラ) アルティム8 スブリム ビューティ クレンジング オイル
メイク落としと洗顔を兼ねるならこれ。オイルなんですけど、メイク落とししながら水を加えて乳化させて使います。そうすると汚れも落ちるので、ダブル洗顔の必要なし。1本で2役ですから、荷物を減らしたいバックパッカーにはありがたいですね。
もし空気悪そうなエリアに行くなら同じシリーズでも「A/Oユースグロークレンジングオイル」のほうがいいかもしれません。大気汚染物質までもオフしてくれちゃうそうです。
shu uemura シュウ ウエムラ A/O ユースグロー クレンジング オイル 450ml
【基礎化粧品】RMK(アールエムケー)スキンチューナー トリートメント(M)モイスト
化粧水と乳液を兼ねるならこれ。1本でこの両方の効果があるので、めちゃめちゃ乾燥肌の人以外は、これさえあればシャワー後のケアが完璧。「モイスト」とか「エクストラモイスト」とかあるので、それを使えばいいと思います。
洗顔も化粧水も、現在すでに使用中。日本とか海外とか関係なくいろいろ付けるのがめんどくさいタイプです。とにかくなんでもかんでも1本で済むなら最高。兼ねて兼ねて兼ねまくればいいと思う。だからこれそのまま持って行きます。今から買う方はぜひいかがですか? ドラッグストアにもこの手の機能持ったやつ売ってますけど、上記2点はほんとに使用感ぜんぜん違いますよ。値段が高いけど。
この量だと、大きすぎてポーチに入らないので、小分けボトルを買って入れ替えます。旅の途中で使い切ってしまうと思いますが、きっとそのころにはスキンケアとかどうでもよくなっているでしょうから問題ありません。あとは適当に現地で買います。アフリカでどんなのが買えるか知りませんけど。
■シャンプー・コンディショナー
ドラッグストアで買ったリンスインシャンプーを、「Can☆Do」のドリンクボトル(100円)に入れ替えてみました。ドットのほうはリンスインシャンプー。無地のほうはコンディショナーです。中身が減ると小さくできるのがうれしいです。パッケージに「冷凍庫で凍らせて使える!! 」と大々的にうたっていますが、
リンスインシャンプーを凍らせて使用することはないと思いますので、この機能はいらなかったなー。
私の予想では、アフリカってたぶん、
・お湯でない
・水量少ない、水流弱い
・バケツにたまった水使えとか言われる
みたいな感じ。おまけに夜はかなり寒いですから、ガタガタ震えながら少ない水でシャンプー洗い流してコンディショナー洗い流して髪の毛サラサラ~みたいに余裕ぶっこいてられないんじゃないかと。シャンプー終わった時点でタンクが空になってシャワー終了とかね、実際ありますからこういうこと。だから、リンスインシャンプー+リンス。シャワー環境が不安定なときは、リンスインシャンプーで済ませる。ただリンスインシャンプーだけではキシキシするっていう話なので、余裕があるときはリンスもするっていうスタイルでいきます。
これならある程度、髪のキューティクルとかも保護できるんじゃないかなーって。できなくてもまあ仕方ないかなーって。
最後に言っておきますが、ちょっとメイクしてるからって、ボラれない、ディスカウントしてくれる、乗り合いバスでいい席座らせてくれる、とか思ったら大間違いですから。世の中そんなに甘くありません。ふつーに「そんなん知ったことか」って言われちゃいますからね。
結局最後は髪の毛ふり乱して汗だくになりながらほこりまみれでガチ喧嘩する羽目になると思います。その可能性9割。それでもなお「女子たるもの、メイクは絶対必要☆」って胸を張って言えたなら、これはもう世界に通用する女子力の持ち主だと思っていいでしょうね。
本日も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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