かわいい生き物と一緒に泳げる5つのスポット
ダイビングを始めてから、海に住む生き物に興味を持つようになりました。ジンベイザメとかマンタとかザトウクジラとか、水族館の水槽の中を泳いでいるような生き物といっしょに泳げるなんて、ダイビングってすごい! あ、ザトウクジラは水族館にはいないか。とにかく私はまだそんな大物と一緒に泳いだことはないのですが、今日は趣向を変えて、ダイバーが憧れるそうそうたる海の王者たちではなく、「かわいい! 」「一緒に泳いでみたい! 」っていう女子受け確実な海のアイドルたちに出会えるおすすめスポットをご紹介します。どこもやっぱり魅力的で、行っていっしょに泳いでみたい! もぐもぐされたい!
【1】「ロスイスロテス(Los Islotes)」でアシカの赤ちゃんとじゃれ合いたい
ラパス@メキシコ
動物の赤ちゃんてなんでこんなにかわいいんだろう。よちよちした感じが、たまらなく愛くるしい。そんな赤ちゃんの中でも、そりゃあもう、特別にかわいいアシカの赤ちゃんとじゃれあえるのが、メキシコのラパス(La Paz)にあるロスイスロテス。海面に出た大きな岩に、アシカがなんと400頭! 子犬のようにじゃれついてくるらしいです。上目遣い、やばーい!! 好奇心旺盛で、どんどん人間に近づいてきて、フィンをガブガブしてくるそう。
ダイバーのギアは絶好の遊び道具なんですね。2歳くらいまでの赤ちゃんのアシカがダイバーといっしょに遊んでくれるそうで、赤や黄色、ピンクなど派手な色に興味を示すので、そういう色を身に付けとくといいらしい。このあたりのダイビング情報はこちらのサイトに詳しく書かれています。
めっちゃ近くまで寄ってきてくれるんですね。私も遊んでもらいたい~。
How to go
カンクンとかあるほうじゃない側。メキシコ西側のバハカリフォルニア半島にあるラパス。日本からは、アメリカのどこかの国を経由して超時間をかけてくることになる。ダイビングはラパスにあるショップで申し込みます。ボートダイブが基本なので、朝出発で夕方戻る日帰りが多い。でもどこかのビーチでキャンプする1泊2日コースもあって、そっちはバーベキューとかもできて、それもまた楽しそう。
料金:日帰りの場合1日2本で135USD~、3本で160USD~(スーツとかギアレンタル代別途)。
シーズン:アシカの赤ちゃんが生まれるのは毎年6月。この時期(6、7月)は大人のアシカたちがとてもナーバスになってピリピリしているらしいので、避けたほうがよいそうです)その年に生まれた赤ちゃんアシカが海に潜って遊び始めるのが9月中旬以降とのこと。なので、10月~5月くらいがベストシーズンにあたります。でもハンマーヘッドシャークとかが8~11月くらいだそうで、大物も見たいなら、気候とかの兼ね合いもあって10月とかがいいんじゃないですかね。こちらサイトの下のほうに、詳しいシーズンごとの表がのってました。ってことは、10月早めにラパスinでメキシコを東に向けて横断するってのが理想的なルートかもしれませんね。
【2】まさかの豚! 違和感しかない「ピッグ・ビーチ(Pig beach)」
エグズーマ諸島のビッグ・メジャー・ケイ@バハマ
ここアドリア海じゃないけど、『紅の豚』実写版じゃないですかー。「飛ばない豚はただの豚だ」とポルコは言いますが、じゃあ、泳ぐ豚は? うん。ただの豚ですね。こちらの豚さんと泳ぐのは、ダイビングじゃなくて、スノーケリングです。さすがに豚、そんな水中深くまで潜らないので。浅瀬にいますね。
この「エグズーマ諸島」は350以上もの小さな島で形成されており、そのほとんどが無人島だそう。人が暮らしていないので、手つかずで残された透き通るようなビーチは、それはもうきれいなことで有名。そんな島々の一つに、「ビッグメジャーケイ(Big major cay)」があり、そこから野生の豚と泳げるまさかのビーチ「エタニエルスキー」に行けるんです。野生とはいえ、人がたくさん来て完全に餌付けされちゃってるんで、かなり人になついているらしい。
豚、思ったより大きいですね。
本気出されると怖い。けど、いっしょにビーチでのんびりとかしたい。かわいいよ豚。
これは完全に悪ふざけ。
How to go
ビッグ・メジャー・ケイは無人島なので、個人で行くのは難しいそうです。船とかチャーターしちゃうとかなりお金かかりそう。バハマの首都「ナッソー」からツアーで行く場合は、現地旅行会社に申し込むことになります。ツアーは、だいたいからボートでエグズーマ諸島に行きます(所要約1時間強)。結構揺れるらしい。
料金:ナッソー発1日ツアーだいたい200ドル前後のところが多い。(ナッソーのホテル送迎、ランチ、ドリンク、スノーケリングギア一式など含む)ちなみに、ナッソーで申し込むバハマ近辺のダイビングは2ダイブで135USD~が相場のようです。
シーズン:1年中OK
【3】おっとりのんびりしたマナティーと会える「クリスタルリバー(Crystal River)」
フロリダ@アメリカ
見ているだけでも癒される、ぽっちゃり人魚ことマナティー。「熱川バナナワニ園」にいたマナティーもかわいかった。レタス食べてたな~。そんなマナティーと触れ合えるのが、アメリカフロリダにある「クリスタルリバー」という街。冬の間、近辺の海よりあたたかいクリスタルリバー近海にやってきます。マナティー寒いの苦手なんですって。そんなところもかわいい。マナティーは、ダイバーが吐く泡を怖がってしまうそうで、スノーケリングのみで、ダイビングはできません。行った方々の写真見てるだけで、ほんとマナティー愛らしい。そして人懐っこい。
