タンザニア(16)ザンジバルでダイビングならムネンバ島で決まり!!
現在世界一周の途にある私は、タンザニアのザンジバル島に滞在中。海の美しさで有名なザンジバル島で、ついに念願のダイビングです。世界に誇る素晴らしい海を求めて世界中から観光客が訪れるザンジバル島。なかでも一番の人気スポットといえば「Mnemba Island(ムネンバアイランド)」。ここでのダイビングを満喫するために、島から最寄りの村「Matemuwe(マテムウェ)」に宿泊中でございます。
【現在地】マテムウェ村/ザンジバル島(タンザニア)
Matemwe/Zanzibar Island(Tanzania)
【気温】28度(昼)
【天気】晴れ
【通貨】10タンザニアシリング=約5円
ムネンバ島でダイビングをするために
ザンジバル島でのダイビングで、おそらく一番のおすすめは「Mnemba Island(ムネンバアイランド)」。地図の青い点線のところ。
このダイビングスポットに一番乗りで到着して、一番グッドなタイミングで潜りたかった私は、ムネンバ島に一番近いと思われる「Matemuwe(マテムウェ)」村での滞在を選びました(詳細は昨日の投稿をご覧ください)。
いよいよダイビングの朝。サンライズとともに起床。海から昇る朝日はとても元気になります。7:25にダイブショップ「One Ocean Zanzibar Dive Centre」のスタッフさんが迎えに来てくれ、ホテルを出発。ダイブショップまでは車で10分。到着するとたくさんのダイバーさんが集まっておりました。さすが観光地。東アフリカきってのリゾートアイランドです。
■One Ocean Zanzibar Dive Centreの詳細
http://www.zanzibaroneocean.com/index.php/en/
詳しい料金などはHPに記載があります。ストーンタウン、マテムウェに支店あり。
【ダイビングのスケジュール】朝早くボートで出発し、午前中に2ダイブ。そしてお昼過ぎに戻ってくるスタイルです。
【料金】2ダイブ110USD+機材レンタル:15USD/1日
マテムウェ村支店の場所はこちら。
本日のボートはとても大きく、約20人のお客さんと8人のスタッフさんが乗り込みました。
たくさん人がいるので、1グループの人数も多いのかなあと思いきや、本日私はダイブマスターのアルマーニさんと2人で潜ることに。本日の参加者の中で、アドバンスダイバーは私しかいなくって、せっかくなら、とちょっと深いところまで行けるようはからってくださってみたいです。ありがたい。
着替えを済ませボートに乗り込むといよいよ出発。本日のウェットは5mmの長袖長ズボンタイプ。アルミタンクに3kgのウェイト。そして、2本潜るときっと寒くなりますのでフードもかぶりました。
この時点では、島のどのダイブサイトに潜るか決まっておらず、行ってみて、海の状況や他のダイバーさんの状況、混雑具合を見て判断する感じです。
「Mnemba Island(ムネンバアイランド)」周辺のダイブサイトはこうなっておりまして、周囲ぐるっとぜーんぶダイブサイト。メインどころが17か所あるそうです。
ボートに揺られること30分。幸い、他のダイバーの姿はなく、魚が逃げちゃう前にさっさと潜っちゃおう! ということで、第一ポイント「Mnemba Small Wall」でのダイビング。船の端に腰掛けて背中からドボン。そして足からゆっくり潜ってゆきます。今までウェイト4kgだったのですが、今日初めて3kgにしたら、こっちのがかなりコントロールしやすかったです。ウェットスーツの厚さによっても、タンクがスチールかアルミかによっても違うんですよね。素人はなかなか安定しないです。
Mnemba Island(ムネンバ島)周辺のダイブサイトの特徴は、なんと言っても魚の数。白い砂浜が続くので、サンゴ礁はそこまで多くないのですが、海洋保護区だけあって魚の数がすごいんです!!
マフィア島の海とはまた違った種類のお魚がわんさか。
本当にすごい!!!
手を差し出すと、黄色いお魚たちがヒラヒラと集まってきます。
ダイビングマスターのアルマーニさんの手。
模様までくっきりクリアに見えて、透明度も最高です。
水族館の水槽に入っちゃったのかと思うくらいに大量のカラフルなお魚たち。
そして、本日は大きなナポレオンフィッシュに会えました。
あとこれなんだっけー。ストーンフィッシュ?
隠れているようで隠れていない、これは確かクロコダイルフィッシュ。ワニみたいだから。
岩陰にもほら! みーつけた。トリガーフィッシュ?
