キューバ(11)ハバナからトリニダー。コレクティーボってこういうやつだっけ!?

世界一周みたいなことをやっております私は、キューバを旅行中。本日は滞在していた首都ハバナから、トリニダーという町に移動します。所要時間は約5時間。主な移動手段は、公共のViazulバスか、コレクティーボという乗り合いカーとなっております。

【現在地】トリニダー(キューバ)

Trinidad(Cuba)

【気温】30度(昼)

【天気】晴れ

【通貨】1CUC＝約115円、1CUP＝約4円

トリニダーにバスで行くかコレクティーボで行くか

ハバナからトリニダーは人気路線。多くの旅行者が利用しますので、私はチケットを買うことができませんでした。ですから、移動手段はコレクテイィーボということになります。このコレクティーボの乗り場ですが、Viazulのターミナルの目の前です。

バスに乗れない人が多いので、乗り損ねた人を集めて、乗り合いにして連れてってくれるという便利なシステム。バス、増やせばいいのに。

というわけで、まずは宿泊している宿からビアスールのターミナルまで向かいます。タクシーで、ビアスールターミナルまで10CU(約1,100円)。宿を出たのが11時ごろ。ビアスールのバスターミナルまでは15分くらいです。

到着すると、案の定、コレクティーボのドライバーさんたちを仕切っているらしき男の人が近づいてきます。

「どこに行きたいんだ? バラデロ? トリニダー? 」

ハバナからほどよい距離にある観光地といえば、古都「トリニダード」か「ビーチリゾートバラデロ」。この二か所は、行きたい人の人数とバスの本数が全く釣り合っておらず、コレクティーボで行く旅行者さんがたくさんいるよう。

もし、バスを予約していなくても、トリニダーかバラデロであれば、コレクティーボが頻発しておりますのでご安心ください。

私はトリニダーに行きたいと告げると、コレクティーボを仕切っている男の人は、

「こっちだ、ついてこい」と言って、私を先導し、「ここで待ってて。人数すぐ集まるから」と言って、去っていきました。ほんとに行けるかなと少し不安でしたが、これで大丈夫。

しばらくすると、どうやらトリニダーに行くであろうほかの旅人さんも私と同じ場所に集められ、数分でやってきた“コレクティーボ”。

え…

コレクティーボってこれ??

ほかのブロガーさんの旅行記を見ると、もっと普通の車で、定員はドライバーさん含め5人で、冷房が効いていて、快適で、バスより早いからすごくいいよ、って…。

このタイプの車だとは思っていなかったものですから多少戸惑います。おまけに料金を訪ねると、25CUC(約2,500円)。料金は、ほかのブロガーさん情報と同じです。

同じですけど、これ違くね!? 

車の種類が違うし、定員も違うんだからもっと安くてもいいんじゃないでしょうか。ほかの旅行者さんたちも、「5人乗りって言ったじゃん!! 話が違う! だったら安くしてよ」とご立腹。

私もいっしょになって「そうだそうだー!! 安くしろー」と戦いましたが、結局安くしてくれませんでした。一緒に乗った旅行者さんは、かれこれ2時間ここで待って、やっと出発できると嘆いていらっしゃったので、これに乗らないという選択肢はなさそう。どうしても今日トリニダー行きたいもんなぁ。

というわけで、なし崩し的にこのまま出発。コレクティーボに乗って、トリニダーに行かれる方、ほかの方のブログ情報では、快適な5人乗りの車だという話も聞きますが、

9人乗りのパターンもあることを頭にいれておいてください。

11：45 ハバナ出発

何もない道路が延々続きます。

一回目の故障。

車はすごく古いので、キューバではよくあることだそうです。わりとすぐに復旧。

14：15 カヨラルゴ到着

トリニダーではなく、途中のカヨラルゴに行かれる旅人さんも同乗しておりました。ここで4名が降車。ずっとぎゅうぎゅうでしたので、

ここからは少しだけ落ち着いて乗っていられます。

また何もない道。

あるのはサトウキビ畑のみ。

17:00 トリニダード到着

ひさびさに、全力でつらかったと言える移動でした。おしり痛かったあ。

ちなみに、コレクティーボは、目的地の宿を予約していればそこに直行してくれるので、楽ちんです。到着したのは前もって予約しておいたカサ・パティキュラール。キューバの民宿みたいなものです。

ホテルではなく、一般のご家庭にお住いの方々が空き部屋をホテルのように旅行者に貸し出しています。キューバ名物のような感じで、キューバのローカルの方々の生活に触れることができるということで人気なのです。

