toggle
2015-11-19

バングラディシュでおすすめの5つのこと

バングラディシュのリキシャ

2015年1月/Experience already

ネットで検索しても、リアルな情報が少ないバングラディッシュ。そりゃそうだ。あまり観光資源にめぐまれておらず、そこまで有名な見どころもなく、行く価値がないとかよく言われる国だもの。せっかくの、貴重な長期休暇を利用して、わざわざバングラディシュに行かないか。でも、前から興味のあったバングラデシュ、ついに行ってきましたので、おすすめ5つをご紹介します。ちょっと時間がたってしまって、具体的な金額とかあまり覚えてないので詳しく書けなくて残念です。分かる範囲で記します。

バングラディシュ国旗バングラディシュ(Bangladesh)とは

バングラディシュ人民共和国(People’s Republic of Bangladesh)

首都:ダッカ
公用語:ベンガル語
通貨:タカ(BDT) ●1タカ=約1.6円/2014年12月現在
気候:熱帯性。10月~3月の冬季は温暖。3月~6月の夏季は高温多湿な時期が続き、6月~10月にかけてモンスーンが襲来。ほぼ毎年のように洪水、サイクロン、竜巻、海嘯といった自然現象に襲われる。
行き方:日本からの直行便はないので、アジアや中東のどこかを経由する。お金がない場合は、中国とかを経由してやたら時間をかけて行くことになる。


【1】映画『スタンド・バイ・ミー』気分で線路をどこまでも歩く@ダッカ(Dhaka)

ダッカの線路

アメリカの田舎町に住む少年たちが、廃線跡をたどって小さな冒険に出る、ノスタルジー溢れる青春映画。スティーヴン・キングの『スタンド・バイ・ミー』。

すいません、ダッカ、一切『スタンド・バイ・ミー』感ないです。しかもダッカのほう、廃線じゃなくて、普通に電車通ってる線路です。生活感丸出し、っていうかここ生活の場なんで。写真だけ見ると、なんか悲壮感漂っちゃってますが、このあたりが特に貧しいとかいうわけでもなく、わりと普通に旅行者も入っていける感じの線路生活エリア。日本だったら、東京都渋谷区代々木、小田急線の線路を南新宿駅から30m南に進んだあたり、みたいな住所表記になるんですかね。あ、線路を歩いて何が楽しいかっていうと、とくに楽しいこともないんですが、一回線路歩き出しちゃうと、横道ないんで、まっすぐ歩き続けるかUターンかしかなくて。Uターンするのもあれなんで、とりあえず、踏切か駅までどこまでも歩き続けるしかないっていう。とりあえず、歩いてみましょう、どこまでも。

ダッカの線路

■How to go

空港からなら、CNG。ホテルが近ければリキシャで。リキシャワラ(リキシャの運ちゃん)は、知らなくても「知ってる」っていうし、絶対リキシャじゃ遠いだろって距離でも「行ける」って言うので、ある程度自分で調べて行ったほうがいいです。じゃないとあとでもめる。

■My hotel@ダッカ

ホワイトハウスホテル(White House Hotel)

住所:155, Shanti Nager, Dhaka City 1217 , Bangladesh
予約なしでも泊まれます。カードも使える。この辺の相場に比べると高いけど、お湯も出るし快適です。トリップアドバイザーに情報が出ています。

■ほかにもあるよ! ダッカのおすすめ

世界一人口密度の高い町、ダッカ。CNGもリキシャもおじさんもたくさんで、本当にカオス。私、旅行に行くときいつも携帯灰皿を持っていくんですが、ダッカで携帯灰皿使うのが途中からバカらしくなってきました。だって超汚いんだもん! 笑えるくらい。そんなダッカで、よりダッカらしい風景に出会えるおすすめ2スポットが下記の場所。意味の分からない活気に溢れまくってて、このエネルギーはヤバイ!

■ショドル・ガット(sadarghat)

ダッカのショドルガット

ダッカ最大の港、ショドルガット。ボートのおじさんにお金を払えば、対岸の島とか、停泊中の大きな船舶に連れてってもらえるらしい。でも、落ちたらマジで、いろんな意味でアウトだと思って、ご遠慮させていただきました。

ダッカのショドルガット

ダッカのショドルガット

■ニューマーケット(New Market)

ダッカのニューマーケット

庶民の台所的なニューマーケット。歩道橋の上から眺めるとすごいっす! おみやげというより、リキシャワラとかが普通に使うタオルなんだけど、「ガムチャ」というカラフルな布がたくさん売っていて、かわいいし安いので、おすすめ!

