メキシコ(48)パレンケ周辺の美しい滝と熱帯夜の快適な過ごし方
現在世界をしております私は、メキシコのパレンケに滞在中。昨日は、メキシコで最も楽しみにしていたマヤ遺跡の一つパレンケ遺跡を観光してまいりました。それとセットで、とても雰囲気の良い2人の滝も訪問いたしましたので、本日はその様子をお届けします。
【現在地】パレンケ(メキシコ)
Palenque(Mexico)
【気温】33度(昼)
【天気】晴れ
【通貨】1ペソ=約5円
私が申し込んだのは、パレンケ遺跡に加え、
- ミソルハの滝(Misol-Ha Cascade)
- アグアアズール(Aqua Azul Cascade)
の2つの滝にも行ってくれる一日ツアー。旅行会社などの詳細は昨日の投稿をご覧ください。
【当日のスケジュール】
- 8:00 パレンケの町ピックアップ
- 8:30 パレンケ遺跡 到着
- 12:00 パレンケ遺跡 出発
- 12:50 ミソルハの滝 到着
- 13:40 ミソルハの滝 出発
- 14:50 アグアアズール 到着
- 17:20 アグアアズール 出発
- 19:00 パレンケ 到着
8時にパレンケの町を出発したバスは、まずパレンケ遺跡観光のために我々を遺跡前で降ろしてくれました。そこから3時間半、遺跡と周辺のジャングル諸々を観光した私は、やっと迎えに来てくれたバスに乗り込み、後半戦、二つの滝に赴いたわけです。
【ミソルハの滝】(cascadas de Misol-Ha)
12:50、まずは、迫力満点「ミソルハの滝」に到着です。滝の裏側ら滝を見られるというなんともドキドキわくわくの滝でございます。
バスを降り、滝の音に引き寄せられるように歩いていくと、見えてきました大きな滝!!
ごうごうと音を立てて流れ落ちていきます。滝の下はプールのようになっていて、泳いでいる方もいらしゃいます。
滝方面には、細い道が続いておりまして、少し滑りやすそうなのですが、そこを注意深く歩いていくと…
ほーら!!
滝の背面に回り込むことができます。なんか素敵。
滝を裏側から見ることなんてなかなかありませんので、これは貴重な経験。
ミストのような細かい水しぶきがとんできて、とても涼しいんですねえ。マイナスイオン的なやつ。滝の裏をさらに奥へと進んでいくと、何やら洞窟が見えてきました。
洞窟の奥に行くこともできます。
プラス10ペソで。
人間の好奇心というものを巧みに利用した商売だと思うんですけれども、このように
うわぁぁああぁあ、奥行ってみてぇぇぇ!!!!
え、何あんの!? ねぇ奥何があんの!?
という冒険心を容赦なくかきたてられる洞窟の穴を目の前にしてUターンなんてできるはずもなく、10ペソお支払いいたします。足場はすごく悪いので、スニーカーで来たことを後悔しました。水にぬれてもOKなスポーツサンダル的な靴がよいでしょう。
洞窟の奥には、このように滝がございます。
だからなんだと言われればそれまでですが、とにかく、小ぶりなサイズの滝が1つと、
それなりに立派な鍾乳洞を見ることができます。
10ペソ払うか払わないかはあなた次第。
洞窟を出て再び滝の裏側を通って元の場所に戻ります。
この滝で約50分ほどの時間を過ごし、続いて二つ目に移動。ここからは約1時間ほどのバス移動なんですが、実はまだランチタイムが済んでいません。
メキシコの方々のお昼ご飯はけっこう遅く、だいたい午後2時3時くらいに取られる方が多いみたいで。なんとなく12時1時くらいがお昼ご飯だよねっていう習慣の外国人一同は、みなさん口々に「おなか減ったよねー」とおっしゃいます。私も言いました。全力で。
むしろ率先して「おなか減ったんですけど、お昼ご飯はどのタイミングで食べられるんですか!?」と、ドライバーさんに確認しました。
今後このツアーに参加される方のために書きますけど、お昼ご飯は、最後の「アグアアズール」に到着してからですのでご注意ください。
【アグアアズール】(Aqua Azul cascade)
「アグアアズール」にてバスを降りると、周囲には旅行者向けのレストランが数軒あります。旅行者向けですから、80~100ペソ(約400~500円)とか、なかなかにいいお値段。
いや、日本円に換算しちゃうと別に高くないじゃんと思われかもしれませんが、メキシコの一般的な食事にかかる金額からすると、これはまあ高いほう。
そこでおすすめなのが、こちら。
エンパナーダス5つで20ペソ(約100円)。これが食事の標準的な水準。タコスに、チキンとかポークとかチーズとかを挟んで揚げたもの。
ツアーに参加していた経済力のない各国のバックパッカー数名(私含む)は、「おーいいのあるじゃん!! これよこれー!! 」と、メニューブックの中に唯一存在していたリーズナブルな料理に湧いたのですが、滝方面に歩くにつれ、次々とリーズナブルな屋台的なお店が現れ、どこのお店にも「エンパナーダス×5で20ペソ」と掲げられており、若干微妙な空気になりました。
今後この滝に行かれる方は、序盤であわてることなく、歩みを止めず滝へ向かって突き進んでいただければ、リーズナブルなお店がありますのでご安心ください。ではお腹も満たされたところで、滝の紹介行ってみましょう!!
