マラウィ(1)最初の町ブランタイアで感じるマラウィの第一印象
現在世界一周的なことをやっております私は、絶賛アフリカ大陸を北上中。そして、本日は、11日ほど滞在したモザンビークから、新たな国マラウィまでやってまいりました。移動手段は飛行機。貧しいバックパッカーのくせに贅沢ではありますが、陸路での入国は、治安の問題で現時点では無理だとあきらめました。
【現在地】ブランタイヤ(マラウィ)
Blantyre(Malawi)
ルートの変更より生クリームのほうが残念な件
当初の予定では、モザンビークの中部まで北上し、そのままマラウィに陸路で入るつもりでおりました。しかし、現在モザンビーク中部・北部は、内戦的なやつで治安のあまりよくない状態が続いております。いろいろな方々からアドバイスをいただいた結果、やむなく飛行機を選択。
まあ、陸路に強いこだわりがあるわけではありませんので「お金が減ったなあ」と思う程度の残念さなんですけどね…。そんなことよりも、飛行機の経由地であるヨハネスブルグの空港で「絶対絶対、ラウンジに行って生クリームを食べるんだ」と決めていたのに、空港のあらゆるカウンターが激混みで、ラウンジに行ってる時間がなくなってしまったことのほうが残念でなりません。
2ヶ月前、マダガスカルからケープタウンに飛んだ際にもヨハネスブルグの空港を経由しましたが、そのときはおいしいおいしい生クリームの乗ったケーキにありつけたというのに。頭の中の生クリームのイメージを消し去るのに苦労しました。
ひどく悲しい思いをしながらも、モザンビークの首都マプトの空港からヨハネスブルグを通って、マラウィの「ブランタイヤ」という町の空港に降り立ちました。到着時刻は、午後1:00ごろ。
ここで、今後マラウィに行かれる方に耳寄り情報。
ビザ、空港で取れます。75USD。
2016年7月現在の情報ですけどね。私はというと、モザンビークのマプトでわざわざマラウィ大使館に行ってビザを取ったのですが、空港で簡単にとれんですねー。だからあんなにゆるゆるで発行してくれたのか(投稿はこちら)。
ま、まあいいでしょう。こんなこともありますよ。
新しい国の第一歩はやっぱ緊張するよね
空港に到着してすぐにATMでお金を降ろそうとしたところ、2つの銀行の機械がありましたがどちらも故障中。
「あ、この国もしかしてそういう感じ? 」と一抹の不安を覚えます。空港がこれですから、きっとちょっと田舎に行くとATMなんてなかったりたまに稼働するぐらいだったり、深刻な現金不足に苦しむ羽目になるのです。
そう思った私は、とりあえず、手持ちのユーロとドルをマラウィ現地通貨「クヮチャ」に両替しておきました。
両替所で、ちょっと多めに約18,000円分両替してもらえるようお願いし「これでどのくらいもつかなあ。1週間いけるかなあ。でも移動もするし…」なんて考えながら待っていると、出てきたのがこちら。
あぁぁあぁ!! そのパターンか!!
通貨と物価のバランスが若干おかしくって、札束抱えてうろうろしなきゃいけないやつ。
マラウィクヮチャのもっとも高額紙幣は1,000クヮチャ。日本円で約150円です。100枚で、15,000円。
こわいこわいこわい。札束こわい。
お金をたくさん持ち歩くのはとても恐ろしいのですが、現金がなくてどうしようってなるのはもっと恐ろしい。ATMが町中のいたるところにあるのを祈ります。
空港からは、乗り合いバスでホテルまで。空港の駐車場を出てすぐのところにバスがとまっておりましたのでそれに乗車。満席になるまで待つかと思いきや、3人くらい乗ったら出発しました。途中でたくさんの人が乗り降りし、30分くらいでホテルまで到着。
場所は長距離バスターミナルのすぐそばのすごく便利な場所。おかげさまで宿泊料金がバカ高く、ドミトリーなのに1泊15USD。びっくりです。
マラウィは、信頼するガイドブック『地球の歩き方』がありません。ですので『ロンリープラネット』というガイドブックのkindle版にお世話になっているのですが、この情報が古いのかなんなのか、まったくあてになりません。
ここの宿代、5ドルって書いてあったのになあ。
それに、私は明日モンキーベイという町に移動するのですが、ここへのダイレクトバスがホテル近くのバスターミナルから出ていると書かれていたのに、ホテルの人に確認するとそんなバスは無いとのこと。
わざわざこんな高いホテルに泊まった意味。
ロンリープラネットでマラウィを旅する方は、いろいろお気を付けください。
宿に付いて一息つくと、さっそく町の中心部へ出かけてみることにしました。ここブランタイヤは、マラウィの首都リロングウェに次いで2番目に大きな都市。人も車もたくさんいて、かなり都会な印象です。
新しい町に来たならば、ぜひとも訪れておきたいのが「マーケット」的なところ。ここブランタイヤにもあるみたいなので、さっそくチェックしてみます。
