初心者が英語でスキューバダイビングにチャレンジする5つのポイント
スキューバダイビング、超ビギナーな私ですが、その魅力に憑りつかれてしまった今、世界中に潜ってみたい場所ができてしまいました。AOWのライセンスを取ったのはダハブ@エジプトですが、インストラクターさんも日本人だったし、テキストも日本語だったので、日本で取るのと何ら変わらず、不安なこともなくすんなりいけました。
でもここから先が問題です! 世界中で潜ってみたいっつったって、日本人のガイドさんがいないダイブスポットなんてざらですよね。そんなときどうするの? あきらめるの? いやいやそれは無いでしょう! ということで、今回クラビ@タイで、英語でダイビングにチャレンジしてきましたよ! ダイビングスキルもイングリッシュスキルもたいしたことない初心者の私がやってみて感じた5つのポイントをまとめます。
【1】まずはメールで予約をしてみよう!
飛び込みで行ってもいいんだけど、ハイシーズンだと定員オーバーで潜れない、なんてことになったらイヤだから事前に予約しといたほうが安心です。メールの対応でなんとなくそのショップの雰囲気とかもわかるし。
クラビ@タイで私が利用したダイブショップはこちら。
Kon-Tiki Krabi Diving & Snorkeling Center
住所:161/1 Moo 2, Tambon Ao Nang, Amphur, Muang, Ao Nang, 81000
営業時間:9:00~21:00
電話番号:+66 75 637 826
本当におすすめしたい、すごくいいダイブショップでした。この記事でダイビングの様子を紹介しています。
事前にメールする場合、ダイブショップのHPにある専用の予約フォームに記入するか、直接メールしてみるかどちらかになると思います。ちゃんと予約ができてるか心配な場合はいっそ両方に同じ内容を送ってみるのがいいかと。
事前に知らせておきたい内容は、以下。(私の英語、かなり適当なのでおかしいなと思ったら適宜変更してください)
I’d like to make a reservation for your dive tour on Tuesday,December 29,2015.
もし希望のダイブツアーや目的地があればそれも書いておきます。
Destination:Shark Point Sanctuary
とくになければ、こんな感じで、何本潜りたいかを書いておけばいいかと。
I’d like to go diving three times in a day.それから、自分の情報を伝えます。どこのライセンスを持っているか、とそのレベル。
I have been certified as ADVANCED OPEN WATER DIVER by PADI.
今までに潜った回数。
Numbers of dives:10
最後に潜った日。
Date of last dive:July 30,2015
Name of hotel (滞在ホテル名)、Arrival date(到着日)、Departure date(帰国日)も念のために書いておくといいかも。
機材のレンタルが必要な場合は、以下の感じで。
I need to rent all equipment.
Height(身長)、Weight(体重)も伝えます。これで、スーツのサイズを選んでおいてくれます。
フィンも借りる場合はShoe size(脚のサイズ)も。
個人的に、よっぽど自信がない場合を除いて、とくに事前のメールで、わざわざ「ビギナーです」とか「経験が浅いです」とか言わなくていいと思います。今までに潜った回数とか前回いつ潜ったかを見ればたぶんどのくらいのレベルのなのか分かると思うんで。初心者感を強調しちゃって警戒されるのもイヤじゃないですか。
メールの返信で、ツアーの詳細や支払い方法の指示があるかと思いますので、それに従って、事前に支払いが必要なら払っておきましょう。
そしていざ現地へ。クラビのKon-Tikiでは、前日までにCカード持参でショップに来てねと言われていたので、しっかりCカードを持って行ってきました。世界中どこでも共通ですが、誓約書というか免責同意書を渡されて、説明を受けてサイン。「スタッフの指示に従います」「すべては自己責任で行います」みたいなやつですね。
【2】ブリーフィングは集中してしっかりと受けよう!
