メキシコ(17)サンクリストバル到着!! 魅惑のポンポンの恐るべき中毒性
現在世界一周をしております私は、中米を旅しています。滞在国はメキシコ。昨夜オアハカという町から夜行バスに乗り、サンクリストバル・デ・ラ・カサスに着いたのが本日朝7:00。うれしい再会なんかもあり、のっけから気分最高で、新たな町の情報をお送りしたいと思います。
【現在地】サン・クリストバル・デ・ラス・カサス(メキシコ)
San Cristóbal de las Casas(Mexico)
【気温】22度(昼)
【天気】晴れ
【通貨】1ペソ=約5円
■オアハカからサンクリストバル・デ・ラ・カサスへの行き方(夜行バス)
まずは、オアハカからサン・クリストバル・デ・ラ・カサス(San Cristóbal de las Casas)への行き方。私が乗ったのは、ADO(アデオ)というバス会社の夜行バスです。インターネットからもチケットを買うことができるのですが(こちらのHP)、私は支払いの際になぜかクレジットカードが使えないという困った事態に。仕方がないので、オアハカにあるADOのオフィスにチケットを買いに行きました。場所は、ソカロの近くです。地図はこちら。
どうやら早めにチケットを買うと、キャンペーン価格が適用される場合があるようで、通常626ペソ(約3,130円)のところが、363ペソ(1,815円)になっておりました。メキシコのバスは高額なことで有名ですので、正直、2等バスにしようかなあと迷っておりましたが、この値段なら2等バスとほとんど変わりません。2等バスは、治安の面で若干の不安がありますので、もし日程が決まっている方は、早めにチケットを買うとよいかもしれません。
【スケジュール】
19:00 オアハカのADOバスターミナル発。
場所はこちら。
ほぼ定刻発車。
翌5:00 サンクリストバル・デ・ラス・カサスから50kmほど離れた「Tuxtia Gutierrez」のADOバスターミナルに停車(想定外)。
30分後、サンクリストバル・デ・ラス・カサス行きのバスがやってきて、それに再び乗車し、5:45出発。
7:00 サンクリストバル・デ・ラス・カサスのADOバスターミナル到着。
ADOバスのターミナルはどこでもフリーWiFiが飛んでいてすごく便利です。なぜ途中で乗り換えたのかよくわかりませんが、追加料金もかかっていませんので、問題なし。バスターミナルには英語を話すスタッフさんはいらっしゃらず、いきなりスペイン語がすこーしわかってよかったなあと思いましたww。少しですけどね。
実は、このバス移動で、ウルトラスーパーミラクルな思わぬ“再会”がありました。
なんとびっくり、4か月前、アフリカのナミビアというところで、一緒にレンタカーを借りて3泊4日砂漠ツアーをした韓国人のタヘさんと同じバスに乗り合わせていたのです!! 砂漠ツアーの投稿はこちら。
2016年6月の砂漠ツアーのあと、私はアフリカを北上し、日本に一時帰国後、メキシコへ。そしてタヘさんは、ナミビアのあと南アフリカへ行きそこからヨーロッパへ飛んで、メキシコへ。
そうして2016年10月、偶然の再会。お互い今どこにいるかなんて全然知らなかったんですよ!! 超びっくり!! こんなことってあるんですねえ。
これが男女の再会であれば、恋愛に発展する確率は9割を超えてくるかと思うのですが、我々は女性同士ですし、その上なんとタヘさん、ボーイフレンドと一緒でした。ヨーロッパ旅行中に出会ったんですって。いやー、うらやましい限りですなあ。それぞれ別のホテルを予約しておりましたので、バスターミナルでお別れしましたが、とてもうれしい再会でした。
サンクリストバル・デ・ラス・カサスってどんなとこ?
この上なくいい感じのテンションでたどり着いたのが本日の宿「13 Cielos Hostel」。とてもかわいいホテルです。
荷物を置いたら、さっそくお出かけ。
まず向かったのは、町を見下ろす高台に建つ「サンクリストバル教会」です。
町の名前を冠したこちらの教会は、白と赤のかわいらしい外観が特徴的。高台とか丘の上から町を見下ろす感じがすごく好きで、新しい町に着くとまずは高いところへなんて思ってしまうのですがしかし、
か、階段きつーい、ながーい!!!
