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2015-12-06

ビクトリアの滝を満喫する5つの方法


ビクトリアの滝おすすめ

北米のナイアガラの滝、南米のイグアスの滝、そしてアフリカにあるビクトリアの滝。これらがいわゆる「世界三大瀑布」。アフリカ大陸南部、ジンバブエとザンビアの間に位置しており、世界遺産にも登録されています。でっかくて、迫力満点、想像を超えた圧巻のスケールで、見る者を圧倒する巨大な瀑布。と言ってもまだ私自身行ったことがないので、実際よくわかりません。ということで、いざ行ったときに、最大限満喫したい! と考え、どんな楽しみ方ができるのかについてまとめてみました。行ってないけど、ビクトリアの滝、超おすすめで、見どころ満載です!

■ビクトリアの滝(Victoria Falls)とは

ザンベジ川の途中にあるビクトリアの滝。最大落差108m、幅約1.7km。ちなみにこれが3大瀑布の大きさ比較。Wikipedia掲載情報です。

ビクトリアの滝、最大落差が断トツで高いですね。あ、ベネズエラのエンジェルフォールは落差978mで、それと比較しちゃうと…いやいや全然ビクトリアの滝もすごいんですよ。幅だって1708mもあるし! この1708m、実は6つの滝からなっておりまして、3つはジンバブエ側、3つはザンビア側です。それらが合わさって「ビクトリアの滝」となるわけです。

上の図のように、「デビルズ・キャタラクト」、「メイン・フォールズ」、「ホースシュー・フォールズ」がジンバブエ側、「レインボー・キャタラクト」、「アームチェア・フォールズ」、「イースタン・キャタラクト」がザンビア側。滝の幅1.7kmのうち1.2kmがザンビア、残り0.5kmがジンバブエに属します。それぞれの滝ごとにビューポイントがあるらしいので、見るだけでも6通り楽しめます。

【まずはじっくり眺める! 】

せっかくビクトリアの滝を訪れるなら、そりゃあ水量たっぷり、勢いよく流れ落ちる瀑布が見たい! そんな人におすすめのシーズンは、水流量がピークを迎える3月~5月。ザンベジ川で最も水が蓄えられている場所は、ビクトリアの滝よりかなり上流にあるそうで、雨季でたっぷり振った雨水がビクトリアの滝に来るまで数か月かります。つまり、このあたりの雨期が11月~4月くらいなので、流量が一番増えるのは3月~7月なんですね。そして、最も少ないのは10月~12月。雨季に行っとけば水たっぷりあるでしょ、と思ったら大間違いなので、行く方はお気を付けください。ちなみに、水量がたっぷりのときとそうでないときの差は10倍もあるそうで。こんな写真もございます。うわぁ、全然違うね~。

ジンバブエとザンビアの国境にまたがっているので、両方から入って観光することができます。

●ジンバブエ側
[料金]30USD(満月の日は40USD)国立公園入口で支払う
[オープン時間]冬季6:30~19:00、夏季6:00~18:00
[休み]なし

●ザンビア側
[料金]20USD
[オープン時間]6:00~18:00
[休み]なし


【1】世界遺産の定番! ヘリで上空からアプローチ

ヘリでもけっこう近くまでいけるんですねー! なんかネットで写真を見ているだけで、すでに私の想像よりすごいことになっているビクトリアの滝。思ってたより迫力満点です。下の写真見てください! 滝のまわりってこんな感じになってるんですね。くねくねしとる。

こんな写真見ちゃうと、私もヘリで上から見たい! と強く思いました。迫力が全然違いますもんね!

■How to

申し込み場所:ジンバブエ側、ザンビア側どちらからでも可。ネット予約もありますし、ホテルでも予約も可能。
料金:滝付近12~13分のフライトで150~180USD前後。ザンベジ川とかも見られる25~26分のフライトで300USD前後。(た、高い! )


【2】臨場感たっぷりのマイクロライト

マイクロライト(microlight)って何ですか? 聞いたことなかったです。上の写真のようなモーター付きハンググライダーだそうです。左右に壁がないので、ヘリよりも空気を感じられるというか、臨場感たっぷりというか。なかなかスリルのある飛行体験ができそうです。カメラやビデオは持ち込み不可。でも、羽のところにカメラが付いていて、上空でパイロットさんが撮影してくれるサービスもあるみたいです。

■How to

申し込み場所:ザンビア側のみ。
料金:滝周辺の12~15分のショートフライトで150~175USD、ザンベジ川まで見られる25~30分のロングフライトで310~350USD。(7:00~10:00と15:00~18:00の間だけ可能)
ご注意:体重制限ありで、100kgまで可だそうです。心配な人は、事前にダイエットが必要かも。


【3】恐ろしいネーミング! 「デビルズプール」でスイミング

このプール、知る人ぞ知る世界一恐ろしいと言われているプールでして、上の写真だけ見ると、外国の方々、わいわいとまるで露天風呂のようにくつろいでいらっしゃる。まあなんか、あれでしょ? 滝にちょっと近づいてパシャパシャやって泳げるとかそういうやつでしょーって思いますよね。いやいや、“滝に近づく”はその通りなんですけど、ほら!