がしかし、このシステムはお一人様にはとてもつらい。

だいたいのカサのお部屋にはベッドが2つか3つあり、お値段は、安くても20CUC(2,200円)です。頑張ればもっと安いところを探せるかもしれませんが、普通に予約したり、探したりすると20CUCから25CUCになるんじゃないかなぁ。

つまり、複数人で泊まれば、一泊1,000円以下に抑えることも可能なのですが、1人だとかなりの出費になってしまうのです。

とはいえ、私ドミトリーなら全然気にならないですけど、知らない人と個室で過ごすのは、男女問わずで、無理です。落ち着かないんだよなあ。というわけで、キューバの宿代はすごいことになるのは覚悟の上…。

キューバの安宿＆カサ・パティクラールを予約する方法

キューバの宿は、いつもお世話になっているホテル検索サイト「BOOKING.COM」や「Agoda」にはほっとんど登録がありません。これはアメリカによる経済制裁の余波なのでしょうか…。詳しいことはわかりませんが、とにかく載っていないのです。

でもはじめての町って不安だなあ、宿はできれば予約しておきたいんだよなぁという方。私もそうです。ではどうやって予約するかというと、以下のように3とおりの方法があります。

【1】キューバのホテルやカサが掲載されているホテル予約サイトを使う

私は『Hostels club』というサイトで予約しました。

ハバナで泊まったドミトリー宿と、トリニダーの宿予約で利用。実際に使ってみて、ちゃんと予約できていましたので大丈夫と思います。予約時に手数料が10％ほどかかるのが難点ですが、わりと種類豊富でした。とくに、ハバナのドミトリーがあるホテルを掲載している点が便利でよいと思いました。

あとですね、「BOOKING.COM」ですけど、このサイトはキューバの宿情報がほとんど載っていないうえに、キューバ国内からは“予約”をすることができません。ネットの規制なんでしょう。キューバ出国後メキシコに戻るので、その宿を前もって予約しておこうとしたら、なんと予約ページに進めずエラーが出てしまいました。みなさまご注意ください。

【2】滞在中のカサのオーナーに紹介してもらう

インターネット環境にあまり恵まれていないキューバですが、その代わりに、カサパティキュラールを経営している人どうしでかなり横のつながりがあるようです。なにやらネットワーク的なものが存在している気がする…。

カサのオーナーに「次は〇〇という町に行くのですが、お友達います? 」なんて聞くと、教えてくれます。そしてそのカサに電話で予約をしてくれます。ついでに自分がViazulバスで到着する場合、その時間を伝えておくと、自分の名前を書いたカードを持って待っていてくれたりします。ありがたいことです。

【3】予約しない

最後に、予約しないという選択肢。バスターミナルや駅には、たいていカサの客引きさんがいらっしゃいます。客引きと言うかオーナー自らが「うちに泊まりませんかー」とお客さんを探しに来ているのです。

このような方々であれば、面と向かって話せるので、金額交渉も可能。さらに、そこから宿までいっしょに行けるので、地図を見ながら宿を探すという手間が省けます。私は最終的にこの方法に落ち着きました。

トリニダーのおすすめカサはこちら

到着したトリニダードのカサパティクラールは、【1】の方法で、「Hosteks Club」で事前に予約しておきました。1泊20CUC(約2,000円)で、とても素敵なおうち。

部屋がなんだかレトロな感じなのが、またキューバっぽくていい感じです。

ウェルカムドリンクくれました。マンゴージュース。キューバのフルーツは、その気候のおかげで、甘くておいしい!!

宿のオーナーの女性は英語も話しますし、屋上があってすごく雰囲気もよい! 朝食は屋上に用意してくれます。

屋上からの景色。

場所はこちら。

インターネットが使える公園も近いので、おすすめです。詳細はこちら。

同じ車でハバナからやって来た女性2人も、私と同じカサに滞在することになりました。

彼女たちはニューヨークからお越しのアメリカ人。実は2016年8月から、マイアミからハバナへの直行便が就航し始めたそうで、なんとびっくりアメリカからダイレクトでいらっしゃったそう。直行便あるんだ…。

やはり、少しずつですが、キューバとアメリカの距離は近づきつつあるようです。

このあと3人で晩御飯を食べに出かけましたが、続きはまた明日にさせていただきます。本日も最後までお付き合いくださってありがとうございました。