標高2,100mに位置するサン・クリストバル・デ・ラス・カサスにあって、さらにこの急な階段…。一段一段、ゆっくりと時間をかけて登りました。こちらが教会です。
それほど大きくはないのですが、中も美しく、町の人々に大切にされているのがうかがえます。
教会の近くには、民族衣装を着ておしゃべりに興じる女性たちもいらっしゃいました。
ここへきて急に、都会を離れだいぶ山奥にやってきたんだなあという実感がわいてきました。
最近は、オアハカという近代的な町で何不自由なく暮らしておりましたので、オアハカに比べるとぐっとサイズの小さなサン・クリストバル・デ・ラス・カサスがなんだかものすごく田舎に感じてしまいます。教会から見下ろした町の様子。
オアハカ(オアハカ州)からバスで10時間ほど離れたこの町は「チアパス州」に属しています。チアパス州は、メキシコのなかでも最も貧しい州でして、州の住民の多くが栄養失調に苦しみ、その数は人口の40%以上とも言われています。
サン・クリストバル・デ・ラス・カサスの町ではそのような貧しさを感じることは全くないのですが、オアハカに比べると、民族衣装を着て町を歩いていらっしゃる方の割合がぐっと増えたなあと思います。
この地域には数千年前からマヤ族のツォツィル族とツェルタルの人々が暮らしていたそうですが、1528年、スペインからの侵略を受け、植民地となりました。そういった経緯から、町にはコロニアルスタイルのかわいらしい教会がいくつかたち、家や道も、まるでヨーロッパの街並みのように美しく整備されています。
そうして、そこを民族衣装をまとったインディヘナの方々が歩いていらっしゃる、というとてもユニークな光景を目にすることができるのです。
民族衣装をまとっているのはなにも若い女性だけでなく、おばさんやおばあさんも刺繍ブラウスや織りのブラウスを着て、ボリュームのあるスカートをはいていらっしゃいます。これがほんとうにたまらなくかわいい。
モコモコしたウールのスカートは、高地にあり気温の低いこのあたり独特の民族衣装です。
これを見られただけでもサン・クリストバル・デ・ラス・カサスに来た意味はあったなあ、なんて思うのですが、いやいや、でも私の目的はそれだけではありません。
そう、ショッピング。
インディヘナの方々が手作りされているたいそうかわいらしい手工芸品を購入したいのです。昨日の投稿でご紹介しましたが、荷物が増えても困らない画期的な方法(もう一つ大きなバッグを買い足した)を実践したことにより、今の私に怖いものはありません。さあ、それではショッピングへGO!!
■サン・クリストバル・デ・ラス・カサスの民芸品マーケット
サン・クリストバル・デ・ラス・カサスには、大きな民芸品売り場が2か所あります。本日ご紹介するのは、町の北にある「サントドミンゴ教会」の周辺。
このまわりには、白いテントがたくさん張り巡らされており、その一軒一軒が、民芸品などを売るお店になっています。かなりたくさんのショップが密集しており、ぐるりと見て回るだけでもかなりの時間を要しますから、心して挑んでください。
たくさんのお店の中心にあるのが「サントドミンゴ教会」。石造りのどっしりとした古くて趣のある建物です。
このマーケットをぐるぐると見て回っていたのですが、ここで私の心はある商品に鷲掴みにされてしまいました。それがこちら。
ポンポンのチャーム。
ほとんどのお店に売っているんじゃなかろうかというほどここでは定番商品のようで、どこを見てもコロコロとしたかわいらしい形のカラフルなポンポンが飾られています。
やだかわいい///
大きさも様々ですし、中にはひも部分を模様編みしたものや、いろんな色の糸をミックスしたものまでバリエーション豊富。日本の雑貨にはみられない独特の配色にときめきます。
しかもこのポンポン、1個20~40ペソ(100~200円)とすごくお安いんです。
これかわいい(ハァハァ)
あ、あれもかわいい(ハァハァ)
やだ、こっちも(ハァハァ)
可愛すぎるポンポンに夢中になり、次々と購入。いいかげんもう買うのやめよう、と思っても、歩き出すとすぐに新たなデザインのポンポンが目に入ってきて、どうしても再び手に取ってしまうのです。
なにこの中毒性。やばい、どうしよう、とまらない。
こうしてポンポンの魔力に取りつかれた私は、ほかのものには目もくれず、ただひたすらポンポンを追い求め続けました。あるお店で、店番をしていた女の子。
私のポンポンへの異常な食いつきっぷりに若干引き気味でしたが、お店にあるいろんなポンポンを見せてくれました。せっかくなので、ここで、習ったばかりのスペイン語を使ってみよう! のコーナー。
¿Cómo se dice esto en español?(コモ セ ディセ エスト エン エスパニョール? )
これ(ポンポンのこと)は、スペイン語でなんというのですか?
えー、上記が本来私が発するべきフレーズなのですが、これはちょっとレベルが高すぎてパッと出てきませんでした。で、実際はどうだったかというと、
¿Que es? Nombre! Nombre! (ケ エス? ノンブレ! ノンブレ! )
これ何? 名前! 名前!
