マラウィ(9)ンカタベイで初挑戦!! ナイトダイビングの異世界感は異常
現在世界一周バックパッカーをやっております私は、アフリカの真ん中あたりに位置する「マラウィ」という国におります。マラウィと言えばマラウィ湖なのですが、その湖畔にある村「ンカタベイ」の素敵ゲストハウスに宿泊中。
【現在地】ンカタベイ(マラウィ)
Nkhata Bay(Malawi)
【気温】28度(昼)
【天気】晴れ
【通貨】10クヮチャ=約1.5円
素敵すぎる朝食からはじめるンカタベイライフ
昨日夕方、滞在中の宿「「マヨカビレッジ」へとやってまいりました。夜にチョコレートケーキというカロリー爆弾を摂取したにも関わらず、朝起きるとしっかり空腹。レストランがオープンする7時ぴったりには、テーブルに座ってメニューブックを眺めておりました。
そうしてオーダーした本日の朝食は、自家製ミューズリー。それに自家製ヨーグルトと季節のフルーツをトッピング。
イイィイィイチゴ!?
イチゴとか…私とは別次元に存在するどこか遠い遠い夢の国の食べ物かと思ってました。どうしよう、超おいしい。これで2,450クヮチャ(約368円)。最高。ちなみにしっかりとしたドリップコーヒーは、近くで栽培されている、MUZUZU COFFE。地元の特産コーヒーです。1,000クヮチャ(約150円)。
さわやかな朝からはじまった本日は、マラウィ湖二回目のダイビング。朝一本、そして夜は初のナイトダイビングにチャレンジです。
ンカタベイにはダイビングショップが一軒だけありまして、場所はフェリー乗り場からすぐ。
「Aqua Africa」という名前です。料金表はこちら。
私は昼夜1本ずつのセットにしました。上から3つめの「CASUAL&NIGHT DIVE 100ドル」です。
本来なら100ドルなのですが、初めてのナイトダイビングなので、PADIのAdventureコースの「Night Diving」というカリキュラムを受講しつつの1本となりまして、プラス10ドルかかりました(上から9行目)。
つまり2本で110ドル。なかなかのお値段です。しかしここマラウィ湖のナイトダイブはおもしろいと定評があり、この旅の出発前からぜひともここでナイトダイブを、と思っておりましたので、これは必要経費。
宿泊している「マヨカビレッジ」から「アクアアフリカ」までは徒歩20分。
入り江を挟んだ反対側にアクアアフリカがあります。歩いていくと、向こう側にダイブショップが見えます。
朝9:45にダイブショップに集合。
書類にサインしたり、ウエットスーツを選んだり、もろもろ準備したり、なんやかんやで10時過ぎにボートに乗って出発しました。ダイブショップの前はとてもビューティフルな眺めを楽しめます。
ンカタベイ周辺のダイブサイトはこちらのとおり。
本日は「Playing Ground Point」というところで潜ります。ダイブショップから5分くらいとすごく近いポイントで、岩の壁に沿って進むそうです。
マラウィ湖は、言わずもがなですが、海水ではなく淡水。先日マラウィ湖に浮かぶ「リコマアイランド」にて、ファースト淡水ダイビングを済ませておりますため、さほど緊張感はありません。投稿はこちら。
で、結論から言うと、
スノーケルでよくない? というところに落ち着いたのですがしかし、
マラウィ湖はとんでもなく広いですからね。
同じマラウィ湖でも、場所によって若干お魚の見た目に違いがあったり、住む生物が違ったりするそうですよ。そうして潜った湖の中。
あ、やっぱりリコマ島とそんなに違いはないですね。
お魚の見た目が少し違うとはいえ、私その筋の専門家ではないので、あまりよくわかんないんでした。しかし、数日前に潜ったリコマ島と比べると、なんとなーく青いお魚が多い気がします。
それから、こちらでしか見られなかった真っ白なお魚も。
たくさんの青いお魚。
青と水色のお魚の群れはとてもきれいで、私はすごく気に入りました。
透明度は、相変わらずそんなに高くないのですが、この幻想的なぼんやりとした感じも悪くないのです。
周囲はたくさんの岩に囲まれていますので、その中を潜り抜けたりします。
