旅の荷物に関してGoogle先生と話が全然かみ合わないから困る
「エイプリルフールに退社の報告をするリスクについて考えたことあるのかな」
って、直属の上司がアレなので私は不安でいっぱいでしたが、昨日無事に社内での箝口令が解かれ、「mayumi会社辞めるってよ」が公式発表されました。「またまたーそんなこと言っちゃってー。それあれでしょ? エイプリルフール的なやつでしょ? 」みたいなくだけた雰囲気になるでもなく、非常にさらっと、これ以上ないくらいに淡々と退職しますという報告がなされました。
「4月いっぱい在籍になるので、今まで通り新着案件はそのままやってもらって…」とか言い出した時には「話が違うじゃねーか」と思いはしたものの、まあ年度初めのバタバタしている時期に辞めるとか言い出すバカは私なので、それはもうグッとこらえて退職のその日まで身を粉にして働きます。
あれですね、転職サイトとかで、退職のベストタイミングは区切りのいい「年度末」を推奨してますけど、完全に会社と職種と上司の能力によりますね。上司がアレな場合は、年度末をずらしたほうが親切だったなあと今になって思います。ごめんなさいね見くびってました、逆の意味で。
昨日まではそれでも、「1年間休暇ってことにして戻ってくるとかでもいいんじゃないの? 」みたいなことを言っていただいたりしました。しかし私は辞めたくないのにしぶしぶ辞めるのではなく、辞めたくて辞めるわけですから、丁寧にお断りをさせていただきました。退職まで1か月切ったこと、そして、みんなに発表されたことで、これはもう完全に後戻りができなくなりました。
いや、さすがにね、私としましても、今さら後戻りする気はさらさらないんですよ。そんなことしたら、ものすごく準備してさんざんあおったのに結局世界一周行かなかった伝説の準備ブロガーとして歴史に名を残すことになりますから。
か、かっこわるい。
ということで、本日不動産屋に電話をして、5月3日に退去する旨を伝えました。不動産屋が「あ、うち5月1日から5日まで休みなんで、引っ越し4月30日にしてもらえます? 」とか言ってきましたから、「いやいやいや、私4月30日に追い出されても行くとこないんですけど。5月4日から海外なんですよ。日本最後の数日を漫画喫茶で暮らすとか、それはそれでいいっちゃいいんですけど、でもやっぱりなんかそれじゃいけないって気もするっていうか…。そこらへんの問題をなんとかしてくれるんなら全然4月30日でもいいんですけどー」ってゴネてやりました。
しかしね、私もいい大人ですから、不動産屋も私のせいでゴールデンウィークつぶれるのイヤでしょうし、最終退去は5月3日。でも立ち合いは4月30日。という間をとったかたちで折り合いをつけました。4月30日には、ある程度部屋がかたづいているだろうという希望的観測の元、先に立ち会いをすませ、5月3日まで居座るという作戦。で、出発の日は朝早いので3日はそのまま空港に前泊。うん、なかなかいい計画です。
さて、タイトルにも書きましたが、最近私はGoogle先生との意思の疎通がうまくいっていません。今まで、生きていく上で大切なことはほとんどGoogle先生から教わったと思っているのですが、最近ちょっとかみ合わないな、って。
5月4日から世界一周に出発する私は、絶賛旅の準備中。けっこうね、いろいろな旅グッズも揃いつつあり、たぶんほぼコンプリートしてるんですよ。詳細こちら。
引っ越しが想定より早まりましたから、さっさと持ち物決めて、それ以外をどうにかしていかないといけません。そんな私の旅の荷物に関する今後のシナリオ。
↓ ↓
↓ 入らない場合【フェーズ2】中身を検討し【1】に戻る
↓
入る場合
【フェーズ3】バックパックの重量が15kg以下ならテントを買う
↓
【フェーズ4】旅行に持って行かないものを箱詰めして実家に送る、もしくは捨てる
■4月30日 ほぼほぼ物がない状態で退去の立ち合い
