メキシコ(3)いきなりの沈没ライフとメキシコシティの食事情
世界一周をかかげ旅をしております私は、現在メキシコの首都メキシコシティに滞在中。エジプトでなんだかわからない虫にさされ、それが悪化したことにより、保険適用外で病院へ行き、それをブログで報告して生き恥をさらす、というようなことをしております。
【現在地】メキシコシティ(メキシコ)
Mexico City(Mexico)
【気温】24度(昼)
【天気】晴れ
【通貨】1ペソ=約5円
メキシコシティのおすすめホテル・安宿・ゲストハウス
さきほどなんだかわからない虫と書きましたが、そもそもほんとに虫だったのか何だったのか。今となってはよくわかりませんが、メキシコシティの病院にて、ありがたいことに日本語での診察をうけることができました(こちらの投稿)。
そして、抗生物質と腫れ止め、消毒薬と塗り薬を処方してもらい、まったく大事に至ることはなく、あとは治るのを待つばかり。とはいえ、1日2日は極力出歩かないほうがいい、そのあとも、治るまでは歩きすぎないほうがいい、とお医者さんがおっしゃるので、着いて早々ではありますが、“沈没”と言っても過言ではないなんとも残念な状態に陥っております。
一人旅のつらいところは、病気やけがをしたときまわりに誰もいないことだなあ…。
なんて、そんなことは一切思わずに、
一人だと誰に迷惑をかけることもなく、心置きなくゆっくりできるなあ。
ほら、誰かいたら、足痛いのに「大丈夫、大丈夫」とか言っちゃうし、観光の足手まといになったら申し訳ないなと無理して歩き回っちゃうかもしれないし。
というのが生粋のぼっちの思考回路。
そんなわけで、観光に便利すぎる最高の立地にあるゲストハウスにて、申し訳程度に観光しながら、基本だらだらとした日々を送っておりました。こういうとき、「旅ブログ」には何を書けばいいんだろう、とほんの少し悩みましたが、
アフリカ旅のブログでは、たまに投稿を2回に分けてたりしたことがあったので、投稿内容とリアルタイムに少しだけ差があるということを思い出しました。
先日日本に一時帰国した際には「ブログまだエジプトだったから、ご飯行く約束とかしちゃってるけどどうするつもりなんだろう、って思ってたー」と困惑させ、家族からは「ブログがアップされることで元気かどうか知ることができるのに、差があると実際今どうなのかがわかんないじゃん」と非難されました。
確かにこれじゃいかんと思っておりましたから、今回のメキシコシティ軟禁生活を逆手にとって、その差を埋めることにします。だって毎日毎日「今日はホテルのテラスでネットサーフィンしてましたー。外出できなくてつらい」つってこんな写真を投稿されても
ブログを読まれている方はなにひとつおもしろくないですもんね。というわけで、図らずも沈没(というのかな )してしまった数日はなかったことにして、普通に宿情報を掲載します。
私が予約した宿は、メキシコシティの中心の中心「ZOCALO(ソカロ)」のすぐ近く。メキシコシティ観光の起点となる場所です。ホテル名は、その名も「Hostel Zócalo(オテル ソカロ)」。BOOKING.COMのHostel Zócaloのページはこちら
いやーほんとお世話になりました。
ホテルの人もいきなり左足パンパンにした包帯ぐるぐるのスペイン語もしゃべれない日本人がやってきてびびったでしょうが、それはそれは親切で。
オールスペイン語なので、あまり込み入った話はできませんでしたが、mayumiという名前だけは覚えてくださって、ことあるごとに名前だけ呼びかけられていました。
清潔でシンプルでおしゃれな感じの、私が好きなタイプの宿。2段ベッドが数台置かれたドミトリールームがたくさんあります。男女別になってる。
あと個室もいくつかありました。こちらはパソコン使ったりご飯食べたりするテーブル。
テラス。(喫煙エリア)
建物の6Fにありますので、眺めがすごくいいです。
花火が上がった日もありました。
滞在中は、やることがないので、町のおされなカフェでコーヒー豆を入手し、
毎日毎日持参したコーヒー一式を使ってコーヒーばかり飲んでいました。
3日目くらいでホテルのスタッフさんが「飲料用の水はこっちだから」と別途用意してあるウォーターサーバーの存在を教えてくれました。
えー、メキシコシティの水道水は、地元の方も口にしないほど衛生的にアレなようですので、みなさんご注意ください。あと、できればこういうことは初日に教えてほしかったです。
それから冷蔵庫は、宿泊者が購入する用のビールなども入っているので、基本カギがかかっておりまして、
アブラ レフリヘラドール、ポルファボール
Abra el refrigerador , por favor,
冷蔵庫を開けてください。
って毎日のように言っていたんですけど、これで合ってんのかなあ。
シャワーはたっぷりお湯が出ますし、トイレも清潔。
壁のペイントもいい感じで。
滞在中は、宿のスタッフさんも、宿泊している旅行者さんも、ほぼスペイン語を使われる方々ばかりでしたので、自分のスペイン語が絶望的であることが浮き彫りとなり、ものすごくげんなりしました。
