タンザニア(9)過去最高の楽しさ!! マフィア島ダイビングのススメ
おはようございます。現在世界一周をやっております私は、アフリカのタンザニアにいます。タンザニアと聞いて思い浮かべることと言えば、なんとなくサバンナ、サファリ、乾燥した大地に砂埃なんですけれども、私が滞在しておりますのは、そっちではなく海の方。マフィア島という知る人ぞ知るリゾートアイランドでございます。
【現在地】マフィア島(タンザニア)
Mafia Island(Tanzania)
【気温】26度(昼)
【天気】晴れ
【通貨】10タンザニアシリング=約5円
美しすぎるマフィアの海でダイビング
エメラルドブルーの透き通った海が見渡せるマフィア島のビーチ。
近くにマングローブがたくさん生えているので、葉っぱがたくさん浮いてるね。とか、地元の人が乗る渡し舟がいっぱい停まっているね。とか、まあいろいろ言いたいことはあるかと思いますがしかし、ここマフィア島の海をなめてはいけません。
昨日の投稿で書きましたが、試しにスノーケリングをしてみたところ、これがまあタダでこんなに楽しんじゃっていいんですか!? っていうくらいに、いろんな海の生き物にいとも簡単に出会えてしまったのです。
期待も高まっております本日は、ついにダイビングの日。先に言っちゃいますけども、どんなダイビングだったかを一言でいうと、
ひたすら「楽しい!! 」と思えるダイビングでした。
これは今まで潜ってきた中で1番の楽しさ。ダイビングに関する投稿は決まって、海キレイ! お魚たくさん! 楽しかったです! なんてことを書いておりますから、その違いは分かりづらいと思います。
しかし今回の楽しさは別格!! ここ最近は、サンゴ礁が美しい海から遠ざかっておりまして、大物を狙ってみたり、淡水に潜ってみたり、
そういえば、珊瑚たっぷり、「海の宝石箱やー」な感じは久しぶりなんですねえ。
そうしてあらためて思います。
でっかーーーいサンゴ礁がズドーンと生息している海の楽しさは異常。
ここマフィア島の海はね、いろんなお魚やお魚以外もですけど、もうどこを見ていいかわからないくらいにその数と種類がずば抜けてる。たっぷり堪能させていただきました。
ダイビングビギナーの私が偉そうに言うのもなんですけど、マフィアの海は、珊瑚に集まる小さなお魚や海の生き物が好きな方。それから、岩陰とかをのぞき込んで「何かいるかなードキドキ」と宝探し的な楽しみ方をするのが好きな方にぜひぜひおすすめしたいです!!
あとは、ドリフトダイブって言うんですかね、流れに身をまかせてふわーっと浮遊しながらコースをまわるスタイル。これが好きな方はものすごく快感だと思います。
マフィア島ダイビングについて
私が利用したダイブショップは「BIG BLU」。
HPもちゃんとあります(http://www.bigblumafia.com/)。スイス人女性が経営なさっていて、ホテルも併設。ここのキャンプサイトに泊まれば、ダイバー割引もあるそうです。(ただしパークフィー1日20ドルは日々発生します)。私は前日に予約を済ませましたが、当日でも大丈夫な感じ。
ここでのダイブが今までと違うのは、潜る時間帯を満潮のタイミングに合わせること。干潮だと水深が浅すぎてダイビングには不向きなようで、ダイブショップにはこんなボードがありました。毎日開始時間が変わりますが、1日2本潜るというのは変わりません。
料金は、1本45USD。同じボートで2本潜れば80USD。機材レンタルが25USDです。
本日は、12:30が満潮なので、12:00に集合し、ギアのチェックや着替え、簡単なブリーフィングを行います。
機材はかなり新しくてきれいなものが揃っています。ウエットも、長袖半袖いろいろあり、私は安定の長袖・長ズボンタイプ。厚さは3mmです。フードとグローブはレンタルがないようなので、使いたい人は持参したほうがよいでしょう。
とくにグローブは、岩のはしっこを持ったりするので、絶対あったほうがよいです。
あとロッカーがかわいい。
マフィア島周辺のダイブサイト。
本日は、この1.MILIMANIと2.にCORAL GARDENに潜る2本立て。
ボートはこちら。
エンジン搭載の木製ボートに、機材一式と2本分のタンクを積み込んでいざ出発。
岩礁の多いサイトまでは、ボートで約30分。入り江になっていますので、波はそこまで荒くなく、船酔いせず楽しいボートトリップとなりました。
いよいよポイントに到着。機材を全部装着した状態でボートの端に腰掛けて、背中からドボン。そして、ボートの先頭へ行き、ロープを持ちながらゆっくりゆっくり潜っていきます。
それでは本日の海中世界をダイジェストでお届け!!
