ただいま世界一周的なことをやっております私は、現在アフリカ北上中。約半月ほど滞在したタンザニアを離れ、次なる国エチオピアへと移動します。朝までいたのは、タンザニアの東海岸から飛行機で20分ほどのザンジバル島というところ。ここでダイビングを満喫し、英気を養い、旅の疲れを癒しました。ここでしっかりと気持ちも体調も万全にしておく必要がございます。なんてったって、向かうはアフリカ旅のラスボス・エチオピア。
【現在地】アディスアベバ(エチオピア)
Addis Ababa(Ethiopia)
【気温】23度(昼)
【天気】雨・くもり
【通貨】1ビル(ブル)=約5円
ザンジバルでの素敵な思い出を糧についにあの国へ
夕方の美しい海を眺めながら、ザンジバルでの素敵な出来事を思い出しつつ「ついにあの国へ行くのか」と若干憂鬱になった昨夜。
9割の不安と1割の期待。
ザンジバル、楽しかったなあ。今着ているワンピースね、テーラーさんで手作りしたんですよ(投稿はこちら)。
あと、オリジナルのコインネックレスもオーダーしてみたり(投稿はこちら)。
昨夜のご飯は、美味しいお魚のココナッツカレーソースでした。
まさにことリップのような旅行スタイル。
私のPCケースの上で寝ている猫とかww。癒されますなあ。
女子旅とはかくあるべき。そうしてコンディションを整えたところで、
いざゆかん、エチオピア。
早朝5:00、宿泊していたマテムウェ村の「Miramont Hotel」をチェックアウト。前日に手配済みのタクシーで空港へと向かいます。マテムウェ村から、ザンジバルタウンの空港までは、タクシーで約1時間。30ドル、もしくは60,000シリング。
無事に空港に着き、チェックインも完了。ここからケニアのナイロビ空港を経由して、エチオピアの首都アジスアベバまで飛んで行きます。地図で見るとこうなります。
青い点線の部分。いきなりぐぐっと北上です。
なぜ陸路で行かないか、それには理由があります。まず、エチオピアに入国するにはビザが必要です。これを隣国ケニアで取れるとよいのですが、実はそれができないらしいのです。ケニアのエチオピア大使館ではビザを発給していないと。
これは私が実際行ったわけではなく、インターネット調べです。もしかしたら、今現在は発給しているのかもしれませんけどね。正確なところは分かりません。
で、ビザがない場合どうやってエチオピアに入国するか。答えは空路。アジスアベバの空港では、到着時に1ヶ月滞在もしくは3ヶ月滞在のシングルビザを取ることができます。
つまり、ケニアまで陸路で行っても結局ケニアから飛行機で入国するしかないわけです。ケニアといえば、サファリとサファリとサファリが有名です。
先日のサファリ関連の投稿を見ていただくとすぐ分けると思うのですが、私のサファリに対する思い入れは、サファリ関係の人に怒られるんじゃないかと思うほど薄っぺらいのです。だったらケニア行かないで、タンザニアから飛べばよくない? とこう思った次第です。
ケニアもまた広いですから、駆け足で通り抜けるのはもったいない。またの機会にぜひ。
ザンジバルからアジスアベバまでの道のり(飛行機)
ただ飛行機の座席に座っていれば到着しますから、とくに説明は必要ないかと思いますが…。
ザンジバルの空港には、プライオリティパスが使えるラウンジがあります。手荷物検査を過ぎてすぐ左手の階段を上がったところ。
ここでしっかり朝ご飯! パンやフルーツなどを食べられます。
水槽には、まるでサメのような金魚がいて、なかなかに興味深かったです。
ザンジバルからケニアのナイロビ空港まではわずか約1時間。
ナイロビの空港は、充電などができるよう場所はたくさんあるのですが、フリーWiFiは15分しか使うことができず、それ以上は有料。
1時間300ケニアシリング、12時間500ケニアシリング。インターネットから申し込むか、空港内のカウンターで支払ってパスワードをもらうことができます。有料ですがかなりサクサクで、4時間ほど待ち時間があった私は、これを利用しました。
そうしてケニア発、アジスアベバ行きの飛行機に乗り込み約2時間。
いよいよエチオピアに降り立ちます。空港は新しくてきれい! そして、初めて見るエチオピアの文字がお出迎え。エチオピアの公用語、アムハラ語で書かれています。
全く読める気がしません。
エチオピア空港でのアライバルビザ取得方法
先ほども書きましたが、エチオピアに入国するには、ビザが必要です。空港で簡単に取得できますのでご心配なく。
まずはビザ発給カウンターに行き、パスポートを提出。ビザ発給と入国審査を同時に行うスタイルです。カウンターの人から「滞在期間」と「宿泊先のホテル名、電話番号」を聞かれますので用意しておいた方がよいと思います。それを伝えると、ビザのシールをパスポートに貼ってくれます。これで完了。かんたーん!!
