キューバ(18)トリニダーのナイトライフとモヒートを飲んで思ったこと
世界一周的なことをやっております私は、現在キューバのトリニダーに滞在中。本日は滞在最終日ということで、せっかくなので、トリニダーのナイトライフと慣れないお酒についてレポートしたいと思います。
【現在地】トリニダー(キューバ)
Trinidad(Cuba)
【気温】30度(昼)
【天気】晴れ
【通貨】1CUC=約115円、1CUP=約4円
トリニダーに来たならカサ・デ・ラ・ムジカへどうぞ
トリニダーは、キューバの首都ハバナから車で約5時間ほどの場所に位置しています。
手軽に行けるうえに、町自体が博物館と言われるほど美しく、さらにいい感じに観光地化されておりますので、旅行者さんから人気の高い町。
治安がいい、と言われるキューバの中でも、とくに治安がいいなあと感じた場所です。普段は安全を考慮して、夜に一人で出かけるということはまずない私ですが、この日はめずらしくナイトスポットへ出かけてみました。
滞在しているカサのオーナー女性に「夜のおすすめスポットはどこですか? 」と尋ねると
「カサ・デ・ラ・ムジカがいいわよー」
と教えてくれました。あと町中のお土産屋さんのおじさんも「カサ・デ・ラ・ムジカ」をすすめてくれました。
カサ・デ・ラ・ムジカってなんですか?
スペイン語で「Casa de la Música」。直訳すると“音楽の家”。そう、お酒を飲みながらキューバの音楽を楽しめる場所です。
トリニダーは、「音楽の町」と言われるほど、身近に音楽があり手軽に楽しめることでも有名なのです。
地元の方にもよく知られている場所で(旅行者用ナイトスポットとして)、おそらくトリニダーに旅行に行かれる多くの方が足を運ばれるかと思うのですが、いかんせん私は、音楽にもお酒にも詳しくありません。とはいえ、「なんか行っといたほうがいいのかなー、せっかくだし」という中途半端な気持ちで行ってみましたよ。
地図はこちら。
トリニダーの町の中心やや北に位置します。
薄暗くなり始めた夕方17時過ぎ。地図に示された方向に歩いて行ってみると、このような光景が広がっています。
たくさんの人が階段に腰かけている。これが目印。「カサ・デ・ラ・ムジカ」はこの階段の上にあります。
階段を上ると、オープンエアーになったレストランがありますので、そこが「カサ・デ・ラ・ムジカ」。上から見下ろすと、こんな感じです。
まだ時間が早いので、音楽のライブ演奏が始まるまでは、軽く一杯飲みながら待つことにいたしましょう。さあ、キューバに来たら何を飲むか。
そう、モヒートです。
モヒート(スペイン語: mojito)とは、ラムをベースとした、冷たいタイプのロングドリンクに分類されるカクテルの1種である。キューバのハバナが発祥の地である。
タンブラーにミントの葉、ライム(レモンを使うこともある)、砂糖を加え、ペストルと呼ばれる擦りこぎ棒またはバースプーンで潰す。この時あまり力を加えすぎないようにする。その上にラムとソーダ水(トニック・ウォーターを使うこともある)、氷を追加する。ライムの皮を入れずにジュースだけを入れたり、ソーダを入れなかったり、砂糖が少ないレシピもあるので、自分の好きな味を探すと良い。ただし、ライムと砂糖は多めに入れたほうが、氷が溶けても水っぽくならないので、全体に厚みが出る。
Wikipedia「モヒート」より引用
名前は聞いたことがありますし、見た目もなんとなく想像がつきますが、日本では飲んだことがありませんでした。何を隠そう、私はお酒にものすごく弱い。さきほど「軽く一杯」と書きましたが、
一杯は、私にとっては全然軽くないのです。
はじめてのモヒート
私にとってのファースト・モヒートは、実は昨日の夜でございます。宿の近くのバー的なところで、ひとりでかっこつけてモヒートをオーダーしてみたんですよ。
運ばれてきたモヒートは、見た目も涼し気でおいしそう。
そしてひとくち。
あ゛ぁぁあ゛ぁお酒ですねぇぇええー!!
