マラウィ(8)リコマ島からンカタベイ! おすすめ宿「マヨカビレッジ」到着
現在世界一周とかいうやつをやっております私は、アフリカのマラウィにおります。マラウィと言えば「マラウィ湖」なんですけれども、このマラウィ湖に浮かぶリコマアイランドというところに滞在しておりました。そして本日は、そこから本土にある小さな村Nkhata Bay(ンカタベイ)までやってまいりました。
【現在地】ンカタベイ(マラウィ)
Nkhata Bay(Malawi)
【気温】28度(昼)
【天気】晴れ
【通貨】10クヮチャ=約1.5円
ラマニ号はフェリーではなくボートが正解
本日の移動は、フェリー。マラウィ湖南部に位置するモンキーベイからリコマアイランドまでは「チリンベ号」というそれなりに立派なフェリーでやってまいりました。しかし、本日乗船するフェリーは、それとは違います。その名はLAMANI(ラマニ)号。
ちなみに、モンキーベイというところからリコマ島に行く便は週に1便。毎週金曜の朝8:00発の「チリンベ号」のみ(このルートの投稿はこちら)。
しかし、リコマ島からンカタベイは、週に2つの便があります。ひとつは、土曜日の朝。私が乗ってきた「チリンベ号」が、そのままンカタベイまで行きます。そしてもう一つが水曜日の朝。それが「ラマニ号」。こちらはンカタベイとリコマ島の往復というルートで、リコマ島より南には行きません。
朝6:00に宿のレストランで朝食を済ませ、6:30ビーチ集合。
ちなみに当初出発7:00って言ってたからちんたら食べてたら6:30だよとか言われて、最後だからっていつもより豪華に卵とかトマトとかつけたのに、あわてて流し込む形に。
もぐもぐしながらバッグを運びだし、グラノーラを逆流させそうになりながら、あわただしく出発。来るときと同じように、リコマ島をぐるっとボートで半周して、島の反対側のフェリー乗り場に向かいます。
ビーチからのぞむ、滞在していた「ウリサベイロッジ」。(宿の詳細はこちら)
4ドルでコテージに泊まらせていただいて大変感謝しております。チェックアウトのときに支払った金額は、4泊5日食事飲み物代全て合わせて約30,000クヮチャ(約4,500円)でした。
メニューとか料金表とか一切見ないという、バックパッカーらしからぬ生活を送っていたのに、なにがどうなってこんなに安いのか意味不明。
本日は、ここ数日でもっとも風が強く、波もけっこう荒いように感じました。これがダイビングでダイブスポットへと向かうボートなら、波とか揺れとかおかまいなしにバシャバシャと水をかぶりながら進むのでしょう。それもまた楽しくてキャッキャとはしゃぐ私ですがしかし、今ボートに乗っているのは私だけではありません。
大切な電子機器、ラップトップやらスマホやらカメラやら、絶対に絶対に絶対に濡れてはならないアイテムの数々。
マジで頼むから本当にどうかよろしくお願いしますよとドキドキしながらの1時間半。やっとフェリー乗り場に近づいてきました。
遠くに見えるのが、本日乗り込む予定のLAMANI(ラマニ)号。
ほんと? ほんとにあれ?
「いやいや、まさかあれじゃないよねえ」
という淡い期待。しかし船体が近づくにつれ
「うわあ、ほかにそれらしきフェリーないし、間違いなくこれだよねえ」
というあきらめに変わり、
最終的に、
「よぉし!! なかなかのアドベンチャーになりそうだなあ」と、なぜか前向きな気持ちになってきました。
訂正しますが、”フェリー”ではなく、”ボート”でしたね。
ンカタベイに向けていざ出航!!