ダッカのニューマーケット

ダッカのリキシャワラ

このピンクのがガムチャだよ。


【2】サトランジ買い付け@ロンプール(Rangpur)

バングラディシュのサトランジ

サトランジ(Satranji)、サットランジとも呼ばれる、バングラディシュの伝統的な織物です。マットや、ラグ、ランチョンマットなどになっていて、カラフルな幾何学模様はほんとにかわいい。地元の人に聞くと、ちゃんとロンプールという街が名産だよと言っていた。ダッカで買うよりだいぶ安いので、サトランジを買いたい人はロンプールに行くのがいいと思います。1m×2mくらいで、500タカくらい(1タカ=約1.6円/2014年12月現在)。しかもたぶん旅行者価格でこの値段も相場より高いかもなので、もっとがんばって値切れば下がるかもしれません。けっこう手の込んだ美しい柄のマットが、こんなに安く手に入るなんて、素晴らしい! ダークカラーでまとめられたものや、かなりヴィヴィッドなカラーを組み合わせたものまで、自分のお部屋の雰囲気に合うお気に入りがきっと見つかると思います。

バングラディシュのノクシカタ

ただし、持って帰るの、けっこう重いです。

バングラディシュのサトランジ

どーん!!!

■How to go

電車。バスでも行けるようですが、私が行ったときは、バスがストライキをしていて、バスターミナルがもぬけの殻。海外嘘つきの定番ワード「バスは動いてないから、タクシーで行くしかないぜ」が、あながち嘘じゃなかった。でも、タクシーしかないわけじゃなく、電車でも行けました。ロンプール(Rangpur)までの直通もあるのかもしれないけど、曜日の都合で、それがなく、私はダッカ(Dhaka)からラルモニハット(Lalmanir Hat)まで夜行列車で行きました。そこから乗り合い軽トラでロンプールの中心地と思われるところまで行く。その後リキシャに乗り換えてホテルまで。夜行電車でしたが、ベッド付き寝台車両は無く、二等車でした。普通に布のシートなんで、座って寝られない人はつらいかもしれません。車掌さんが何回も横を通って「荷物盗まれないようにしっかり抱いてなさい」と声をかけてくれました。そんなに危ないんだ…。写真は、列車の中。夜が明けてきたころです。

バングラディシュの夜行列車

ダッカの鉄道駅がこちら。

ダッカの鉄道駅

バスは、やっぱ屋根にも人乗るんだね…。

バングラディシュのバス

■My hotel

ポルジョトンモーテル(Parjatan Motel)

地球の歩き方にものってますが、こちらのサイトで詳しく紹介されておりましたので、ぜひチェックしてみてください。

ホテルの横にもノクシカタのお店があります。


【3】おなかいっぱいドイを食らう@ボグラ(Bogra)

バングラディシュのドイ

ドイというのは、ベンガル語で「ヨーグルト」。素焼きの皿に入ったヨーグルト的なやつで、ちょっとレアチーズケーキっぽい味がして、甘いんだけど、プリンみたいな程よい硬さで、超おいしい。私は超絶はまりして、バングラディシュの中でも一番有名なドイの街「ボグラ」に、ドイのためだけに立ち寄った。中でも、写真の「Asia」という店が人気のようで、地球の歩き方に載っていた写真と見た目が変わっていたので、きっと儲かってリニューアルしたんだと思う。すごく混んでいて、次から次に人がやってくる。ここで、ドイを一つ買って、長距離バスに乗って、ダッカに戻った。たぶん、保存料とかあまり使ってないし、もちろんお取り寄せなんてないから、Asiaのドイが食べたいなら、どうしてもボグラに行くしかないんですよ! ちなみに、スーパーでも小さいドイ売ってた!

■Asia

バングラディシュのドイ
住所:Kabi Nazrul Islam Sarak, Bogra
中に食べるところはないです。日本みたいに、スプーンをくれることもないので、マイスプーン持ってくればよかったと思った。サイズ、一人で食べるには、ちょっと大きいです。夕方には売り切れちゃうらしいので、お早目にー!