■5月3日 ここにいた痕跡を何一つ残すことなく華麗に退去
■5月4日 出発
で、実際どうかというと、
1→2→1→2→1→2…の無限ループから全然抜け出せないぃぃぃ。
1と2を延々繰り返し、ときどきバックパックの前に正座してフリーズ。圧縮袋から一旦服を出して熟考してみるも、そのまま戻して再度圧縮。バックパックのあらゆる箇所のコンプレッションストラップを全開にしてみるもやっぱ入んない。そんな私の今一番の願い。
旅の荷物をね、バックパックに詰めたいの。できるだけたくさん。
だから、Google先生、「荷物をなるべく小さくする方法」を教えてほしい。バックパック全体を小さく・軽くしてくれなくていい。それはもうあきらめました。私のゴールは、荷物をどれだけ減らせるか、ではなく、どれだけたくさん持っていけるか。5ヶ月+5ヶ月にわたる世界一周。どうせなら愛着のある大好きなものを可能な限りたくさん持っていきたいんです。
この願いがかなうなら、この際ちょっとぐらい重いのは我慢します。だから、服だとか生活用品だとかひとつひとつの持ち物を可能な限り小さくし、そしてどうにか65Lのバックパックに収めたいんです。
で、とりあえず「荷物を小さくする方法」でググるじゃないですかー。そしたらまあ、一切かみ合わないよね。
【あたりまえのこと】
■絶対使う物以外は持たない
わかってる
■必要最小限のものを持っていけばいい
それもわかってる
■本当に必要なものか取捨選択
もうした
■旅先で洗濯をする
最初からそのつもり
■衣類圧縮袋
もう使ってる
■ヘアアレンジ用の家電は不要
知ってるー
■化粧品は小さい容器に詰め替える
今もうこの程度の体積ダウンじゃ何の解決にもならない
■バック自体を思い切って小さいものにすれば、必ず荷物は減る
こんなこと本気で言ってんのかなあ
【自分の考えを押し付けてくる感じ】
■いるかも? は要らない
「うまいこと言った」みたいにいろんなサイトでこのワード見かけますけど、なんでそう言い切れるのか疑問
■似たものは要らない
いる。絶対いる。あんたに何がわかる。
■同じ用途のものは複数要らない
上に同じ。
■3日分の着替えで十分
そりゃあなたはそうでしょうけど。
■観光雑誌は持っていかない
重いからってなんでそんな自殺行為を推奨してくるのか意味がわからない
こういうのを“裏技”だ“極意”だっつってドヤァって紹介してくるから困るー。「共有できるものは担当を決め、分担して持って行く」とかね。知ってるよ、できるならやってるよ、って思う。みんな自分の考えを人に押し付けすぎ。さらにイラッとくるのがこの手のアドバイス。
【精神的に追い込もうとしてくるやつ】
■男性は、荷物の多すぎる女の子に可愛くない&だらしないという印象を持つんです。
■大きい鞄がパンパンだったり肩掛けと手提げの鞄を2つ持っていたりすると、それだけで何だかとてもおばさんっぽいぞ。
あ゛ぁもう噛み合わないなー。なんなのこの見当違いのアドバイス。ちょっともうなんか恥ずかしい。やめてー。男性にどう思われようと知ったことか。今の私にこんなこと言っても全然ダメージないですから。で、極めつけはこちらですよ。
■たくさん服を持って行かなくても現地で買える
はぁ? なに言ってんの? 新しい服が欲しいなんて誰も言ってないじゃん。私は今所持しているお気に入りのものたちをぜひ持参したいと言っているのですから、現地で買えばいい、とかそういう話ではありません。「必要なものはすべて旅先で買えるということを覚えておいてください(キリッ)」とか言われても、私は現地で売っている服がほしいわけではないのです。
このあとも「荷物 コンパクト」「旅行 少ない荷物」「荷物 体積 減らす」など様々な検索ワードで調べてみましたが、もうね、全然ダメ。上記と似たような回答ばかりです。何なんですか? もうなんて言えば分かんの? Goole先生ってこんなに話の通じない人でしたっけ?