ここならではの地形ですので、これはなかなか楽しいなあ。
岩の隙間にも真っ白なお魚を発見。
あと面白かったのが、岩の下にいた、さかさまになってえさを食べているお魚。
私がさかさまになって撮影したのではなく、お魚が、お腹を上にして泳いでいるのです。ライバルのいない岩の裏というベストポジションを見つけたんでしょうねえ。
食への執念。そして、陰でコソコソしたい心境。理解できます。
リコマ島でのダイビングは、期待の方が大きすぎてちょっぴり「コレジャナイ感」を感じてしまいましたが、本日はより現実的な視点で臨むことができましたので、がっかりすることもなく
「だってここ海じゃなくて湖だしね。これはこれでおもしろいよね」と感じることができました。
何よりカレントもウェーブもほとんどないから、ダイビングの醍醐味の一つ、まるで宇宙空間にいるかのような「浮遊感」を存分に堪能できます。湖には湖の良さがあるのですねえ。
ふわーふわーっと浮かんでいるだけでも幸せ。
こうして穏やかに円滑にダイビングを終えダイブショップに帰還。アクアアフリカでは、ダイビングが終わった後は、ポップコーンと温かい紅茶が待っています。
ポップコーンを食べながらログブックを記入し、いっしょに潜ったみなさんとおしゃべりをしつつ一息つくと、インストラクターさんがおもむろに取り出したのはPADIのテキスト。
そうだった。ナイトダイブはアドベンチャーダイブの受講という形式になるんだった。ナイトダイブのページを開き、宿題のプリントを渡されます。
「夜17:15に集合で、口頭で簡単なテストをやるから、それまでにテキストを読んで、宿題をしてきてね」とニッコリ。
宿題とか、テストとか、久しぶり。
たぶん1年ぶり。そういえば、エジプトダハブでCカードを取得してから約1年が経ちました。本日のナイトダイブで、通算30ダイブ。
お昼はカヤパパイヤというタイ料理のレストランに寄って、タイ風ヌードルを食べました。
そして食事を楽しみながら、テキストを開きます。なんかこの感じ、懐かしいなあ
とか言ってる場合ではなく、
全 編 英 語 (涙目)。
これは高難度。専門用語のオンパレードで何のこと言ってんのかさっぱりです。一旦テキストを閉じ、宿に戻ってWiFi環境で英和辞書見ながらやることにしました。こう見えて、課題とか宿題とか結構真面目に取り組みますから、テキストの内容を理解するだけでも思いのほか時間がかかります。
学びの友は、マヨカビレッジ名物、オーガニックフルーツ(今日はバナナ)と自家製ヨーグルトのミルクシェイク。絶品です。
方向感覚がなくなった時どうするかとか、バディとはぐれたらどうするかとか、水中でライトのバッテリーが切れたらどうするか。いやあ、夜に潜るのって大変なんですね。
結局、時間ギリギリまでかかって宿題をやり終え、ゆっくりする間もなく再びダイブショップに向かいます。
待ちに待った初めてのナイトダイビング@マラウィ湖
17:15ダイブショップ「Aqua Africa」に到着し、ほかのメンバーも揃います。まずは宿題の提出。苦労して慣れない英語のテキストを解読し、なんとか解答用紙を埋めたプリントを手渡します。
これ母国語が英語の人が見たら、幼稚園児レベルなんじゃないかなあ…。
宿題は、非常にさらっとチェックされ、あとは口頭での確認。夜に潜るときの大事なポイントを説明していただきます。
この説明は、本日のナイトダイブのブリーフィングも兼ねておりまして、ライトの使い方や、ハンドサインが見えない場合の”OK”や”OKじゃないです”の表し方を確認。今までにないくらい真剣なブリーフィングでした。
ひととおり説明が終わったらいよいよ着替えて湖に出ます。
昼間は3mmの長袖・長ズボンのウェットスーツで大丈夫でしたが、夜はちょっと寒いんじゃないかなあーなんて思っていたら、これは大きな間違いでした。昼間の水温は24度。しかし夜は25度ありました。むしろあったかくなってます。
ボートが岸を離れるころには、日も沈み段々と暗くなり始めるところ。
そうしてポイントに到着し、準備をして水に入ります。暗い中潜っていくのってものすごく新鮮!!
