メキシコ(45)猫耳に癒されウツボに追われるコスメルラストダイブ
世界一周、中米周遊の旅をしております私は、現在メキシコのコスメル島におります。こちらでは念願のダイビングをしてみよう! ということで2日ほど蒼く美しいコスメルの海に潜ってまいりました。そうして本日はダイビング最終日。本当はまだまだ潜っていたいのですが、貧乏バックパッカーには、これ以上はきつい。
【現在地】コスメル島(メキシコ)
Cozumel Island(Mexico)
【気温】33度(昼)
【天気】晴れ
【通貨】1ペソ=約5円
コスメル島ラストダイブの様子をお届け
昨日は、1日ほど、ダイビングをお休みしてホテルでゆっくり休息をとりました。言ってみれば毎日が休息なんですけれども、まあそこらへんは目をつぶっていただいて。
お世話になっているダイブショップの詳細&ダイビング1日目の様子はこちらです。
ダイビング2日目はこちらー。
コスメル島のダイビングインストラクターさんは、どうやらフリーランスというか、何軒かのダイブショップと契約していらっしゃっていろいろなお店で働くパターンが多いようでして、3日潜って3日とも別の方でした。
本日のインストラクターさんは、猫耳がキュートなサンドラさん。
バットマンだそうですが、こんなかわいいフードはどこに売っているのでしょうか。いいなー、ほしいなー。
海外から働きに来ているインストラクターさんが多いコスメル島で、サンドラさんはめずらしく、コスメル生まれ、コスメル育ち。パラダイスのような島で生まれ育ったローカルインストラクターさんです。楽園生まれ楽園育ち、そして楽園在住といううらやましすぎる生い立ち。
そんなサンドラさんに「コスメルの海、超キレイで私は大好きになりました」と言うと、
「おう! だったらずっとここにいなよー!! うちに空いてる部屋あるか
あ、そういうのはほんと大丈夫です。
「んーそうかー、でも、庭にハンモックあるぞ!!」
え!? ハ、ハンモック!! 憧れのハンモック。
メキシコに来てからというものいたるところで目にするハンモック。絶対にお土産として買って帰るんだと心に決めているハンモック。ハンモックがある家かぁーいいなー。ちょっと揺らぐなあ。
そんな彼に本日ガイドされるダイバーは私含め6名。今までより多めです。
本日のダイビングはとても不思議なシステムを採用しておりまして、インストラクターのサンドラさんが最初にこうおっしゃいました。
「酸素が70barきった人から浮上してください。ひとりでもバディといっしょでもいいです」
あ、なんかこれ新しいスタイル。いつもであれば、どなたかが100barなり70barなり、最低限度のエアー残量になると、全員で浮上いたします。ときには想定外に早くダイビングが終わってしまって「私まだ酸素たくさん残ってるのになぁ」なんて少しがっかりすることも。まあ人それぞれ、酸素を消費するペースに違いがありますから、それは全然いいんですけれども、
本日のスタイルであれば、酸素を大切に使えば使うほど、時間いっぱいまでたっぷりダイビングできる!!
どうしてこんなことができるかと言うとですね、コスメルの海はとても穏やかなんですよ。で、一応バイディを決めはするのですが、そんなに厳しくなくって。しっかり横に並んで、絶対はぐれないでね! みたいにピリピリしなくても、グループ全体でゆるーく流れに乗って進んでいれば大丈夫。急に波にさらわれてはぐれちゃう! なんてことになる可能性はものすごく低いと思われます。
ここでは、先頭にいるガイドさんが何かいろいろ見つけて見せてくれるというわけではなく、各自、ある程度好きなように見て、ガイドさんにしっかりついてきてくれればオケ、という状態。
全体の潜水時間は50分前後なのですが、後半は浮上するかなり前にガイドさんがシグナルフロートを上げ、海上で待機しているボートがそれを追いかけてきてくれます。ですから、後半、エアーが残り少なくなった人がひとりで浮上してもボートが見つけてくれるんですねえ。
というわけで、一本目行ってみましょう。ダイブサイトは「Santa Rosa(サンタローサ)」。
コスメルの海の透明度はものすごく高くって、底から見上げるダイバーさんたちの姿もくっきり!!
