ジンバブエ(1) レインボーハンターが見せる虹への執念@ビクトリアの滝
本日早朝6:00に、リビングストン(ザンビア)の宿「リビングストン・バックパッカーズ」を発ち、最速で国境を越えビクトリアフォールズ(ジンバブエ)へとやってまいりました。ビクトリアの滝は、ザンビアとジンバブエにまたがっており、国境を徒歩で超えられます。毎日毎日滝の話で申し訳ないですが、本日はジンバブエ側のビクトリアの滝の起点の町その名も「ビクトリアフォールズ」からお届けします。
【現在地】ビクトリアフォールズ/ジンバブエ
Victoria Falls/Zimbabwe
【天候】晴れ
【気温・湿度】30度・34%(昼)
【為替】1USD=約105円
ビクトリアの滝をジンバブエ側(ビクトリアファールズ)から観賞
リビングストン(ザンビア)とビクトリアフォールズ(ジンバブエ)間のイミグレーションは6:00オープン。私は6:15に到着し、すんなりザンビア出国。
このあと、ザンベジ川下流にかかる橋を渡り徒歩で国境を越えられるのですが、イミグレで働いている親切なおじさんが、ジンバブエ側まで車に乗せて行ってくれまして、写真などを撮る間もなくさっと通り過ぎました。
そしてジンバブエ入国。
そこから小走りで、ジンバブエ側の滝の入口へ向かいます。約100mくらいですかね。全然徒歩で行けます。そして、滝のチケット売り場の方に、荷物をあずかっていただけるようお願いします。こころよく了承してくださり、くっそ重いバックパックなどをリリース。
すぐさま滝の音がするほうへ向かいまして、さあ本日も
サンライズ@滝
元気いっぱい、滝を拝んでまいりましょう。
ビクトリアの滝を訪問する前に、インターネットなどで情報を調べていたのですが、滝の全貌が見渡せて、写真に映えすると言われているのがジンバブエ側。
確かに、手前のポイントからは滝がよく見え、きれいに流れ落ちていく、“これぞ滝”な景色を眺めることができました。ザンビア側に比べると、ジンバブエ側のほうが道も整備されており、やや観光者にやさしい気がします。
入り口に近いところから、滝正面に沿ってどんどん滝の中心に近づいて行きます。しかし、どうも今日は虹が少ない気がします。かろうじて見えた朝日が生み出す虹。
滝の端の「デビルズキャトラクト」というひときわ大きな滝から勢いよく流れ落ちる水。そしてそれにかかる虹。これはこれで十分きれいなんですけど、でも…。
そして滝とは反対の方向に出る虹。
先日ザンビア側から滝を観賞した際は、数え切れないくらいたくさんの虹を見ることができ、滝というよりむしろ虹をめいいっぱい堪能できたですが…(投稿はこちら)。
そして、昨日は「ルナ・レインボー」とかいう素敵な素敵な夜の虹にもお目に書かれました(投稿はこちら)。
その興奮冷めやらぬ今、もはや私は「レインボーハンター」。
私にとって、滝と虹はセットで存在するもので、虹のない滝はどこか物足りない気さえします。
ザンビア側に比べて、ルートが限られており滝観賞もさくっと終わってしまうジンバブエ側。
意外とあっさり見終わってしまいました。
この先ビクトリアフォールズを訪れる方のために、できるだけ有意義な情報を残したいと考えている私ですから、ザンビア側とジンバブエ側双方に行き、その比較なりなんなりを記したい。
でもこのままですと、虹のインパクト的にザンビアサイドに軍配があがってしまいますよ。
どうしたジンバブエ、あなたの実力はこんなものですか??