宿のボートからLAMANI(ラマニ)号へと乗り換え、ほどなくしてボートは出発。時刻は8:30です。
本日の移動はこちらのとおり。
リコマ(LIKOMA)島から、まずはおとなりのチズムル(CHIZUMULU)島へ。
そして向かうは、本土にある「ンカタベイ」。料金は3,000クヮチャ(約450円)。ンカタベイは、バックパッカーさんが集まる村として有名です。孤独な離島生活から一転、にぎやかな村で数日過ごすことになりますなあ。
こちらのラマニ号、船体が木でできているという点ではゴーイングメリー号と同じ。船旅ってなんかわくわくしますよね。しかし、
クルーが多すぎやしませんか。
十中八九、外国人は私だけなのではないかと思われる完全なるアウェイ戦。当然ベンチをゲットすることもできず、おとなしく床に座ります。さらに言うと、日焼けの布があるスペースにも入れず、凶暴な太陽の日差しを浴びまくってしまうこんがりエリア。
リコマ島からンカタベイへと運ばれる大量の干した魚と一緒に、仲良く干からびてしまいそう。
旅行者を甘やかさない国マラウィ。
本日の航路の特徴は、何と言っても
なにもない。
まわりに島も陸地もありませんので、基本的にずっとこのような景色が続きます。
私が座っているのはけっこう端っこギリギリで、寝るにはちょっと危険を伴う場所。こうなるとぼーっとするか音楽を聴いたりするかしかやることがありません。
ときおり移動する人に蹴られたり押されたりしながら聴く曲はあえての『くじら12号』(JUDY AND MATY)。
クラッカーとチーズとワイン
ではなく、
ドーナツと
ロリポップと
干した魚で
フル回転のスクリューはグゥ!!
ドルフィンキックでしびれてみたいのにドルフィンはいない。
なぜならここは湖。
こんな具合に、それなりに楽しく「灼熱こんがり小麦色へまっしぐらエリア」で過ごしました。
宿のスタッフさんからは4時間で着くと聞いておりまして、その4時間が過ぎようという12:30、オフラインで使える地図アプリ「maps me」を見ると、
まだぜんっぜんです。
なぜなら、船が出発したあとも、小舟で追いかけてきて、船を引き止め、我が我がと追加の荷物を積み込む人が後をたたないから。
それはずるいよー。後出し禁止。
それから、おじさんたちはそこらへんでたばこを吸っているくせに、私には最後尾のデッキで吸えという。でも人で埋め尽くされてるからデッキまでたどり着けないんだよなあ。完全アウェイなうえに応援してくれる人もいない船上。これはちとつらかったなあ。
こうして孤独な闘いは結局7時間続き、15:30やっとンカタベイに到着。
人生の厳しさと、そうした中で強くしなやかに生きていくのはなかなか大変だなあということを学びました。
この船トイレとかなかったんですけど、みんなどうしてるんだろう…。
ンカタベイ到着。お目当ての宿へGO!
たくさんの人で溢れかえるンカタベイのビーチ。
わあ!!! にぎわってるー!!
しかしこのビーチにも船着き場はなく、ボートが陸地まで近づくことができません。到着と同時に、たくさんの小さなボートがやってきて乗客を運んでいくというシステムです。
どのボートに乗るかはお好みで。かなりわいわいとしてカオスな感じなので、もっとも手近なボートに乗せてもらうのがよいかと。
本当にお祭り騒ぎな感じです。料金は500クヮチャ(約75円)でした。
ビーチに着くと、たくさんの人。船から降りてきた人、出迎えの人、よくわからない人人人。その中に、ゲストハウスの客引きさんたちが混ざっています。
私は「MAYOKA VILLAGE(マヨカビレッジ)」という宿に泊まりたいなと思っていたら、偶然その宿の方に声をかけられましたので、ほいほいとついて行きました。
ビーチから宿の車に乗せてもらい約5分で到着。ラッキー。
そしてやってまいりました「MAYOKA VILLAGE(マヨカビレッジ)」。ここはおそらくンカタベイでもっともわいわいと賑わっている宿。欧米からのバックパッカーさんにとても人気が高いようです。
とはいえ、懸念していたノイジーで不愉快なにぎやかさではなく、みなさん適度にわいわい、適度にしっとりしていらっしゃって、雰囲気すごくよいです。
なぜここを選んだかというと、フリーWiFiが終日使えるから!! リコマ島の宿では、WiFiが使えたものの、1時間2ドルな上に、ブログを更新できるほどのパワーはありません…。それに、これから先のルートを練らなければならないタイミングでもありまして、ノンストレスなインターネット環境が必要になったというわけです。
いやーここすごくいい!!!
