タンザニア(12)マフィア島(隠れ家)からザンジバル島(超有名)へ飛ぶ
ただいま世界一周みたいなことをやっている私は、アフリカを鋭意北上中。滞在しておりますのはタンザニアです。本日は、数日間、非常にゆったりのんびり過ごしたマフィア島を離れ、少し北にあるザンジバル島へと移動する日。名残惜しい気持ちもありますが、私のゴールはまだまだ先。ここにとどまるわけにはいきません。
【現在地】ストーンタウン/ザンジバル島(タンザニア)
Stone Town/Zanzibar Island(Tanzania)
【気温】28度(昼)
【天気】晴れ
【通貨】10タンザニアシリング=約5円
さようなら癒しの隠れ家リゾートマフィア島
飛行機は12:45発。滞在中の「MELEMETA LODGE」を11時に出発します。いつもの朝食をおいしくいただき、お腹いっぱい、元気いっぱい!!
荷物を運び出していると、ホテルに生えている木の上に、カメレオンを発見!!
マダガスカルを思い出します。黄緑色がキュートなカメレオンに見送られ、そして、ゆるーいジンベイザメのオブジェにも見送られ、
いざ空港へ。宿から空港まで15,000シリング(約750円)。
この日の天候は雨。マフィア島滞在中は1日も降りませんでしたが、雨の日もあるんですねえ。マフィア島の空港はとても小さくかわいらしい。
荷物のタグは、手作り感に溢れておりました。
バッグの重さの測り方もアナログー。
待合室もこじんまりとしていて、こんな狭くて乗客全員入るのかなあと心配しておりましたが、それは完全に杞憂…。
飛行機も小さいww
乗客12人。パイロットさん1人。
乗り込むと、パイロットさんが振り返り「本日はご利用ありがとう。救命胴衣は椅子の下で…」的なことを説明してくれます。こんな小さい飛行機、初めて乗りますので、ドキドキわくわく。
あー!! コックピット丸見えじゃん!!
1番先に乗り込んで1番前に座ればよかったー!! 操縦してんの近くでみたかったー!! ちんたら歩いて最後に乗ったので1番後ろです。残念。
それではさようならマフィアアイランド。
マフィア島からダルエスサラームまでの飛行時間はわずか30分。青い海を眺め、
本土の大地を眺め、
家が増えてきたなあー
と思ったら、もう到着です。あっというま。マフィア島に来るときの土器土器ボートトリップを思うと涙が出そうになります。投稿はこちら。
ダルエスサラームの空港に着くと、そこには小さな飛行時間がたくさん。おもちゃみたいでかわいらしい。
ここで2時間ほど乗り継ぎ時間があり、続いてダルエスサラームからザンジバル島へ向かう飛行時間に乗り込みます。前回の経験を活かし、誰よりも早く飛行機に乗り込んだ私は、1番前の席ゲト。
コックピットもパイロットさんも見放題です。タンザニアで国内線に乗られる方は、ぜひぜひ1番に乗り込んで、特等席をゲットすることをおすすめします。
ダルエスサラームからザンジバル島までは、さらに飛行時間が短く、なんと20分で着いてしまいます。青くて美しい海と、パイロットさんを交互に見ていると、本当にすぐでした。
ザンジバルについてのあれこれ
こうしてやってきました。ザンジバル島!! ここは、私が出発前から絶対に行きたいと思っていた場所のひとつ。
美しい海はもちろんですが、ここはスワヒリ文化発祥の地のひとつ。町自体が世界遺産に認定されています。
スワヒリとはアラビア語で「海岸」のこと。このあたりの海岸地域は、古くからアラビアやペルシャ、インドとの交易がおこなわれていました。もともとこの大陸に暮らしていた人々と、海の向こうからやってきたアラブ人、ペルシャ人商人との通婚で混血化が進み、現在 のスワヒリ人が生まれたと言われています。
このような現地社会と外来の商人との関わりの中で独自の文化が育まれ、12世紀以降開花したのがスワヒリ文化。
タンザニアの人々に愛されるスワヒリ語もそのひとつですし、私が愛してやまない「カンガ」や「キテンゲ」などの布もスワヒリを代表する文化。
さらにポルトガルの征服とイギリス保護領時代を経て、アフリカもアラブもヨーローッパもぜーんぶミックスされてしまったのです。
異文化が混ざり合う場所は、概して面白いところが多い。
