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2016-04-12

よう、ロ神。会いに来てやったぞ。(バックパッカー×幸せな結婚について)

東京大神宮

そういえば、ブログというのは日記とか書いたりするもんなのに、私はだいたい旅の準備か頭の中で考えたことばかり投稿している。誰かとどこかに行ってきたよ! とか、そういうのがほとんどない。なぜならだいたい家の中にいてあまり出かけていないから。わざわざ世界に向けて発信するほどのことをしていないので、とくに書くことがないのです(キリッ)。

脳内はいつだって、見渡す限り、満開の、お花畑。色鮮やかに、生き生きと、シズル感たっぷりに咲き乱れる無数の花々で満たされているまさに百花繚乱。でも、日常は、何をしてるんだか自分でもよくわからない。本を読んだりぼーっとしたりしていると、気づいたら時間だけが過ぎている。あ、つまり脳内に花を咲かせている

日本にいるのもあと少しだし、せっかくだから今日は外出をしました。旅の準備もほとんど終わり、あとは部屋を引き払う準備だけなんだけど、どうも気が乗らなくて、行動に移せない。一言で言うと、めんどくさい。だから、ずっと欲しかったものを買いに出かけることによって、現実から逃避。天気もよかったし。


ということで、本日の私について。目深にかぶったニット帽にメガネ、ストールで口元を隠した怪しげな出で立ち。こんな格好で外出するなんて、

これではまるで変装だ。

そう、あってる。変装であってる。わざわざ有給消化日に会社の最寄駅までやってきたのだから。

飯田橋駅東口

飯田橋駅の東口。総武線の改札から出たところの高架下。ほんと、知ってる人に見つかりたくなかった。駅を出て右折。3分ぐらい歩くと、右手に大阪王将が見えてくる。なんだか高級感がありますね。

飯田橋王将

王将と、りそな銀行の間の道を右折。まっすぐ行くと、右上にさりげなさを装いつつ、わりと存在感のある看板が見えてきます。

東京大神宮

これが本日の目的地。ロ神が祀られているという神社。東京大神宮

東京大神宮

た、旅の安全を祈願しに。

“あらゆるものを結んだ”神を祀る「東京大神宮」

東京大神宮は「良縁祈願で名高い伊勢神宮の遥拝殿(分社)」。つまり、東京大神宮の主祭神は、八百万の神の最高位に君臨する女神さま、伊勢神宮の天照大神(あまてらすおおみかみ)。この東京大神宮には、天之御中主神(あまのみなかぬしのかみ)、高御産巣日神(たかみむすひのかみ)、神産巣日神(かみむすひのかみ)の三柱からなる「造化の三神」も祀られている。この造化の三神は、「天地ができたときにあらゆるものを結び、万物を創造した」といわれているそうだ。

また東京大神宮は、日本で最初に一般の人々に向けて神前結婚式を始めたといわれており、結婚式のフォーマットが生まれた場所とのこと。それも「東京大神宮=恋愛成就、縁結び」とされている由来だという。

peachy/東京大神宮が恋愛成就に効く理由」より引用

東京大神宮

関東で最も強大なパワーを持つと言われるロ神がここ「東京大神宮」にいらっしゃる。ロ神、ロ神言って「なんだよロ神って」って思われてる方に一応言っときますけど、ロ神=ロマンスの神様ですから。関連記事はこちら。

そう、ここは本来女子二人以上で来るところ。で、お互いに他の誰かがどうしてもって言うからついて来ましたーみたいな雰囲気だしつつ、そのわりに、それぞれみんな拝んでる時間長かったよねっていうような場所。

