ビクトリアの滝ザンビアorジンバブおすすめは? ルナレインボー情報も!!
2016年6月20、21日、ビクトリアの滝に昼夜合計4回足を運びました。そのまとめを掲載したいと思います。ザンビアとジンバブエの2国間にまたがるビクトリアの滝。どちらから見るのがよいかお悩みの方のために、超主観的「ビクトリアの滝」項目別比較リストをどうぞ。
ザンビアとジンバブエの間にあるビクトリアの滝。どちらの国からも滝を観賞できるので「どちらも行けばいいじゃない! 」と思われるかもしれません。しかし、どちらかに絞らざるを得ない旅人さんが多いのは、両国ともビザ(有料)が必要なのが原因。
先日この両国を期間内であれば何度でも出入りできる「ユニビザ」なるものの発給が開始されたとの情報もあったのですが、どうやら現在この2国間の陸路国境での取得はできないそうです。
つまり、どちら側からも見たい場合、行って戻ってが必要になり、シングルのビザではなくダブルのビザを取得しなければなりません。ちなみに料金はこちら。
【ザンビアビザ】シングル50USD、ダブル80USD
【ジンバブエビザ】シングル30USD、ダブル45USD
以下は、実際に行ってみた私の主観を踏まえつつ、両国からの滝観賞状況を比較したものです。私の訪問時期は2016年6月。水量はおそらく1年でもっとも多い時期。季節は冬になりかけの秋というところです。
Contents
ビクトリアの滝(ザンビア側・ジンバブエ側)観賞の比較
【料金】
ザンビア側20USD
ジンバブエ側30USD
どちらも、1度外に出てしまうと、再入場不可。あらためてチケットを買いなおす必要あり。
【営業時間】
2016年6月はザンビア、ジンバブエともに6:00~18:00。季節によって変わると思います。
【滝の見え方】
ザンビア側:水量の多い6月は、水しぶきと水煙がすごすぎて、滝の全体像をはっきり見られるスポットはそんなに多くありません(天候と風向きによると思いますが)。滝の部分部分をはっきり見るといいますか、豪快に水が落ちていく様子はちゃんと見ることができます。
ジンバブエ側:滝と観賞ポイントの間にやや距離がありますので、滝の様子をはっきりと見られる場所が多いです。滝の様子を広い視界で眺めるならジンバブエ側に軍配が上がります。
【滝の迫力】
ザンビア側:滝から落ちる水量が多いのと、ビューポイントが滝に近いのとで、こちらのほうが迫力を感じられた気がします。滝の音も豪快。
ジンバブエ側:全体的に滝からの距離があります。しかしポイントによっては、かなり滝から近く周囲は常に土砂降り状態。風も強く、滑りやすく、注意を促す看板も立てられていました。ここは、かなり滝の迫力を感じられると思います。
【写真映え】
ザンビア側:水量が多く水の勢いもすごいのですが、素人の腕では、それを写真に撮ったときいまいち伝わりづらい…。写真で見るよりも、実際に足を運んで体で感じるほうがよいと言えます。
ジンバブエ側:滝を写真に収めるという意味では、引きで滝を眺められるジンバブエ側のほうがよいかと。水量によって変わってくるとは思うのですが、水の多い時期は、ジンバブエ側のほうが写真の撮りがいがあると思います。
【虹の見えかた】
今回の私の滝観賞のコンセプトは「いかにきれいな虹を見つけるか」。そういった意味では、どちらもかなり素敵な虹を見つけることができました。
しかし、おそらく、ザンビア側は午前、
ジンバブエ側は午後
のほうが滝と虹をきれいに写真に収めることができると思います。
【滝付近の楽しみ】
ザンビア側:滝を正面から眺めるルートに加え、滝の上部分(落ちる前)のエリアにも行くことができます。水に触れる。それから、滝つぼ付近まで降りていけるトレッキングルートもありますので、いろいろと楽しめると思います。
ジンバブエ側:滝を正面から眺めるルート1本のみ。
【滝関連のアトラクション】
バンジーやラフティング、マイクロライトなど、滝を利用したアトラクションは、ジンバブエ側のほうが充実しています。
ザンビア側のホテルでちらしなどを見ましたが、そんなに力を入れている風ではありませんでした。バンジーやラフティングはどちらでも申し込めるのですが、金額はジンバブエ側のほうがやや安いです。
【滞在時間】
ザンビア側は歩き回れるルートが多く、滝周辺を散策したりピクニックしたりできる感じ。ジンバブエ側のほうがルートがシンプルな分、さくっと滝観光できます。
【町中からの移動】
ザンビア側の町「リビングストン」から滝まではやや距離があり時間はかかります。ジンバブエ側の町「ビクトリアフォールズ」から滝までは約2kmと非常に近いです。どちらも日本円で500円ちょっとのタクシー代(交渉次第)。