「きれいな滝の全景をじっくり見られるのがジンバブエ側」と聞いていましたが「きれいな虹の全景」に関しては…。
「虹のない滝なんて考えられない」くらいの状態になってしまっている私にとって、失礼な話、ちょっと拍子抜けだなージンバブエ。
レインボーハンター的にはいまいちだなあとがっかりしながら、滝の出入り口付近に戻りましたところ、あるものを発見。
完全にスルーしていた入り口付近の滝に関する様々な情報の展示エリア。水の多い時期の様子や、少ない時期の様子を比較した写真が飾ってありました。その中にある1枚。
『HIGH WATER:June』
(右の写真)水量が多い時期:6月。
つまり、今じゃん。
虹、出てるじゃないですかー。
先ほど私が見た際には、このアングルでの虹はかけらも見られませんでしたが、これはどういうことでしょう。
近くにいたスタッフさんに尋ねます。
「この写真の虹はどうすれば見られますかね? 滝にいい感じに虹がかかってるじゃないですかー。私どうしてもこの虹を見たいのですが」
「あー、これは午後だねー。たぶん14時か15時くらいになったら見られると思うけど」
なるほどなるほど。ジンバブエ側は、午後の方が「滝と虹」がキレイにみられるというわけか。
ザンビア側は、東から、西にある滝を見るアングル。これは午前中のほうがきれいに虹がかかります。しかしジンバブエはその反対。西側から東にある滝を見ることになるので、午後の方がレインボーパラダイスなんですね。
本日私がジンバブエ側のビクトリアの滝に到着したのが朝6:30。このときまだ10:00。とはいえ2時間で見て周れるという滝をすでに3時間半堪能した状態です。
一回宿に行って荷物を置いてからまた来ることができればよいのですが、ビクトリアの滝は1度外に出てしまうと、再入場の際また入場料30USD払わなければなりません。これは、はっきり言って、安くない。
しかし、もはや今の私にとって、この滝のコンセプトは
「より素敵な虹を堪能したい」
それに、ベストな時間帯に行かずして、ブログに「ジンバブエ側の滝(虹)、しょぼすぎワロター」なんて書くのはこれジンバブエに対して申し訳ない。
というわけで、覚悟を決める。
いいでしょう。待ちましょう。4時間でも5時間でも。
ジンバブエ側のエントランス内には、おされなカフェがございます。
カフェラテ(3USD)もありますし、Wifiが使えます。
紅葉がいい感じの森林の中で優雅にインターネット。むしろ快適。
こうして4時間が経過したその先で見たものは
あっというまに14時になり再び滝へ。ドキドキしながら滝に近づいて行くと…
わぁー!!!
虹、きれいー!!!
すごーい!! ちゃんと滝にかかる虹が出現しておりました。
これは確かにフォトジェニック。
むしろ虹が主役の写真ですな。
ジンバブエ側は午後で決まり!!
ちなみに、私のおすすめポイントは、MAPのここ。
拡大。
DANGER POINT。
ここは本当にデンジャーなポイントでして、外から見るとこの状態。
水量たっぷりの今は、はっきり言って視界ゼロ。この水煙の中に突入すると、暴風雨なんですけれども、そこをがんばれば、このように迫力のある滝と、大きな大きな虹を撮影することができます。(防水カメラ必須)
まじで命の危険を感じながら撮った渾身の1枚。
こうして2時間で見て周れる滝に、9時間居座り、レインボーハンターの職務をまっとうした私。
ジンバブエ側でも「ビクトリアの虹」をたっぷり見られて大満足です。ゲート付近にいるおじさんたちに「まだいたのか」とあきれられながら滝を後にしました。
最後に、自ら虹を作り出すことに成功したレインボーハンターの写真(合成写真ではないんですよー)。
ということで、本日はこれにて終了。最後までお付き合いくださってありがとうございました。
■ビクトリアの滝(ジンバブエ側)詳細
【入場料】30USD
【オープン時間】06:00~18:00(2016年6月。季節によって変わるのかもしれません)
【ポイント】
- レインコートは必須。ゲート付近でレンタル可。足元はすごくぬれるのでサンダルがよいですが、朝は極寒です。トレッキングシューズとかだとよいのかもしれません。
- ゲート内にWifiが使えるカフェやお土産屋さんがあります。滝観賞のあとゆっくりするのもよいかもしれません。
- 防水カメラもしくはハウジングがないと撮影できないポイントもあります。びしょぬれです。無い方は、ぬれない位置でのみ撮影することになります。
- 通常の滞在時間は、それなりにじっくり見ても2時間程度とのこと。
前回コメのご返信の「自分も民族服着て現地の方々と一緒に写る」意図、お互いが楽しめるとてもハッピーなコミニュケーションだなぁと思いました ^ ^
そしてここ3日のビクトリアの滝特集。
折しも先日、山手線内の液晶モニタに表示されてたクイズ?みたいなもので「Q:月の周りにかかる虹を何と呼ぶでしょう?」→「A:ムーンボー」とあって、なんかレインボーとは別モンだなぁ、名前も微妙だし…と淋しい気分になっていた矢先にリアル月夜の虹!美しゅうございます…。゜・(ノД`)・゜
ところで、「死者の日」のパンをELLE ONLINEか何かで見かけて以来気になってしょうがないのですが、mayumiさんはどの国で死者の日されます? ドクログッズ可愛いですよね、なぜかスペインでドクロのミニ箱庭オブジェみたいなの見つけて多分5倍くらいの値段で買いまくりました 。ほんとは現地で鼻息荒くしながら買いたいんですが。。(´Д` )