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2016-04-20

【出発15日前】時系列でみる「出発までのステップとやることリスト」

【出発15日前】時系列でみる「出発までにやったこと(私ver.)」

出発まで残すところあと15日。半月って長いような、短いような…。ということで、本日は世界一周準備に欠かせない「出発までのステップを時系列でまとめてみよう」をやっておこうと思います。

どのようなステップを踏んで、最終的に出発に至るのかは人それぞれ。手際よく、サクサクやれる方もいらっしゃると思いますし、私のようにちんたらやっている方もいらっしゃるでしょう。「効率こそすべて、なるべく時間をかけずにやりたいわ」みたいな方には正直私のステップは全く参考にならないと思いますが、とりあえず、私バージョンということで、ぜひご覧になってみてください。箇条書きにしてサラッと書いたほうが分かりやすいんだろうとは思いますが、私の余計な情報までふんだんに書き綴っています。我慢して読んでください

それでは、どうぞー。


【出発までに私がやったこと】

【出発15日前】時系列でみる「出発までにやったこと(私ver.)」

■出発10ヵ月前(2015年7月)
・気持ちの芽生え

最初に「バックパッカーをやってみようかな」という気持ちが芽生えたのは、2015年7月。出発の約10カ月も前。夏休みを利用して行ったエジプト・ダハブ。ここでの人との出会いやダイビングとの出会いで、「あれ、私もしかしてバックパッカーやりたいとか思っちゃってる!? 」みたいな感じで、ついに心が動き出してしまった。

●当時の思い出投稿はこちら

それまで、海外旅行は好きでいろいろ行ってきたものの、会社を辞めて長期で旅行に行くことなんて全く考えていなかった。「行きたいな」って気持ちはどこかにあったのかもしれない、と今は思うけれど、安定した生活や仕事、結婚の機会を失ってまでそれをやってみる気はさらさらなかった

しかし、この旅を境に「バックパッカーをやる」という選択肢について考えるようになる。少しずつ気持ちが動いていくのを自覚してはいるものの、まだ何か行動を起こすには至らず、ひたすら考え続ける


■出発7ヵ月前(2015年10月)
・ブログ開設

「バックパッカーをやりたいかどうか」という質問には即答でYESと答えられるが、「本当に仕事を辞めるのか」ということについてはまだ悩んでいるという状態。つまり、「バックパッカーになって、今まで行きたかったところ全部に行きたい! 」という思いは強くなるものの、仕事を辞める決心がまだついていない

とりあえず、“バックパッカーになって世界一周に行く”と仮定してブログを始めてみる。でも「あ、これあくまで仮定の話ですよ。全然後戻りはできるんです。ほら、まだ誰にも言ってないしね。ブログなんてこっそりはじめてこっそり終わっても別に問題ないですよね」みたいな、中途半端な精神状態。

ブログに、今まで行った海外旅行のことを旅行記風に書いてみようと思ったのだけれど、具体的なことをほとんど記憶していないことに愕然とする。楽しかったなーとかそういうことしか覚えていなかった。

●ブログ開設についてはこちら


■出発6ヵ月前(2015年11月)

・引っ越し

・ルートを考え始める

家の更新が迫っていたので、とりあえず家賃の安いところに引っ越すことに決めた。“バックパッカーになって世界一周に行く”と仮定して、なるべく出費を抑えたかったからだ。それでもまだ、あくまで仮定の話

私は本や漫画やアニメが大好きで、当時住んでいた家は、長年かけて収集した膨大な量の本と漫画とDVDとCDで溢れかえっていた。ブログで紹介するとは思っていなかったからまともな写真が残ってないけど、こんな感じ。

IMG_2829

このサイズの本棚がもう1つと、その半分ぐらいの本棚が1つ。あと、文庫本を収納した大きなボックスが2つ。

低家賃を追求するからには、当然広さなんて望めない。だから、どうしてもこの宝物たちを処分する必要があったのだけど、世界一周のことしか考えていなかったから全然悲しくなかった

