メキシコ(24)トゥルム遺跡すげぇ! 海と遺跡とイグアナと謎の動物までw
メキシコを旅しております私は、現在世界一周中。昨日までは、メキシコ東海岸にある超有名リゾート地カンクンに滞在しておりました。ここでの様々な目的を達成し、大満足。そうしてやってきましたのは次なる目的地“トゥルム”。
【現在地】トゥルム(メキシコ)
Tulum(Mexico)
【気温】32度(昼)
【天気】晴れ
【通貨】1ペソ=約5円
■カンクンからトゥルムまでの行き方(一等バス)
カンクン(Cancun)からトゥルム(Tulum)まではバスで2時間。とても近いんですねえ。しかし、そんな近い距離の2つの町、雰囲気は全く違うんです。お金のある旅行者さん向けのカンクンとは打って変わって、トゥルムはさびれたリゾート感が漂い、お金はそんなに持っていなさそうな旅行者から人気のよう。
まずはカンクンからトゥルムへの行き方をご説明します。バスに乗るだけ。すごく簡単。
【利用したバス会社】ADO
【所要時間】約2時間
【料金】154ペソ(約770円)
カンクンのADOバスターミナルはこちら。
カンクンからトゥルム行きのバスは毎時2本ずつくらい便がありますので、予約なしで行って当日購入で問題ないと思います。トゥルムのバスターミナルはこちら。
宿は町のほぼ真ん中にある「Emotion Tulum Hotel&Hostel」というホステル。バスターミナルからも近いです。というよりトゥルムの町自体がそんなに大きくはなく、端から端まで余裕で歩いて行けてしまいます。
カンクンとは違って、旅行者の数もそう多くはなく、地元の方の姿が目立ちます。どう考えても、私が滞在するべきはこちらでした。
トゥルムでやりたいことは2つありとりあえずその1つ
ここトゥルムでの目的は2つ。それは、遺跡とセノーテです。
トゥルムには「トゥルム遺跡(Ruinas de Tulum)」という古代マヤの遺跡があり、その立地が素晴らしいことから欧米人観光客のあいだでかなり人気となっております。ちなみにRuinasとは廃墟という意味です。町からも近いので、到着早々行ってみることにしました。
【トゥルム遺跡への行き方】
町のメインストリートから、「プラヤ・デル・カルメン」行きのコレクティーボに乗車。このような看板が立っている場所で待っているとミニバン(コレクティーボ)が来ます。
ドライバーさんに「トゥルム・ルイナス」へ行きたいと伝えると、町から10分くらいの場所で停めてもらえます。(料金:20ペソ/約100円)
停車位置はメインストリートからトゥルム遺跡へ向かう入口あたり。ここから遺跡入口までは約600m。徒歩もしくは、このような乗り物(有料)で行きます。
徒歩で問題なく行けますので私は歩くことにしました。遺跡までの道には、たくさんのお土産屋さんやかわいいオブジェが並んでいます。これを見ながら歩くのも楽しかったです。
そして到着。まずは入口で入場料を払い
ィィィイイイグアナぁぁ!??!!!?
野生のイグアナ、初めて見た!!!!!
チケット売り場のすぐ近くでイグアナ発見! このあたりではそんなにめずらしいものではないのか、誰も注意を払いません。イグアナなのにみんな無関心。二度見、三度見、四度見しながら、65ペソ(約325円)を払いチケットを購入。遺跡まで歩きます。
幸先の良いスタート。道に落ちている爬虫類といいえば、マダガスカルのカメレオンを思い出すのですが、メキシコではカメレオンではなく、イグアナが落ちているんですねえ。
遺跡へと向かう道の途中、続いて現れたのは、
!?
な、なんだろうこの動物…。はじめて見る生き物。
やだ、かわいい///
あとでホテルの人に聞いたら「koati(コアティ)」だと教えてもらって、調べたら「アカハナグマ」という動物でした。“猫の性格と猿の動きを持つ”と紹介されていて、ちょっとそれはどうなのかよくわかりませんが、とにかくものすっごい愛くるしかったです。
めずらしい生き物に出会いテンションアップ。そうして見えてきました、マヤ文明末期に栄えた城壁都市・トゥルム遺跡。ではなく、蒼く美しいカリブ海。
カンクンではリゾートホテルにさえぎられてろくに海を見ることができませんでしたので、この目で直接カリブ海を目にするのはこれが初めて!!