「ほらほらここにもいるよ!! 」とアルマーニさんが指した先には…
ひゃあああぁぁ!!! これはなんじゃろうか。
ドットとストライプがかっこいいこちらはその名も「ブラックビューティー」というお魚。
ちっこいフグみたいの。
そして、本日のウミウシたん。
2匹一緒にいるところを発見した貴重な瞬間(私的に)なのですが、つい興奮して砂に手をついてしまい、細かい砂が舞ってしまいました。私もまだまだですね。
2匹の邪魔をしたかったわけではないのです。このあたりの砂はサンゴでできていて、すごく細かくて、ちょっとかすっただけでふわーっとダイナミックに砂が舞ってしまいます。なかなか中性浮力の維持がとても大切だと思いました。
トランペットフィッシュ。いろんな種類のトランペットフィッシュを見かけました。
こちらは鮮やかなイエロー。
今までで一番きれいに撮影できたライオンフィッシュ。
幸福を呼ぶ白い(ウミ)ヘビ。
いやー、お魚、確かにすごかったです。
個性的なルックスの生き物たちが豊富で、ワクワクして楽しかったです。あれもこれも発見できて大興奮でございました。
海中から見たボート。
ボートに戻ると、スパイスたっぷりの紅茶とフルーツで休憩。
そうして2本目スタートです。このころになると、ほかの場所からやってきたダイバーさんも到着していて、周囲にはたくさんのボートで埋め尽くされていました。1本目だけでも、落ち着いて潜れたのでよかったです。
休憩中に見た海の色。
この色は何と表現したらよいのでしょうか。ソーダブルー? 素敵な色です。
1時間ほど休んで、再び準備を開始します。それでは二本目の模様をどうぞー。
うみうしー。
うみうしー2
ドットのふぐ。
グルーパーという大きなお魚、珊瑚の上にちょこんと座っていてかわいい。
ミラクルフィット。こういうの好き。
角が生えたユニコーンフィッシュ。
トリガーフィッシュ??
これはー…スコーピオンフィッシュでしたっけ?? もしかしてお魚の名前めちゃくちゃかもしれません。違っていたら、お魚博士のみなさん教えてください。
にょろっとウツボ。
今までで一番きれいに撮影できたリーフフィッシュ。
最後はこちら!! カレイ? ヒラメ? なにかなあ。
こうして2本目を終えてボートに戻ったのが13:00ごろ。ここからダイブショップまで戻るわけですが、帰りはボート+バスを使います。
朝は満潮でボートで行くほうが早いのですが、ダイビングが終わったころには潮が引いていて、最寄りのビーチまでボートで行き、そこからバスに乗り換えて戻るほうが早いそうです。
ダイブショップに戻りログブックを記入。いやーいろんなのがいたなあ! これだけ見られると、ログブックを書く時間もとても盛り上がって楽しいんですねえ。そうして14:00終了。
ザンジバルの「Mnemba Island(ムネンバアイランド)」。聞きしに勝る、素晴らしい海でございました。
ザンジバルにきたならナイトダイビングもお試しあれ
このあとはホテルに戻ってゆっくり、と思いきや、実は本日はもう1本のダイビングを控えています。
場所はストーンタウン。そして、そして、ナイトダイビング!!
先日マラウィ湖で初ナイトダイビングをしたばかりですが、本日は、初めての海でのナイトダイビング。今日いっしょに潜ったダイブマスターのアルマーニさんが「ストーンタウンでは、ナイトダイビングもできるんだ!! 昼間とは違う海が見られるからおもしろいよ」と教えてくれました。
これは潜らないわけにはいきません!!