 

……嘘だ。

 

ものすごく悲しかった。今思い出しても悲しさがこみあげてくる。「断捨離」とかいう薄っぺらい言葉で片づけてほしくない。本当に体の一部をちぎって持っていかれるような、つらいつらい経験だった。「漫画は沈没先のゲストハウスで読めばいい」と無理やり自分を納得させて泣く泣く大量の本と漫画とDVDとCDを、古本屋に売り飛ばした。全然納得してないけど。

引っ越した先は、荻窪駅徒歩五分。共同玄関の木造家屋。6畳一間で、洗濯機とガスコンロがない。ベッドもなくて、クッションを2つ置いてその上に寝ている。「この生活が無理なんだったら、バックパッカーなんて到底できない」と無駄に自分を追い込んでみたものの、絶対普通のゲストハウスのドミトリーとかのほうがまともな生活ができると思う。

●家のことはこちら

それと並行して、“バックパッカーになって世界一周に行く”と仮定した場合のルートを考え始める。行きたいエリアは、とりあえずアフリカと中南米って決まっていたから、ベストシーズンや必要な滞在日数を調べ、どう周るのがいいかという計画を練る。それによって行く時期や旅の期間も変わってくるので、いつ出発するべきか、いつ仕事を辞めるべきか、なんてことも見えてきた。

行きたい場所とそのベストシーズンを調べた結果、出発時期は4月がよさそう。会社を辞めるなら3月いっぱいだ。ということは、退職を申し出るのは1月くらいが妥当。そう考えると「年内に腹くくんなきゃだな」って自分の中で明確な意思決定の期限を設けた

今「バックパッカーやろうかなー」って悩んでる人に言っとくと、これやっちゃうともう後戻りできなくなると思う。あまりに楽しすぎて、人生がどんどん輝きだすから。「行きたいとこ、やりたいこと、まだまだたくさんあるじゃん」ってことに気付いてしまったら、あとはそれを我慢するかしないかの2択だ


■出発5ヵ月前(2015年12月)
・ブログ村登録

ブログの記事数が増え、なんとなく形になってきたから、ついにブログランキングサイト「にほんブログ村」の「世界一周準備カテゴリー」に登録してみる。“バックパッカーになって世界一周に行く”と仮定して。まだまだランキングも下のほうだし、知り合いに見られる心配もない。とりあえず登録だけ、ね。まだ、後戻りは可能だ。

このあたりでは、もうほとんどバックパッカーをやることは自分の中では決まってきていて、親しい友人に打ち明け始める。「あくまで仮の話だけどさ、バックパッカーやろうかなーって思ってんだよね」って。

もっと驚かれるかと思っていたら「いいと思う! もう行ってきな! 」って周りが口を揃えて言うもんだから、私の方が驚いた。反対したり、「もうちょっと考えたら」とか「嘘でしょー」とか言ってくる人は、誰一人としていなかった。私が本とか漫画とか全部処分したって聞いて「あぁ、こいつ本気だな」って悟ったんだと思う。


■出発4ヵ月前(2016年1月)

・親に報告

・退職を申し出る

年末年始を利用して友人とタイのクラビへ。私に似つかわしくないガチのリゾートだったけど、こんな南国パラダイスで贅沢することもしばらくないだろうと思って、かなり羽を伸ばして豪遊。“バックパッカーになって世界一周に行く”と仮定して旅ブロガーの予行演習をしてみようと、PC持参で旅立つ。しかしながら、一度もブログを更新することなく帰国。堕落した生活を送り、「別にブログとかどうでもいいや」とバッサリ切った自分の意志の弱さには驚きを隠せなかった

