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2017-01-17

キューバ(4)ゲバラ! カミーロ! カストロ! 革命広場は3人の憩いの場に

キューバ_ハバナ_革命広場

世界一周(仮)をしております私は、現在キューバという国を旅しております。ここハバナに着いたのは昨日のこと。本日は、ハバナ観光1日目。とりあえず、ハバナでもっとも行きたかった新市街観光をメインに、スペイン・コロニアルな街をのんびりと歩いてみましたので、その様子をお届けします。

【現在地】ハバナ(キューバ)

Havana(Cuba)

【気温】28度(昼)

【天気】晴れ

【通貨】1CUC=約115円、1CUP=約4円

ハバナの新市街観光に出発

ハバナの見どころは、新市街と旧市街に分かれております。私がまず向かったのは、新市街(ベダード地区)。ハバナで一番行きたかったのがこちら。

キューバ_ハバナ_革命広場

そう、革命広場です。

■革命広場(Plaza de la Revolucion)

キューバ_ハバナ_革命広場

このアングルの写真を見たことがある方も多いと思います。私の中では“キューバと言えば”な場所。

国家評議会議長の演説の場として知られているこの広場は、通常時は写真の通り閑散としておりますが、いざイベントごとが行われると、数十万人の人で埋め尽くされるのです。フィデル・カストロもこの広場で演説を行っていたとても有名な場所。

写真の大きな顔のモニュメント、左はご存じ革命家チェ・ゲバラ。

キューバ_ハバナ_革命広場

キューバの内務省の建物です。右側は、情報通信省の建物で、同じくキューバ革命でゲバラやカストロとともに戦ったカミロ・シエンフエゴスのモニュメント。

キューバ_ハバナ_革命広場

そして、2016年12月現在の革命広場はですね、2016年11月25日に亡くなったフィデル・カストロの大きな写真が、国立図書館の建物に掲げられております。

キューバ_ハバナ_革命広場

ちょっと引いた位置から広場を見渡すと、ゲバラ、カミーロ、カストロ3人が顔を揃えているようなアングルに。

キューバ_ハバナ_革命広場

キューバを独立に導いた3名が揃った広場に立ち、なんだかとても感動。

隣にある国際劇場の壁にはこのような垂れ幕が下がっておりました。

キューバ_ハバナ_革命広場

チェ・ゲバラ(下から)。

キューバ_ハバナ_革命広場

チェ・ゲバラ(縦位置)。

キューバ_ハバナ_革命広場

不審者だと疑われるんじゃないかと思うくらいに写真をとりまくり、この場を後にします。続いて向かったのは、このお三方が並ぶ広場の反対側にあるホセ・マルティ記念博物館。

■ホセ・マルティ記念博物館

 

キューバ_ハバナ_革命広場_ホセマルティ博物館

革命広場を見下ろす場所に、大きなタワーがあり、そしてその正面には、キューバの英雄ホセ・マルティの像があります。

キューバ_ハバナ_革命広場_ホセマルティ博物館

博物館になる前は、共産党のオフィスとして使われていたこのタワーは、上から見ると星形で、“独立”を象徴しているそう。

ホセ・マルティは1895~1898年にかけての第二次独立戦争(スペインからの独立)を指揮した人。その後、見事スペインの支配下から脱することができたのですが、時を置かずして今度はアメリカの軍政下に入ってしまいます。

それから約50年後、カストロやゲバラたちが、アメリカの息がかかったバチスタ政権を打倒するために立ち上がり、1959年1月1日、見事勝利を勝ち取った、という流れです。

この独立広場は、2つの独立の志士たちが集結する、とても重要な場所なんですねえ。

ホセ・マルティ博物館は、表記が主にスペイン語で、残念ながらほとんど理解できませんでしたが、写真のみから必死で情報を読み取ろうと努力しました。

1959年にバティスタ政権を打倒してハバナに凱旋、演説をしているフィデル・カストロさん。

キューバ_ハバナ_革命広場_ホセマルティ博物館

両隣にいるのが、チェ・ゲバラとカミーロ・シエンフエゴスです。今このメンバーが革命広場に再び揃ったと、こういうことです。

こちらは、ホセマルティとゲバラを重ね合わせたプラカードを掲げる人々。

キューバ_ハバナ_革命広場_ホセマルティ博物館

往年のフィデルカストロの写真なんかも展示してあります。

キューバ_ハバナ_革命広場_ホセマルティ博物館

キューバ_ハバナ_革命広場_ホセマルティ博物館

ちなみに、事前情報では、この109mもあるタワーには登ることができ、最上階の展望台からは町並みを一望することができる。

とのことでしたが、2016年12月現在、エレベーター故障中のため、登ることができませんでした。いつ復旧するかを聞いたところ「1か月後くらいかなあ」とのことでした。

ホセ・マルティ博物館

【営業時間】9:00~16:30

【料金】

敷地入場料1CUC(約100円)

博物館入場料3CUC(約300円)※たぶんエレベーターが故障していて展望台に登れなかったから3CUC。通常は、博物館と展望台セットで5CUCだと思われます。

革命広場を満喫した私は、続いて、キューバ随一のジェラート屋さんへ向かいます。

ハバナに来たら絶対食べたい格安ジェラート

北半球にあるとはいえ、キューバはとても暑い! 日中の気温は32度くらいまで上がっています。そうなってくると食べたいのは冷たいもの。

キューバでもっとも有名なジェラート屋さんが「Coppelia」。

coppelia ハバナ

各地に店舗があるそうですが、ハバナにある本店に向かいます。場所はこちら。

大きな公園の真ん中にあります。

ジェラート屋さん×大きな国旗という組み合わせがなんともキューバらしい。

coppelia ハバナ

coppelia ハバナ

『地球の歩き方』には、

観光客が買えるのはキオスコのみで、1スクープ1CUC(約100円)~。CUP払いのものとは値段も量もだいぶ違う。

と書かれおります。こちらのページで説明させていただいたのですが、

キューバでは、主に旅行者用として流通している通貨CUCと、キューバ人が使う通貨CUPと2種類の通貨が流通しています。お店によって使える通貨が違ってきますので、そこらへんうまく立ちまわってくださいね、ということなんですけれども…。

