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2016-12-12

メキシコ(47)念願のパレンケ遺跡はジャングル散策も見どころのひとつ

パレンケ遺跡

現在メキシコを旅しております私は、世界遺産のひとつ、マヤの古代遺跡「パレンケ」を有する町、その名も「パレンケ」へとやってきております。ここに着いたのは本日の早朝4:00。そして朝7:00、周囲が明るくなると同時に、バスオフィスから宿まで移動を開始いたしました。今日はパレンケ遺跡観光です。

【現在地】パレンケ(メキシコ)

Palenque(Mexico)

【気温】33度(昼)

【天気】晴れ

【通貨】1ペソ=約5円

ツアーに参加するのも手だと思うの

ADOバスオフィスの前のロータリーに出ると、何らかのチラシを配っているおじさんと遭遇。話を聞くと、彼はパレンケ遺跡へのツアーの客引きさんでした。ツアーと言っても、パレンケ遺跡+2つの滝までの足を提供してくれるよ、という格安のもの。ガイドとかは付きません。

12月とはいえ暑い暑いメキシコで、さらに夜行バス移動で疲れているような疲れてないような、ただ寝てただけなんで実際全然疲れてないんですけど、そんなときにツアーはやっぱり魅力的。

パレンケの町の見どころは、第一にパレンケ遺跡ではありますが、そのほかに「Misol Ha Cascade」と「Agua Azul Cascade」という見どころがございます。Cascade、つまり日本語ですと「連なった小さな滝」と訳されるそうなのですが、私は遺跡に加えこれらもぜひ行ってみたかったんですねえ。

パレンケ遺跡は、パレンケの町からわずか5kmとそんなに離れておらず、さらに、遺跡までのコレクティーボ(乗り合いバン)が頻発しておりまして、自力で行けないことは全然なくって、むしろそんくらい自力で行けよという場所なのは事実。そして、2つのカスケードもまた、実はパレンケの町からコレクティーボが頻発していて、こっちも自力で行けよな場所ではあります。

ですが、遺跡も滝もどっちも行きたい! となると話は別。若干手間がかかります。客引きのおじさんは、それらまるごと一気に連れてってくれて150ペソ(約750円)っておっしゃるじゃないですかー。

パレンケ遺跡

入場料は別途ですので、すべて含めると316ペソ(約1,580円)ではありますが、それでも安い。というわけで、全力で言い訳を述べましたが、

要はめんどくさくって、このツアーに参加することを即決。

一旦宿に荷物を置いて、バスが迎えに来るというツアー会社のオフィスにむかいます。

■パレンケ遺跡+2つの滝ツアー詳細

【ツアー会社】Tulum Transportadora Turistica

【スケジュール】朝8:00ツアー会社にバスが迎えに来る。もし、前日までに申し込んでいれば、おそらくホテルまで迎えにきてくれる。

  • 3時間30分滞在:パレンケ遺跡
  • 30分滞在:ミソルハの滝
  • 2時間30分滞在:アグアアズールの滝

全部周ってパレンケの町に戻ってくるのは19:00ごろ。

【料金】バス代、各場所の入場料など全部含め316ペソ(約1,580円)。当日申し込み可能で、7:50くらいまでにオフィスに行って申し込めば参加できるようなゆるーい感じです。

【オフィスの場所】

パレンケ遺跡

パレンケ遺跡

8時になると、ほかの参加者たちを乗せたバンが迎えにきまして、それに乗車。まずは、パレンケ遺跡を目指します。

■パレンケ遺跡の観光

7世紀に最盛期を迎えたマヤの古代遺跡「パレンケ」。都市の遺構としての宮殿を中心とする、「マヤ遺跡の典型」といわれる建物群が、密林のなかにひっそりと眠っています。

遺跡へは、ジャングルの中を少し歩くのですが、木々の隙間から、だんだんと遺跡が姿を表すのは、けっこうドキドキわくわく。なんともいえない高揚感があります。

パレンケ遺跡

遺跡にたどりつくと、最初に右手に見えてくるのが、

頭蓋骨の神殿、神殿13、碑文の神殿の3つが連なった建物。

パレンケ遺跡

■頭蓋骨の神殿

頭蓋骨の神殿_パレンケ

最も手前にあるのが、「頭蓋骨の神殿」。柱の根元に、ウサギの頭蓋骨をあしらったレリーフがあることからこの名前がつきました。

頭蓋骨の神殿_パレンケ

いまはグレーの石ですが、かつては赤と青で彩色されていたそうです。

頭蓋骨の神殿_パレンケ

ウサギとはいえ、なかなか迫力がありますね。

■神殿13

神殿13_パレンケ

その隣にあるのが、神殿13。こちらの内部には「赤の女王の石棺」があります。ピラミッドを登り、小さな入口から中に入ると…

神殿13_パレンケ

無彩色の世界に急に毒々しい赤色が間に飛び込んできて、なんだかぎょっとしてしまいます。

神殿13_パレンケ

埋葬されていた「赤の女王」と呼ばれる女性が誰なのかは、いまだ特定されていないそう。

■碑文の神殿

碑文の神殿

もっとも奥に見えるのが、碑文の神殿。パレンケの中で最も高いピラミッドで、最大のみどころの一つです。

とても立派で安定感のある大きなピラミッドは、高さ23m。7世紀に在位したパカル王の没年前後に建造されたもので、パカル王の遺体がその基層の墓室に発見されたというのが重要なポイントです。

それまでは、ただの“神殿の土台”だと考えられていたマヤ遺跡における「ピラミッド」が、実は、エジプトのピラミッド同様、

“王様のお墓”として建てられたという事実は考古学界を震撼させたそうです。

ちなみに、お墓の中にあったもろもろは、メキシコシティにある考古学博物館に移されている

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