滝の、真上。崖っぷちです。クレイジーです。

このプール、滝の、白い円でハイライトされたところあたりの位置にあるんですよ。端っこぎりっぎりのところにね、少しくぼみがあって、プールのようになっているそうなんですけどね…。反対側から見たら、

うわぁ。恐ろしいです。でも入ってみたいです。こちらのデビルズプールは、水量の多い時期はまずこの場所までたどり着けないらしく、ここで泳ぐことができません。水が少ない時期のみ楽しめる貴重なプール体験。

■How to

申し込み場所:ザンビア側のみ。
料金:公園入場料20USD+ツアー代金
ツアー代金は、ホテル発+ボート往復で80~130USD、公園発徒歩往復で40USD前後。
ご注意:水流が少ない時期(おそらく9月~12月くらいの期間)のみしか行くことができません。


【4】スリル満点すぎるバンジージャンプ

やっぱあるよね~バンジージャンプ(BUNGEE JUMP)。こんなバンジーにぴったりの場所、そうそうないですもんね。ほら、

でもさ、怖いよ、これは。ゆったらただの“橋からの転落”ですからね。私がチャレンジするかどうかは、行ってから決めます。さすがにバンジーはちょっと、という方、「ブリッジスライド(BRIDGE SLIDE)」ならなんか楽しそうですよ。

ニコニコしとる! これはよさそうだな。あと、「ブリッジスウィング(BRIDGE SWING)」なるものもあるみたいです。

が、これ写真ではどういうアトラクションなのか分からない。スウィングっていうくらいだから揺れる感じ? 橋の上から揺れるの? それって結局バンジー的なやつなのでは。あと、料金がバンジーと同じくらいなのも気になります。もしかしてこれもデンジャラスなやつかも。ちょっとわからないので、行ったらレポートします。ちなみに、「バンジー」「ブリッジスライド」「ブリッジスウィング」3つセットでできるコースはこちらのツアー会社で210USDだそうです。橋関連のアトラクションがお好みの方はぜひ。

■How to

申し込み場所:ジンバブエ側、ザンビア側どちらからでも可。ネット予約もありますし、ホテルでも予約も可能。
費用:(バンジー)150~180USD、(ブリッジスライド)50USD前後、(ブリッジスウィング)160USD前後


【5】水流を肌で感じるならラフティング

ラフティングは厳密にいうとヴィクトリアの滝っていうか、ザンベジ川で楽しむアトラクションなので、5番目に記載しました。でもこのザンベジ川でのラフティング、バックパッカーさんからの人気がすごく高くて、とても素晴らしい体験ができると評判なんです。上の写真もすごく楽しそうですよね。

ただ、いろいろ調べてて思いました。「あ、これガチなやつだ」と。

“水流を肌で感じる”とかじゃないです。

命の危険を感じます。

あれ? これ大丈夫ですか? 「カメラがとらえた一瞬の悲劇。濁流に飲まれる観光客」みたいなキャッチコピーがぴったりなんですけど。

写真を見ていただくともうお分かりになるかと思いますが、ザンベジ川のラフティングは、世界的に見ても、難易度すごく高いそうです。たいてい1、2度転覆したり、川に放り出されたりするようですね。でもすごく楽しそう。だいたいバンジー1回と同じ値段で、ラフティング1日楽しめると思うと、私はこっちがやりたいな。

■How to

申し込み場所:ジンバブエ側でもザンビア側でもできるようですが、体験者はジンバブエ側のほうが多い。
料金:110~150USD前後(1日コース)
ご注意:水量の多い4月~5月は催行されないそうです。逆に水量の少ない時期は滝つぼの近くからスタートできるらしいですよ。


【これもおすすめ! 】

ヴィクトリアフォールズについて調べてみると「ルナレインボー」なる、なんとも素敵な響きの見どころがあるらしいじゃないですか! そうです、ルナ(月)の光によって生み出される虹のこと。

