旅の準備|視力と歯列。矯正バックパッカーの憂鬱
■目にはコンタクトレンズを、歯にはリテーナーを。
“目には目を、歯には歯を”とはハムラビ法典の一文で、「やられたらやり返せ」という意味で使われることの多い有名な言葉。でも実際は同害報復を推奨する意図ではなく、「目をやられたら、目をやり返すだけで我慢してやれよ」という意味だそう。倍返しだ! とか言って報復合戦がエスカレートするのを避けるための言葉だったんですね。倍返しくらいでは気が済まない私のような人を諌める意味があったんですね。
まあ、今日はそういった話ではなく、私を悩ませる2つの「矯正」問題についてです。いるかいないか知らないけど、もしかしたら同じ悩みをかかえる長期旅行準備中の方がいたとしたら、何かの参考になればと思います。
■目にはコンタクトレンズを
一つ目の矯正は、”視力矯正”。私は、眼が悪いです。幸いまだ老眼というわけではなく、遠くがよく見えないだけ。でもせっかく長期旅行に行って、未知の場所を訪れるのだから何でもよく見て、この目に焼き付けたい! ぼんやりしか見えないのなんて絶対イヤだ。っていうか、そもそも視力矯正なしでは日常生活に支障をきたす。
普段は1日使い捨ての「ワンデーアキュビュー モイスト」というやつを使用しております。毎朝付けて、毎晩外してゴミ箱へポイッとすればOKな、もっともラクチンなタイプ。でも、ふと気が付いてしまいました。海外長期旅行これどうすんの!? ワンデーアキュビュー180日左右分ってけっこうな体積あるよ。これそのまま持ってくと、バックパックの中がほとんどコンタクトレンズっていう事態になってしまう。いろいろ持ち歩かなければいけないのに、これは無理。ではどうするか。視力の悪い長期旅行者の選択肢としては、以下が考えられます。
①レーシック
②メガネっ子
③2週間とか1か月使い捨てのコンタクトレンズor使い捨てじゃないレンズに変更
④何もしない
①レーシックは、やる勇気がなくて踏み切れない。②メガネは持っては行くけどいつもメガネだと邪魔。③ある程度持って行くレンズの量は減らせるけど、毎日洗浄するのがめんどくさい。④かと言って何も付けないのは危ない。結局ワンデーを持って行くしかないのか…。
そんなとき知ったのが「エアオプティクスEXアクア」というコンタクトレンズです。なんと1か月連続装用OKの驚きのコンタクトレンズ。連続装用って、毎日はずして洗ったりしなくていいってことですよ! こんなの知りませんでした。これなら半年で12枚(両目)。洗浄液もいらないし。ワンデーなら半年で360枚(両目)。そりゃもう「エアオプティクスEXアクア」のほうがぐっとコンパクトにまとまるじゃないですか。冒頭の写真、半年分(片目)の比較写真です。実際は両目必要なので、体積この2倍になるのですが、とりあえずどう見ても「エアオプティクスEXアクア」一択じゃないですか!
実際半年分になるとどのくらいのサイズになるかと言うと、
●ワンデーアキュビュー(6か月分・360枚):155×95×52mm(1箱3か月分)×4
●エアオプティクスEXアクア(6か月分・12枚):92×50×13mm(1箱3か月分)×4
サイズ書かれてもよくわからないと思いますが、全然違うんです!
でも、1か月連続装用って大丈夫か!? 寝る時も付けたままでいいらしいんですよ。マジか! コンタクトレンズの概念を完全に覆されました。
ということでさっそく購入して本日から試しています。合う合わないは個人差あると思うので、追って、実際の使用感と使い物になるかどうかレビューします。問題なければ、私はこれを持って行こうと思います。ただし、ダイビングもするし、1か月装用を落としちゃうとつらいので、ワンデーも3か月分は持って行きます。そして念のためメガネも。これで視力矯正のほうは、対策バッチリです!
装用開始から一か月が経ちました。とくに何の問題もありません。たまに朝起きると、目が乾燥しすぎているので目薬を使用しているくらいです。目薬は必需品だな。合う合わないは個人差があると思いますので、ご興味がおありならチャレンジしてみるのも手かと。私はまったく不具合を感じませんでしたので、当初の予定通り、長期旅行の視力矯正に関しては、この「エアオプティクスEXアクア」でいこうと思います!
■歯にはリテーナーを
続いては歯列矯正。私は今矯正をしております。歯並びがとても残念な感じで、約2年前にスタートしました。ここで矯正前後の写真でも載せられるといいんですが、”閲覧注意”感がすごいんで控えます。とりあえず、2年がんばったおかげで、だいぶいい感じに仕上がってきていると自分では思っています。
そして3月には動的治療が終わり、2年間私の歯にくっついていたブラケット&針金ともさよならできる予定。
それから先はだぶん2~3年かけて「リテーナー」という、針金の付いたマウスピースみたいな器具で、せっかくきれいになった歯がもとのガタガタに戻らないように固定し続けるという静的治療に入ります。
矯正しながらバックパッカー…。さすがに、動的治療の間は、毎月の通院を余儀なくされるので無理だと思いますが、保定期間ならなんとかなるんじゃないかと思うんですがどうなんでしょう? 無謀でしょうか。とはいえ、半年に1度の検診が必要でして、私は5月に出発したあと、9月か10月に一時帰国をしなければなりません。歯医者さんに行くために。
もちろん矯正をしたことに後悔はないし、むしろ完全にやってよかったですし、2年前の私グッジョブと思っているんです。100万円くらいかけて、自分の意思で始めたことですから、当然最後までやりとげて、きれーな歯並びになりたいわけで。はぁ~一時帰国も仕方ないか。
ということで、ものすごい少数派でしょうけど、もしかして「矯正治療中だけど、長期旅行に行きたいな。大丈夫かな」という方のために、実際どうなのか追って記事にしたいと思います。(実際大丈夫じゃなかったら、完全に矯正が終わってからの出発をおすすめします)
それから、旅の途中で、歯にマウスピースのような針金のような何かの器具を装着し、やたら歯磨きをする、滑舌の悪い(リテーナー付けるとしゃべりづらいそうです)人がいたら、それたぶん私なので、ねぎらいの言葉の一つや二つかけてやってください。
役に立つんだか立たないんだかわからない本日の記事ですが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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