バングラディシュのドイ

■How to go

ロンプールからダッカに戻る途中にあり、ロンプールから列車で行けます。のんびりローカル列車で、たぶん3時間くらい。駅から、このドイ屋さん「Asia」までは徒歩で行けます。

バングラディシュの列車


【4】チャイ屋でおっさん達と語らう@ダッカ(Dhaka)

バングラディシュのチャイ

ダッカの街、おっさんだらけ。顔が濃いから、おっさんじゃなくて、もしかしたら年下なのかもしれないけど、とりあえず、全員おっさんに見える。街中に、チャイ屋さん(移動式)があって、20タカ(1タカ=約1.6円/2014年12月現在)くらいでチャイが変える。バングラで「チャイ」というと、濃いミルクティーに大量のコンデンスミルク。甘くておいしい! それを飲みながら、一服。イタリア人でいうエスプレッソ感覚で、おじさんたちがくいっとチャイをひっかけにやってくる。どう見ても外人の私は、手持ち無沙汰なおじさんたちの格好の標的で、何かと話しかけられる。なぜかバングラでは、「Where are you from? 」と聞かれずに、いつも「Your country? 」と聞かれた。バングラ独特の言い回し。最初意味が分からなかったけど、あ、出身国聞かれてんだと分かってからは、ちゃんと「Japan!」と答えられるようになった。「Oh~Japan! Friend、Friend! 」と、だいたい返ってくる。

バングラディシュのチャイ

バングラディシュのチャイ


【5】ノクシカタがかわいすぎて興奮する@ダッカ(Dhaka)

バングラディシュのサトランジ

サトランジとはまた別で、バングラディシュにはノクシカタ(Nakshi Kantha)という刺繍の伝統手工芸品がある。赤とか白とか黒の布に、超細かく刺繍を施して、いろいろなモチーフを描いた、とても華やかなエンブロイダリー。

バングラディシュのサトランジ

洋服にもなっているし、ラグや、クッションカバー、ポーチなんかも。まあすべて観光客向けなんで、そこそこいい値段するんですけど。バングラの物価からすると、ってだけで、日本円でにすると、ポーチ数百円~大きな布数千円って感じです。ひとつひとつ手作業でチクチク刺繍したかと思うと、お金払っていい気がしちゃうんですよね。写真のノクシカタは、アーロンというお店で買いました。その他、NGOが経営している手作りの手工芸品を売っているお店がいくつかあります。私のおすすめ2件がこちら。

■アーロン(Aarong)

バングラディシュのサトランジ
住所:Tejgaon-Gulshan Link Rd., Dhaka
ダッカに何か所かある、お土産屋さん最大手。雑貨から洋服、食器、キャンドルなどなんでも揃います。値段は、現地価格にしちゃうとバカ高いけど、日本とか欧米からの旅行者からすると、全然安い。商品もしっかりしています。

■フォークインターナショナル(Folk International)

バングラディシュの雑貨
住所:House 19, Rd 108, Gulshan-2
私が一番好きだったのが、このお土産屋さん。写真のフェルトのポーチ、超かわいくて、自分と友達のお土産用にたくさん買っちゃいました。アーロンに比べると、手作り感が強いというか、悪く言えば、洗練されてないんだけど、私はこっちのゆるーい感じが好きだな~。


【行ってないけどいいらしい】

■コックスバザール(Cox’s Bazar Beach)

世界一長い自然のビーチ。なんと120㎞も砂浜が続くらしいです。旅行中、たくさんのバングラディシュ人から、「コックスビーチには行かないのか! 」って聞かれた。バングラ人的にもおすすめらしい。ただ、イスラムの国だし、女の人肩身の狭い思いするのかなーとか、ビーチなのに露出厳禁かーとか考えると、行く気にならなかった観光地。気になる人はぜひ行ってみたらいいんじゃないですかね~。


ダッカ

これから行く人にひとつだけアドバイスするなら「サンダルじゃなくて、スニーカーで行け! 」です。本気で、スニーカーで来てよかった~と思いました。そして、帰ったらその靴、そっこー処分しました。なんかもう変な病原菌とか付いてきてたらやだなーと思って。捨てても悔いのないスニーカーで行くと、行動範囲が広がっていいんじゃないかと。サンダルだと、ちょっと躊躇してしまう場所だらけです。


世界のどこかで

いいね! と思ったらぜひシェアを。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA