パナマ(4)ダイバー大歓迎の町サンタカタリーナで緊張しながら食べる寿司
世界一周をしようとして結局していない私は、現在、最後の訪問国パナマという国を旅しています。やってきたのは「サンタ・カタリーナ」というところ。目的は、ここから約60kmぐらい沖合にある「コイバ島」でのダイビング。『地球の歩き方』にものっていない小さな町ではありますが、とても雰囲気の良い素敵なところです。
【現在地】サンタカタリーナ(パナマ)
Santa Catarina(Panama)
【気温】33度(昼)
【天気】晴れ
【通貨】1USドル=約115円
この「サンタ・カタリーナ」という町ですけれども、歩いていると、もう完全にダイビングやらサーフィンやら、マリンスポーツ愛好家大歓迎!! なところでございます。
そのほかのペイントもかわいくって、
お花もたくさん咲いていて、
なんだか歩いているだけでウキウキしてしまいます。
町の端っこにあるビーチ。
サーフィンのメッカだけあって、海水浴という感じではありません。
なかなかワイルドな海。
私が滞在しているホテルは町の中心から徒歩20分かかるところにあるんですけれども、なぜわざわざここまで出てきたかと言いますと、明日ダイビングをしたいので、ダイブショップを探しているのです。
ただし、現在時刻12:30。町中にいくつかダイブショップはあるんですけれども、どこもお昼休憩なようです。というわけで、私もお昼ごはん。
入ったのは、海岸からほど近い食堂。
海に近い場所ですので、せっかくならシーフードを、と思い、エビのチリソース煮込みを注文してみました。出てきたのがこちら。
たっぷりのエビと、豆を煮込んだやつと白米とサラダ。
トルティーヤやププサなど、トウモロコシの粉を練って焼いた感じの主食が主流だった中米ですが、ここパナマは、日本同様白米を食べる文化がございます。
お米は、日本のものより若干パラパラとしておりますが、おかず+白米というのがとても久しぶりで、超絶おいしかったです。
このこってりとしたチリソースが最高。
エビチリといっても、中華な感じではなく、なんといったらいいかわかりませんけど、もっとこう、中米っぽくて(? )。とにかくおいしかった。
おまけに、このように海がちらっと見えるロケーション。
こちらの食堂おすすめでございます。エビチリ定食7USドル(約770円)+コーラ1USドル(約110円)。
お腹もいっぱいになりましたし、時刻も13:30になりました。事前に少し調べて、ここいいんじゃないかなーと思っていたダイブショップに行ってみましょう。
コイバ島ダイビングおすすめのダイブショップと料金
お目当てのダイブショップはこちら。
「COIBA DIVE CENTER」(コイバダイブセンター)。
ダイブショップの前に掲げられていたこの看板。
よしよし、明日ダイビングやるってよ!!
さっそくショップに入ってみると、かわいい女のコが店番をしていらっしゃいました。彼女はドイツ出身のジャネットさん。ここでダイブマスターになるべく、スタッフとして働きながら修行中。
ダイビングの詳細や料金なんか確認したかっただけなのですが、ほかにお客さんもいませんし、私も暇。ここでおしゃべりがスタートし、ダイバートークの定番ではありますが、「今までどんなところで潜ったか」という話題に。
私が「中米でほかにどこに潜ったことある? 」と聞くと、「キューバ…」というジャネットさん。なぜか苦笑い。
私「え、キューバで潜ったの!? 」
ジャネットさん「そうなんだー。でも、すんごい微妙で…。ガイドの人も超適当だし、全然面白くなくって…。近くのカマグエイってところから、わざわざダイビングだけを目的に行ったのに!! なんで私キューバで潜ろうと思ったんだか、今となっては疑問」
私「まじすかー。私もさあ、キューバでダイビングしようと思って、身の丈にそぐわないオールインクルーシブに泊まったんだけどさー。いろいろあって、結局潜れなかったんだよねー。あそこ微妙だったなー」
ねえ、もしかして、その場所って…
私&ジャネットさん「「プラヤ サンタルシア!? 」」
我々の声は驚くほどぴったりと揃いました。あまり思い出したくもありませんが、キューバでダイビングしそびれた正月の話。
あんなところ誰もいかねぇだろと思っておりましたら、まさかこんなところでキューバのド田舎、プラヤサンタルシアにある「SHARK’S FRIENDS DIVING」の悪口をいっしょに言える方に出会えるとは。