想像以上にきれいでびっくりしました。みんながキレイキレイいうだけあるわぁ。イグアナ、アカハナグマ、カリブ海。まだ遺跡にたどり着いてないのになんだか盛りだくさん。
早くも観光のボルテージがMAXになったところで、さあいよいよトゥルム遺跡です。
“トゥルム”は、この地で古くから使われてきたユカテコ語で「壁」を表し、取り囲む壁はトゥルムの砦を侵入者から守っていたと言います。いわゆる、城壁都市。この遺跡は、マヤ人によって造られ居住された最後の都市の1つ。13から15世紀の間に繁栄し、スペイン人がメキシコを占領し始めたあとも、およそ70年間を生き延びたそうです。
遺跡の全体像はこのようになっておりまして、
周囲にある遺跡に比べるとかなりコンパクト。それでも多くの旅行者の心をつかんで離さない所以、それがこちら。
美しすぎるターコイズブルーのカリブ海×廃墟と化した遺跡。
このロケーションは確かに素晴らしい!!!
古代マヤの都市の多くは、うっそうと茂ったジャングルのど真ん中に作られています。そこで繁栄を築き上げてきたマヤの人々が、移動を重ね最後にたどり着いたのがここ。トゥルムの周囲を囲むのは、びっくりするぐらいきれいな海!! マヤ遺跡ではめずらしい断崖絶壁という立地は、歴史的価値も高く、おまけに観光ポイントとしての価値も高いのです。
遺跡のすぐ脇から眺めたビーチ。
たくさんの人がここで泳いだりくつろいだりしていらっしゃいます。このビーチは遺跡からも階段を降りてアクセスすることができますので、遺跡なのに水着持参を激しく推奨。
輝く蒼い海と白い砂浜にうっとりすること請け合いです。
とはいえこの日、私は泳ぐつもりはなく、遺跡観光に注力いたしました。海は、まだ。それでは遺跡内のメインの建物をご紹介します。
【エル・カスティージョ】
これがトゥルム遺跡の中でもっとも高い位置に立つ建造物。
正確な暦によって、何年かおきに遷都を繰り返したマヤの人々は、この地にも複数回、都を築いてきました。古くからある建物の上に、さらに新しい神殿を建築していくという手法を用いていたのが特徴で、この神殿の内部にも、年代の違う2つの神殿が眠っているそう。
【フレスコ画の神殿】
15世紀に3段階に分けて建てられた2階建ての神殿。
トゥルムは、沿岸部で最も保存の良いマヤ遺跡の一つということもあり、建物に刻まれたレリーフもくっきりでとても美しいのです。
とくにこの神殿は、降臨する神や仮面など、マヤ人の世界観を如実に表したレリーフを見ることができとても面白かったです。
【イグアナ】
遺跡を見て回っている途中にも、たくさんのイグアナに出会いました。
草陰にも。
草をむしゃむしゃ食べている姿はとても愛らしく、イグアナがこんなにかわいいだなんて…。菅野美穂さんを思い出しました。こうしてトゥルムにきた最初の目的をあっさり果たすことができました。トゥルム遺跡、私はすごく好きだなあ。
明日からは、もう一つの目的「セノーテ」についてお届けすることになると思います。まずは、念願のセノーテダイビング。どきどきわくわくしながら眠りにつきます。
本日も最後までお付き合いくださってありがとうございました。ではまたあしたー。
■トゥルム(Tulum)の安宿・ゲストハウス・ホテル
Emotion Tulum(エモーション トゥルム)
【滞在日】2016年11月
【部屋の種類】2段ベッドが5台のドミトリールーム。男女混合。
【料金】7USD(約770円)/1泊
【設備】シャワー・トイレ共同。Wifiさくさくです。ドミトリーこちら。
キッチンあり、冷蔵庫もありなので自炊可能。パソコン作業できるところがキッチンしかないので、キッチンを誰かが使っているときはバタバタします。
とはいえ立地もよいし、スタッフさんも親切で感じがいいのでおすすめ。安いし。
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