パナマ(1)ボケテ(Boquete)から行く! 温泉(露天風呂)&渓谷飛び込みツアー
世界一周(してない)ブログも、いよいよ最後の国突入です。残すところあと10日! 精一杯楽しんでまいりましょう! 滞在しているのは、パナマ東部の高原避暑地「Boquete(ボケテ)」。火山なども多いこのアエリアは、山間のいたるところから温泉が湧き出ており、旅の疲れを癒してくれる場所として有名なのです。
【現在地】ボケテ(パナマ)
Boquete(Panama)
【気温】25度(昼)、18度(夜)
【天気】曇りときどき雨
【通貨】1USドル=約115円
旅の疲れについて(私の場合)
“旅の疲れ”って言いますけど、あなたそんなに疲れてるんですか? と聞かれれば、まあそれほどでもないですね、とお答えせざるをえません。そりゃあ日本で働いていらっしゃる方々に比べたら、精神的な疲れに関しては、その1/100、いや、1/1,000くらいかもしれません。
がしかし、肉体的な疲れに関してはどうでしょう?
背中に25kgのバックパック、正面に8kgのサブバッグ、そして右手に10kgのコロコロバッグ。合計43kgです。
まあこの総重量はたいした問題ではありません。旅も終盤に近付き、体のほうもこの重さに耐久可能なくらいにはたくましくなっております。問題は、コロコロ。このコロコロバッグ、“コロコロ”の部分はすでに用をなさなくなっておりまして、つまり、タイヤが壊れて一切コロコロしない状態なんですね。
コロコロしない10kgをどうやって持ち運んでいるかと言うとそれはもう非常にシンプルに、
腕力と握力にものをいわせて、引きずって歩いているわけでございます。
幸いバッグの素材は非常に頑丈で、ベルポーレンと呼ばれる底板にも、しっかりと厚手のものが使われておりまして、ビリビリぐずぐずな見た目ではありますが、なんとか中身をぶちまけることなく旅を続けることができています。
とはいえ、右前腕筋群が疲れちゃった。
明らかに、左腕より右腕のほうが太いです。取り返しがつない領域に足を踏み入れてしまっています。そんなわけで、本日は、右前腕筋群の疲れをいやすべく、ボケテ名物・カルデラ温泉に行ってみたいと思います。
温泉へは、ローカルバスやヒッチハイクなどを駆使して自力でもたどり着けると聞きますが、宿からも「半日温泉ツアー」が出ています。おまけに「ミニキャニオン」というところもセットになっていて、つまり、キャニオン(=渓谷)から川に飛び込んだりもできちゃうよ、というアトラクション付き。
正直、「渓谷に飛び込んだりしなくていいかなら、さくっと温泉連れてってくんないかなぁ」というのが本音ではございましたが、それしかツアーがありませんでしたので、飛び込んだりもしてみました。
ツアーは、宿泊している「Hostel Mamallena Boquete」というホテルが催行しているもの。
ツアーの詳細はこちらです。
このホテルでは日替わりでさまざまな半日、1日ツアーを催行しております。いろいろ組み合わせてコンボとかにするとディスカウントしてくれる仕組みになっておりますのでご興味のある方はぜひどうぞー。
私が参加いたしますのは、Mini canyon+Hotsprings 35USドル(約3,700円)の午後から半日ツアー(所要4~5時間)。料金には、往復の車代とバスタオルレンタル、500mlのペットボトルのお水が含まれます。
■ボケテから行くぶらり湯けむり温泉旅
13:30ホテルのロビー集合
13:40出発
ミニキャニオンからジャンプっていうと、やっぱりこう、血気盛んな若者がたくさん参加していらっしゃって、なんならGoProのCMとか撮れちゃいそうなくらいのキャッキャうふふを繰り広げ、ウェイウェイと渓流に飛び込んでいっちゃう感じかな、こわいな、と想像していた私。
ところが、本日のツアーの参加者は、アルゼンチンからお越しの50代くらいのおばさま4人組と、フランスからお越しの同じ歳くらいの非常に落ち着いたカップル2人組、パナマ人の一人旅の女のコ、そして私の8人でして、
全員から「飛び込まなくてもいいから温泉行きたい」感が出でいて、ちょっと安心しました。
