ベリーズ(9)ホプキンスからプラセンシア。経済的な食事情と町の様子
世界一周のようなことをしております私は、中米にあるベリーズという国を旅しています。本日は、ホプキンスという町から、プラセンシアへの移動日。プラセンシアからは、次の国ホンジュラスに入りますので、ベリーズ最後の町となります。
【現在地】プラセンシア(ベリーズ)
Placencia(Belize)
【気温】31度(昼)
【天気】晴れ
【通貨】1ベリーズドル=約55円(2ベリーズドル=1USドル)
こないだまでいたダングリガという町、そしてこれから向かうホプキンス。この2か所からは、ホンジュラス行きのフェリーだかボートだかが出ています。しかし、週に1便のみ。おまけにどちらも金曜日。
こればっかりは私一人の力で変更することができません。フェリー出発まで手持無沙汰になってしまった私は、意味もなく、ベリーズ東海岸の町を転々としながら、プラセンシアまでのんびり移動することに決めたのでした。訪問ルートはこちら。
そして本日は、ゴールでもあるプラセンシアへと移動します。と言っても、バスで1本ですので、簡単にサクッと移動できてしまいます。
ホプキンスからプラセンシアへの行き方
ホプキンスからプラセンシアに行くバスは、朝9:15に出発します。バス乗り場は、1本しかない町のメインストリートの中心あたり。
何人か地元の方もバスを待っていらっしゃったので安心です。
9:10ごろやってきました本日のバス。
プラセンシアは、拡大するとこのような場所にあり、本土と陸続きではありますが、なんだか島のような半島のような不思議な立地。
両サイドに海を見ながら、まっすぐな道をひたすら南下します。
途中で見つけたセブンイレブン。
そうしてバスに揺られること1時間10分。
10:30プラセンシアのバスターミナル到着。場所はこちら。
ここから予約していた「SailFish Resort」というホテルへとむかいます。
が、この「SailFish Resort」、地図で見るとですね、こんなふうになっています。
あれー!! ホテルに行くのに川超えなきゃいけないじゃんー!! どうすんのーと若干不安に。
しかも、バス停のある町の中心を離れると途端にこんなような
この先に本当にホテルがあるのですか!? と疑問視せざるを得ない景観が広がります。
不安しかないまま歩いていくと、急に視界が開け、現れたのが「SailFish Resort」。
そして川。
ほらやっぱ川の向こう側じゃん。
もー私に荷物多いんだからこれ以上歩けなーい。どこにも橋とかないしどうすんのー!?なんて思っておりましたところ、ホテルのある対岸から、ニコニコした男の人が手を振っているのが目に入ります。
あー、あれかぁー!! 納得!
そう。ミニボート。
サクッと橋を架けちゃわないで、ホテルまで行くのにひと手間かけるわけです。なんだこの素敵演出。
いやーいいですねーこのホテル。部屋とか見てないですけど、いきなり気に入りました。こういうの好きー。五つ星ー。
おまけに、ホテルの看板犬のお出迎え付きです。
そんなこんなで到着したプラセンシア。まずは宿の詳細をどうぞ。
■プラセンシア(Placencia)でおすすめの宿・ゲストハウス
SailFish Resort
(セイルフィッシュリゾート)
【宿泊日】2017年2月
【部屋のタイプ】2段ベッド8台のドミトリー。男女共同
【料金】20USD(約2,200円)/1泊
【設備】Wifiあり。サクサク。お湯の出るシャワー。シャワー・トイレは共同ですが数がたくさんありますので快適。
このホテルは、ホテル名からもお分かりの通り、バックパッカー宿というよりは、普通にリゾートホテルな感じのクオリティ。ですから、中庭にプールとバーがあります。
犬がかわいい。
川を渡ってひと手間かけてチェックインする素敵スタイル。外出したいときは、オーナーに声を書ければすぐボートを出してくれます。
ドミトリールームはこんな感じ。
プラセンシアの町について
宿に荷物を置いて、さっそく町中へと出かけます。
プラセンシアの町の規模ですが、うーんと、今朝までいたホプキンスよりはだいぶ大きいです。とりあえず、海はどんなかっていうとですね、こんな感じ。
海藻が浮いてますけど、水の透明度は高くとてもきれい。
広いビーチはまったく混雑しておらず、快適。
ヤシの木の植樹風景。
へぇーこうやって植えるんだ。
プラセンシアの町は、ビーチと並行して走る遊歩道的な細い道と、車が通れるメインストリートの2本のみで構成されています。決して大きな町ではないのですが、この2本の道路沿いに、ホテルやレストランやマーケットが並びます。
ビーチ沿いの遊歩道は、カラフルな建物や看板が目立ち、超かわいい。
さらに色鮮やかな花も咲き乱れ、歩いているだけでウキウキしてくる感じ!