あとはビザ代の支払い。ビザ発給カウンターの後ろに支払いカウンターがありますのでそちらに移動。料金は以下の通りです。
【エチオピアビザの料金】
1ヶ月有効のシングルビザ/アジスアベバ空港でアライバルビザ取得の場合(2016年8月現在)
ドルでもユーロでも、日本円でも払えるようですが、ドルの方がレート的にお得。クレジットカードも使えます。私はVISAカードで支払いました。
こうして無事に入国を済ませ、荷物をピックアップ。
この日泊まる宿「Keba Guest house」は無料で空港送迎をやっておりまして、空港までのお迎えを頼んでおりました。
アディスアベバ空港の建物内には、IDを持った人しか入れません。それを知らなかった私は、アライバルゲートを出たところに誰もいないのでとても困ってしまいました。
空港で待ってるって言ったじゃん…。
到着時刻は19:00。外はもう薄暗く、迎えに来てもらえることに安心して、ホテルの場所もちゃんと調べておらず…。あぁどうしよう。
とここで、1人の男性が話しかけてきます。
私、相当キョロキョロしてましたからね、迎えがいなくて困ってる感じ丸出し。彼は親切にも「ホテルの電話番号は分かる? 俺が電話してあげるよ」と言ってくれました。そうして私のホテルに電話してくれ、ホテルの人が出ると私に電話を代わってくれました。
ホテルのスタッフさんは「ドライバーは建物に入ることができないから、アライバルゲート前じゃなくて、建物出たところで待ってるよ」とのこと。
なんだ、そっかー。よかったよかった。
電話をかけてくれた男性に「ありがとうございました」と言い、いい人だったなあと思いながら出口へ向かおうとすると、男性が一言。
「電話代は?」
……。
あー、はいはいそのパターンね。
日本で生まれ育った私にはなかなか理解するのが難しいのですが、
世界には、親切が有料の地域もけっこうあります。
確か、インドやモロッコがそうだったと記憶しています。ほかにもたくさんあると思います。
これはカルチャーの違いですので、仕方がありません。エチオピアに関する情報を収集するうえで、たくさんの旅の先人のブログを読みましたが、
エチオピアの大部分も、親切が有料。
もちろんエチオピア人全員に当てはまるかと言うとそうではないのですが、旅行者を相手にする多くの人はこれに該当すると予想されます。
うそー! 電話代とか請求すんのかよーと若干イラッとはしたものの、電話をかけていただいて助かったのは事実。そして到着早々、
「そうだったそうだった。ここはエチオピアなんだった。お噂はかねがねー」としっかり気持ちを切り替えることができたことには感謝しなければなりません。
そのお礼として、10ブル(約50円)お支払いいたしました。
マフィア島、ザンジバル島と、のんびり穏やかな場所で過ごした半月。これは完全にぬるま湯です。アフリカとはいえ何の危険も感じなかった。っていうかたぶん私、アフリカ北上の途中でそこまで悪い人に出会っていないと思います。
しかしここから先は、エチオピア。
たぶん、アフリカ北上ルートのラスボス。
エチオピアがどんなところか、詳細をご存知の方はそう多くはないと思います。私だってたいした情報を持っているわけではありません。しかし、他のどの国とも違う、すさまじい個性を持つ国であることは間違いありません。
あまりに謎に包まれていて、詳しいことがよくわからない。だからこそ、興味もひとしお。行ってみたい! もっと知りたい! という気持ちが溢れ出ちゃっている状態です。ただし、心に留めておかなければならないのは、ここを訪れた旅の先人たちの最終的な感想は
「しばらくエチオピアいいわあ」
がほとんどだということ。
見事にみなさんこんな感想を抱いていらっしゃる。「来なければよかった」ではなく、「来てよかった。でもしばらくはご遠慮したい」というニュアンス。これが何を物語っているかと言うと、
気合いを入れていかないと、あっと言うまにやられちゃうよ。
ってことですね。つまり、食うか食われるか。
っていうかたぶん食われる。
私レベルの旅行者は、騙される・ぼられるなどにより失うお金も旅の予算に含めておいた方がいいくらいの感じです。
これから約三週間の滞在を予定しておりますが、この期間はもはや戦いだと認識しています。
警戒心ハンパなさすぎて、エチオピアどんだけwwと思われた方、きっとこれからの投稿をチェックしていただければその実態が見えてくるんじゃないですかね…。この先どんなことが私を待ち受けているか知りませんが、エチオピアにどっぷり浸かってみる所存でおりますよ。
それでは本日の投稿はこれにて終了。明日は、最初の見どころ「ラリベラ」にむけて移動を開始。本日も最後までお読みくださってありがとうございました。
エチオピアはトラブル多いみたいですね~
マユミさんも何事も無ければいいですけれど
それにしてもタンザニア旅行記、全体を通して自由で素敵過ぎました!
最後のダラダラのおじさんの話なんて、シメとして出来過ぎてるくらい笑
ワンピースも本当によくお似合いです~!
タンザニア、アフリカのどっかその辺の国・・・という印象しかありませんでしたが
いやもう、一気に好印象に変わっちゃいました