タンザニア(13)必要経費なんだからねっ!! ストーンタウンでお買い物
ぐいぐいとアフリカを北上しております私は、現在タンザニアのザンジバル島におります。滞在先はストーンタウン。町自体が世界遺産に認定されているところでして、世界中から多くの観光客が訪れています。本日は、ストーンタウン町歩き。おすすめショップやおすすめの過ごし方をレポートします。
【現在地】ストーンタウン/ザンジバル島(タンザニア)
Stone Town/Zanzibar Island(Tanzania)
【気温】28度(昼)
【天気】晴れ
【通貨】10タンザニアシリング=約5円
個性たっぷりのストーンタウンにドキドキワクワク
アラブとアフリカの文化が混ざり合い、それはそれは個性的で面白い町ストーンタウン。タンザニアの他の地域に比べて、ぐっとイスラム色が強くなり、街を歩くムスリムの女性は、黒い衣装に身を包んでいらっしゃいます。
迷路のような石造りの町にムスリムの女性たち、香辛料の香りも漂い、まるで中東のどこかの国のよう。
“ストーンタウン”という名のとおり、石でできた建物が狭いエリアに密集し、内部はまるで迷路のです。方向感覚にまったく自信のない私は、滞在中のホテルまでちゃんと戻って来れるのかということがまず不安。
迷路の中にはたくさんの雑貨店、洋服店、飲食店がぎっしり。観光客向けのショップから地元の方の行かれるショップまで、何がどこにあるのか、1度訪れただけでは全然覚えられません。
路地をちょっとのぞくと、こんな風に新しいお店が顔を出し、
それに惹かれて角を曲がる。また何か見つけてはまた曲がる。これを繰り返しているうちに、自分の現在地なんてすぐに分からなくなってしまいます。
迷子とショッピングを両立させながら歩くのがベストでしょうね。
バオバブかわいいー。
町を歩くと、いたる所から客引きさんが呼びかけてきます。お土産を見て行けと。観光客の数もぐっと増え、おとなりマフィア島とはまったく違った雰囲気。そのギャップに驚かされます。
マサイ族さんの姿も。
向こうから歩いてくるのは…
!?
よくわからない。
ストーンタウン名物「COIN SHOP(コインショップ)」。
まずは、私がストーンタウンで一番行きたかったお店へ。ここは、コインをアクセサリーにしてくれるショップです。どういうことかと言うと、こういうことです。
コインをものすごく細かくカットしたりくりぬいたり。
ものすごーく細かいんですねえ。
既存品を購入することもできますし、自分のコインを持ち込んでオーダーすることも可能。ザンジバル島を訪問なさった方のブログでよく見かけるこのショップ。噂通り、すごく素敵です。
アクセサリーはあまり付けない私ですが、ここで何かオーダーしてみたかったんですよねえ。
お店には、いろんな国のいろんなコインがたくさん展示してあります。
アフリカの形、とてもキュートです。日本のお金もありまして、こちらは百円玉。お花の形を活かしたカッティング。
こちらは十円玉。あまり原型がありません。
これ日本でやると「お金を加工してはいけません」という法に触れるのでNGだそうです。昨日の夜、張り切って今までに手に入れたコインを確認してみました。
うーん。いっぱいあるなあ。最後にどうしても余ってしまうコインをすべてとっておいたのです。その中から私が選んだのはこちら。
スワジランドの5セント。
周囲がなみなみしていてかわいい。サイズも小さめなので、ネックレスにしても邪魔になりません。
お店に展示してあったたくさんのサンプルを参考にしつつ、オーダー。仕上がりは翌日と言われたのですが、「どうにか今日欲しいのですが…」というと、そんなに混んでいなかったらしく、夕方遅めならOKとのことでした(基本は翌日。混雑時は2日後とかになるらしいです)。あとクレジットカードは使えません。
出来上がったコインネックレスの紹介はのちほどー。
新たな布を発見! その名はキコイ(KIKOY)
週1くらいの割合で何かしらの布を買っているような気がする私ですが、ここストーンタウンでもとてもかわいい布を見つけました。
その名はキコイ。
もともとは、タンザニアの東海岸(ザンジバルなど)でフィッシャーマンが使っていた綿100%の手織りの布。フィッシャーマンは漁師さんのことです。
肌触りがよく乾きやすい綿素材の布は可愛い見た目なうえに実用性も高いんですねえ。今では女性が頭に巻いたりストールにしたリ、ファッションアイテムとしても使われています。やさしい色合いとソフトな素材感はビーチでタオルがわりにいいかなあと思って。
ザンジバルでは町中のいたるところで売っていますが、ほかの町や村では見かけなかった気がします。やはり漁師さんが使用していただけある。とりあえず洗ってみたんですけどね、仕上がりふんわりで予想以上にいい感じです。
定番のお土産はMEMORIES OF ZANZIBARで
こうしてだんだんたくさんのお店が集まる中心に近づいてまいりました。おしゃれなブティックやセレクトショップ的なお店が現れます。店内に飾られている洋服も洗練されていて、そこらへんのローカルなお土産屋さんよりスタイリッシュな感じ…。
あら、いいじゃない、このワンピース。おいくらかしらと値札をチェック。
法外!!!!