絵にかいたような片言表現で、なんとかギリギリ「あぁこの外国人は、これ(ポンポン)の名前を知りたがっているんだろうなあ」と理解できるレベル。高いお金を払って2週間スペイン語留学をした意味。
それでもどうにか伝わったようで、女の子が教えてくれたポンポンのスペイン語の呼び方は、
「Ponpon」(ポンポン)!!!
複数形系だと「Ponpones」(ポンポーネス)!!!
わぁ、日本語と同じ!! なんか親近感!!
ものすごくどうでもいい事実が判明し、それでもなんだかうれしくって、私は「サン・クリストバル・デ・ラス・カサス=ポンポンの町」と認定することにいたしました。
こちらが本日の戦利品。
か、かわいい。
こんなに買って私はいったいこれをどうするつもりなんだろう。
もし、「これ欲しい」という方がいらっしゃったら、EMS(着払い)でお送りします。メキシコからの国際郵便の輸送費は、ほかの中南米の国々に比べるととても高いことで有名ですが、それでもよいという方はぜひご連絡ください。念のためもう一度書きますが、ポンポンは1個100~200円です。
それでは本日の投稿はこれにて終了。最後まで読んでくださってありがとうございました。
コメント8件
レソトの毛布の民の時に一度コメントさせていただいたものです。
同じ幼少期毛布の民として、メキシコ死者の祭りの更新を鼻息荒く拝見していました。どくろの雑貨買い占めたい。そして、またここにきてポンポン…!!欲しい、欲しすぎます!もうひとつワガママを言えるならメキシコ発祥のプロレスルチャリブレ雑貨もmayumiさんセレクションで見たい…!異様にプロレスマスクにひかれるんですよねぇ。なので、死者の日のメイクもマスクもとても羨ましかったです。顔隠したい願望強すぎでしょうか(笑)
どんだけの着払いがかかるのか恐怖ではありますが、私がメキシコに行くより確実にお買い得ではあると思いますので結構本気です(笑)
本当に送ってくれるならば是非連絡ください…!色使いとタッセルのようなフサフサがまじで可愛いやつなんですもん!
岩みたいな荷物を背負って移動されてることに本当に尊敬です。荷物を増やさないより増やしていいスペース確保をされてることにスーツケースをどんどんでかくしている私は共感しています。勝手に(笑)
ポンポンを見て七夕祭りの飾りを思い出しました。
色合いはポンポンの方がステキですが、形が似てるんです!
長いヒラヒラ?が付いているあたりとか。
ポンポンはお世話になった人へのお礼にするのはいかがでしょう。
この先もきっと親切な人に助けられたりすると思うので。
買った生地で簡単な手提げを作って、それに合わせてポンポンを付けるとか。
実用的なもの(手提げとか)にプラスすれば、使って貰えそうだし、役に立つ!
ポンポンは軽そうなので、いくつか持っていてもあまり体の負担にならなそうで、そこは良さげですね。
毎度、楽しく拝見しています。だいたいの世界一周ブログは、ここだけの話Basuraですが。(笑)
今、カンクンで、明日から3週間キューバです。
メキシコで民芸品や民族衣装に萌え萌えなら、隣国グアテマラは正直もっとヤバいと思いますよ。
私も民族衣装オタクなんで、独自の民族衣装が残っているという村を25個以上は3ヶ月かけて行脚したことがあります。
あと、キューバから航空便は1キロ100円で荷物が送れるという情報があります。
これで、心置きなく買いまくれますね。(笑) ただ、自分で確認したわけじゃあないので、責任は持てませんが。
では、Buen Viaje!!
ですよねーー!!
ルチャリブレ雑貨可愛すぎなんです!私、マスクマンが好きすぎてtattooにしていれてるくらい好きなんですよ…!
しかし、日本なので確実に隠れる服しか着て歩けないという不条理ですが。
雑貨代とか銀行振り込みでよければ本気ですますので、是非是非mayumiセレクションのメキシコ雑貨を私に着払いで送りつけてください(笑)!
以前から選ぶ雑貨が可愛くて可愛くて!
多分、mayumiさんが雑貨屋とかされたら私確実に散財します。
ちょっと前に足が腫れてらっしゃるときに、一人でよかったと書かれていることに毛布の民と同じくらいに共感しました。
そうなんですよ、一人で苦しんでる方が誰かに心配されてるよりいいと思ってしまうんですよねぇ~これは性格なんでしょうねぇ(笑)
この先もお気をつけて(^-^)/
楽しみにしてます!