きれいな橙色の空を見上げながら、さあいよいよ行きますよ!!!
水に入ると、メンバーの状況確認。みんなでOKサインのため、ライトを下に向けてクルクル回します。そうして泳ぎ始めると…
こ、これは!!!!
真っ暗な闇の中でうごめく、大きなお魚たち!!
ドルフィンフィッシュと呼んでいましたが、和名は分かりません。体長1m前後のお魚が群れをなして目の前や、真上、真下を泳ぎ去っていきます。
このお魚たち、近付いても全然逃げないのね。
昼間とはまったく違う表情をみせる水中世界。なにこのワクワク感!!
日中のマラウィ湖は、小さくてカラフルなお魚がたくさん泳いでいるファンシーワールドでしたが、夜はうようよとたくさんのお魚が音もなく移動するなんとも怪しげな世界。
写真だけ見ると、こいつ何がそんなに楽しいんだ、と思われるかもしれません。でもなんか楽しいんですよ。もしよければ、短いですが動画もあります。
ライトでお魚を探すのたのしーww
お魚にしてみればいい迷惑。
カニ!! カニもいた。
ダイビングって、昼間でも、お魚たちの世界にこっそりおじゃまさせていただいてる感覚なのですが、夜はそれが一層強くなり、
来ちゃいけないところに間違って来ちゃったような。
時間と空間の隙間のような。
ここではないどこか別の異次元。例えるなら…そう。
きさらぎ駅。
やだー///戻ってこられなかったらどうしようー的な胸熱ドキドキ体験。
しかし、ダイビング終盤、まさかの網(by村の漁師さん)の存在がしっかり現実世界に引き戻してくれました。
ダイブサイトと漁場を兼ねるのは感心しない。
水面に浮かび上がると、そこに待っていたのは満天の星空。湖にぷかーっと浮かんで見る空は、それはそれはきれいで、やっと人間の住む世界に戻ってきたなあと一安心。
ナイトダイブの異世界感は異常。
これはとてもよい経験になりました。
夜道の一人歩きは禁止事項だったのに
ダイブを終えて、再び紅茶とポップコーンをいただきながらログブックを記入。そうして、宿に帰らなければなりませんが、時刻は19:30。
やばい。真っ暗だ。
宿を出るときスタッフさんに「ナイトダイビングが終わってから戻ると真っ暗ですよね。果たして私は一人で歩いて帰ってきても大丈夫なものでしょうか? 」と尋ねたところ、「ライトは持ってる?? じゃあ全然大丈夫だよ」とのことでしたので安心しておりましたが、やっぱちょっとこわいですねえ。
というわけで、宿まで軽機材一式をかかえて全力ダッシュ。非常に疲れました。
ちなみに、この日は”カレーDAY”。ディナーはオーガニック野菜を使った自慢のカレービュッフェでしたが、ナイトダイブを終えて戻ると、この時間に間に合いません。
出発前に「マユミ!! カレー食べたいか!? 」と宿のスタッフさんに尋ねられたので「そりゃ食べたいけど間に合わないよー」と言うと、
「よし、マユミのためにカレーをとっといてやる!! たっぷりとな!! 」とのことでした。
「いや、たっぷりでなくて大丈夫です。そんなに食べられない。ハーフサイズ、ハーフサイズ」と強調したのですが、ダイビングを終えて戻ってくると、こちらのプレートが待っていました。
何基準のハーフなのでしょうか。少なくない。むしろたっぷり。でも、絶妙なスパイス具合のカレー、ほどよくピリ辛でとても美味。チキンも野菜もすごくおいしくって、意外と全部食べられるんじゃない!?
とここで宿の犬が私のご飯を狙っています。
これは死守しなくてはいけま
あっ!!!!!
少し残っていたチキンを骨ごと持って行かれましたが、ほとんど完食しましたよ。ごちそうさまでした。
それでは本日の投稿は以上です。今日もまた、最後の最後まで読み切ってくださってありがとうございました。ではまたあしたー。
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