宿泊中の親切なメキシコ人のおばさまが、象のようになった私の足を見て、なんかしらに刺された直後だと勘違いなさって、
「注射で毒を吸引してもらわなきゃ!! 今すぐ病院に行きなさい!!! 」とおっしゃいますが、「病院はすでに行きましたし、刺されたのかれこれ2週間以上前で、この腫れは毒のせいではなく化膿が原因で」なんてことをスペイン語で説明できる力は私にはなく、
さらに「病院行ったって言うけど、それちゃんとした皮膚科医なの? 専門医じゃないとだめよ!! セカンドオピニオンも必要だから」と。
たしかに私を診察してくれた日本語が話せるお医者さんは、ネームプレートに「Orthopedics(整形外科)」って書いてありましたけど、でもちゃんと抗生物質とか塗り薬とかくれたし。それに診察内容、日本語じゃないと私理解できないんです。あと海外旅行保険の兼ね合いもあって、病院だったらどこでもいいってわけではなくって…。つっても結局保険は適用されませんでしたけど。
えー、このような、今まで使ったことのない難しい単語ばかりが登場する私とおばさまのやりとりを、英語もスペイン語も母国語ではないのに間に入って通訳させられたスイス人青年が気の毒でした。ご迷惑おかけしてすみません。
とはいえ、メキシコはいろんなことがすごくいいですねえ。人も優しく気候もおだやか。あと、コンセントの形状が同じなのがいい!! 手間がない。
宿の情報をあまりに厚く書いててもあれなので、とりあえず、メキシコの食べ物事情について。
メキシコやばい、なんでもおいしい
メキシコにいる限り、絶対に食べ物に困らない。
そう思わせてくれる素敵な街。遠出は控えておりますので、宿の近くにある食堂やレストラン、路上で売られている食べ物なんかをたくさん食べてまわったのですが、
メキシコシティではあらゆる場所で何かしらの食べ物が売られていて、人々がそのまわりを囲んでいるというにぎやかな風景をそこかしこで見ることができます。
しかも、それらのちょっとしたフードが安くてうまい!!
タコス。日本円で300円しないくらい。
いろいろ好きなやつをかけて食べるんですけど、左端の緑の葉っぱ、パクチーで、これが相性抜群!!
こうやってのっけて、巻いて食べます。
レストラン、吹き抜けになっていて、とても開放的。
これはサンドイッチみたいなやつですけど、150円くらい。
こうやって、お店の前で焼いているお肉をはさんでくれて、
ボリュームたっぷり。
またタコス。
こんなレストラン。レストランで食べるとちょっと高くって、500円くらいします。
おばさまが路上で売っていた何か。
サクサクした土台の上に、アボカドとトマトと、寒天? みたいなのが乗っている。100円。
駅構内で売られていた食べ物。名前分かりませんが1個25円。2個で50円。
いつもお客さんで込み合っていて忙しそう。
宿の近くにあったフルーツジュースやさん。
1杯180円くらいと、食べ物に比べるとやや高いですが、新鮮なフルーツ&ミルクをこのビッグサイズでいただけてこの値段は、相対的にみると、まったく高くない。
このフルーツジュースやさんの前も、いつも人だかり。
人気店とそうではない店との人の集まり方の差がけっこう露骨で、わかりやすかったです。
それから、メキシコシティを歩いていていいなと思うことがもう一つ。いたるところで音楽が聴こえてくるのがいい。街中で演奏している方々もたくさん見かけました。すごくビートルズを意識したバンドの方々。
レストランでもご覧の通り。
街を歩いているだけでウキウキしてきます。
メキシコシティの治安について
最後に、メキシコシティの治安についてですが、日中に、貴重品一式をホテルに置いた状態で外出し、普通にたくさんの人が行きかう街中を歩き回る程度であれば、とくに危険を感じることはありませんでした。
ただまあ2ちゃんねるあたりではかねてより法治国家とは名ばかりの“修羅の国”なんて呼ばれておりますし、ちょっと危なそうなワードで検索かけただけで、決してブログで引用することはできないまさに「閲覧注意」なグロ画像がたっぷり出てくるわけで。
そういうのまとめたページのリンクをここに貼ったらわかりやすいんだろうなあとは思いますが、家族や友人もこのブログを読んでいることを考えると、それすらはばかられるレベル。
事前にいろいろ調べた結果、マフィアとか麻薬カルテルとか、映画や漫画でしか耳にしたことのない恐ろしいワードもちらほら見受けられ、ちょっと小銭をぼったくるとか、ちょっと「バス無いよ。タクシーじゃないと行けないよ」と嘘をついてみるとか、そんなんはかわいいもので、メキシコの犯罪は、遭遇したが最後、即命に関わるんだと恐れおののいています。
私としては、旅の前半アフリカ同様、【ダメ! ゼッタイリスト】(こちら)に忠実に、できるかぎりコソコソと旅をしていきますから、どうかどうか、そういった危ないもの全般から距離を置き、安全に旅をしていけるようにと願うばかりです。
それでは本日はこれにて終了。明日は少しだけですが、メキシコシティの観光情報をお届けします。最後までお付き合いくださってありがとうございました。
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