ナミビア(2)【ナミブ砂漠1】想像を超えたオットセイ@ケープ・クロス
昨日の朝ナミビア・ウィントフックに到着した私は、めでたくその日のうちに砂漠へのレンタカーツアーの同行者さんたちと出会うことができ、半ば無理やりにメンバー入りを果たしました。本日から2泊3日でナミブ砂漠周辺の見どころをまわってまいります。
【現在地】ウィントフック(ナミビア)
Windhoek(Namibia)
【天候】晴れ
【気温・湿度】29度・40%(昼)
【為替】1ナミビアドル=約7円
普通乗用車でのレンタカーの旅
朝7:00、ツアーメイトのるりさん(日本)、こうきさん(日本)、タヘさん(韓国)の3名が宿泊中のカメレオンバックパッカーズに集合します。相変わらず使えたり使えなかったりするカードボードボックスバックパッカーズ(私が宿泊した)のWifiに愛想をつかし、カメレオンさんにてインターネットを使わせていただきました。
別のホテルに泊まっているニコラスさん(ベルギー)も揃い、7:30ごろ車を取りに出発。そしてテントや寝袋などを借りて、準備完了。9:00にウィンドフックを出発しました。いよいよ、2泊3日にナミブ砂漠ツアーのスタートです。
こちらが車の写真。
ナンバープレートもかわいいですね。
車の座席についてですが、運転席(ドライバー):ニコラスさん(ベルギー)、助手席(ナビ):こうきさん。後部座席は、窓側両サイドにるりさん、タヘさん。そして真ん中に私です。普通乗用車に5人(男性2人、女性3人)は、全然余裕で乗れます。最後に無理やり参入したおまえが言うなですが、狭くてつらいなあと思うことはありませんでした。
予期せぬ急ブレーキの際には真っ先にフロントガラスをかちわって車外に頭からダイブするというリスクはあるものの、後部座席センターは正面の景色を楽しめる特等席。
「真ん中は狭くて座りづらいでしょうから、私、全然真ん中でいいですよ」みたいな空気を出しつつ、この素晴らしい席をゲットしました。
一ヵ月に渡るマダガスカル生活で、私の乗り物に対する耐性はかなり高くなっていて、普通乗用車の後部座席の真ん中とか「やべーな、なにも辛くない」という感想しかありません。
安全運転を心がけてくださるニコラスさんとこうきさんの運転で、とてもスムーズに車は走ります。
途中、このような
荒野の真ん中を走行中に「お手洗いに行きたい」というるりさんに、真顔で「そこらへんでしたらいいんじゃないですかね(マダガスカルスタイル)」と答え苦笑いされるという一幕はあったものの、ドライブはいたって順調。
道はひたすらまっすぐで迷子になることはなさそうです。
13時ごろスワコップムントという町に到着し、スーパーでお昼ご飯を購入しランチとします。そこからさらに2時間車を走らせ、15時ごろ到着したのが本日のハイライト。
ケープ・クロス(Cape Cross)のインパクトに思わず絶句
【ケープクロス】
入場料:一人80ナミビアドル(約560円)。車1台につき10ナミビアドル(約70円)。
ここは、オットセイの巨大コロニーがある場所として有名。普段なかなか目にすることができないオットセイを間近で見られるとすごく楽しみにしておりました。
まず、管理棟のようなところで支払いを済ませます。
ここで売られていたアシカスキンの小物たち。手触りがとてもよかったです。
そこから車で数分走ったところからアシカコロニーまでは徒歩。車を停めて、ドアを開けると、飛び込んできたのはその
スメル(Smell)。
わあ、くさーい。
くさいくさいと聞いてはおりましたが、想像をはるかに凌駕するそのスメル(にほい)にしばし言葉を失いました。ブログでこのスメルをお伝えできないのが残念でなりません。
しかし、目の前に見え始めているオットセイのコロニーへの好奇心のほうが勝っておりますので、とりあえずにおいは無視して、車から飛び出します。駐車場に近い場所にある石碑。そして、ごろーんと寝ころぶオットセイ。
駐車スペースから見える範囲のオットセイだけでもものすごい数。においと鳴き声もかなりのものです。しかし、海岸沿いへと歩みを進めると、そこから見える景色には度肝を抜かれました。