ダイブショップ「One Ocean」はここマテムウェとストーンタウンにもお店を構えています。さっそく連絡してもらい、ナイトダイビングの開催予定を確認。ナイトダイビングは、参加者2名以上から受け付けているそうで…。おひとりさまは、他に誰か潜られる方がいる場合にのみ体験することができるのです。
ラッキーなことに、本日ナイトダイビングの開催が決定しているそうで、そこに私も入れてもらうことになりました。ナイトダイビングの料金は、1ダイブ+機材レンタルすべて込で85USD。
というわけで、昨日発ったばかりのストーンタウンに逆戻りー。ダラダラという乗り合いトラックで1時間半。2,000シリング(約100円)。
夕方17:00にダイブショップ集合。One Oceanの場所は、観光客がたくさん集まるストーンタウンの中心にあります。
機材の準備をすませ、ブリーフィングを行います。ちなみに、ダイブショップに到着したら、今日潜る予定だった方々がキャンセルなさったそうで、結局私ひとりに。それでも潜らせてくださるとのことで、インストラクターのマルセラさんという女の子と2人だけでキャッキャしながらダイビング。おひとりさまに優しいダイブショップやでー。
準備ができたらボートへGO。
夕方のストーンタウンは、昼間とはまた違ってとても雰囲気がありますねえ。
高級レストランでシーフードに舌鼓をうつ観光客のみなさんを横目に、海へ漕ぎ出します。夜の船出はそれだけでなんだかワクワク。ダイブサイトまではボートで約30分。海の向こうに沈む夕日も素晴らしい。
朝潜った「Mnemba Island(ムネンバアイランド)」周辺は魚が豊富な場所でしたが、ストーンタウン周辺は「コーラルガーデン」と呼ばれるほどサンゴ礁の美しさに定評があります。
ここは海洋保護区ではありませんので、漁師さんが毎日お魚を捕獲します。ですから、残念ながらお魚の数はそれほどではないんですねえ。
いよいよ周囲も暗くなり、海の中へ。本日のナイトダイビングは「Pange」というポイント。大きなサンゴ礁の山をぐるりと一周するコースです。
やっぱりナイトダイビングのドキドキ感は異常ww
海に潜ると…
おぉ、確かに珊瑚の森みたい。写真暗くてわかりづらいのですが、見渡す限り珊瑚が生い茂っていて、不思議な感じです。
そうして発見しました!!
巨大やどかり!!
写真があれですが、大きなサンゴ礁の上に、どっしりと座り込んだ大きなヤドカリが手足をゴソゴソと動かしています。
うわー面白ーい!!
それからそれから、大きなスティングレイも発見!! 砂の中に隠れていたのですが、人間に驚いて飛び出してきました。写真はありませーん!! さーっと通り過ぎてしまって撮れませんでした…。
眠っているお魚がふわふわと浮いていて昼間とはまた全然違う表情の海。
たくさんのウニ。まっくろくろすけみたいです。
ウニの中にあやしく光る星。
パイプみたいなサンゴもたくさん。おばけやしきみたい。
こうして大きな珊瑚の山のまわりをぐるーっと1周し、本日のナイトダイビング終了。なかなか面白かったです。もしザンジバルでダイビングをなさる方は、ぜひナイトダイビングにもチャレンジしてみるとよいのではないでしょうか。
旅行ブログらしいことも書いておこうかな
ここ最近は海近辺が多いので、ダイビングのことばかりなこのブログ。海に興味がない方は、毎日毎日お魚の写真ばかりでたいくつかもしれませんので、今日はザンジバルの旅行情報も少し。
ストーンタウンの夜のお楽しみと言えば、フォロダニ公園周辺の屋台です。
夕方以降に出店されるたくさんの屋台はまるで夏祭り。
ダイブショップを出たのが20:00ごろで、その時間にはすでにたくさんの人でおおにぎわい。
新鮮な魚介類をはじめ様々な食べ物のお店が30店舗くらい出ていまして、食べ歩きにぴったり。イスラム教の影響が強い島なのでお酒は売っていないのですが、お酒飲めない私としては何の問題もありません。
ここでのおすすめは、なんと言っても「ザンジバルピザ」。
薄手の生地をこねて鉄板に敷き、
その上に小さなチャパティを乗せ、あとはお好みの具を並べてジューっと焼くだけ。
私は、ビーフ、トマト、チーズをオーダーしてみまして、これで5,000シリング(約250円)。観光客プライスなのでやや高めですが、せっかくなのでぜひチャレンジしてみてください。できあがったザンジバルピザにトマトとトマトソースをトッピングして完成。
チーズがとてもたっぷりで美味でした。
それから、たくさんのフルーツも売っていましたので、パイナップルをひとつお買い上げ。500シリング(約25円)。
あとアイス。2,000シリング(約100円)。
ひとりで夏祭り気分を味わいました。
この公園の屋台周辺は、夜でも危険を感じることなく、ナイトダイブを終えてダイブショップからホテルに向かう途中に寄り道することができました。あのー、危険はないんですけれども、飲みに行こうとか、明日どっかの島に行こうとか、なんやかんや言ってくる人はすごく多いので、めんどくささはあります。
みなさん声かける人間違えてるんですよ。私が行くわけないじゃないですかーーー。
あまり長居する気にはならずさっさとホテルに帰宅。
明日は、ストーンタウンでのダイビング2本が控えておりますので、本日も早めに就寝。ビーチリゾートでゆっくりのんびりかと思いきや、けっこうハードに動いておりますなあ。それでは本日はこれにて終了。最後までお付き合いくださってありがとうございました。
コメントを残す