潜ってすぐ思いました。
珊瑚がやばい!!!!
さすが海洋公園!! 高いお金払って保護してるだけある!! 珊瑚に集まるお魚の数もハンパないです。
「マフィアの海へようこそー」
お魚博士さーん!! このお魚、なんて名前ですかー?? けっこう大きくて、たくさんいたんですけど…。
こちらはウミウシ。カラフルでかわいい。
やけにきれいに撮影できました。
ライオンフィッシュ。
無数の小魚。
ロ、ロブスター!! おいしそう~
珊瑚の中に住むお魚。
ライオンフィッシュ。
シェルフィッシュ?? 薄っぺらくて、貝みたいな感じのお魚。これ、初めて見ました。
1本目が終わり船に戻ると、コーヒー(もしくは紅茶)とビスケットがもらえます。次のスポットに移動しつつ休憩。
そうして2本目。
まずはウミウシ。いろんな色とデザインのウミウシが見られます。私、ウミウシ好きだなあ~。
このお魚、名前分からないんですけど。
インストラクターさんが、海中で魚の名前を書いて教えてくれます。
あ、またウミウシ!!! か、かわいい。
ニモ的な。
海底に咲く薔薇。のような珊瑚。
真っ赤で、本当にバラみたいできれいでした。
いやーきれいですなあ。
えび? ロブスター?
大量の赤いお魚。
でっかい貝。うにゅにゅと動いていました。
なんかかわいらしい形のお魚。
最後は巨大ウツボで締めくくります!!!
ただひたすらに「たのしかったぁー」という満足感。
美しい。それはもちろんそうなんですけども、なんといっても「楽しい」のです!! これはエジプト・ダハブに匹敵します。しかも、私が今まで見たことのない種類の生き物がたくさん見られたので、うれしかったです。
とにかくおすすめしたいマフィア島ダイビング
あのー、マフィア島、こんなにポテンシャルすごいのに、全然人がいないんですよ。今日潜ったのは私ひとり。もちろん観光客ゼロではないのでたまたまなんですけども、それにしても、この美しさと潜りに来るダイバーの数がまったく比例していない。
マフィア島の海は、まさに手つかず。
穴場、隠れ家、シークレットなダイブサイトなんです。ダイブショップ併設のホテルに滞在していらっしゃった、ドイツ人ご夫婦とフランス人ファミリーにちょっと聞いてみました。今日は潜っていないけど、彼らもまたダイバー。
「あのー、つかぬことを伺いますが、みなさんの国ではこのマフィア島って有名なんですか? というのも、日本ではまだ全然でして。私もちょっと前まで知らなかったくらいですし…。他の国々ではどうなのかなって」
「あはは、有名なわけないじゃなーい」
「誰も知らないよ」
「そうそう。そもそもタンザニアのことだって知らないんじゃない? 」
ひどい言われようですが「ではみなさんなぜここに!? 」
「そりゃダイビングが好きだからだよ。しかも落ち着いた雰囲気でリラックスできて、ダイビングを心ゆくまで楽しめるって聞いたからここに来たのよ」
だそうです。確かにね、リゾート気分とかちょっとはっちゃけた感じとか、わいわいした感じがいいなら、すぐ北に有名なリゾートアイランド「ザンジバル島」があるんです。ここだって世界有数のダイブサイトがたっぷり。
でもあえてマフィア島を選ぶ感じが、硬派なダイバーっぽくていいじゃないですか。会話の最中にちらっと見たんですけどもね、みなさん腕に付けている時計、ダイビングコンピューターでした。
というわけで、本日の投稿は、私の友人でダイビングの先生(お魚博士)である元同僚の友人にプレゼンするつもりで書きました。
彼女は、いざというとき優しいんですが、たまにブログの感想をラインで送ってきたかと思ったら「(私のブログの内容が)悲惨なほうが糧になる(笑)」なんていう非常に温かいお言葉だったわけですけれども。
ダイビングが好きで、あと動物も好きな方は「サファリ&ダイビングを満喫!! タンザニア7泊8日ツアー」とかどうですか?