【敷地内の設備】
ザンビア側は、あまり品物の充実していない小さなキオスクが1店あるのみ。それに比べてジンバブエ側は、きれいなお土産屋さんと、広いカフェがあります。カフェではWifiも使えますのでかなり便利。ジンバブエ側のほうが、観光に力を入れている感じがしました。
【日中のビクトリアの滝まとめ】
「せっかくなんだから両方行けばいいじゃない」というのは無しで申し上げます。
「世界三大瀑布のひとつ、ビクトリアの滝をとりあえず見ときたいなあ」というライトなモチベーションの方は、ジンバブエ側。写真もきれいに撮ることができると思います。滝の中心のほうにある一部のエリア以外はそんなにびしょ濡れになることもないですし、ゆったり滝観光できると思います。
滝の上流から滝つぼまで、ビクトリアの滝とめいいっぱい触れ合いたい。正直、写真はどうでもいいから、行ってみないと分からないことを五感で感じたい、というようなアクティブ派は、ザンビア側。滝周辺を何時間でも好きなだけ駆け回ってみてください。
■それでも両方見たいという方のために
ザンビアからジンバブエに抜ける、もしくはジンバブエからザンビアに抜ける場合は、どちらも見たらいいと思うのですが、どちらか一か国にしか滞在しない場合どうなるか。
- ザンビアにしか滞在しない場合
ザンビアのビザをダブルで取得し、ジンバブエに一旦入国して戻ってくる。
ザンビアビザダブル80USD+ジンバブエビザシングル30USD
合計110USD
その際、朝ザンビアで滝観賞。午後一ジンバブエ側に入国して滝観賞がおすすめ(虹の見え方的に)。
- ジンバブエにしか滞在しない場合
『地球の歩き方』情報によると、
滝見学の場合、ジンバブエ側からの出国時に出国スタンプは押されないため、24時間以内なら再入国のビザも不要。
とのことです。実際に確認していないので、よくわかりませんが、現在もこれが有効ならば、ジンバブエとザンビアそれぞれシングルビザでOK。
ザンビアビザシングル50USD+ジンバブエビザシングル30USD
合計80USD
その際、朝一ザンビアへ入国し滝観賞、午後ジンバブエに戻ってきて滝観賞がおすすめ。(虹の見え方的に)
ルナレインボー(ザンビア側・ジンバブエ側)観賞の比較
【料金】
ザンビア側は、昼間の入場料と同じ30USDです。ジンバブエ側は40USDとちょっとお高め。昼間の入場有無に関わらず、夜は夜で別途入場料がかかります。
【営業時間】【観賞自由度】
ザンビア側は、月が昇り始める18:30ごろから入場可。それから人がいなくなるまで(だいたい22:30)自由に観賞できます。ずっといたければいてもよいし、サッと見て帰りたければそれでもよし。
ジンバブエ側はそれとは違い、指定された時間に参加者が集まり、ツアーのような感じでみなさんで一斉にぞろぞろとルナレインボーを観賞します。このように、ゲート前に時間が貼り出されます。
決められた1時間のみしかありませんので、どっかに座り込んでゆっくりするとか、好きなルートやスポットで観賞するとかは、できません。
【虹の見え方】
これに関しては、どちらもきれいにくっきりとしたルナレインボーを見ることができました。それぞれに美しく甲乙付けがたい。
ザンビア側。
ジンバブエ側。
【写真映え】
これは好みによると思います。
【滞在時間】
上でも説明しましたが、ザンビア側は好きなだけ。ジンバブエ側は決められた1時間。
【ルナレインボーまとめ】
総合的に見ると、もしどちらか選べるのなら、ジンバブエ側のほうが自由に見られるのでいいかなと思います。先日の「ルナレインボーはハネムーンとかにものすごいおすすめですよ」的なことを書きました。こちらの投稿。
滝と月が織りなす世にもロマンチックな景観を眺めながら愛を語らいたい、とかそういう目的がある方は、ザンビア側一択でしょうね。
それから、単身乗り込んで、なんとなく感傷に浸りたいとか、心地よい孤独感に包まれたいとか、そういう場合もザンビアへ。
そういうの大丈夫なんで、自然が作る芸術「ルナレインボー」を単純にこの目で見たいという目的の方は、どちらに行かれても、ぞれぞれ素晴らしいものを見ることができると思います。
【私が行った際の投稿】
●ビクトリアの滝:ザンビア側
●ルナレインボー:ザンビア側
●ビクトリアの滝:ジンバブエ側
●ルナレインボー:ジンバブエ側
以上でビクトリアの滝まとめ、終了です。これから行かれる方の参考になれば幸いです。
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