私も抱きしめられたい! 人に寄ってきて髪の毛とかもぐもぐされるらしいです。たまりません!! それにしても近いな~。
もっと詳しい情報はこちらのサイトに書かれております。
何かブサイク~。そこがまたかわいい~。
ニコイチ~、萌える~。
How to go
フロリダのオーランド(Orlando)という街から車で西に2時間。オーランドはディズニーワールドがある場所として有名らしいです。なので観光客も多い、大きな街。ここを拠点にすることになり、オーランドからのツアーか、自分でレンタカーか、長距離バスか。とにかくどうにかして行くしかない。
料金:クリスタルリバーからのツアーで55USD前後(3時間)。1日だと90USDくらい(スノーケリングギア一式含む)。オーランド発のツアーは1日で120~150USDくらい(オーランドのホテル送迎、ランチ、ドリンク、スノーケリングギア一式含む)。
シーズン:10月中旬~3月の冬の期間。でも、最近は観光のために人工的に水温を上げているらしく冬以外でもマナティに会えるらしい。ただし、寒ければ寒いほどクリスタルリーバーに多くのマナティが集まるので、やっぱり冬のほうがいいみたいです。
ちなみに、この近くに、ブルー・グロットという淡水で透明度のすごく高いケーブのダイビングを楽しめるスポットもあるらしい。
【4】ティントレアナ島(Tintoreras)で水中を飛ぶペンギンを見たい
ガラパゴス諸島@エクアドル
ペンギンは飛ばないけど、海の中で飛んでるみたいに自由自在に動き回る姿を見てみたいじゃない。ということで、ペンギンといっしょに泳げるところが、ガラパゴス諸島にあるティントレアナ島(Tintoreras)。貴重なの生態系を維持するため&固有の自然と生物を保護するために、観光客が気軽に行くのはなかなか大変なガラパゴス諸島。その物価の高さも、バックパッカーからあまり人気がない理由のひとつ。そんな場所なので、あまり情報がありません。
どうやら、ガラパゴス諸島の玄関口「バルトラ島(Isla Baltra)」からさらにボートで行った先にある「ティントレアナ島(Tintoreras)」でペンギンと泳げるらしいです。でも野生のペンギン、泳ぐのすごく早いらしく、仲良くランデブーっていう感じではなさそうですね。
それより、このあたりの海には、さすがガラパゴス、という感じの、なんじゃこりゃーという変な魚(なのかな? )も住んでいるそうで、その名も「バットフィッシュ(Batfish)」。あ、魚なんだ。
その中でも写真のやつはRed-Lipped Batfishという種類だそうで、なかなか出会えないかなりレアなやつ。っていうか、ペンギンよりこっち気になる~。
これ見たい~。生で見たい~。はい、ちょっと引きの写真も。
こんな感じの、不思議な生き物がたくさん生息しているガラパゴスでの詳しいダイビング情報はこちらのサイトに詳しく書いてあります。
How to go
エクアドルのグアヤキルからイサベラ島へ飛行機で。料金は一律で決まっているらしいです。そこから自分でボートに乗って「バルトラ島に行きます。バルトラ島からティントレアナ島(Tintoreras)のツアーが催行されています。
料金:2時間で45~50USDくらい。(高い! )
シーズン:調査中
【5】まるで宇宙! 魅惑のクラゲワールド「ジェリーフィッシュレイク(Jellyfish Lake)」
マカラカル島@パラオ
クラゲってまるで地球外生命体みたいなフォルム。ふわ~っと水の中を浮遊している姿は、ずっと見ていても飽きない。不思議な生き物です。私は今まであまり海に近づいたことがないおかげで、クラゲに刺されたことがありません。なので、全然恐怖心はないのですが、刺されたことがある人は、この光景、ゾッとするかもしれませんね。
パラオのマカラカル島にある、その名も「ジェリーフィッシュレイク」。この湖は、周囲をロックアイランドで囲まれています。もともとは海だったので、海に接していないのに塩水でできているという“塩水湖”。ここでは、こんなクラゲにまみれた癒され体験ができるんです。
安心してください。ここのクラゲは、微毒なので、刺されてもなんともないそうです。クラゲの保護のため、スクーバダイビングは禁止。スノーケルのみで楽しめます。クラゲのたくさんいるエリアでは、フィンを使っての立ち泳ぎも禁止。クラゲが裂けてしまいます。
ここにいるクラゲはゴールデンジェリーフィッシュとムーンジェリーフィッシュの2種類。本当に幻想的だ。なんか写真がアートだもん。潜ったダイバーが、宇宙遊泳しているみたいだったというのもうなずけます。あぁ、もぐってみたい。
How to go
パラオの中心地「コロール島(Koror)」から「マカラカル島(eil malk)」はかなり距離がある上に、ここに行くためにはロックアイランド+ジェリーフィッシュレイク許可証(10日有効で100USD)が必要。なので、コロールからのツアーに参加するのが一般的。
料金:ロックアイランド近辺も一緒にまわる1日ツアーで160~200USD前後
シーズン:1年中OK
かわいい生き物たちと泳げるスポット5か所はいかがでしたか? ちょっと他とは違う珍しい体験なので、どうしても、不便な場所&いろいろ高額です。でも、調べれば調べるほど、本当に行ってみたくなります。「時間とお金があれば。」この一言に尽きますが、できるだけ、全部行きたいなと思っています。
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