え、うそでしょ。なにこの数。
見渡す限り、一面のオットセイ。
陸にも海にも、ハンパではない数のオットセイがうごめいています。
やばーい!! 楽しい!! なにこの人口密度。尋常じゃない数のオットセイは想像を遥かに超えておりました。
激しいスメルにも徐々に慣れ
ません。
がしかし、見たことのない景観にテンションは上がり、夢中でシャッターを切ります。
やっぱり、赤ちゃんがかわいいです。
ぜひ見習いたい極上の上目使いにメロメロ。
石碑の前でパチリ。
うっすらとオットセイへの恐怖心が見て取れます。近くで見るとすごく大きくて「テリトリーに一歩でも入ってきたら攻撃するぞ」的な空気がそこにはありました。
こうして1時間ほど滞在し、車に戻ります。スメルに関しては、しばらく消えることはなく、とりあえず早くお風呂に入って着替えたいという気持ちは5人とも同じだったと思います。アドバイスといたしましては、ここはなるべくその日の訪問先の終わりの方にいれたほうがよいですね。朝一行くと、確実にその日一日中、にほいに悩まされることになります。
乾燥した大地をまっすぐに突き進む車。
ほとんど他の車とすれ違わない誰もいない道路で記念撮影。
徐々に日が沈みはじめ、本日の宿泊先である「スワコップムント」へと向かいます。来た道を戻るかたちになるのですが、途中で車を停めて、サンセットにぴったりの雰囲気のある難破船で撮影タイム。
どのくらい昔のものかは分かりませんが、今はもう動かない難破船のものがなしさと、グラデーションが美しい夕焼け空のコントラストが素敵。
5人とも満足のいくまで夕日を眺めたり写真を撮ったりし、本日の予定はこれにて終了。スワコップムントにあるゲストハウス「Skeleton Beach Backpackers(スケルトンビーチバックパッカーズ)」に無事チェックインいたしました。
海沿いにあるスワコップムントは、周囲に砂漠や海岸など見どころが多いため、たくさんの観光客が訪れます。そのため、町も洗練されており、建物や道路もキレイ。さらに海沿いには整備された砂浜もあるので、「乾燥した過酷な砂漠地帯」というイメージとは反対に、優雅でのんびりしたビーチタウンでした。
明日は、ついに砂漠へと足を伸ばします。ずっと座っているだけで何もしていないのにしっかりお腹がすくのはなぜだろう、と不思議に思いながら、しっかり晩御飯を食べて就寝です。
本日も最後までお読みくださりありがとうございました。
■利用したレンタカー会社
AVIS(エイビス)
住所:Aviation Road Windhoek, SW(Safari Hotelサファリホテルの隣)
営業時間:Mon – Fri 8:00 AM – 5:00 PM
■利用したテント・寝袋のレンタル会社
ADVENTURE CAMPING HIRE
住所:33 Tacoma Street, Suiderhof, Windhoek Windhoek Khomas RegionNamibia
■スワコップムントのおすすめゲストハウス・安宿
Skeleton Beach Backpackers(スケルトンビーチバックパッカーズ)
住所:14 Moses Garoeb str, Vineta, P.O. Box 23658 Windhoek, Swakopmund, Swakopmund
宿泊日:2016年6月7日~8日
部屋の種類:ドミトリー
金額:140ナミビアドル(約980円)/泊※ありの場合、予約なしは160ナミビアドル(約1,120円)
【設備】
- Wifi:しっかりつながりますが、速度はやや遅め。
- シャワー:共同2つ※お湯が出る。すごくきれい。
- トイレ:共同2つ
- 朝食(宿泊費に含まれる):トーストやコーンフレーク、ヨーグルトなど充実。コーヒー、ミルクなどもあります。
【個人的な感想】
とてもきれいで快適にすごせるゲストハウス。料理ができる広いキッチンあり。コーヒーや紅茶は自由に飲める。近くにSPARというスーパーマーケットあり。
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