●クラビについてはこちら

帰国して1週間。2016年1月、第2周目の連休に実家に帰省。ここで母親に、会社辞めてバックパッカーになる旨を報告。前から少しずつジャブを打っておいたので「たぶんそうするだろうな」と思っていたであろう母は、厄払いのために訪れた「松陰神社」で「志」と書いてある御守りを買ってくれた。背中を押されてる感、ハンパない。

志_御守り

ここでついに【仮定】が【確定】になる。

連休明け、山口県にある実家からエクストリーム飛行機出社した私は、その足で上司のもとへ行き「3月で仕事を辞めます」と申し出た

もう後戻りはできない。

深刻なことからものすごくどうでもいいことまで、優柔不断でなかなか結論を出せない私。このブログを読んでいただいたことがある方はとっくの昔にお気づきでしょう。本当になんでもかんでも悩んで迷って考えて、周りが引くぐらい、答えを出すのに時間がかかる

でも、一度決めたら絶対に迷わないし、良くも悪くも、最後までそれを貫き通す。納得がいくまで考えに考えて自分で出した答えなら、失敗しても悔いはない

仕事よりも結婚よりも、ほかのどんなことよりも私が今やりたいのは世界一周。管理職よりも、お嫁さんよりも、私が今なりたいのはバックパッカー。これが私の答えだ。33歳にしてバックパッカー業界に新規参入。失うものの大きさは計り知れなくて泣きたくなるけど、人生一度きり。だったらそれをめいいっぱい輝かせたい。

私の全てを賭けて、旅に身を投じてみようじゃねーの。

身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ。

ここから、人生が急速に動き出す。


■出発3ヵ月前(2016年2月)

・予防接種スタート

・行きの航空券購入

3月いっぱいでの退職はかなわず、4月に後任者に仕事を引き継いでから辞めるということで話が付いた。4月いっぱいタイで予防接種とかしながらのんびり過ごそうという計画も崩れ去り日本で予防接種を受けることになる。私がすべての注射を打たれたのは、東京の「東京医科大学病院」。

●予防接種についてはこちら

退職日が、延びたおかげで、私の世界一周は2016年5月「マダガスカル」からスタートすることとなる。ついに、行きの航空券購入だ。

●航空券購入についてはこちら

まったくもっておかしなルートだけど、そんなことはどうでもいい。ついに私の世界一周が始まる。

ここにくるまでたいして実感はなかったけれど、「予防接種」と「航空券購入」、この2アクションで、世界一周がグッと現実味を帯びてくる


■出発2ヵ月前(2016年3月)

・海外旅行保険申し込み

・国際自動車免許証を作る

・帰りの航空券購入

・クレジットカードを作る

無駄な悪あがきを経て、海外旅行保険に加入。

●詳細はこちら

そして、一応国際自動車免許も取得した。車の運転なんて全くしないゴールド免許保持者なので、海外でもできれば車の運転をせずに済むといいなと思っている。しかし、原付に乗るのは好きなので、いずれ役に立つ日がくるかもしれない。ちなみに今まで東南アジアで何度も原付に乗ってきたけれど、国際自動車免許が必要だと言われたことは一度もない。

入国の際に、帰りの航空券の提示を求められる場合がある」そして、「持っていないと、やたら高い航空券をその場で買わされる」なんて話を耳にしたチキンな私は、あっさり帰りの航空券を購入。「帰りの予定なんてわかんない。だってバックパッカーなんだから」は私には当てはまらなかった。旅の前半の最終目的地はエジプト。10月頭、カイロから成田へ飛ぶことは決まっている。

●帰りの航空券についてはこちら

それから、退職前にクレジットカードを作っておくのは必須。知ってると思うけど、仕事辞めたらまともなクレジットカードはほぼ作れない。作れても、ほとんどの場合、限度額が最低金額に設定される。社会的に見て、住所不定無職のヒエラルキーは底辺


■出発1ヵ月前(2016年4月)

