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2016-03-12

旅の準備|最終話、世界の中心で痛タオルを使ったもの

タオル

本日は、長期旅行に旅立つバックパッカーさんがちょっとだけ悩むタオル問題について片が付いたのでご報告します。たかがタオル、されどタオル。生活必需品であるタオルは長期旅行と言えどもなくてはならないアイテム。なるべく荷物を最小限にとどめておきたいバックパッカーにとって、サイズや機能を厳選して最良の1枚を見つけることがより快適に旅を続けるカギをにぎっているといっても過言ではありません。

最近のタオルってすごいんですね。綿100%でふかふかの肌触りこそ正義だと信じて疑いませんでしたが、いろいろ調べてみると、機能的なタオルがたくさんあるじゃないですか!

そう、人の造りし科学技術の集大成! 長期旅行にもってこいの高機能タオル3種をご紹介します。

■セームタオル

ほかのバックパッカーさん、バックパッカー予備軍さんのブログを拝見させていただいたところ、体感で一番人気なのは、「セームタオル」(スイムタオル)と呼ばれる、水泳競技者がよく使うタオル。機能性重視で選ぶなら、迷わずこれだと思います。

吸水速乾がぶっちぎりで優れているタオルで、小さいのにすぐ水気を吸い取り、絞ったらそのまま拭けます。「すぐ移動しなきゃいけなくて、タオルを完全に乾かせない! 」なんてときでも安心です。コンパクトでかさばらないし、軽い。多くのバックパッカーさんがブログでおすすめしてらっしゃいますし、私も海外旅行でこれ使ってる方たくさん見ました。きっとホントに役立つんだと思います。

デメリットを挙げるとするなら、その肌触り。もちろん人それぞれ好みはあると思うのですが、このタオルは機能性に特化させているので、肌触りは独特の「ゴム」っぽい感じ。繊維がなく、表面の凹凸もほぼないので、ふわっとしてなくてペタペタした感じ。別にそんなこと気にならないんだったら、迷わずこれでいいんじゃないですかね。

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■パックタオル

続いて人気が高いのが、「パックタオル」というタオル。ウォータースポーツ、キャンプや旅行におすすめの商品だけあって、軽量・速乾そして高い吸水性をほこります。MSRというメーカーの商品。抗菌加工もしてあって、バクテリアの増殖をおさえます。スナップ付きのループタグが何かと便利らしい。

こちらのデメリットは、これまた肌触り。スウェードみたいな質感です。洗車用ふきんみたいな感じ、とのコメントも見つけました。セームタオルに比べると、少し布っぽくはあるのですが、ふかふかとは程遠いようです。あとAmazonのレビューだと、たくさんの人が「色落ち」について指摘していらっしゃいました。何度か洗っておいたほうがよさそうです。

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■普通のマイクロファイバータオル

そこそこの吸水・速乾性で、そこそこ軽くて、でも繊維のあるタオル。顔や髪の毛拭くとき、やっぱ多少なりともタオル感というかパイル感があったほうがいいなぁ、という人はこちら。上の2商品には劣りますが、まあそこそこ機能性は備えています。あと、なんといっても値段が安い。現地で捨ててもそんなに心が痛みません。

デメリットは、上の2アイテムに比べると機能性がガクッと落ちると言うことくらいですかね。


どのタオルを持って行くかについては、個人の好みにはなりますが、私はどれにしたかというと…

そう。せめて、人間らしく。今治とかの高級ふかふか高品質とまでは言いません。でもほんの少し、少しでいいから繊維感がほしい。年相応のそれなりに年季の入ったお肌ではありますが、さすがに私、車のボンネットとかバイクのシートではないですから。ということで、ふつーのマイクロファイバータオルに決定。

バックパッカー的にベストなタオルを調べてみましたが、機能特化型タオルはどちらかというと男性が強くプッシュしていらっしゃる。男とか女とかないよ、とは思いますが、女性は普通のマイクロファイバータオル、もしくは綿素材が多いみたい。肌触りはもちろんのこと、上で触れませんでしたが「耐久性」が大きいと思います。機能特化型タオルは、どうしても乾かしたあと生地が弱くなっていたり、繰り返し使うことで破れたりするみたいなので。普通のタオルのほうが劣化しづらいんですね。


Amazonでポチッと購入し、商品が届きます。自分が買ったのは普通のマイクロファイバータオルなのでとくに過度な期待もなく開封してみたところ…

やばい、まごころ来ちゃったよ。

Amazonさんまごころをありがとう。写真ではわかりませんでしたが、一番手前のタオル、どこからどうみても完全に初号機でした。

ムラサキ×キミドリの、見紛うことなき初号機配色のタオルが襲来しました。予期せぬ素敵カラーに上がるテンション。だったら、他の2色は、零号機・改と、

ちょっと色違うけど三号機だね~

なんてニヤニヤしておりました。そこで満足しておけばいいものを、ふと思います。「でもさ、零号機といえばやっぱ山吹色じゃない? 」ヤシマで散ったあの山吹色の機体も捨てがたいわけです。

はいありましたー! 零号機カラーのマイクロファイバータオル。

そうそう、私が欲しかったのこっちよ。こっちも買っちゃう? どう考えてもタオルそんなにいらないよ? でも、綾波にはこっちの機体のが似合うと思うんだー

まぁ好みは人それぞれですけどねー。

一度軌道を外れてしまったら、もう修正はききません。「こいつタオルに何を求めているんだ」と。もうほとんどの人は、私が何をしたいのか全然分からないと思いますが、分かる人には分かると思います


山吹色の零号機(タオル)も買うかどうか真剣に悩んでいるころ。時を同じくして、引っ越しのために部屋の掃除を始めます。見て見ぬふりをしていた手つかずの引き出しとか収納ボックスとかをかたっぱしから開封する地獄のような作業。片付けができない病気なので、ほんとうに憂鬱になって、吐き気すら覚えながら「いっそ中身見ないでそのまま捨ててしまえばラクになれるんじゃないか」と思い始めたころ、突如あのお二人が降臨なさったのです。

 

キターーーー!!!

エヴァのタオル

このタイミングでこんな素敵タオルが発見されるなんて、偶然とは思えません。

たしかにこれは奇跡。奇跡の価値めっちゃあった。

エヴァのタオル

買ったなー。エヴァンゲリオン新劇場版・破の公開初日。新宿コマ劇場らへんに早朝から並んで買いましたわ。タオル右下に書かれている「第三新歌舞伎町宣言」がその証拠。どうもおひさしぶりですお二人とも。ご無沙汰しておりました。もうねー、初号機だ零号機だ言ってないで、こっちを持って行けっていう言う天の声でしょうか? ゼーレからの指令でしょうか?

なんとでも言ってください。どう考えても、タオル5枚も6枚も必要ありません。そんなことは分かっています。でもさ、海外の見知らぬゲストハウスだかホテルだかで、たった一人で過ごすんですよ。孤独との闘い。朝起きたらそこは、

だったら、やっぱり好きなものを持って行ったほうがいいんじゃないでしょうか…。そのほうが寂しさがまぎれる。でも…タオルそんなにいらない。でも持って行きたい。でも、でも…。

はい、持って行きましょう!


「あなたは死なないわ、私が守るもの」

エヴァのタオル

 

「愚民を助けるのはエリートの義務ってだけよ」

エヴァのタオル

なんか…ありがとね、二人とも。

もし世界のどこかで、この痛タオル。いや、痛オル? どっちでもいいですね。を持っている人がいたら、それは間違いなく私です。見なかったことにしないで、ぜひ声をかけてくださいね。

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