でね、最終的に発見できた唯一の解がこれ。
アメリカ軍式衣類たたみ術
Google先生がね、最後の最後に出してきた情報。「めんどくせーなこいつ。いいかげんにしろバカ。これでもやっとけよ」つって。
アメリカンアーミーの方々がね、このたたみ方を実践していらっしゃるとかで。これはなんだか期待が持てますね。やっぱ一番体積とるのは洋服ですから。中でもTシャツが一番邪魔(あ、邪魔って言っちゃった)。こちらのサイトに書かれています。簡単に言うと、くるくる丸めてTシャツが手のひらサイズになっちゃうよ☆ってやつ。
こういう方々がね、
ほんっとーーーに、くるくるやってんのかは大きな疑問ですが、とにかく米軍式を実践すると、Tシャツがこうなります。
で、こう。
おー、いいじゃないいいじゃない、と。米軍式×メイドインジャパンの衣類圧縮袋で、日米パッキング同盟やでーつってね。先ほどまでのイライラモードから一転、テンションもややアップします。Tシャツたたみきったところでだいぶ満足感も得ちゃってますからね。これをバックパックに入れると、
わぁーいいかんじー(棒読み)。たしかこのカリマーのバックパック、真ん中ファスナーで開けられて、上の巾着のとこ開けなくても物が取り出せて便利ー、みたいな機能押してた気がするけど、これTシャツしか見えてないー。すげーTシャツをプッシュしてくる感じ。開けたらTシャツ、ギチッてなっててこれ結局なんも取り出せないのね。っていうか日米パッキング同盟の効果もはっきり言ってあやしい。
私はなんでこんなにTシャツを持って行きたいんだろうか。
先に旅立って行った人たちさ、わりとみなさん「バックパックまだ隙間あるわー」「意外とスペース残ってるわー」って余裕出しちゃってる感じで出発前の最終持ち物リスト公開してらっしゃいます。堂々と自慢してますけど(してない)、それただのデッドスペースですからね。隙間をもっと有効活用しましょうよ。そこにスペースがあるのなら、なんか入れましょうよ。
そもそもさ、ホントかな。ホントに全部入ったのかな? 実際はバックパックものすごいギチギチで、全然荷物減らせなくて、旅慣れてない感じ出ちゃうの恥ずかしいからそういうふうに言ってるだけなんじゃないんですかー。えー、そうなんじゃないんですかー。
もし本当にバックパックの中に不自然な余裕があるのだとしたら、それはたぶん、あれです。
何か非常に重要なものを入れ忘れてるんじゃないですかねえ? (性格の悪さ)
ねえ? 本当に荷物ちゃんと確認しましたか? 現地に着いてから「うわぁぁぁ!!! あれ持ってくんの忘れたぁぁぁぁぁ」ってなっても遅いんですよ。「ワロター」じゃ済まないんです、完全に「オワター」です。とんでもなく大変なことになるんですよ。ブログのタイトルに『悲報。mayumi氏○○持ってくんの忘れた模様』ってつけなきゃいけなくなって、読者をざわつかせることになるんですよ。(私これやりそうだな)
ま、忘れてここまで大慌てするものってパスポートぐらいだと思いますけどね。そんなに心配することではありません。ほとんどのものは現地で売ってますから。
ってだから、買えばいいって話じゃねーんだよ! 何回言わせんだ。もういい加減にしてください。
本日もまた、最後まで読んでくださってありがとうございます。これからまた圧縮作業に戻ります。何も解決してませんからね。もし、世界のどこかで妙にコロコロしたTシャツを所持してる人がいたらそれ私です。完全に日米パッキング同盟です。たたみ方伝授しますから、ぜひ声をかけてくださいね。
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