ベリーズ(3)ダイビング@ベリーズバリアリーフと魅惑の鳥コロニー
現在世界一周をしております私は、中米にあるベリーズという国を旅しています。昨日の投稿では、念願のグレート・ブルー・ホールでのダイビング情報をお伝えいたしましたが、本日はその続き。残る2ダイブと、ランチに立ち寄った鳥の楽園島情報をお届けします。
【現在地】キーカーカ(ベリーズ)
Caye Caulker(Belize)
【気温】31度(昼)
【天気】晴れ
【通貨】1ベリーズドル=約55円(2ベリーズドル=1USドル)
本日2本目のダイビングは魅惑のHalf Moon Caye
3ダイブ+機材レンタル代+パークフィーで、合計336USドル(約38,900円)というなかなかに高額なグレート・ブルー・ホールのダイビングツアー。しかし、そののすばらしさはやはりグレートで、大満足だった一本目。
2本目は、ブルーホールから約30分ほど移動した場所にある「Half Moon Caye Wall」というサイトです。ここに近づくにつれ、海の色がなんかちょっと…
これキレイすぎじゃないですかーやだー!!
・10:00 到着。
こんな色見せられちゃうと、期待しかない…。機材準備。そしてエントリー。
最初は穏やかなシャローが続きます。
透明度が高いので、遠くまでくっきりと見えるんですねぇ。と、ここで視界の端を横切る影。
あー!!! エイがいる!!
幸先の良いスタートです。しばらくすると、ごつごつとした岩が増え、
その隙間を通り抜けると、
いきなり巨大なウォールが出現!!
紅海のようにカラフルなサンゴではないのですが、落ち着いたトーンのソフトコーラルがびっしり!!
海中に現れたサンゴ礁の森。
さすがカリブ海! 波も穏やかで、ふわふわと流されるゆるやかなドリフトダイブを楽しめます。
このエリアには、ウツボカズラのようなサンゴがたくさん生えています。正式名称はわかりません。
----------
(追記)
このウツボカズラのようなやつは、「珊瑚」ではなく「海綿(カイメン)」だそうです。名前は、Giant Barrel Sponge(学名:Xestospongia Muta)。心優しい読者さまから教えていただきました。
勉強不足も甚だしいので調べてみましたところ、海綿(カイメン)は海綿動物、サンゴは刺胞動物で、まったくの別物だそうじゃないですかー!! おもしろいですねぇ。
ちなみにBarrelは日本語で“樽(たる)”のこと。確かにそれっぽい形状です。
----------
非常に好奇心をそそる形状。
こんなのが群生していると、どうしても中を覗き込みたくなりますね。
中に何かお宝があるんじゃないかと、ひとつひとつチェックしてまわります。だいたい中身はからっぽなんですが、たまーにこんなのも。
やだかわいい///ライオンフィッシュが隠れていました。
続いてバラクーダが登場。一匹だけがのんびりと泳いでおりました。
まってー!!
動画はこちらです。
サンゴもお魚も想像以上。美しすぎるベリーズの海に癒されながら浮かんでいると…
!?
うわぁぁぁぁああ!!!!
サメ!!!!!
大きなサメがゆっくりと横切ってゆきました。先日潜ったメキシコのコスメル島も同じカリブ海だったのですが、そこではサメを見つけることはできませんでした。しかし、ちょっと南下したベリーズにはサメがいるんですねぇ。
このサメは、「カリビアンリーフシャーク」という種類だそうで、おとなしく、人を襲うことはめったにないと言われています。動きもゆるやかでしたし、獰猛な感じもいたしませんでした。
海の中なら何見てもときめきますが、やっぱりサメとか出ちゃうとテンション上がります。わくわくしながら進んでいくと、またまたサメが現れました。
わわわ、近づいてきた!!
近い近い近い。
エラのディテールとか、サメ肌の感じとか、ひれのギザギザまっではっきり確認できる距離! ドキドキするー。
あぁ行っちゃった。ばいばーい。
これは楽しい!!! なんせサメが近いんだもの。動画はこちらです。
本日のダイブ、実はブルーホールのことで頭がいっぱいで、ほかはその付属品くらいにしか考えてませんでした。しかし、よく考えたら、ベリーズサンゴ礁保護区は、オーストラリアのグレートバリアリーフに次いで世界第二位の規模。世界遺産になっているほどです。
おまけに、この2本目の「Half Moon Caye」は国の天然記念物にも指定されている島。さらに言うと、1981年に中央アメリカではじめて海洋保護区に指定された場所でもあるのです。だいぶ手厚く保護され、大切にされている島のウォールですからね! そりゃあきれいなわけですよ!
すげーじゃんベリーズ!!
珊瑚もたっぷり!
カラフルなお魚もたっぷり!!
そして、サメもたっぷり!!! (さきほどとは違うサメ)
こんなにサメに会えるとは思っていませんでしたー。
ほらまた。
あ、ここにも。
次から次へと現れるサメに、ダイバー一同大興奮なのが分かります。予期せぬ方向からサメがやってきますので、360度、全方位に意識を分散させておかないと!!