アルーシャで、セレンゲティ国立公園やンゴロンゴロ保全地域のツアーに参加して、マフィア島に飛んでダイビング三昧。これねー、すごくいいと思うんですよ。
昨日の投稿でも書きましたが、マフィア島は正直貧乏バックパッカー向けではありません。
だってものすごくお金がかかるもの。
ただでさえダイビングってだけでお金がかかるのに、宿泊費、食費も削れないし、パークフィー1日20ドルだって払わなければなりません。
この島は、むしろ、日本で普段お仕事をがんばっていらっしゃって、たまの長期休暇でぴゅーんとやってきて、たっぷり癒されて帰っていただくっていうほうが合っている気がします。
ほら、お仕事ある人は、ある程度お金に余裕があるじゃないですかー。
あたりまえですが、わざわざボートでくる必要はありません。タンザニアの首都ダルエスサラームから、飛行機で1時間くらい。120ドルです。かんたーん!!
もちろん、ぜひボートで来たい!! という方は、下記投稿を参考にしていただいて、ニャミサティ村を経由してボートで来られてもいいのですよ。
ワイワイガヤガヤとしたいわゆる人気リゾート地と違って、ここには静寂があります。それから、都会ではなかなか味わえない、真っ暗な夜と、美しい星空。
治安が心配な方、マフィア島は、たぶんめっちゃ治安がいいです。本当に。ダルエスサラームとは、人々の顔つきというか表情が全く違います。そもそも人があんまりいないんじゃないかっていう話もありますが、たまにはそんな場所に身を置いてみるのもいいものです。
衛生面が心配な方、そんなに汚くありません。ハエとかアリとかはこれはもう目をつぶっていただいて。あとはもう全然清潔ですから。
ちなみに、マフィアアイランドは10月~2月くらいにかけて、かなり岸に近いところまでジンベイザメがやってくるそうです。南半球ですから、季節でいうと夏にあたるのかなあ。おまけに透明度なんかもこの時期がベストとのこと。インストラクターさんによると、一番いい時期は11月だそうですが、まあちょっとずらして12月1月の冬休みがねらい目なんじゃないですかねえ。
私が潜ったのは8月のオフシーズン。ベストの状態じゃなくてコレですか!? まだ本気出してないのに、私はすでにノックアウト…。
いやあ計り知れない!! マフィアアイランド。
こうして夕方ホテルに帰宅。ホテルの周りにはなにもお店なんてありませんので、ディナーはホテルで取ることになります。1食15ドル(震え声)。まあこれは仕方ないので、お金のことは気にせずおいしくいただくことにしております。
本日の夕食は、こちら。まずは前菜。
メイン。
デザート。
お庭でディナー。あぁおしゃれ。
こうして毎日その日の献立がボードにて発表されるシステムです。
前菜、メイン、デザート。この3皿が基本です。おいしいディナーをゆっくりと堪能しましたところで、本日の投稿を終了させていただきます。今日もまた最後までお読みいただきありがとうございました。
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