そこでしか見たり感じたりすることができないオリジナルな何かが溢れているからでしょう。
スワヒリ文化発祥の地のひとつであるザンジバルは、かつてバックパッカーの聖地とうたわれ、海と自由と経済的な宿がある島。そして最近は東アフリカ随一のリゾート地として、バックパッカーではない方々からも絶大な支持を得て、シーズン問わず(ラマダン除く)多くの観光客が訪れています。
古くからの文化がすでにいろいろ混ざり合っているのに、そこにさらにバックパッカーフレーバーと現代のリゾートな雰囲気が追加されたら、これはいったいどんなことになってしまうのでしょう。
いやー、楽しみですねえ。ザンジバル島。
ザンジバル島に来たならまずはストーンタウン
まず私が滞在するのは、ザンジバル島で一番の人口密集地帯。スワヒリ文化が開花したころの貴重な建物などが残る「ストーンタウン」です。その名のとおり、ストーンで作られた家々が、港に面した狭いエリアに立ち並び、地元の人と観光客で常にごったがえしているエリア。
空港からストーンタウンまでは、ダラダラで500シリング(約25円)。や、やすい。
バスを降り、事前に予約をしていたホテルに行くも、満室ですと断られ「いやいや予約したんですけど」と思いつつ、替わりに紹介されたホテルに向かいます。同じ値段で泊れるっていうお話だったのに、全然高くって、断念。
ザンジバル、いきなりつまずいてます。
大荷物かかえて自力でホテル探すのほどめんどくせえことはありません。が、宿を探さないことには、今夜の居場所がない。
仕方なく迷路のようなストーンタウン内部をぐるぐると歩き回り、25ドルのところを20ドルにしてくれた「アネックス2」というホテルに滞在することに決めました。
荷物を置いたらさっそく町を歩いてみよう
「アネックス2ホテル」は、お土産屋さんが立ち並ぶえりあの端っこあたりに位置します。
ぐるぐる歩き回ってたどり着いたので、自分の居場所が全くつかめません。おまけに全体的に石でできているからか、頼りにしているオフラインでも使える地図アプリ「Maps Me」も全然反応しなくって、てんで見当違いの居場所を示しています。
「下手に動きまわると、戻って来られなくなる」
方向感覚に全く自信がない私は、慎重に周囲の建物を記憶することにし、今日のところはあまり宿から離れないことに決めました。
しかし、宿を出て少し歩くと、いきなり見つけてしまったのです!!!
キュートな布がたくさん売らてているショップ!!
布愛好家にはたまらない品揃え。また布か、とげんなりな方もいらっしゃるかもしれませんが、
また布です。
「まだ到着したばっかりだしね、今日は見るだけ、見るだけ」なんて軽い気持ちで足を踏み入れたが最後。
やだー!! すごーい!!!
タンザニア産のカラフルな布「キテンゲ」を使った小物のお店。
キテンゲを使ったパッチワークがド派手でインパクト大!! 豊富な種類のバッグ、ポーチ、それにPCケース、タブレットケースなんかもあります。
さらにはギターケースも!!
そして、私のおすすめは、なんと言っても
布。
あのー、既製品もいいのですが、とりあえず布が欲しいです。そんな人でも大丈夫!! 商品を作る前の布を買うこともできるのです。お店のはしっこに所せましと積み上げられたキテンゲ。
カラフルで種類も豊富。これはテンション上がるでしょう!!
真剣に選んでいると、私が見やすいように、積んでいた布を床に広げてくださって非常にありがたかったです。
1枚6m21,000シリング(約1,050円)。私が買ったのはこちら。
こんだけたくさんのカラフルな布があるのに、結局地味すぎワロターなんですけれども、ここは堅実に、実用性を重視しました。買った布は、キテンゲで作ったかわいらしいバッグに入れてくれます。
夢中で布をあさっておりましたら、気づくともうあたりは暗くなっています。素敵な布にも出会えたことですし、本日はおとなしくホテルに帰ります。明日はここザンジバルのストーンタウンの町をたっぷり探検してみたいと思います。それでは本日も最後までお付き合いくださってありがとうございました。
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