メキシコ(46)コスメル島からプラヤ、そしてパレンケへと夜行バス移動
世界一周をやっております私は、現在メキシコに滞在中。もう何日いたか把握していないくらい長いこといた、ユカタン半島の東海岸エリア。本日はこの素敵な海沿いエリアを離れ、内陸にあるパレンケという町に移動します。
【現在地】コスメル島(メキシコ)
Cozumel Island(Mexico)
【気温】33度(昼)
【天気】晴れ
【通貨】1ペソ=約5円
美しい海に別れを告げ、いざ内陸へ
水着やラッシュガード、そのほかもろもろダイビング&スノーケル用具一式をバックパックの一番底にしまい込んで、パッキング完了。しばらくは海ともお別れです。さみしいなあ。毎回かなりの時間を要すパッキングですが、昔よりは早くできるようになりました。とはいえ、1時間はみておかないといけません。あわててやると、必ずと言っていいほど忘れ物をします。
宿を出発したのは11:30ごろ。目指すはコスメル島のフェリー乗り場。私が滞在していた宿は、ここまでにまあまあ距離がありましたが、がんばって歩きましょう。
徒歩20分。フェリー乗り場到着。ここから、本土のプラヤ・デル・カルメンまでは、フェリーに揺られて40分。
■コスメル島からプラヤ・デル・カルメンまでの行き方
【移動手段】フェリー
【会社】港で見た限り、フェリーの会社は2つあって、それぞれが30分~1時間おきに運航しているようです。
【値段】フェリー会社は2種類ありまして、黄色い船のUltraMarが163ペソ(約825円)、白い船のBarcos CARIBEが135ペソ(約675円)でした。
【所要時間】約40分
予約なしでも、30分おきくらいにフェリーが出ていますので、港に着いてからチケットを買えば大丈夫だと思います。ちなみに、私が利用したのは黄色い船のUltraMar。
フェリーに揺られること40分。この日はそこまで波は高くなかったですが、船酔いしやすい方は、酔い止めを飲んだほうがよいかと思います。
【フェリーが到着する場所】(プラヤ・デル・カルメン)
プラヤ・デル・カルメンは、近年人気急上昇中のリゾート地。海の色がびっくりするほどキレイです。
歩行者天国になっているメイン通り通称「キンタアベニーダ通り(フィフスアヴェニュー)」は本日もたくさんの観光客でにぎわっています。ここで向かうはADO(地元の人は『アデオ』と呼んでいます)のバスターミナル兼チケット売り場。
チケットは、ADOのホームページからも購入可能なのですが、私のクレジットカードはなぜか使うことができず、毎回オフィスにて購入しています。オフィスで購入する際に、支払いは同じクレジットカードが使えるんですけどね。
プラヤデルカルメンにはADOのバスターミナル兼チケット売り場が2か所あります。港から近いキンタアベニーダ通り沿いのオフィスはこちら。
ここで、プラヤデルカルメンからパレンケ行きのチケットを購入します。そしてスタッフさんから言われたのが、「乗り場はこっちのターミナルじゃないほうだから、間違えないように気を付けてね」。
そう、パレンケなど遠くに行くバスが停車するのは、港から少し離れたターミナルになります。港に近いほうは、カンクン行きなど、近場で頻繁にバスが発着する路線だけのよう。もうひとつのADOバスターミナルの場所はこちらです。
ちょっと離れていますが、全然徒歩移動可能です。パレンケやサン・クリストバル・デ・ラス・カサス行きのバスの場合はこちらのターミナル利用になるかと思います。
■プラヤ・デル・カルメン(Playa del Carmen)からパレンケ(Palenque)への行き方
【移動手段】ADOのバス
【料金】631ペソ(約3,155円)※便と購入のタイミングによって違います
【スケジュール】2016年12月現在17:10発、19:10発、21:55発の3便あり。私はもっとも金額の安い17:10にしました。
【所要時間】約10時間30分
バスの出発まで時間があったので、プラヤデルカルメンで超おすすめのジェラート屋さんのチーズジェラートを食します。
毎日毎日30度超えの暑さなんでね、体の内側から体温調節していかないと、命にかかわります。命のジェラート。
これで20ペソ(約100円)なんて、メキシコの物価は本当に本当にありがたい。
場所はこちら。カンクンやトゥルム行きのコレクティーボ乗り場のすぐ近くです。
観光客がたくさんの大通りから少し外れると、物価もローカル価格になり安心してお腹いっぱい食べられます。
