ベリーズ(6)キーカーカからダングリガ。素朴で等身大な日常
世界一周のようなことをやっております私は、中米にあるベリーズという国を旅しています。面積は四国の1.2倍という小さな国ベリーズですが、ここにはとてもきれいな海と、のんびりして穏やかな空気が流れており、居心地は最高。本日は、数日滞在した島「キーカーカ」を後にし、本土の町へと移動します。
【現在地】ダングリガ(ベリーズ)
Danguriga(Belize)
【気温】31度(昼)
【天気】晴れ
【通貨】1ベリーズドル=約55円(2ベリーズドル=1USドル)
そうだ! ダングリガに行ってみよう!!
やっぱ離島っていいよねーと大満喫したキーカーカ。
ダイビングに始まり、
スノーケリング。
そして、マリンスポーツをしなくてもゆったりのんびり過ごせる島の素敵な空気に触れること3日。
島の唯一の難点はバックパッカー泣かせの「物価」。
ということで、本日は本土に移動します。全体的に物価が高いと言われているベリーズではありますが、離島よりは本土のほうがまだまし…。向かう先は、「ダングリガ」という町です。
まったく聞きなれない地名だと思いますけども、とりあえずベリーズの地図をご覧ください。
ベリーズは縦に長い国でして、その真ん中あたりに位置するのがダングリガです。
なぜここに行きたいかと言うと、次の目的地「ホンジュラス」まで行けるフェリーだかボートだかが出ているんですねぇ。それに乗りたい私は、キーカーカから一路ダングリガを目指します。
キーカーカからダングリガまでの行き方
キーカーカは離島ですから、まず乗るべきはボートです。現地では「ウォータータクシー」なんて呼ばれていたりもします。私は、キーカーカに来るときに往復のチケットを買ったので、ボート会社は来た時と同じ「OCEAN FERRY BELIZE」。
来た時の詳細はこちらをそうぞー。
キーカーカのボート乗り場はこちら。
宿泊していた「LA CUVANA HOSTEL&SLEEP BOXES」という宿からは徒歩2分。とても便利です。
【キーカーカからベリーズシティーへのボートのスケジュール】
6:30、8:30、10:30、13:30、16:30
私は8:30に乗る予定でおりました。事前予約は必要ないのですが、7:40くらいに一応ボート乗り場に行ってみて「乗りますから」と告げておきましたら、乗車引換券みたいなのをくれました。
8:30というのは旅行者にとって一番都合がいいので、ボートは満席でした。出発時間より少し早めにボート乗り場に行ったほうがいいかもしれません。
キーカーカばいばーい!!
足跡以外は置いてかないでね。
10分遅れの10:40出発。そして11:20、ベリーズシティのボート乗り場到着。
ここから、バスターミナルまでは徒歩20分。
町の様子。しーん。
バス停到着。場所はこちらです。
写真にもちょっと写っておりますが、ベリーズの野良犬はとても大きくてたくましいです。犬が苦手な方は、ちょっとこわいかもしれません。ただ、インドの野良犬のように、目がちょっともうなんかおかしな感じになっちゃってるとか、よだれをすごく垂らしているとかはないので、それほど心配することはありません。
ここからはバスに乗ります。ダングリガへの直行バスがありますので、とても簡単。
時刻表がないのでよくわかりませんが、バスターミナルのスタッフさんに聞くと、すぐ来るから待っててーとのことでした。
お昼ごはんのサンドイッチ。4ベリーズドル(約220円)。
バスターミナルに停車中のバス。
ベリーズのバスはレトロでとてもかっこいいです。
私が乗るやつはどんなかなあと楽しみに待っていると、来ました来ました。
フロントに、
ベルモパン(BELMOPAN)、ダングリガ(DANGURIGA)
と書いてありますね。ベルモパンは、ベリーズの行政機関などが集まる首都。そこを経由して、ダングリガまで向かいます。ちなみに、ベリーズシティとベルモパンは、治安がそれほどよくないという噂ですので華麗にスルー。「危ない」と言われているところをドキドキしながら歩くのは好きではありません。
私が乗るバスの車体。かっこいいー!!