さりげなく看板も出ておりまして、
それに沿って歩いていくと…
うわぁ。
なかなかすごいマーケットです。
ひさしぶりに「あぁここでカメラを堂々と出してはいけないな」としっかりと自覚した瞬間でした。
バラックのように見えるマーケットの内側には、よく分からない品物がたくさん並んでいます。
この時の私の格好は、紺のパンツにグレーのTシャツ。まったく目立つ要素はなく、いたってコソコソ行動していたつもりですが、
すごく悪目立ちしているなあと感じました。
アウェイ感はんぱない。観光客っぽい方が皆無なためか、視線が痛い。自意識過剰とかではなく。
そして驚くべきことに、これまで旅してきたアフリカの国では、私への呼びかけは「ヘイ! チャイナ!! 」「ニーハオ! ニーハオ!! 」が99%を占めておりましたのに、ここマラウィでは「コンニチハ!! 」「ジャパン! ジャパン!! 」になりました。
バ、バレてる。
なぜマラウィに来て突然バレ始めたのかよくわかりませんが、急に日本人扱いされるようになりました。
とはいえ、歩いているだけで至る所から呼びかけられるのはものすごく疲れます。マーケットに来といてなんですが、別にどうしてもここで欲しいものなんてありません。そんなに長居はいたしませんでした。
マーケットの周囲には、たくさんのテーラーさんがいて、洋服なりなんなりを一生懸命塗っていらっしゃる姿を見かけました。
ミシンがレトロ。
私もそのうちどこかで作ってもらいたいなあと思います。
日没(=門限)も近づいてまいりましたので、宿へともどりつつ、晩御飯。
無意味にバスターミナルのそばに宿泊することになってしまったわけですが、おかげさまでバスターミナル内にあるやっすいローカル飯には困りません。食堂がたくさんあります。
先にテーブルに座っていたおじさんが、フライドポテトと野菜の混ざったやつを食べていらっしゃったので、私も同じものをオーダーします。出てくるのを待っていると、カット済みのポテトをストックしているバケツが目に入りました。
あぁ、こういう感じね。
「まあでも、この濁ってハエの集まってきている水から出したあと、油であげるから大丈夫よね」となんとか自分を納得させようとしていると、料理が到着。
うん、なかなかおいしそうです。これで500クヮチャ(約75円)。安いですね。
安いですけど、みなさんひとっつも食べたくないであろうことは分かっています。明日からはもうちょっとちゃんとした食べものの写真をアップできるように心がけます。
こうして短い時間でしたがブランタイアという町を観光。
マラウィの第一印象は…。なんだろう。まだちょっとよく分かりません。いろんな人から「マラウィいい! マラウィいい! 」って聞くんですけどね。ほかの方にとって良い場所が、私にとって良いとは限りませんので、この先どうなるか楽しみです。
とりあえず、歩いているだけでたくさんの人が「ジャパン!! ジャパン!! 」と叫んできますので、
少し、いや、かなりめんどくせーな。
呼びかけてくるからには何かあんのかと思いきや、ただ呼びかけてくるだけで、別になにもない。
意図がよくわかりません。
不思議な人たちだなあと思いつつ、明日はさっそく北へと移動を開始します。ここマラウィ、なんとなく、今まで旅してきた南部アフリカと様子が違う気がします。さてさてどのような旅になるのか、期待で胸いっぱいになったところで本日は終了とさせていただきます。最後までお付き合いくださって、ありがとうございました。
コメント6件
お返事いただき、ありがとうございます。感謝します!
リロングウェとの2択でしたが、
ブログとか見てもタクシー情報しかなかったので、
ブランタイアのミニバス情報は助かります。
(地図で見るとブランタイアの街までかなり遠いですし)
ヨハネスブルグ(10月ジャカランダ目的)まで航空券は確保してあるので、
これから国際線の手配をします。(往復4万円弱位みたい)
ブランタイアもアライバル査証取得可なようなので、
私もノービザで行こうと思ってます。
(100→75ですし、東京へ行く手間が大変)
日程に余裕がないので、
モンキーベイ(行きたいのですが)は苦しいかもしれません。
近いのでゾンバへは、行ってみようと思ってます。
こんにちは。
ちょうどブランタイアの情報を集めてましたら、
このブログを見つけました。
一つだけ教えていただきたいのですが?
ブランタイア空港からバスターミナルまで乗り合いバスがある!
という事でよろしいのですか?
タクシーがバカ高いそうなんで悩んでました。
情報をいただければ助かります。
ははは、
BLTに業務のため滞在中です。おいでになった時にも居たのですが。まぁそれはそれで、
当地にはプロのサッカーチームがあって、日本人選手!もいるので、男性だったらXXXXと、その選手の名前で声かけられるんですよ。では、ご無事で