こうして我々は意気投合。当初は、複数のダイブショップにて相見積もりをとり、詳細確認後、比較検討し、最善最安のダイブショップにてコイバ島ダイビングをしようと思っておりましたが、話の流れでそのまま「COIBA DIVE CENTER」(コイバダイブセンター)にお世話になることにいたしました。
「COIBA DIVE CENTER」(コイバダイブセンター)のコイバ島ダイビング料金
3ダイブと昼食付き155USドル(約17,000円)。
私は、3ダイブにしましたが、2ダイブでいい方は、それももちろん可能です。その場合130USドル(約14,000円)です。
あと、もっとどっぷりダイビングを堪能したい経済力のある方は、コイバ島にある宿泊施設に泊まる2泊3日プランや3泊4日プランもあるそうです。
詳細は「COIBA DIVE CENTER」のホームページをご確認ください。
ちなみに、ほかにもダブショップがいくつかありますので、気になる方はぜひ行ってみてください。
なんかおしいんだよなー。
コイバ島おすすめの寿司バーに行ってみよう
夕方になると、ホテルスタッフの女性から「寿司バーに行かない? 」というお誘いが。どうやら、宿泊しているホテル「Ecolodge Deseo Bamboo」と同じオーナーが経営なさっている寿司レストランがあるそう。宿泊者は食事代を10%オフにしてくださるとのことで、同じホテルに泊まっていた、ドイツ人男性、ドイツ人女性、イタリア人男性、ノルウェー人女性、フランス人ご夫婦2人、そして私の合計7人の大所帯で行ってみることにしました。
寿司バーの名前は「LA TANA」。地図はこちらです。
どんなお店かと言いますと…
な、なんかおしゃれー!!!
屋外に設置されたテーブルと、ほのかに明るいキャンドルで、とてもいい雰囲気。
厨房に行ってみましたら、しっかり板前さんぽい格好のオーナーが、食事の準備をしていらっしゃいます。
インテリア風にさりげなく置いてあった和食の本。
お寿司~。
見慣れた日本の食べ物も、こうやって紹介されるとなんか急におしゃれ!!
OHITASHIて。
こちらがメニューです。
みなさんおのおの食べたいものを注文します。
が、ここで誰かが「ねえ、やっぱ日本人が食べたらどう思うか気になるよねー」とおっしいました。
確かに、寿司といえば、言わずと知れた日本の食べ物。
日本人の私としましては「え、パナマで寿司? おいしいの? それホントに寿司? あ、SUSHI? ふーん。まあ、お手並み拝見といこうじゃないですか(ニヤニヤ)」なんて思っておりました。この瞬間までは。
日本人が海外で提供される寿司を食べたらはたしてどんなリアクションをするのか、に関しては、外国の人々も興味があったようで、
みなさん、「確かに! 日本の食べ物なんだから、ここの寿司がどの程度のレベルなのか、判断してほしいよねー」「日本人がおいしいって言ったらほんとにおいしいってことだもんねー」的なニュアンスのことを口々に言いだしました。
風向きが、変わった…
それまで一段高いところから腕組みして仁王立ちしている状態だった私ですが、急にそこから引きずり降ろされ、一番苦手な、「たくさんの人の注目を一身に集める」というシチュエーションに置かれ、さらにそのリアクションに期待される羽目になってしまいました。
た、食べるの緊張するじゃん(涙目)。
出てきたお料理はこちら。
すんごい手の込んだTUNAロール。
まるで芸術品のようなTUNA TARTAR。
TEMPURA。
EDAMAME。
みなさん、自分が頼んだものを一切れずつ私に差し出し、感想を言うように求めてこられますけども、
いやー!! 全部うまいっす!!
かかっているお醤油は、日本の普通のお醤油よりかなり甘めで、私の愛してやまない「殿さま醤油」とかあっち系の、濃厚でまろやかな刺身醤油に近いお味。
海に近い場所ですから、魚介はもちろん新鮮でプリプリ! 野菜もたっぷり使っていて、
つまり、すんごい私好み!!
若干緊張感のある食事ではございましたが、今まで行ったことのある外国のお寿司屋さんのなかで、ぶっちぎりナンバー1でございました。まさかパナマのこんな片田舎で、これほどおいしいお寿司が食べられるとは…。サンタカタリーナに行かれた方はぜひー!!
それでは本日の投稿はこれにて終了。明日はいよいよコイバ島ダイビングでございます。本日も最後まで読んでくださってありがとうございました。
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