いや私としてもね「旅の安全祈願しにきたのになー」って思いはしたものの、まあせっかくだし拝んどく? ぐらいの感じでしたよ実際。

そんな茶番はおいといて、ここはね、一人で来るのにものすごく勇気が必要だった。ハートがあまり強くない私は、変装とかしないと近づけない。


入り口を入るとすぐに手と口を洗うところがあり、ここでしっかり身を清めます

東京大神宮

鎮座するドラゴンが、意外と勇ましくて、「おまえら恋愛に対してアグレッシブな姿勢で挑めよ。一歩も引くんじゃねーぞ」と言っているように感じます。なんとも心強い。

境内に入る門。

東京大神宮

ロ神の粋なはからいで、こんなところに隠れハートが。

東京大神宮

そして、境内に入るとそこにはヤエザクラの木。ほとんど散りかけだったけど、ソメイヨシノとはまた違って大きな花が立派でした。

東京大神宮

内部はこんな感じ。

東京大神宮

とりあえず参拝なんですけど、その前に、まずはお賽銭

東京大神宮

あ、これね「ご縁がありますように」の5円玉と、あと500円はロ神への賄賂。これあるとないとじゃけっこう対応違うって(嘘)。「あの、これお近づきの印ということで。ささ、どうぞどうぞお納めください」つって、お賽銭箱に投げ込む。これでお昼ご飯買えたなあ。

お賽銭箱もほら。

東京大神宮

ロ神の細やかな気配り。

東京大神宮

こうなってくるともう「隠れハート」の捜索に夢中ですよね。やたらきょろきょろし始めます。「どっかに激レアなやつあんじゃねーの」って。10年以上前に1度行ったきりのディズニーランドのノリですね。隠れミッキー探し的な。どんなノリだったか全然記憶にないですけど

ちなみにね、こんなことやってんの私だけですから。みなさんそれはもう真剣に参拝なさってます。あたりまえです。一人で来てる人私以外いないだろって思ってたら、全然いらっしゃる。むしろ単身乗り込んで来た人のほうが多い。なにかしらの神様を祀っている施設特有の神聖で厳粛な感じ。それに加えて、異常に重みのある空気

なんでしょうね、これ。私が変なフィルターかけて見ちゃってるだけかなー。本家の伊勢神宮はもっとこう空気が澄んでいてクリアな感じしたんですけどね。ここはまたそれとは一味違う雰囲気で。

そんな空気にのまれて、途中で「あ、音楽聴きながら参拝はまずいんじゃないか」って気づいてイヤホンをはずしました。

参拝を済ませると、やっと本日の最終目的地に到着します。なんでわざわざ変装までしてこんなところに来たのか。私がどうしても欲しかったものがここにあるのです。

このブログのタイトル。「The used key is always bright.

使い続けている鍵は、決して錆びない。いつだってキラキラ輝いているんだ。

東京大神宮_幸せ鍵守り

まさに私のために存在するかのような御守り鍵モチーフ、そして恋愛成就

東京大神宮_幸せ鍵守り

この「恋愛成就 幸せ鍵守り」をネットで見かけてから、私はずっと欲しいと思っていました。せっかく世界一周に行くわけですし、素敵な縁、ないよりあるにこしたことはない。旅の安全祈願とか言ってる場合じゃないですよ実際。裏返すと説明書きがあります。

東京大神宮_幸せ鍵守り

人様に対して固く閉ざした心の扉を開くべきは、まずおまえだよっていうつっこみ大歓迎。“恋心を寄せている「思い人」”はこれから探すからちょっと待っとけ。

こんな素敵な御守りがどうしても欲しくて、恥を忍んで今日私はここに出向いたのです。この御守りはさ、自分で買いに来ることに意味があるんだと思うんですよ。羞恥心という耐え難い苦痛に打ち勝った者だけが手にできる、未来への扉を開く鍵。ほんとよろしくお願いします。

あ、ちなみにね、名物「恋みくじ」は、やっていません。なぜなら、こう見えて占いとか信じやすいので信じない、じゃなくて信じちゃう。何一つ疑うことなく、全面的に信じ切っちゃうんです。だからなるべくそういうのに近づかないことにしてる。悪いこと言われると気にしすぎて暗い気持ちになるのがイヤだから。年明け早々行った松陰神社で「大吉」そして「快晴」の傘みくじいただいてますから、この1年はそれにすがって生きていこうと決めています。


