キューバ(37)嵐の前の静けさ。バラコアからレメディオス【再】
世界一周のようなことをしております私は、現在キューバでくすぶっています。数日滞在したバラコアという町を出て、この日向かうは「レメディオス」。この町の名を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。なぜなら、2週間前にも私はこの町を訪れていたのですから。
【現在地】レメディオス(キューバ)
Remedios(Cuba)
【気温】30度(昼)
【天気】晴れ
【通貨】1CUC=約115円、1CUP=約4円
バラコアからレメディオスへの行き方
移動日の本日。
朝日がまぶしい海を眺めながら、習慣となったコーヒータイム。宿の前を通ったコーヒー屋さんから、コーヒーを購入してみました。
豆の状態では売っておらず、粉にしたもの。大きな袋入りで4CUC(約440円)。
キューバのコーヒーは、マキネッタを使って淹れます。だから、豆はかなり細かく挽かれた状態。さすがの私もマキネッタを持って旅をしているわけではありませんので、これは日本に帰ってからじっくりと楽しもうと思います。
本日の移動ルートはこちらのとおり。
点線が過去のルートで、実線がこれからのルート。バラコア→サンチアゴ・デ・クーバ(乗り換え)→サンタクララ(乗り換え)→レメディオス。
20時間くらいの移動ですが、主に夜間の時間帯を利用しますので、翌日お昼には目的地「レメディオス」に到着です。利用するのは、キューバの旅行者用長距離バス「Viazul」。
【タイムテーブル】
14:00 バラコア発
(バラコアからサンチアゴ・デ・クーバ15USD/約1,700円)
19:00 サンチアゴ・デ・クーバ着
20:00 サンチアゴ・デ・クーバ発
(サンチアゴ・デ・クーバからサンタクララ33USD/約3,500円)
翌08:10 サンタクララ着
翌10:30 サンタクララ発
(サンタクララからレメディオス7USD/約770円)
翌11:35 レメディオス着
バラコアを出てすぐに、道路沿いの小さな民家に到着。ここで売られていたおやつ(バラコアの特産品)を買ってみました。
アルミ箔に包まれているのは、みなさんご存じチョコレート。バラコアでたくさん食べましたが、最後にもう1本。
日本でよく食べていたチョコレートとは若干違っていて、成城石井とかそんな感じの高級スーパーで売られている、カカオ濃度のものすごく高い、値段もまあまあ高いチョコの味がします。苦みも強いし、甘みも強い、ガツンとくるチョコなのです。
そして、謎の葉に包まれた、素朴なパッケージのほうは、中身、こんな風になっています。
これは、ココナッツを甘くして固めた感じのおやつです。包装同様、お味も素朴で、やさしい甘さ。この2種類のスウィーツがバラコア名物。行かれたらぜひ召し上がってみてください。
さあ、日も沈み、撮影、雑ですけど、
夜19:00にサンチアゴ・デ・クーバに到着。ここで乗り換え、ここからサンタクララまでは、もっとも長い区間。12時間の夜行バスとなります。が、終始爆睡で、起きたらサンタクララ。これだから夜行バスって好きー。
サンタクララで買った朝ごはんは、豚肉バーガー。
Viazulターミナル出てすぐのところに売っています。
これがすごくおいしい!! おまけに5CUP(約20円)と安定の爆安っぷり。
さあそして、いよいよ、最終目的地レメディオス行きのバスに乗れば、1時間とちょっとで到着です。
2週間前と全く変わらぬ、バス停で、2週間前に私を迎えに来てくれたBICIタクシーのおじさんが待っていてくれました。
やー、懐かしい、レメディオス。
さあではここで、以前の投稿と重複しますが、なぜ私がレメディオスにやってきたかをご説明いたします。
私が再びレメディオスに来た理由
そもそも最初にここレメディオスを訪れたのは、クリスマスイブの2日前。
なぜならば、「レメディオスでは、クリスマスイブに、世にもエキサイティングな祭りがあるらしいよ」という情報を入手していたからです。
祭りの名は「ラス・パランダス(Las Prrandas)」。
日本語に直訳すると、“バカ騒ぎ”とか“どんちゃん騒ぎ”と言った意味です。詳細はほとんどわからぬまま、名前だけ聞いてなんだか楽しそうだと思った私は、この祭りに参加したいがために、このタイミングでのキューバ行きを決めたと言っても過言ではありません。
そうして、敬虔なキリスト教徒でもなんでもないくせに、クリスマスイブに並々ならぬ思いを抱えてやってきたレメディオス。
ところが!!!
ところが、ですよ、来てみてびっくり。この年は、2016年。そう、フィデル・カストロがお亡くなりになった年です。その影響で、
悲報!! 「ラス・パランダス」延期のお知らせ。
うそーん!!!!
完全なる情報弱者である私が死ぬほど落ち込んだ当時の様子が知りたい方は、こちらの投稿をどうぞ。
しかし、よくよく詳細を確認してみると、なんと、延期後の開催日(2017年1月7日)も、まだキューバにいるじゃん、ということが発覚。
急にテンションアップの私の様子が知りたい方は、こちらの投稿をどうぞ。
キューバ往復のチケットを買った2か月前の私のファインプレーにより、本日このように、わくわくドキドキしながら再びレメディオスに戻ってくることができたのです。
2週間前に滞在したのは、祭りの会場からかなり近いオマラさんという女性が経営するカサ。詳細はこちら。
今回も、そこに泊まらせていただけるよう予約しておりました。そして、BICIタクシーに揺られて到着したのは、前回のカサの向かいにある建物。
どうやらこちらもオマラさんが経営なさっているようです。通された2階のお部屋は、ファンシーなピンクの壁にピンクのベッド。
それからファンシーなピンクのバス・トイレ。
私にはもったいほどの溢れんばかりのファンシーなお部屋を用意してくださっていたオマラさん。
「本当に戻ってきたのねー!! うれしいわー!! 」と、とても喜んでくれました。
ちなみに、お値段は1泊30CUC(約3,500円)と、さほどファンシーではありません。
気になった内装は、レトロなテレビー!! 素敵ー!!
と思いきや、プレステ!?
なんていうミスマッチが楽しめるのも高ポイント。
荷物を置いて、さっそく町の中心の広場へと向かいます。
ラスパランダス前日のレメディオスの町
こちらが2週間前の写真。
明らかに準備が整っていない、何かの骨組みだけがそこはにありました。これを見上げて悲しい気持ちになったクリスマスイブを思い出します。
しかーし!!!!!
本日の様子をご覧ください!!!
あ、なんか出来上がってる…(背面)
そして正面はこうです!!
電 飾!!!
広場の反対側も、2週間前は完全に鉄パイプだけだったのに、
いやー、立派な何かが出来上がっているではないですか。
確かに、これからここで何かしらのイベントが開催されるんだな、という実感がわいてきます。
これはなんだか感慨深い。
こうしてひとり大興奮の私ですけれども、レメディオスの町の様子はどうかというとですね、あいかわらず、のんびりしています。この日はまだイベント前日の1月6日ですからね。
嵐の前の静けさ。
とりあえず、ブログをご覧の皆様、安心してください。どうやら、念願のラスパランダスに参加することができそうです。
ここ最近の私のうまくいってなさは目を覆いたくなるほどだったと思いますが、今回は大丈夫。ということで、明日は、祭り前夜の様子をお届けします。本日も最後までお付き合いくださってありがとうございます。ではまた明日ー。
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