タンザニア(11)やめられないとまらない!! マフィア島ダイビング2日目
現在タンザニアはマフィアアイランドに滞在しております私は、世界一周の途中でございます。とりあえずアフリカ北上!! なんつってぐいぐい北に向かって進んでいる真っ最中。マフィアアイランドは、知る人ぞ知るダイビングのベストスポット。本日は2日目のダイビングデー。
【現在地】マフィア島(タンザニア)
Mafia Island(Tanzania)
【気温】26度(昼)
【天気】晴れ
【通貨】10タンザニアシリング=約5円
お財布が痛い痛い言ってる
2日ほど前にやったダイビングで、それはそれは楽しい思いをし、マフィア島の海にほれ込んだ私。しかし、何度か書いていますが、この島のマネーシステムはバックパッカーに全然優しくないのです。
まず、ダイビングをするのは海洋保護区に指定された場所でして、そのおかげで美しい海が保たれているんですけれども、1日につき20ドルという大金を支払わねばなりません。ダイビングにかかる費用が105ドル(2ダイブ80ドル+ギアのレンタル25ドル)。さらに20ドルが上乗せされると、125ドル。
やだー高額!!
しかし、そうやって痛い目(お財布的に)みることが分かっていてなお、
どーーーーしても、もう1 回潜りたい!!!
と思わせる魅力がこの海にはあります。前回潜った際の投稿はこちらですが、
ほんと、楽しくって。というわけで、本日も20ドルをお支払いし、ダイブセンターにレッツゴー。
マフィア島でのダイビングは、満潮の時間に合わせて行います。本日は13:30スタート。しかし、意識の高い私は10:30にはダイブショップ「BIG BLU」に到着いたしました。
この日は、昨日テーラーさんに作っていただいたワンピースを着用(製作にまつわる昨日の投稿はこちら)。ただただ自慢したかっただけなのですが、これが思いのほか好評!!
BIG BLUはホテルも兼ねているのですが、ここに滞在していらっしゃるパリからお越しのエレガントな奥様から「私にも作ってよ、お願い!! 」と本気で頼まれてしまいました。
しかし、それはできないのです。なぜならワンピース、私のサイズでギリギリなのです。何がギリギリかっていうと、バスト。あとヒップも。
ほとんど円柱に近いこのワンピースは、1枚の生地の柄を活かしつつ作られていますから、私よりバストが大きい人だと、生地が足りません。総柄の生地だとよいのですが、生地のデザインはこんな感じで、
これ以上大きく広げようがないのです。
それにね、メリハリのあるボディの方は、この生地の絵柄を活かせない。
平らだからこそ、柄がきれいに活きてくるんですねー。
なんつってー。この悲しい理由を「かくかくしかじか、こういった理由で作ることができないんです、あはは(涙目)」と説明し、パリジェンヌからのオーダーをお断りいたしました。
旦那さんと2人の息子さん(10代後半くらい)といっしょにバカンスを楽しんでいらっしゃるエレガントなパリジェンヌから「あなたデザイナーなの? 」と聞かれ、「デザイナーではないです。無職です。しかし服飾系の専門学校を出ておりまして、ファッション全般大好きです」と言うと「あらー私もなの!!! 」とおおはしゃぎ。
彼女は、マフィア島に来る前に寄られた「ザンジバル島」での戦利品を見せてくださいました。アフリカのテキスタイル「カンガ」や「キテンゲ」を使ったスカート、ワンピース、そしてバッグにポーチ。なんだか洗練されていてセンスの良い品々。
「やだかわいい!! こんなデザイン初めて見ました!! 素敵」と私も大興奮。「私はマフィア島のあとザンジバル島に行くんですよ」と言うと、おすすめのお店を数軒教えてくださいました。
ひさびさの女子トークに花が咲いたあとは、気持ちを海に切り替えます。なぜダイビング開始時間の3時間も前にここへ来たのか。
そう。まずはスノーケルで体をあたためておくためです。
せっかく20ドル払うわけですから、可能な限りこの海を満喫したい。あたりまえです。
相変わらずのガチ装備。
スノーケルは遊びではありません。キャッキャうふふがしたいなら他当たってください。
初日の投稿で書きましたが、BIG BLUのゲートから
まっすぐ進んだ海の底にある「ザ・ロック」。
ここがスノーケルのベストポイントですので、そこでお魚たちとたわむれます。素敵な宝石箱のような「ザ・ロック」周辺で浮き沈みを繰り返しているとあっというまにダイビングの時間になりました。
さあそれではダイビングを始めましょう!!
本日は参加者多めで、合計5人。ドイツからお越しの4名様に私がプラスされる形になりました。
プラグスーツ×南国。違和感しかない。
こちらがマフィア島周辺のダイブサイト。
本日は、3.CHOLE REEFとMILIMANI NORTH(1.の北側)の二本立て。
この日は風が強めなので、帆を張って進むタイプのボートで出発。ダイブサイトまでは約35分。到着すると、全員いっせいに準備開始です。機材は全部ボート上でセッティングし、ボートのふちに腰掛けて背中からドボン。そのあとアンカーのロープをにぎり、足からゆっくりゆっくり降りて行きます。
海底に降りると、珊瑚の壁に沿って、流れに乗ってふわーっと移動して行きます。サンゴの壁は全然途切れなくって、あまりに巨大。
びっくりします。そして、そこを住みかとするお魚が無数に泳ぎ回っていて、もうどこを見ていいのか分からないくらい。
やはり、マフィアの海はすごい!!