いやー楽しいですねぇ。
こうしてたっぷりサメ天国を満喫し、最後はハート形のサンゴを見つけて記念撮影。
2本目のダイブが終わったら、ランチ休憩となります。ランチは、噂の「Half Moon Caye(ハーフムーン島)」に上陸し、ビュッフェスタイルでいただきます。
・11:30 Half Moon Caye(ハーフムーン島)到着
国立公園、そして国の天然記念物なだけあって、この島、超キレイです。ものすごく絵になりますねぇ。
入島チケット。
海の色やばい。
青のグラデーションに言葉を失います。
ヘブンかっ!!
メニューは、チキンや豆などいろいろ食べ放題。飲み物も付いてきます。
ボートの上は禁煙なので、たばこはランチタイムのみ。
お腹がいっぱいになったら、島の散策。ハーフムーン島は無人島で、島の安全を守るレンジャーさんが常駐しているのみ。
手つかずの自然が残るこの島は、鳥たちのサンクチュアリとして知られております。島の中心あたりには、大きな大きな鳥のコロニー(鳥の巣の集合体)があるのです。
ダイビングのインストラクター・ウィリアムさんのガイドで、鳥コロニーを訪れます(希望者のみ)。
ジャングルの中の細い道を歩くこと20分。
到着しました鳥コロニー。
もうね、近くまで来たところで、ものすごい鳥の鳴き声が聞こえますからすぐわかります。木が生い茂る森の中ではありますが、木の上には、鳥たちがびっしりと巣を作っています。
のどのところが赤いんですねぇ。
白い鳥。
白と黒の鳥。
イグアナみたいな鳥。
注:イグアナです。
今までに見たことがない鳥がたくさんいてなかなかにエキサイティングでした。
道のわきには、たくさんのヤドカリが転がっています。
よちよち歩きがかわいらしい。
こうしてハーフムーン島を満喫したら、3本目のポイントへと移動します。
12:30 Half Moon Caye(ハーフムーン島)出発。3本目のポイント名は「Long Caye Aquarium」
“水族館”という名の素敵ポイントへGO!!
・12:50 Long Caye Aquarium到着
これまでにも何度か“Aquarium”という名前のついたポイントに潜ったことがあります。そして学んだこと。
Aquarium=高確率でとても素敵な体験ができる。
そりゃそうです。水族館とか言っちゃうくらいですから、きっとすごいんでしょう。
期待に胸膨らませ、準備をしてエントリー。水中に入るとすぐに、目の前を通り過ぎるお魚。
わぁーアクアリウムの片鱗が見え隠れ!?
と思ったらちょっとこれなんか多くないですか?!
えぇぇぇぇえええなんじゃこりゃー!!!
予想を上回るアクアリウム感にびびります。
急にこんなにお魚が来たら誰しもびっくりすると思うのですが、あとで「何やったの!? 」と聞いてみると、ボートスタッフさんがお昼ご飯の残りを海にまいたそうです。
餌付け!?
とりあえず、こんだけのお魚見ちゃうと海底が地味に感じてしまいました…。
キレイな色のトリガーフィッシュ。
このあたりっで見られるのは「クイーントリガーフィッシュ」という、ピンクのラインがアクセントになったやつ。
このお魚は泳ぎ方、というかヒレの動かし方がかわいくって、海の中でもとても目立ちます。動画をどうぞー。
海底のアクアリウムは、小さなお魚がたくさんいて、確かに水族館のようでした。
なんか写真が青くなっちゃってますけど、透明度は非常に高く、太陽の光もお魚もキラキラしてとても美しかったです。
さあ、これにて3本のダイビングが終了。このとき14:00くらいです。ここから2時間ほどかけてキーカーカに戻ります。キーカーカ到着16:00。
ダイブショップにて、みんなでわいわいしながらログブックを書き、解散。
【グレート・ブルー・ホールダイビングツアー詳細】
- ダイブショップ:「BELIZE DIVING SERVICES(ベリーズダイビングサービス)」
ホームページはこちら。
- 開催日程:毎週月曜、金曜のみ
- 料金:全部込みで336USD(約38,900円)
- スケジュール:5時にショップに集合し朝食。ボートで1本目のブルーホールまで約2時間。2本目がブルーホールに近いサイトでのダイビング。そのあと国立公園になっているHalf Moon Caye(ハーフムーン島)に移動してランチ。そこから近いダイブサイトで3本目。ダイブショップに戻ってくるのは16:00くらい。
※キーカーカでブルーホールダイビングを催行しているダイブショップは2017年1月現在3軒しかないそうです。私が申し込んだところ以外では、「Franchie’s Diving Services」というところもやっていると聞きました。詳細不明ですが、キーカーカは狭いのでその気になればすぐ探せると思います。比較検討する方はぜひー。
- ウェット:3mmフルスーツ。(ブルーホールは水温が25度くらいでしたので、フードやインナーを持参したほうが寒くないと思います。2、3本目は水温27度でした)
それでは本日の投稿はこれにて終了。最後までお付き合いくださってありがとうございました。明日は、キーカーカにてスノーケルツアーに参加します。お楽しみにー。
こんにちは。ダイビングを楽しんでいらっしゃるようで、何よりです。
ウツボカズラみたいなのは、海綿(スポンジ)です。
Giant Barrel Sponge(学名:Xestospongia Muta)っていいます。
パナマまで、気を付けて旅してくださいね(^o^)