とりあえずたくさんの人が並んでいるところに並んでみましたところ、そのまま席に通されて、「ココナッツ味1つお願いしまぁす」とオーダーしたら出てきたのがこちら。

coppelia ハバナ

大量のジェラート。ものすごく豪華です。ジェラートに、ビスケットとハニーのトッピング。甘い。おいしい。冷たい。最高。プラスチックのお皿も、素朴でいい感じです。

coppelia ハバナ

これはきっとお高いんでしょう? と若干ドキドキしながら値段を聞くと、「4ペソ」とのこと。

えっとー、単位はCUCでしょうか、CUPでしょうか。

キューバの地元の方々でにぎわうジェラート屋さんですので、おそるおそる、キューバ人用と言われるCUPを出してみます。

4CUP。つまり、16円。

えー、これがすんなり受け取ってもらえました。というわけで、このジェラートは16円です。このボリュームで16円。ありがたい。

キューバでCUP(人民ペソ)で購入できるジェラートは信じられないくらい安いです。キューバ滞在中、

「ジェラートは飲み物です」

と言わんばかりに、毎日毎日ジェラートを食べて過ごし、さらなる体重増加を招いてしまったことを先にご報告しておきます。

ちなみに、なぜだか普通にCUP払いのジェラートを食べることができちゃったんですけれども、公園を出るときに、おそらく“旅行者はこっち”的なエリアに連れていかれる欧米の方々を目撃しましたので、

coppelia ハバナ

もしかしたら、こっちに行くと、CUC払いなのかもしれません。仕組みがいまいちよく分かりませんが、たくさん人が並んでいるところに並んでみるのがいいかと思います。

キューバで食べるはじめてのランチ

旅行者用の通過CUC払いのものは概して割高な印象を受け、それとは対照的にかなりの価格破壊っぷりにびっくりするCUP払いのものたち。

せこせこと旅をしている私は、2つの世界のはざまで、双方を行ったり来たりしているのですが、本日のお昼ご飯は地元の方々が集うCUP払いの食堂で食べてみることにしました。

お店はこちら。

ハバナ_食事

ハバナ_食事

ランチタイムの人々でごった返しておりまして、よくわからぬまま注文した豚肉定食。

ハバナ_食事

焼いた豚肉と、キューバ人の主食コングリ(Conguris)のプレートです。コングリは、黒豆と脂をいっしょに炊き込んだご飯で、ほんのり塩味がしてとても食べやすくておいしい。なかなかのボリュームで、お腹がいっぱいになります。

そして、とてもびっくりなのですが、これで25CUP(約100円)。CUPってすごい。

ただし、『地球の歩き方』によると、

CUCに比べると1/10以下の値段で旅行者もCUPを使うことができるが、キューバの社会情勢を考えて、節度をもってキューバ人の生活に入り込むようにしよう。

と書かれています。このニュアンスは、つまり、

やりすぎ禁止!!

ってことなんですよね。キューバに来て1日2日かの旅行者にそのへんわきまえろよ、と言われてもさじ加減がよくわからないのですが、要は、「CUPで食い倒れ!! 1日300円でお腹いっぱい!! 」的なことをやってると、地元の人はあまりよく思わないってことなんですかねぇ。そこらへん、どうなんでしょう。

「旅行者はお金持ってんだから、黙ってCUC使ってりゃいいんだよ」といった感情がキューバの方々にあるのかどうか。詳しい方、ぜひ教えてください。

こうしてキューバ観光初日が終了。振り返ってみると、革命広場周辺に行って、ジェラート食べて、ランチしたただけでしたね。

とはいえ、15kmくらい歩いてるんですよ。

ハバナの街並みは、ご存じのとおり、スペイン・コロニアルな建物がたくさん。

ハバナ_町並み

とてもとてもクラシックで素敵なのです。

ハバナ_町並み

どこをどう切り取っても絵になる、っていうかっこいい建物、道路、車、人々。

ハバナ_町並み

これが楽しすぎて、ひたすら歩き回った結果です。とくにこれといった観光名所でなくとも十分おもしろいのがハバナの魅力。

ただし、この日は続きがあります。めずらしく満喫したいわゆる“ナイトライフ”。長くなりましたので、明日、旅して感じたハバナの治安とともにご紹介させていただきます。それでは本日はこれにて終了。最後までお読みくださってありがとうございました。

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コメント2件

  • fumi より:

    わぁー!ブログ更新されてるのをさっき気づき、慌ててここまで読みました~!
    写真がどれもステキで絵になりますね!
    お金の件はややこしそうですね。計算が不得意な私は対応できるか不安です。
    後でまたゆっくり読み返そうと思います。。。

    • mayumi mayumi より:

      fumiさん
      やっとキューバが終わって復活したんですよー
      お金をはじめ、何もかもが新鮮で、とても学びの多い一か月でした…。
      キューバ1か月は、長い!!!
      ネットがあまり使えないので、そのぶん空き時間がおおくいろいろ考えさせられました。

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