マダガスカル(13)聖なるバオバブの前でやりたかったとっておきのこと
昨日は、いつもと比べると妙にテンションの高い、バオバブ愛が溢れすぎていてちょっと気持ち悪い感じの投稿をしてしまいました。しかし、この話にはまだ続きがありまして…。実は、この聖なるバオバブの木の前で、私はどうしてもやりたかったことがあったのです。
【現在地】トゥリア―レ(マダガスカル)
Tulear(Madagascar)
【天候】快晴
【気温・湿度】38度・20%(昼)
【為替】100マダガスカルアリアリ=約3.4円
実はここでやりたかったことがあって…
私がここでやりたかったことがひとつありまして…。冒頭の写真だけを見てお気づきになった方はそう多くはないと思いますが、こちらの画像を見ていただければ、ピンとくる方も稀にいらっしゃるかもしれません。
このシーン分かります? 漫画『ONE PIECE』の重要な1コマ。
大切な人を失って、仲間たちと離れ離れになり、失意のどん底にあるルフィがレイリーとの修行を開始するシーンです。ルフィにとっての“宝”そして“海賊の証”でもある麦わら帽子を置き、“麦わらのルフィ”を一旦休業。
さらに強く成長を遂げるため、そして自分に残された“仲間”を守るため、2年間の修業期間に入る覚悟を「麦わら帽子を置くこと」で表した大変印象的な場面なのですが、
このシーンの後ろに描かれているのがね、バオバブなんじゃないか、って。一部ファンの間では言われているわけですけども。あ、作者の尾田栄一郎先生がおっしゃたわけではないんですよ。
でも勝手にそう解釈した私は、私もルフィと同じく、これから1年だか2年だか“社会人のmayumi”をお休みするわけなので、こういう感じでね、
愛用のニット帽に、ビブルカード風の紙までくっつけてね、撮影してきました。
私の方のビブルカードはあれです、未来のパートナー的な? そういう人へと導いてくれるカードを、置いてきちゃったということになりますけどもね。『ONE PIECE』と、こちらの写真、絵面的にはだいぶ違うんですけども、意味合いは近いものがあります(あくまで、私の中で)。
そして、このシーンの前に、ルフィはジンベイに喝を入れられています。
失った物ばかり数えるな 無いものは無い
確認せい お前にまだ残っておるものは何じゃ
『ONE PIECE』ジンベイのセリフより引用
これは心にグッときた。涙をこらえながら読んだ方も多いのではないでしょうか。現在の私、自らの意思ではありますが、職を失い、住居を失い、もしかしたら婚期も失ってしまったかもしれません。でも、無いものは無いのです。私に残っているもの…たぐいまれなる体力とスタミナ。あと、なんだろう…。うん、それをね、これから考えますってことで、
『ONE PIECE』への愛がとどまるところを知らない、とっておきのオマージュでした。
もう思い残すことはありません。本当に大満足です。
大変濃い数日を過ごしたムルンベをあとにします
なんやかんやいろいろなことがあったムルンベ滞在。目的もしっかり果たせたので、次なる目的地を目指し、この村を後にします。
数日前に味わった、破滅へといざなうタクシーブルースのトラウマがいまだ消えない私。なんとありがたいことに、昨日の投稿でご紹介した「ジャイアン(仮名)」に斡旋してもらったドライバーさんの車で、元いた町「トゥリアーラ」まで送ってもらうことができました。
「朝5時に迎えに行く」と言って、しっかり5時ちょうどに迎えに来てくれたドライバーさん。彼の奥さんと子供も同乗し、トゥリアーラへと出発。
まずは朝食。ボーダーポロシャツ着てるのがドライバーさんです。
今日のコーヒーは、ミルクが入っています。ひざびざの「カフェ・オ・レ」ですね。
あとは、パンケーキみたいなやつ。ふわふわでした。
店はこんな感じです。オシャレなスタンドコーヒーといったところ。
あ、炊き出しとかそういうのにしか見えないですかね。
車窓からも、ちらほらバオバブを目撃しました。来るとき、それどころじゃなかったですからね…。
バオバブフォレスト。
こうしてサクッと12時間のドライブ終了ー。最初にトゥリアーラに到着した日に宿泊した「Chez alain」というホテルまでしっかり送り届けてもらい、ドライバーさんとお別れします。
疲れてません。町を散策。
夕方17時にホテルにチェックイン。そこから、晩御飯を求めて町の散策へ。町の至るとことに、プスプスという、自転車の後ろに人を乗せる乗り物が走っています。
明らかに、歩行者の数より、プスプスの数の方が多いので「そういえば今日、1人も客乗せなかったなー」みたいな日もあると思われるこのドライバーさんたち。これがまた、陽気でいい人たちばかりなのです。
ヤバイ、写真撮ってるの気づかれた!!
強力な自己主張に完敗です。
とりあえず、プスプスドライバーさんたちは客を乗せなくては稼げませんから、至る所から、プスプスに乗るよう声がかかります。
「プスプス?」
いや、フラフラしてるだけなんで、乗らないです。
「ヘイ、プス! 」
プスプスを略して“プス”と呼びます。
「マドモワゼル、プス?」
あ、その誘い方、悪くないね。
「ユー!! プスプス? 」「ヘイ、プス! 」「ブス! 」「ヘイ! プスプス! マダーム! 」
今誰か“ブス”って言わなかった!?
みたいな空耳アワーを楽しみながら、適当に入った食堂で晩御飯。
ショーケースから選んで盛り付けてもらうスタイル。
パスタ的なやつが乗ったプレートが1,000アリアリ(約34円)、サモサ5個で1,000アリアリ(約34円)。お腹いっぱい食べて、68円とか、すごい。
こうして、本日も、無事にホテルに戻ってまいりました。とりあえず、砂埃と排気ガスにまみれた泥だらけライフは一旦お休み。明日からは、ついについに、泳げて潜れる“海”へと舵を切ります。
それでは本日も、最後まで読んでくださってありがとうございました。
コメント4件
職も、住居も、婚期を失ったとしても…
読者がい゛る゛よ゛!
のシーンでしたっけ、確か
なので、ごゆるりと更新お待ちしています
やはり、あの木はバオバブだったのですね!!
ちゃっかり、ビブルカードまで仕込んで、
あ〜おもしろすぎますwww
いや〜しかし、でかいでかすぎますね!!
現地にどんどん馴染み、ジャイアンの卑猥なマダガスカル流ナンパをもサラッと流すmayumiさん、、
旅の終盤あたりにはきっと
覇王色の覇気でてますわ うんきっと、、