満月の夜に、月明かりでできた虹がビクトリアの滝にかかるそうで。それはそれは幻想的で美しいらしい! 満月の前後限定なので、月に3日だけ! この3日は公園のクローズ時間が夜まで延長されて、虹を見に行けるそうです。満月の日、調べておかなくては。

これは、ぜひぜひ見たい! 素敵ですね。ちなみに、水量が多い時期ほど虹が見られる可能性が高いそう。あと、明るい昼間のうちに、きれいに見られそうなスポットを探しておくといいらしいですよ。


■How to go

ビクトリア・フォールズ(Victoria Falls)/ジンバブエ

多くの旅行者は、ジンバブエ側の「ビクトリア・フォールズ」という町を起点にします。こっちのが栄えてるんですね。世界中から観光客が集まるため、リゾートホテルもできています。ビクトリアの滝の観光シーズンである8、9、12月はすごくにぎわっているらしい。でもあんまりバックパッカー向け宿はないみたいで、あってもすぐ埋まってしまうとか。

●安宿情報(※いろいろ未確認)

・SHOESTRINGS BACKPACKERS


リビングストン(Livingstone)/ザンビア

ザンビア側を起点にしたい方は、このリビングストンという町が拠点。ジンバブエ側のビクトリア・フォールズに比べると田舎な感じですが、治安もよく落ち着いた雰囲気だそうです。物価が高いらしく、自炊するバックパッカーさんも多いようです。

●安宿情報(※いろいろ未確認)
・Fawlty Towers
・LIVINGSTONE BACKPACKERS
どこもドミがだいたい8~10ドルくらいです。リビングストンの宿はwifi有料(1時間で数ドルくらい)が多いんだそうです。


■about VISA

現在この両国、観光客集めにかなり力を入れているらしく、どっちも行ける「UNIVISA(ユニビザ)」というVISAの発給がスタートしています。ジンバブエとザンビア両方に滞在できる。30日間行き来自由で料金は50USD。

★取得可能場所について

今、「VICTORIA FALLS GUIDE」というサイトを見たら、下記のように書かれています。

NOTE: Zambia have suspended issuing the UniVisa with immediate effect. The UniVisa is still available currently in Zimbabwe. However, please be aware that this could change in the near future. We will post updates as soon as information is released. Purchasing a UniVisa in Zimbabwe, still allows you travel into Zambia and Botswana for day trips.
Update: 3 December, 2015

2015年12月3日の情報で、「現在ザンビアでの発行を中断しています。ジンバブエではまだ発行してますが、これも近い将来変更される可能性があります」ってことですかね。現地にいないので正確なところがよくわからないですが、行くときは調べないと発給してないかもですね。そうするとジンバブエもザンビアもシングルビザを取って行くことになる。

ちなみにUNIVISA(ユニビザ)は現在ビクトリアフォールズ空港、ハラレ空港、カズングラ(Kazangula)というボツワナとの国境、ビクトリアの滝の国境のところ、の4か所で取れるそうです。

ってことは、陸路でナミビアから入る人は、どっちにしろジンバブエのビザ取らなきゃいけないですね。あ、でもボツワナはVISAがいらないので、いっそナミビアからボツワナに入ってそこからカズングラ(Kazangula)経由でUNIVISA取ればいいのか! ちょっとやってみないと分かりませんが、もしかしてアフリカ南下中のバックパッカーさんでザンビアでUNIVISA取得予定の方はご注意ください。


調べていて気が付きました。季節的な問題があり、めいいっぱい満喫するのは1回の訪問では無理なんじゃないかということに。残念ですが、別に1回しか行ってはいけないという決まりがあるわけではないので、時間とお金に余裕があれば再訪もありですね。

ちなみ私が調べた情報をまとめるとこんな感じ。いろんなところから探してきた情報なので、間違いがあるかもしれませんので、あくまで参考までに。

ビクトリアの滝ベストシーズン

私は6月に行こうとしているので、乾季だから雨は少なくて、水量そこそこ、ラフティングはできそうだけど、デビルズプールには入れない、と。

このページに掲載した金額は、ネットでいくつかの現地ツアー調べたらだいたこのくらいの価格でしたという目安です。参考程度にとどめておいてください(旅の上級者さんたちはしっかり金額交渉してらっしゃいましたのでもっと下がるかも)。あと、ビクトリアの滝周辺のもろもろの費用、短時間でめっちゃ値上がりしてんな~という印象を受けました。それだけ観光地化がすごい勢いで進んでいるということでしょうね。いろいろお金がかかりそうな予感がするビクトリアの滝観光。ただ、一度行ったらしばらくは行けない思うので、余すことなく満喫しましょう!

世界のどこかで

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