ストーンタウンで売ってるお土産の値段、法外!!
トゥーエクスペンシブよー。こんなの買えなーい。ストーンタウンでは、お土産だけでなく、全体の物価が他の町や村よりぐっと高くなりました。1L1,000シリング(約50円)で買えていたお水が、500ml1,000シリングに。食事をしても、200円、300円で食べられていたであろうものが500円、600円に。
そして極め付けがお土産なんですけれども、ここMEMORIES OF ZANZIBARのお土産、とってもお高いー!! 細々したものでも7ドル、10ドル当たり前。
あと町中のオシャレなブティックで、タンザニアの生地を使用したワンピースやブラウスを買おうものなら60ドル~120ドル。いやーびっくりした。値札付けてりゃいいってもんじゃないです。ローカルマーケットで売っている品物との価格の差がエグすぎる。
かわいいもの、気に入ったものはある程度なんでも買ってしまう私ですが、さすがにこの価格帯のものを軽々しく買うのは気が引けます。
気が引けるんですけども、まあ買うよねーーー!!!
はい、タンザニアの定番土産と言えばコーヒー!!
超コーヒー党の私は、キリマンジャロに登っていないのにしっかりキリマンジャロコーヒーは購入します。まずはタンザニアの伝統的な布「カンガ」や「キテンゲ」を使った袋に入ったコーヒー。これはいい!! おみやげにぴったり!! 1つ10ドル(約1,000円)。
続いてはマサイ族の伝わる布、その名も「マサイブランケット(マサイシーツ)」で作った袋入りのコーヒー。
こちらも中身はキリマンジャロコーヒーです。1つ5ドル(約500円)。
最後は、何かのキーホルダー。
誤解が無いよう一応言っておきますと、これは”定番”ではないと思います。
このように売り場のケースに入っていたものを買い占めました。こっちをじっと見つめてくるこの生き物。ほっとけなかったです。こだわりの本革製。たぶん、いや確実にハンドメイドの一点もの。非常にしっかりとした造りです。
暑くて疲れたらジェラートがおすすめ
ここストーンタウンには、ジェラートとかいうおしゃれな食べ物もあります。暑くて暑くてもう限界、と思ったらジェラートを食べてお腹も心も満たしてください。
前回ジェラートを食べたのは、たしかモザンビークの首都マプト。そのときは、ホワイトチョコレート味とアップルパイ味をチョイスしました。どちらも白い色で、境目が分からなくなるという地味に残念な状況に陥ってしまいましたので、今回はしっかりその教訓を生かしました。(当時の投稿はこちら)
さわやかやでー。
ココナッツ(白)とPUFFO(水色)。PUFFOってなんですか? 食べてもよく分からなかったです。
おされなコインネックレスで締めくくります
町の中をうろうろしていると、コインネックレスの出来上がり時間になりましたので受け取りに。
そう。スワジランドの5セントコインは…
鍵になりました!!
やだかわいい///これすごく小さくて、自分でいうのもなんですけど、すごくかわいいんですよ。1円玉と同じくらいのサイズ。
お店の女性店員さんも「これ依頼したのあなただったの!? 私もすごくかわいいと思っていたのよ! コインのサイズや形とキーのモチーフがぴったり合っていて、素敵ね!! 」とほめてくれました。
いやー、私もそう思います。オリジナルネックレス、大成功!!
コインの柄なんも活かしてなくて、だったら別にわざわざコインくりぬいて作らなくてもよかったんじゃないか、みたいな大人げないことは言わないようにしてください。
このネックレスね、ペアで使うのがおすすめなんですって。コインショップの女性店員さんが言ってました。
ね、2つのパーツになるようにちゃんと作られてる。こういうノリで使えと推奨されてます。
とりあえず、今は私2つとも付けておきますけど、しかるべき時が来たら、どちらか1つを誰かにあげるのもやぶさかではないのですよ。
こうしてたっぷりとストーンタウンの魅力を満喫し「そういえば、歴史的建造物には一切行ってないな」なんてことに気付くわけですが、まあ、町自体が世界遺産ですからね。
それでは本日はこれにて終了。紹介したお店の地図はこちらです。
明日もまたぜひ遊びに来てくださいねー。今日もまた最後までしっかりと読み切っていただいてうれしい限りです。ありがとうございましたー。
このジェラート屋さん、ザンジバルに住んでた時よく通いました。Puffoはイタリア語であの青いキャラのスマーフのことだと思いますよ。何が入ってるのか気になりますね。