潜ってすぐに発見したのはロブスター。
大きくて、おいしそう。
それから大好きなハコフグ(真上から)。
おもしろい顔のお魚も。
そして黄色いお魚の群れがきれいです。
本日もまあきれいだこと!! すれてゆがんだこの心も浄化してくれるような透き通る青さ。
白いエイが隠れています。
無心でお魚を眺めふわふわ漂っていると
視界に入るのは、インストラクターのサンドラさんと、私のバディのおじさんだけ。
1人消え、2人消え…サンドラさんの指示通り、エアーが70bar切ったダイバーさんから順に浮上していかれたんですねえ。それから少しすると、私のバディのおじさんも「先上がるね! あなたはもっといていいから! 」のハンドサインを出しつつ、海上へと消えてゆかれました。
そうして最終的にはサンドラさんと私の二人っきりに。
我々以外誰もいなくなった海底で、エイを発見!!
黒いお魚といっしょにふわーっと泳いでいきます。
お魚のこと、全然詳しくないのでよくわからないのですが、ここで見る生き物は、種類が違っても仲むつまじいんですねえ。
「大きな魚にくっついて外敵から身を守り、なおかつその魚が食べたおこぼれを貰うためでしょ」なんていう理由はこっちだって百も承知ですけども、ここはあえて言いましょう。
彼らが常に寄り添っているのは、ここが恋するコスメルだからです。
さあこうして一本目が終了し、ボートに戻ります。
ボートの上で40分ほどのんびりと休憩し、2本目。
今度は「Paso del Cedral(パソ デル セドラル)」。このポイントの中でも「シャローズ」という水深が浅い場所でのダイビングでした。さあそれでは行ってみましょう!
水に入るとすぐに表れたのはウミガメ。こんどもまた種類を超えた仲の良さ。
お魚とカメが寄り添って泳いでいます。
自己アピールの強い変な魚。
はこふぐー!!
かわいいよはこふぐ///
こちらは別の柄のフグです。
あぁこれでコスメルでのダイビングも終わりかあ、悲しいなあ。こんな癒される海はなかなかないのになあ。素敵だったなあ~フワフワ
なんて思っておりますと、視界の端をよぎった黄色い影。
ん?
写真右上に、巣から少しだけ顔を出したウツボが見て取れます。
おっきいウツボがいるなあ~と思って通り過ぎようとしたところ、
ちょっとー!!!!
GoProそんなつっこんだらダメー!!
好奇心旺盛なほかのダイバーさんが、ウツボにGoProを近づけすぎてしまったようで、ウツボ大激怒ー!!
シャーって!!!!!
いや実際ウツボ「シャー」とか言ってませんし、言ってたとしても水中でそんな音聞こえないんですけれども、効果音を付けるとしたらそれはもう「シャー!!!!! 」以外にありえないわけで。
すげー巣から出てきちゃってんじゃん!!! こわいこわいこわいこわい。
ぼーっとフワフワしていたところに急に現れた大きなウツボ。
あっぶねー!! ウツボは怒らせるとこわい。動画はこちら。
そんなウツボとの邂逅を終えると、現れたのは再びのウミガメ。
水の中を泳ぐカメはとても優雅。
そして、この海で初めて見たなんだか気になる白いお魚。
最後はダメ押しの大きなマダラトビエイ!!
バイバーイ!!
気づけばまた今回も最終的に猫耳のふざけたイントラさんと2人っきりになっておりました。愛すべき猫耳バットマン。
この姿に毎回吹きそうになりながら楽しく潜ることができました。
コスメル島でのダイビングは午前の部9:00ごろスタートで2ボートダイブ、午後の部14:00ごろスタートで2ボートダイブがございます。私は「朝のほうが絶対お魚がたくさんいる」という根拠のない思い込みのもと、3日とも午前の部に参加しました。
2ダイブを終えて港へと戻ってくるのは13:30~14:00ごろ。
夕方まではしばらくのんびりすることにします。
さようなら、楽園コスメルアイランド
向かったのは、先日レンタルバイクでスノーケルしに行った「Money Bar」というレストラン&バー&カフェ。詳細はこちら。
コスメル最後のサンセットを堪能させていただきました。Money Barまでは、町の中心あたりからタクシーで100ペソ(約500円)。
多くの旅人から“恋するコスメル”なんて呼ばれるわくわくどきどきアイランド。で、実際問題、恋的なやつはどうだったか。まあこれはあれですね、ほら、こういうのってわざわざブログに書くことではないですし、そんな赤裸々な
なんもねーわ。
本日の投稿はこれにて終了でございます。そして長かったユカタン半島滞在も今日で終わり。明日は、ふたたびメキシコ内陸にバス移動。メキシコの遺跡の中でもっとも楽しみにしていた「パレンケ」へとむかいます。それでは本日も、最後までお付き合いくださってありがとうございました。
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