先日滞在したベリーズ沖に浮かぶ島「キーカーカ」に雰囲気が似ています。キーカーカの様子はこちら。
客引きなんかがいなくてのんびりしているのも似ています。そういえば町の規模もたぶんおんなじくらい。
しかし、キーカーカは島ですから、どうしてもコンパクトにギュギュっとしてしまっている感がいなめませんでしたが、ここプラセンシアは“大陸”。なんだか広々としています。
むしろ閑散。
ベリーズはどこもゴミゴミしていなくて、田舎好きにはぴったりだと言えるでしょう。
たまーにすれ違う人といえば、リゾートを楽しみに来た北米からの旅行者さん。ベリーズは中米唯一の英語が母国語の国ですから、手軽に中米旅行を楽しめるアメリカやカナダからお越しの方が多いんですねえ。
そしてなんだか年齢層高めなのもキーカーカとの共通点。お金に困っていないリタイヤ前後のおじさまおばさまの姿が目立ちます。
私が滞在しているドミトリーにも、50代、60代の壮年バックパッカーさんの姿がちらほら見受けられましたけれども、お金がないからドミトリー、というよりは、バックパッカースタイルの旅がおもしろいからやってみてるだけ、という印象を受けました。
ちょっとお話ししてみたところ、陸路で中米縦断! とかではなく、北米からダイレクトに最寄りの空港までいらっしゃってバカンスを楽しんでいる方も多いみたいです。
プラセンシアでの経済的な食生活
欧米文化の影響もあってかどうなのか分かりませんが、コーヒーショップで飲んだコーヒーが甘くないのにびっくり。
メキシコ、キューバでは、ちょっと引くぐらいの量のお砂糖をコーヒーにぶっこんだスーパースウィートなコーヒーが主流でしたが、ベリーズのアイスカフェラテはスタバで買うラテとおんなじ感じでした。
ベリーズ含め、中米はどこの国でもコーヒー豆を生産しておりまして、ここで飲んだコーヒーはとてもおいしかったです。5.75ベリーズドル(約300円)
Brewed Awakeningsというカフェ。
カフェの場所はこちらです。
コスパ重視の場合。おやつにおすすめなのは、スーパーで売っているアイス。
1.5ベリーズドル(約80円)。
プラセンシアには欧米っぽいおされジェラート屋さんもあるんですけれども、この何の変哲もないただのカップアイスが超絶おいしかったです。
暑いときは、アイスに限る!! スーパーの場所はこちらです。
立派に観光地化が進んだプラセンシアは、ビーチ沿いにそこそこ値の張るレストランが点在しております。が、ちょっと小腹がすいた時のおすすめは、手軽に食べられるブリトー。メキシコ東海岸からずっとブリトーを食べ続けている気がしますが、ベリーズのブリトーもおいしいです。
お値段はこのくらいの感じです。
チキンブリトーが4ベリーズドル(約220円)。場所はこちら。
テイクアウトにしてもらいホテルへと帰還。途中で見つけたイグアナ的なやつ。
けっこうかわいい。
ホテルでブリトーを食べていると…
そんなまっすぐな瞳で見つめられると困る。
ダングリガ、ホプキンス、プラセンシアとベリーズ東海岸3つの町をめぐってきましたが、ここプラセンシアがダントツで旅行者向けです。先にも申し上げました通り、欧米からのそこそこお金のあるシニアがメインターゲットな雰囲気ですから、町の雰囲気自体がすごく落ち着いています。
この町は、日本からの旅行者さんにもおすすめしたいと思うくらい、治安もよく旅しやすいです。ATMも3軒くらいありますよ。僻地のビーチに行きたい方、人があまり多くないリゾートでのんびりしたい方、プラセンシアとかいかがでしょう? 東南アジアとかに行ったほうが断然手軽ですけどね。
それでは本日の投稿はこれにて終了。明日はここプラセンシアで、ベリーズ土産を買ったお話です。本日も最後までお付き合いくださってありがとうございました。
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