さあそれでは17:10になりましたので、バスに乗車。
メキシコ東部を旅するにあたり、ほとんどの旅行者さんがお世話になると思われるADOバス。快適すぎるこのバスは、私のお気に入りでして、町から町へと移動する長距離の区間は、とりあえずどこに行くにもADOさん一筋。
■ADOバスの魅力について
そもそも長距離バスでの移動がけっこう好きな私にとって、この一等バス会社「ADO」はとても頼りになる存在。バスの長距離移動好きー! 夜行バス好きー! という旅人がどのくらいいるか分かりませんが、閉鎖的なバス車内でひとときの居場所を確約される安心感がたまりません。今まで旅してきた場所が場所だからか、これほど快適なバスがあってよいのだろうかと思うほどに、至れり尽くせりな気がするADO(アデオ)バス。
【ADOバスのよいところ】
- 体の大きな男性はちょっとわかんないですけど、標準体型の女性が座るには十分な広さの座席です。
- ほとんどのADOバスには、足元に電源をとれるコンセントがありますので、ずっと音楽を聴いていても、iPhoneの充電がなくなる心配をしなくて大丈夫。
- 大きな町にはだいたいADOのターミナルがありまして、そこでは無料Wifiが使えます。無料のコンセントもあります。
- しかも、だいたい24時間営業なので、早朝や深夜に到着しても、明るくなるまで安全に待機することができます。
- 有料だけどきれいなトイレ完備、有料だけど荷物預り所完備。
- 今まで乗った限り、ほぼきちんとしっかり定刻発車、定刻到着しております。
- 大きな荷物を2個、3個預けても、追加料金をとられません。
ありがたいバス会社です。
料金は、小さなバス会社に比べるとかなり高いと思われますが、とても安心。たまに冷房の効きすぎで寒いなあと思うことがありますので、ブランケット的なものやカーディガン的なものを持って乗ると完璧。
さあ、これに10時間ほど揺られまして、翌日朝4:00、パレンケに到着いたしました。プラヤ・デル・カルメンからパレンケの間には1時間の時差がありますので、ご注意ください。
ドラクエでいう“宿屋”、ポケモンでいう“ポケモンセンター”と同程度のレベルで、得も言われぬ安心感を与えてくれるADOバスターミナル。パレンケオフィスはこちらです。私のメキシコ旅になくてはならない存在。
外はまだ暗いため、ADOさんのオフィスで待機。朝7時前、外が明るくなってきましたら、本日の宿へと徒歩移動。
バスターミナルの前はロータリーになっておりまして、なんだかよくわからない銅像があります。
古代マヤ人、でしょうねー。
「ついにパレンケに来たぞー!! 」という気持ちを高めてくれる、町のロゴ。
おいおいさびれてんなー!!
パレンケでの宿泊場所は、ポサダ ナチャン カーン(Posada Nacha`n – Ka`an)というホテル。ADOバスターミナルから徒歩15分くらいの場所にあるシンプルなホテルです。詳細は以下の通り。
■パレンケ(Palenque)でおすすめの安宿・ゲストハウス・ホテル
ポサダ ナチャン カーン(Posada Nacha`n – Ka`an)
【宿泊日】2016年12月
【部屋のタイプ】10シングルベットのドミトリー10人部屋
【料金】150ペソ(約750円)/1泊
【設備】Wifi普通に使える。シャワートイレ共同。お湯が出なかったけど暑いので問題なし。
非常にシンプルで、基本寝るためだけのホテルという感じですかね。とても開放的で、なんなら部屋のドアがありません。
角部屋ならぬ、角ベッドが最高です。
パレンケという町に来る観光客の99%は、マヤ文明の古代都市遺跡で、メキシコの世界遺産の一つ「パレンケ遺跡」を観光しにきていると思われます。とくに、ここで長居したいとか、町の様子もじっくり堪能したいとか、そんな人はほとんどいないんじゃないかなあ。だからまあ宿もこのくらいの飾らないスタイルでちょうどいいんじゃないでしょうか。
パレンケ遺跡つったらあれですよ、たぶんメキシコのマヤ遺跡の中では最も規模が大きくて、もっとも見ごたえがあるっていう…。私も、遺跡のなかでは、このパレンケ遺跡を一番楽しみにしておりました。
というわけで、到着早々ではありますが、私もさっそくパレンケ遺跡の観光に行ってみたいと思います。明日は、パレンケ遺跡の様子をお届けいたします。それでは本日も最後までお付き合いくださってありがとうございました。
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