14:20ミニキャニオン到着
確かに、ミニキャニオンという名がぴったりの程よいサイズ感のコンパクトな渓谷です。
きれいな水が下を流れております。
そして、意外とたくさんの旅行者さんがいらっしゃって、飛び込む方の姿もちらほら。
ガイドさんから、「飛び込むならこのへんからどうぞ」みたいな場所を教えていただきまして、せっかくなので、私も飛び込みました。
着水直後の写真。
本来であれば、ここで1時間ほど過ごします。渓流に飛び込んだり、渓流沿いでおしゃべりしたり。ところがこの日は急な雨にみまわれまして…。
ボケテは、標高が高いこともあり、天気が変わりやすく、雨が降ったりやんだりしています。というわけで、早々に移動。ツアーの参加者さんたち、どちらかというと温泉が本命ですので、誰一人文句を言う人はいませんでした。
15:05ミニキャニオン出発
15:30温泉の入口到着
車を降りて、温泉まで20分ほど歩きます。水着にスニーカーというなんだかヘンテコなかっこうで、まあまあの山道トレッキング。
250mよりは、もうちょっと距離があったように思います。
途中で見かけたペットのサル。
なんか秘湯っぽい感じするー。
15:50 温泉エリアに到着
このエリアには、3種類の水温のお風呂を楽しむことができます。混浴&露天ですので、水着は着用でお願いします。
まず、一番低温なのが、こちら。
川です。
この渓流から温泉が湧き出ておりまして、その水温32度。で、ちょっとぬるめがいいなって思ったら、川の水は冷たいですから、その水をミックスしてみたり、適宜調整すれば好みの水温を楽しめます。
吊り橋が見える絶好のロケーション。ほかに人がいないので、水も大変きれいです。
で、川から少し上がったあたりにあるこちらの温泉が、真ん中の温度。
約35度だそうです。石で囲まれたいい感じの露天風呂です。
「ただのあっつい泥水ですよね」と言われればそうかもしれませんが、たまに水中からプクプクと泡が上がってきますので、これはきっと温泉の証。
最後の露天風呂は、もっとも水温の高いこちら。
「温泉はやっぱりあっつあつじゃないとー!! 」なんていう方にぴったりの、水温40度。けっこう熱いです。ほかの国の方々は、誰一人としてこの温泉には近づいていらっしゃいませんでした。
ワイルドな屋外風呂だなぁと思われるかもしれませんが、お湯は透明で、いたって清潔。
森林浴しながら露天風呂。
しかもトカゲ付き。
大変リラックスした癒しのひとときを過ごすことができました。
17:10 温泉エリア出発
再び、水着にスニーカー、適当にタオルを巻いて山の中をトレッキング。
途中で見かけたヤギ。
ヤギ。
カウボーイ風の地元のおじさん。
車を停めたあたりから見えた景色。
17:30出発
18:00ホテル帰着
さあ、渓谷飛び込み&温泉旅いかがでしたでしょうか? ちらりとかポロリとかなっくて申し訳ないんですけども、私としては大満足のツアーでした。これで35USドル(約3,700円)って、かなりお得な気がいたします。
私が参加したのは、午後のツアーで、お昼ご飯を食べてから参加したのですが、なんかおなかすいたので、おやつとか持っていくといいんじゃないですかね。
パナマで温泉って、あまりイメージわかなかったんですけれども、しっかりとした露天風呂がそこにはありました。ボケテに行かれた方は、ぜひ温泉ツアーをおすすめしたいです。
それでは本日の投稿はこれにて終了。明日は、ここボケテで飲める最高級品種のコーヒー「ゲイシャ種」の農場ツアーに参加してみようと思います。本日も最後までお付き合いくださってありがとうございました。
はじめまして。
来週、キューバに行くので、検索していたらこちらのブログにたどり着きました。カンクン〜キューバ〜パナマ〜コスタリカ〜コロンビア(カルタヘーナ)と似ているので、読み始めたら面白くて止まらないです!今日はアフリカ編を楽しみに読ませていただきます。「会社を辞めて世界一周するのが夢」の社会人○年目の娘(あ、私の年がバレますね、、)にこのブログを教えたら、実行しちゃうだろうなぁ。。
また新たな旅に出られるのでしょうか?地球の片隅から応援しています!