湖畔の断崖に建つ宿。
崖に沿ってシャレとドミトリーが建っておりまして、雰囲気も明るくて、おされ。
レストランは、このようにとても開放的。
目の前にマラウィ湖のビーチ。
とても幸せな気持ちになりながら、とりあえず晩御飯。水曜日の本日は”PIZZA DAY”だそうで、自家製のピザをいただきます。あ、ピッツァ。ピッツァですピッツァ。
野菜たっぷり!! やばい!! ナスとか乗ってんじゃん!! なーすー!! ひさしぶり。オリーブも乗ってる。すごい豪華///
暗くて写真があれですが、すごくすごくおいしい。なんとピザ窯があるんですよ! ここのピザは絶対召し上がったほうがよいと思います。マヨカビレッジの食べ物は、オーガニックな自家製食材を使っていることが売りのようで、どれもおいしくてびっくりします。食事のメニューも豊富。
ちなみに料金の方は…、きっとお高いんでしょう??
ドミトリー1泊12ドル!
うわあ高い!! んんーでも、高くない!! 仕方ない。素敵だもの。
到着からわずか数時間で「ここは気を抜くと長居しちゃうなあ」と言う予感がビンビンでございます。
離島暮らしの反動でデザートにチョコレートケーキとコーヒーをオーダーしましたが、どうやら忘れられており、まあいいかと放置して2時間後。
一応、さらっと「ケーキとコーヒーはもう大丈夫ですので笑」と言うと、猛烈に謝られ、むしろ無料で提供するから食べていけと…。
夜10時に「チョコレェトケェキ」とかいうカロリー爆弾は自殺行為。
「ほんとに大丈夫です。明日またオーダーします」と丁寧に辞退したのですが、いやいやほんとにごめんなさいとあちらも引かず、あまりに頑なにいらないというとなんか私怒ってるみたいじゃんみたいな空気になり、
おとなしくいただくことにしました。
いきなりホスピタリティに溢れまくっていてビビる。
なんといいますか、リコマ島の宿のスタッフさんも感じが良かったのですが、あれは「フレンドリー」。しかしこちらの宿のスタッフさんの感じの良さは、まちがいなくフレンドリーを超えた「おもてなしの精神」だと感じました。
しがない無職の貧乏バックパッカーにこの神対応…。ありがたいです。
ちなみに、この日ドミトリーに泊まっているのは私だけ。なぜなら、シャレ(コテージ)は一部屋20ドルだから。ドミトリーが12ドルなので、
2人以上ならシャレのがお得なんですよねー。
2人以上なら。
で、でも、今日はドミだって個室みたいなもんなんだからねっ!! とひとり心の中で強がりを言って、眠りにつきます。ではでは、本日も、最後までお付き合いくださってありがとうございました。
明日は、マラウィ湖ダイビングその2。ンカタベイで昼夜2回ほど潜る予定です。
ロリポップ、私はチュッパチャプスのチェリー味が好きですよ♥
mayumiさんのお好みは如何に?
あ、ピッツァって言いきっておられるー!潔さが良いですね♪
手作りのおいしいですよね。
何かふわっとして、やさしい味とか、やさしい食感があるんですよね。
私はピッツァ国の本国ではないけど、手作りのおいしいアレを食べた時は○○風ハンドメイドピザとか言っておりました(○○は国名が入る)
本場のも、本場以外のも、おいしいものはおいしい。
きっと作り手の愛情は隠し味とかいうアレです!(都合良く解釈death!)
あー、週末はピザ作ろうかな。
でも…暑いんですよ、日本w
するっと食べられる冷たい麺も恋しい季節なのです。