あーはいはい。モヒートってこういう感じ? これはあれだわー、完全にお酒だわー。
みなさん気を付けてください。モヒートは、お酒です。
三ツ矢サイダーにミントを入れたみたいなおいしそうなルックスなのに。「こいつもうモヒートじゃなくて、ミント入りトニックウォーターかなんかをオーダーすればいいんじゃないか」とお思いでしょうがしかし、せっかくキューバに来ているんだから、モヒートを飲みたいの私は。
とはいえ、想像以上のお酒感。これはなかなか手ごわいぞ、という焦り。ただし、キューバに来て、わざわざひとりでバーに入って、モヒートをオーダーして、
それでいて、残す。
なんていう選択肢は、ありません。
ひたすらモヒートと格闘すること、1時間半。必死で完飲。モヒート3CUC(約110円)。
おらぁ、どうだ。
カサ・デ・ラ・ムジカで飲むモヒート
そんなこともあり、この日は、一応ね、「カサ・デ・ラ・ムジカ」のウェイターさんに言ったんですよ。
「ラムはムイポキート(ほんのちょっと)でお願いします」って。
そうして運ばれてきました。本日は、ハバナクラブのグラスに入っています。
リベンジ、モヒート。
い゛ぃぃぃい゛ぃぃーー
間違いなく、私の残念なスペイン語通じてねぇぇぇ。
というわけで、ここのモヒートが、おいしいかおいしくないかっていうと、ちょっとよくわかりません。とにかくお酒の味がする。で、日本で飲んだことがないので、「やっぱキューバで飲むモヒートはひとあじ違うよね」みたいなコメントもできません。ごめんなさいごめんなさい。とにかくお酒感ある。おまけにとても酔っぱらう。眠い。それしか言えません。
17:30になると、演奏をする方と歌手の方がステージに上がります。
そして、ミュージック、スタート。
キューバの音楽と言えばサルサ。演奏されているのはたぶん、サルサだと思うんですけど、とても陽気で楽しげな曲調です。なかには踊りだす人もいて、それなりに盛り上がっております。
ただ、私は“踊る”というカルチャーを持っておりませんので、そこに混ざって踊るという冒険はできませんでした。でも雰囲気はすごくいいです。「キューバに来てんだなぁ」って感じするー。
ちなみに、たぶん、私が行った時間は少し早すぎで、そんなに混雑しておりませんでした。21:00くらいからもっと盛り上がるんじゃないかなあ。
サルサをはじめ、キューバの音楽が好きな方。お酒が好きな方。踊ることが好きな方。そんな方々は、きっとさぞ楽しい夜になることでしょう。
カサ・デ・ラ・ムジカのもうひとつの楽しみ方
「カサ・デ・ラ・ムジカ」でモヒートを頼むと3CUC(約330円)。しかし、まわりの食堂で、1杯1~1.5CUC(110~165円)で販売されています。
「カサ・デ・ラ・ムジカ」の階段はかなりオープンですので、まわりのお店で飲み物を買って、階段に腰かけて音楽を楽しむというのもありだと思います。
そのパターンで音楽をたしなまれる方々の数は、夜になるにつれて、どんどん増えてきて、階段はとても賑わっております。そういえば、ハバナでも、似たような雰囲気で音楽をたしなむことができました。
むしろこっちのがくつろげそうな感じがするのは私だけでしょうか…。
あと、12月のトリニダーの夜は少し肌寒いので、カーディガンやパーカーなどはおるものがあったほうがよい気がします。
こうして、トリニダーの夜が更けていくわけですけれども、こんな時間でも、町中の道路は人々であふれています。
いやー、トリニダーってやっぱり治安いいですねー。
こんな時間つったって、まだ19:30ですもの。
モヒート1杯で酔っぱらってふらふらするし、若干眠くなってしまった私は、19:30には宿へと引き上げました。これあれだな、“ナイトライフ”っていうか“イブニングライフ”でしたね。
「お酒、強かったらよかったのに」と心の底から思った夜。
今度日本に帰ったら、日本でもモヒートを飲んでみるつもりです。そんで「あーやっぱキューバで飲んだモヒートは一味違ったなぁ」とかかっこつけて言ってみようと思います。
それでは本日の投稿はこれにて終了。“モヒートはお酒です”なんていうあたりまえのことしか書けない残念な本日の投稿でしたが、最後までお付き合いくださってありがとうございました。
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