内部はこのようになっています。
バス停出てすぐのところ。
乗用車は普通なのに、バスだけが異常にクラシカルなんですねぇ。
12:15 ベリーズシティ発。ベリーズシティからダングリガまで12ベリーズドル(約700円)。
町をはずれると、外の景色は急にこのように変化します。
自然が豊かー!!
そして、ベルモパンのバスターミナルで人の乗り降りがあり、車窓から見える木々の中に、ヤシの木が混ざるようになったら、ダングリガまではあと少し。
15:30ダングリガのバスターミナル到着。
バスターミナルから、目指す安宿までは徒歩15分。あっついなかよろよろしながら歩き、やっとの思いで到着いたしました。
ダングリガのホテルは「D’S HOSTEL」という名前です。
■ダングリガでおすすめの安宿・ゲストハウス
D’S HOSTEL(ディーズ ホステル)
【宿泊日】2017年2月
【部屋の種類】2段ベッド4台のドミトリー部屋。男女共同。
【料金】12USD(約1,300円)/1泊
【設備】Wifiあり。サクサクです。シャワー、トイレ共同。お湯出ます。屋上に洗濯物を干すスペースあり。キッチンなし。自炊不可。
ダングリガに安宿はほとんどなく、バックパッカー宿を求める方はおそらくここ1択になるんじゃないかなぁ…。オーナーの女性はすごく感じがよかったです。目の前には、広場があり、少年たちがサッカーをしていて、その先がすぐビーチです。
ダングリガは、川の河口にある町なので、ビーチはそれほどきれいではない気がします。
地元のお子様たちは元気いっぱい遊んでますけどね。
ベリーズのたばことコーラ事情
こちらベリーズのたばこ「Independence」。
10本入りですが、これで、4ベリーズドル(約220円)。
20本で440円ですので、日本と同じ価格ですねえ。ベリーズは、体感ですけど、ものすごく喫煙率が低いので、10本入りの箱が主流なんですねぇ。
コーラはどうかと言いますと、500mlのペットボトルが2ベリーズドル(約110円)。
あ、コーラは安い感じがする。
メキシコからベリーズに移動すると、とにかく物価がなんでもかんでも高い! と思ってしまいます。それもあって、ベリーズをスルーもしくは駆け足通過なさるバックパッカーさんも多いと聞きます。
私もそれほど長居するつもりはなくって、ここダングリガから次の国ホンジュラスにさくっと移動しようと考えておりました。
ところがここで問題発生。
ダングリガからホンジュラス行きのボートですが、週に1便しかないそうです。おまけに金曜日のみなんだそうです。(2017年1月現在)
えっとー、今日は日曜日…。
えー!! 5日後ー!! これは想定外。明日の投稿で、ここダングリガの町の様子をお伝えしようと思いますが、正直に申し上げますと、ここに5日滞在するのはなかなかに困難。だって何もないんだもの。“南部で最も大きな町”って『地球の歩き方』には書いてありましたが、そのわりに、素朴すぎてやばい。全体的にこんな感じ。
このような雰囲気は嫌いじゃないんですけど、5日はちょっと…。
というわけでいろいろ考えた結果、ホンジュラスへは、ここダングリガからではなく、もうちょっと南の「プラセンシア(Placencia)」というところから行くことにします。
プラセンシアからホンジュラス行きのボートも同じ金曜日。
図らずも、ベリーズけっこう長居することになっちゃうなあ…。とはいえ、ダングリガでじっとしていても仕方ないので、図のように、ベリーズ東海岸の3つの村・町を移動しつつ、ゆっくりプラセンシアに向かうことにいたします。
明日は、ダングリガの町のあれこれをお届けします。本日も最後までお付き合いくださってありがとうございました。ではまた明日。
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