キューバ(38)テンション上昇中!! ラスパランダス前夜祭@レメディオス
世界一周の途にあります私は、現在キューバは「レメディオス」という町に滞在しております。普段は穏やかでのんびりとしたこの街ですが、毎年クリスマスイブに開かれる「ラスパランダス」というお祭りの日には、まるで別物のように激しく、情熱的かつ攻撃的な町へと豹変する!! らしいのです。
【現在地】レメディオス(キューバ)
Remedios(Cuba)
【気温】30度(昼)
【天気】晴れ
【通貨】1CUC=約115円、1CUP=約4円
“世界一激しいクリスマスイブ”と言っても過言ではないらしい、レメディオスのクリスマスイブ。そのような噂を耳にしてキューバ行きを決めた私。そうして意気揚々と乗り込んだ2016年12月24日。
このブログでも、何度も記載させていただきましたが、なんということでしょう!! 今年に限り、ラスパランダス延期という事態に直面してしまったのです。
それもそのはず、長年キューバの最高指導者だったフィデル・カストロ氏がお亡くなりになった年ですからね。派手なイベントは当然自粛することとなったようです。こればっかりは、誰にもどうすることもできませんから、泣く泣くあきらめかけた私。
しかーし、イベント延期したその後の日程も、運よくキューバに滞在していることが発覚し、2週間の時を経て、ふたたびこの地に舞い戻ってきたのであります。
本日は、2017年1月6日。ラスパランダス本番は7日ですから、イベント前日ということになります。お昼過ぎに到着し、部屋に荷物を置くと、さっそく町の散策に繰り出します。
何が起こるか分からないけど期待せざるを得ない町の様子
レメディオスは、ゆっくり歩いても1、2時間やそこらで全部見て周れるほど小さな町です。中心には、中央広場と教会があり、そここそが「ラス・パランダス(Las Parrandas)」のメイン会場。
上空から見ると、このようになっています。
木が植えてあるところが広場です。祭りの前日ともなりますと、この広場を取り囲むように、いくつかの装置が設置され、「本番はこれをどうやって使うんだろう…」とドキドキわくわくした気持ちを盛り上げます。
では、具体的に何が登場しているかというのをご紹介いたしましょう。
まずは、教会の目の前にあるひときは大きな建造物。裏側から見るとこんなかんじなんですけれども、
これ、正面は、このようにたっぷりの電飾が取り付けられています。
明日の夜にはこれがギラギラビカビカと点灯するのでしょう。
そして、躍動感あふれる愉快な海の仲間たち。
マンタの数倍のサイズがあるタコ。
イッカクとペンギン。いろんなのがいますねえ。
真ん中のピラニアみたいなのがお気に入りです。
絵のタッチはバラバラですが、とにかくこれは「海の仲間たち」と命名します。
そうして、この豪華電飾(木造)と対を成すのが、広場の反対側の入口にある通称「アバター」。
「海の仲間たち」に負けず劣らずのたくさんの電飾。注目すべきは、なんといってもアバター。
こんなそのまんまやっちゃっていいのかなと心配になりますが、ここはアメリカ主権の及ばぬキューバ。別に問題はないでしょう。
それと、実はアバターよりもっと気になるのがこちら。
これはもしかしてモンハンのティガレックスかもしれません。なんだか胸が熱くなります。
ここから公園の周囲をぐるっとまわってみると、まだ完成していない建造物を発見。
明日に控えた本番に向けて、鋭意製作中の何かは、
いや、何かって言うか、完全にエジプト的なやつですけども。
多数のファラオが無造作に横たわっています。
下を覗き込んでみると、車輪のようなものが見えます。
じ、自転車かな?
これは間違いない、動きます。つまり、山車(だし)でしょうね。
そうしてこのエジプトと対になっているもう一つの建造物がこちら。
タイ、かな? いや、インドかな?
私には判断が付きかねるのですが、なんらかのアジアの像の神様的なものが祀られております。ちなみに、これも動くことが予想されます。
現時点で、“キューバ感”は皆無ですけれども、「ラス・パランダス(Las Parrandas)」=バカ騒ぎ、どんちゃん騒ぎ、ですからそんな細かいことは大した問題ではないのでしょう。
以上4つが明日のイベントで大活躍するであろう建造物です。配置はこのようになっております。
これらのラス・パランダス建物群をみてまわっていると、どこからか賑やかな楽器の演奏と、旗を持った人々があらわれました。
それに続く群衆。
現時点ですでになんでもありな印象をうける「ラス・パランダス(Las Parrandas)」ですが、一応のコンセプトはあります。
まず、レメディオスの町を東西2つに分け、それぞれを雄鶏チーム、雌鶏チームとします。そして、両者でバトルを行うということなのですが…。
パレードに参加しているみなさんが持っていらっしゃる旗には、各陣営のモチーフ的な絵が描かれています。
戦いに向けて一同を鼓舞しているような熱気に満ち溢れています。
2週間前とは全く雰囲気が違う町の中心部。大勢の人々でごった返しています。
前夜祭は家族そろって楽しめるほんわかした雰囲気
あたりが暗くなり始めると、人々が、広場を離れ、脇道のほうへ移動してゆきます。後について行ってみると、なんだかたくさんの屋台が並んでいます。
綿菓子やさんなんかもあり、日本のお祭りととてもよく似た雰囲気。
とはいえやはりここはキューバ。
お子様も楽しめるように、簡易な遊園地も設置され、微笑ましい光景が広がっています。
乗り物はすべて5CUP(約20円)でした。
一休みにおすすめなのが、ピニャコラーダ。5CUP(約20円)。
なにがおすすめかって、こちら、お子様向けノンアルコールのピニャコラーダ屋さんです。
そして本日の晩御飯は、揚げたてチュロス。5CUP(約20円)と、
豚肉バーガー。7CUP(約30円)。
良心的すぎるお値段。手作り感あふれるお祭りはとても楽しいんですねえ。
屋台を満喫し広場に戻ってみると、なにをするでもなく、くつろいでおしゃべりに興じている人々がたくさん。
温かいオレンジの光に照らされた公園は平和そのものです。
エジプト、明日までに完成するかなぁ
さあこれかレメディオスで行われる「ラスパランダス」開催前夜。明日はいよいよ本番です。このお祭りは、明日からあさっての朝がたにかけて、夜を徹して行われますので、本日はさっさと寝ることにします。
それでは本日も最後までお付き合いくださってありがとうございました。明日の投稿は、お見逃しなく~。
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