・家の退去を申し出る

・パスポートページの増補

・退職

世界一周の出発が5月4日。ということは、家の退去は5月3日。私がいま借りている家の契約は「退去は、1ヶ月前までに申し出ること」となっていた。逆算すると、4月3日までには、不動産屋に連絡しなければならない。

世界一周するなら、当然訪問する国がたくさんあり、パスポートにビザやスタンプが押される。もし残存ページが少ないなら、増補をしておいたほうがいいだろう。私は、もっと前、まだ、「仮にバックパッカーをやるとしたら」とか言っていたころに増補をしておいたのだけど、申請から受け取りまで日にちが必要なので、1ヶ月前には申し込みに行っておくのが安心だ。

そして、これを書いている今、あと10日後に迫っているのが退職。今はもう早くその日が来ないかと待ち遠しくて仕方ない。有給消化の合間に、たまに会社に行くと「本当に辞めることにしてよかった」としみじみ思う。退職に向けて、悪い意味で背中を押してくださる方の存在すら、今は本当にありがたく感じる


■出発2週間前前(2016年4月20日)
・海外転出届け

住民票を抜いて旅立たれる方は、お住まいの場所の区役所や市役所で海外転出届を出す。私はこれからだけど、杉並区は海外に出る日の2週間前から届け出可能とのこと。今週中には行ってきます。


■出発1週間前前(2016年4月27日)

・各種住所変更

・電気・ガス・水道の契約解除

・転居届提出

・WiMAX解約の申し出

銀行やクレジットカード会社、保険その他いろいろなところに登録してある住所を変更する。人によって、不在中の住所をどこにするかは違うと思うけど、私は実家。

家を引き払って旅立つ人は、電気・ガス・水道の契約も解除しなければならない。電気だけはインターネットでもできるけど、ガスと水道は立ち合いが必要。事前に電話して日時を予約しておけば、スムーズに退去できる。

郵便物に関しては、郵便局に転居届を提出する。これをしておけば、1年間は旧住所に届いた郵便物を新住所に転送してくれる。即日転送が可能という訳ではなく、どうしても数日のブランクが出てしまうので、できれば1週間前くらいには届け出ておいた方が無難

あと、これはほとんどの人に当てはまらないと思うけど、本当にブツブツ切れまくるWiMAXを解約するのを忘れずに。解約希望日にインターネットでできるらしいので。絶対にもう二度とWiMAXを利用することはないと思う。ここ最近ネットの使い過ぎで速度制限かけられたみたいで、今も、くっそ遅くてぶちギレ寸前でこの投稿をしている


■出発前日(2016年5月3日)

・家の退去

・携帯電話番号を預ける

さようなら、荻窪の「ときわ荘」。わずか半年しか住んでないけど、意外と気に入っていたこのボロボロの一軒家ともお別れ。隣の敷地に住んでいるうっとうしいババアともお別れ。せいせいする。

私は、SoftBankのiPhoneを利用していて、海外にいる間は「電話番号・メールアドレスお預かりサービス」を利用する。事務手数料3,000円を最初に払い、毎月390円支払うことで、電話番号とメールアドレスを預かってくれる。その間は使うことができないけど、解約せずに済むのはありがたい。

SoftBankショップのカウンターで申請できるけど、申請するとその場ですぐ使えなくなるので、ギリギリのタイミングで行かなくてはならない。


■出発当日

家の鍵をキーボックスに投函。出発当日の意気込みを綴った感動的なブログを投稿し、空港に向かうことになると思う。


ものすごい長くなったけど、以上が、私が出発までにやってきたステップ。よく考えると、こんな超個人的な心の動きを世界にむけて全力でさらすのは、相当恥ずかしい。でも、もしかしてもしかして、何か人生に悩んでいる人が読んでくれて、ちょっとでも心が軽くなればいいなと思っている

出発まであと2週間、意外とやることあるな。っていうか、家がまるで片付いてなくて、片付く目途も立ってなくて、途方に暮れている

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