さあ、こちらが「アグアアズール」。
なんとも言えない美しい水の色です。
階段状になった水たまりがかなりの高さまで連なっており、とても見事な景観を作り上げています。
段々になっているのわかりますかね? 私にもうちょっとPhotshopの技術があれば、もうちょっといい感じに滝をお見せすることができたと思うんですけれども、まあ、素人が撮影した未加工の写真だとこんなもんです。
写真だとそうでもないですが、実際すごーーくきれいです。ほんとです。
泳ぎたい人は泳いでもいいっぽかったですが、そんなに泳いでいる人はいませんでした。
滝の一番上まで来ると、あとは折り返しつつ下り坂なのですが、おいしそうな柑橘系が山盛りで、
生絞りオレンジジュースを飲みました。
30ペソ(約150円)。お昼ごはん、がんばって削ったのに、あっさりジュースのほうが高いという不思議。でもフレッシュでおいしかったです。
「シンコペソース!! 」の誘惑
こうして滝を堪能し、あとはバスの出発を待つだけなのですが、この周辺はお土産売りの女性たちがたくさんいらっしゃいます。
そしてかなり積極的。
みなさん口々に
「シンコペソース! シンコペソース! 」
と言いながら、手には果物やお菓子を持って近づいてこられます。この「シンコペソース!」は、メキシコを旅していらっしゃる方々は、いつでもどこでもクッソ耳にすると思うのですが、東南アジアの観光地なんかでよく聞かれる「ワンダラー! ワンダラー! 」と同じノリと頻度です。
ワンダラー、つまり1ドル。ほら安いでしょ!? ね? 欲しいでしょ!? 買うでしょ!?という気持ちが込められたこの「ワンダラー!! 」ですが、
メキシコではこれが「シンコペソース!!」になります。
5ペソ。つまり、約30円しないくらいですので、メキシコの物価の安さを痛感するとともに、良心的だなぁと思ってしまうのですが。シンコペソースって言われると、なんでも欲しくなっちゃうから不思議。
メキシコで商売するなら、とにかくまずは5ペソからが基本です。
ちなみに、本日私がシンコペソースで購入したのが、こちらのバナナ。
これが、20円台で手に入る。驚きの安さです。かわいい民族衣装を着た女性から買いました。
お土産も買えたところで、本日の行程はこれにて終了。外は暗くなり始め、パレンケの町に到着した19時は真っ暗。寄り道をせずホテルまで帰りましょう。と言いたいところですが、ひとつ、おすすめの寄り道スポットをご紹介します。
熱帯夜を乗り切る魔法の食べ物
12月のパレンケの気候はと言いますと、日中の気温は32度。夜は25度くらいまで下がりますが、問題なのはその湿度。
70%を超えるんですねぇ。
暑くてジメジメして、不快指数半端ないんですけれども、その避暑地として、本日の訪れた滝なんかは最適。寒い日本にいらっしゃるみなさんからすると、季節外れ過ぎてなかなか想像しづらいかと思うのですが、生きる意欲を奪う暑さがここにはある。
そんなときにぜひとも訪問していただきたいのがこちら。
アイス屋さん。
ムシムシする熱帯夜に、アイスほど心を潤してくれる食べ物はありません。
どこか懐かしい、スティックタイプの色とりどりのアイスが並ぶ冷凍庫。
わぁーテンション上がるー!!
ココナッツ味をお買い上げ。完全手作りで、シャーベット状になっていて、シャリシャリします。甘さ控えめでおいしい。12ペソ(約60円)。
夜でもお客さんが途切れることがありません。
場所はこちら。
現在私が泊まっている「Posada Nacha`n – Ka`an」からは徒歩30秒です。宿からそう離れることなく、「夜間外出~」なんてドキドキしながらアイスを買いつつ夕涼みするというのは、なかなか趣があってよい。
こうしてパレンケのメインの観光どころを初日に全て見てしまったわけですが、なんとなくここにもう一泊することにしました。パレンケの町って何があんの!? って言ったらまあ何もないんですけれども、明日はそんな町の様子をお届けしたいと思います。
本日も最後までお付き合いくださってありがとうございました。
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