それでは1本目のダイジェストをどうぞー。
不思議な模様のお魚。
ロブスター。
ハート型っぽいお魚。
ウミウシ!! ウミウシ!! これね、初めて自分で見つけたんですよ。イントラさんに見つけてもらったのではなく、自力で発見できた喜び。感激です。
このお魚は、水中で見ると、レインボーカラーですごくキレイだったんですけど、写真で見ると、そうでもないですね。残念。
ニモ的な。
珊瑚と青い魚の群れ。
1本目と2本目の間に、コーヒー&ビスケットで休憩をはさみます。
ボートを少し移動させて、いざ2本目。今度のスポットは「MILIMANI NORTH」というところ。ここはサンゴ礁の真上からのエントリーとなりまして、サンゴを傷つけてしまうので、アンカーを降ろせません。
全員が海に入ると、そのままゆっくり真下に沈んで行きます。
この2本目がね、本当に素晴らしかった!!!!
ここは、“珊瑚の壁”というよりは、”珊瑚のフィールド”。広ーい岩礁の上を、インストラクターさんの目の届く範囲で、ある程度好きなように楽しんでください、みたいな状態でした。
誰かが何かを見つけたら、他の人に教えてあげたりしつつ、自分でも、岩かげをのぞき込んだり、珊瑚の隙間を凝視したり、
まさに宝探し!!!
「ウミウシはっけーん!!! 」
「ここにヘビみたいのいます!!! 」
「カラバリこっち!! 」
「めずらしいお魚こちらです!! 」
「岩陰に巨大うつぼー!! 」
あ、もちろん水中ではしゃべれませんので、ジェスチャーとハンドサインだけなんですけれども、これがドキドキわくわく大興奮!!!
だってもう本当にいろいろいるんですよ、見たこともない生き物が。
もしかしてここ”オールブルー”なんじゃないかってくらいに。
ドット柄のお魚ー!!
ウミウシ再び。
色がきれいです。
水族館の1000倍のトキメキ。夢中です、夢中。
マフィア近海にいるこのお魚、初めて見たんですけど、かわいいです。クリオネのお魚バージョンみたいな感じ。
正面から。
目くるめくお魚ワールド。真っ黄色のお魚、とても目立ってました。
角が生えたお魚。
これはなんだかよく分かりません。
そして、最後はダメ押しで、ウミガメきたーーーーー!!!!!
息つく暇もないっつーの。なんて贅沢なダイビングでしょう。
この時間がずっと続けばいいのに、とは思いますが、エアーには限りがあります。しかも本日は私ひとりではありません。誰かが100切ったら浮上に向けて動き出さなければなりません。名残惜しい気持ちをぐっとこらえ、「うそでしょ、もう100切っちゃったの!? もうちょっとがんばろうよ」っていう気持ちもぐっとこらえて、泣く泣くグランド珊瑚フィールドをあとにしました。
ボートに上がると、ドイツからお越しの4名様も大興奮で「いやーやっぱすごいね、マフィアの海は!! 」「とくに今のサイトは素晴らしかった!! 」とおっしゃいます。だよね、私もそう思った。
私は明日ここを発ちますが、彼らは明日もダイビングをするらしく、「明日もこの”MILIMANI NORTH”に潜りたいんだけどいいかな? 」とインストラクターさんにリクエスト。
これね、あまりないことだと思うんですよ。翌日また同じ場所を希望するって。ダイブサイトはここだけではないので「いろんな場所を見てみたい」って、私も普段なら思います。今まで、わざわざ2日続けて同じサイトを希望したことはありません。
でも、ここは、すぐにでももう一回潜りたいという気持ち、分かります。
マフィア島、最終日が過ぎてゆきます
2ダイブを終え陸に戻りログブックを記入。みんなでダイブショップに置いてあるお魚図鑑を見ながら「あ、これもいたね!! 」「これなんて名前!? 」と、海の余韻にひたります。そうしてだんだんと日が沈みはじめ、海と空の色も切ない感じに。
荒々しい上陸とは裏腹に、とてものんびりとリラックスした気持ちで過ごせたマフィア島。その滞在も今日で最後です。
「Mayumiの最終日だから、今日のディナーはロブスターだ!! 」というメレメタさん(滞在中の「Melemeta Lodge」のオーナー)のはからいで、豪華な晩御飯をいただきました。ちなみに夕食は、メニューがなんであれ15ドル。
わーロブスター。今日海の中で見たなあー!!
そう思いながら少し複雑な気持ちでいただきましたが、裏返してみると、
な、なんか違う…。これ本当にロブスターですか?
私が知っているロブスターと若干違う、今までに見たことのない甲殻類。とてもおいしかったです。
それでは本日の投稿はこれにて終了。今日もまた最後までお読みくださってありがとうございました。
mayumiさん、初めまして(^-^)
いつも楽しくブログ拝見しています。
私もダイビングが大好きなので、思わずコメントさせていただきました!
クリオネみたいなお魚は、ハタタテハゼですね。私も大好きです!目の上が青くて、アイシャドウみたいですよね( ´∀`)
ちなみにこの前投稿していたバラみたいなやつは、ウミウシのたまごです!
ザンジバルの水中も楽しみにしてます!
これからも気をつけて旅を楽しんでください(^-^)