ところで、「なんで会社辞めるの? 」って聞かれて「ちょっと長期で海外行こうかなーって」みたいなことを返すと、「え、結婚とかどうすんの」的なことを言ってくる頭のおかしい人が稀にいらっしゃいます。そんなこと聞くもんじゃありません、って思うんですが、それでも聞いてくる人はいる。で、「結婚したいっすー」って言うと、「帰ってきてからじゃ遅いんじゃないのー」って。よく赤の他人に向かってそんなこと言えんなーと驚きを隠せないわけですが。しかしながら、この

「30代中盤じゃ結婚とかすでに手遅れ論」

けっこう簡単に論破できるんですよ。デリカシーのかけらもない「手遅れ論者」に私は言いたい。

 

じゃあ聞きますけど、28歳の時、私は結婚できてましたか?

だったら25歳は? 20歳ならどうですか? もうひと声で18歳だったらできたんですかねえ?

 

答えはで き て ま せ ん よ ね え?

 

私は物心ついたときから結婚願望があり、お付き合いしてきた人とは、その都度結婚する気満々でした。なのに今まで一度たりとも結婚、できた試しがないわけですよ。結婚するために私が何をし、何をしてこなかったかは、今は問題ではありませんしかし、しかしですよ、この事実についてはどう説明つけるんですか?

若いときだって結婚できなかったじゃないですかー。やだー気の毒ー。

断言します早かったらできた、は成り立ちません。これは私が身をもって(身を切って)証明してきましたから自信をもって言い切れます。

もしこれがね、今まで結婚とか一切興味なくて、30超えてからあわてて「やべーやべー結婚したいー」って騒ぎ出したんなら話は違ってくると思うんですよ。

20代中盤でそれ気付いとけば何かしらできることあったかもね」って言ってもらえる余地がある。結婚できないのを年齢のせいにしていられるうちはまだ幸せなんです。

そうではなく、若い時からずっと気付いてたし、結婚したいと思っていた人に関しては「年齢が障害になってる」っていう救済策すら使えないんですよ。

だから、私に関して言うと、別に手遅れでもなんでもないわけです。20代前半だろうが30代中盤だろうが、とにかく今まで結婚できなかったという事実があるだけ。今までもそう。これからもそう。こう考えると、これから先、世界一周中も、それが終わってからも、引き続き「幸せな結婚、あたたかな家庭」を夢見て生きていってもいいんじゃないかって思うんですよ。だって15年間このスタンスは変わってないんですから。何も悲観することはないのです。

はい論破終了ー。ちょっとヒートアップしてしまいましたが、見事に論破できた気がします。全然負けてない感じ。


ということで、ロ神から、税込み800円(+賄賂500円)で買った鍵の費用対効果に関しては、今後の私の動向を見てご判断いただくということで。

本日も最後まで読んでくださってありがとうございました。

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コメント4件

  • じゅん より:

    mayumiさん
    元気なんですけど、暑くて干からびそうっすよ。

    もちろんこれっぽっちも悪いと思いません。
    こんな引きこもり体質で友達少ない自分が大好きですから。

    • mayumi mayumi より:

      じゅんくん
      超わかるー!
      あ、でも最近送別会をたくさん開いてもらって、ちょっとしたリア充みたいな生活になっていて戸惑いを隠せない。
      慣れてないからさ、こういうの。

      私も早くTシャツ×短パン×ビーサンで暮らしたいなー

  • じゅん より:

    冒頭の4行に共感しすぎて泣きそうになりました。

    • mayumi mayumi より:

      じゅんくん!
      元気そうでなによりです!
      ジャカルタで、10日間過ごさなかったくだりで吹きました。
      私ももうちょっと日記を書けるように、日常を充実したものにしたいです。
      とか言ってみるけど、これはこれで悪くないと思っている自分がいます。
      じゅんくんもたぶんそうだと思います。

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