これたぶん一番大事! どうせ潜っちゃえばしゃべれないんだし、英語とかわかんなくてもなんとかなるしょ! は大間違い。さすがにブリーフィングでガイドさんの言ってることが理解できない場合は、なんとかならないです。英語でダイビングやっちゃダメだと思います。じゃないと本当に危ない。
ブリーフィングでは、ダイブサイトの説明、潜水方法、潜ってからの進み方やルート、はぐれたらどうするかなどの確認と、バディの決定を行います。あと、ダイブサイト特有の注意点とかその日の海の状況に合わせた注意点もあるかも。
今回私が潜ってきたクラビの場合は、
・波がすごく高いから、海面に浮上した後も、ボートに上がるまではレギュをくわえたままでいること。
・上記の理由で、酸素を多めに残して浮上しないといけないから、酸素の残りが100切ったら絶対報告すること。
・通常はぐれてしまったら、約1分まわりを探して、見つからなければ水面に浮上だけど、ダイブサイトの1つ「キングクルーザー」という沈船は、内部に入っちゃうと浮上できないから、沈船の入り口あたりまで行って待機すること。そうすれば、自分たちのグループもしくは他グループも絶対そこを通るから、いっしょに外に出て浮上しちゃって。
とか、けっこうイレギュラーな注意点がありました。これ理解できてなかったら本当にやばいんで、ブリーフィングはめっちゃ真剣。いまいち分からなかったらもう一回聞く。だいたい英語圏じゃないところから来てる人なんて、北欧・ドイツ・スイス・フランス・東アジアとか他にもいっぱいいるんだし、ガイドさんも慣れてます。いろいろ質問したり、ゆっくりしゃべってってお願いするのは恥ずかしくない!
【3】苦手なことや体調不良は先に伝えよう
ブリーフィングはしっかり聞いて、それから、自分で伝えなきゃいけないことはしっかり伝えないといけません。外国のガイドさんやダイバーさんたち、イカツい。みんな歴戦の猛者っていうか、なんかもう凄腕ダイバーに見えてくる。実際は全然こわくなくてみんなフレンドリーでした。
なので、ちょっとでも不安があるならガイドさんなりバディなりに、先に伝えておいたほうがいいです。耳ぬきが苦手です、どうも自分エアーの消費が早いんです、潜るの久しぶりなんです、などなど。「どうしようドキドキ」と心配なままでいるよりは言っといたほうが気が楽だ。あと、体調悪いとか頭痛いとか船酔いして吐きそうとかも。でもこれ言ったら潜っちゃダメってなりそうだけど。さすがに自分で無理っぽいなと思ったら、潔く「I want to cancel the next dive.」って言ってください。無理は禁物。
このサイトにいろいろな言い回しが出ていましたので、事前に目を通しておくといいかもです。
【4】大丈夫! 潜水中は言葉はいらない
見出し通り、潜ってしまえばお話しできないので、ハンドシグナルが重要です。っていうかそれは海外だろうが日本だろうが、どんなときでも重要です。
OK? OK! 、酸素の残量どのくらい? 、何かがおかしい! 、エアー切れ! などなど。英語よりだいぶ簡単な、ダイバーの共通語・ハンドシグナル。しっかり覚えておかないとですね。忘れかけてる人、もう一度ここで復讐!
それから、私、海の中に夢中になりすぎてバディを見失いかけることがちょくちょくあって…。潜っているのが自分たちのグループだけだったらまだいいんだけど、他のグループと海中でいっしょになっちゃったりすると誰が誰だかわかんなくなっちゃう。けっこう自由に縦横無尽に動き回るダイバーさん、多いので(自分もだけど)、必死で自分のバディのスーツの色とか、泳ぎ方のクセとか覚えるようにしてました。
【5】これから先の素敵ダイバーライフのために
英語でダイビング、やってみて思いました。とくに何も困んなかったな…。いろいろ大丈夫って分かって勇気が出た! 初心者でもいける! ライセンス取得時に習ったことをちゃんと実践しつつ、ブリーフィングをしっかり聞いてリラックスして臨めばOK!
海の中の異世界感が好き、とか幽体離脱っぽい浮遊感が好き、とか、海の生物を観察するのが好き、とか、海の中を撮影するのが好きとか、楽しみ方は人それぞれだと思うので、あとは思う存分満喫しちゃえばいいんです! ちなみに私は上記全部大好き!
あとあれだな、英語とか関係なくやっぱ自分のダイコンは必要だな! ダイブログを記録できるっていうのもあるけど、万が一はぐれたとき安全停止の5m、3分がわからないと困るもんね。
ついでに言うと、これも言葉関係ないけど、気温30度超えていようと、ダイビング後のボートの上は寒い! マリンパーカーとか羽織るもの持って行けば良かった。調子に乗って何も持って行かなかったから、バスタオルにくるまってひたすら日の当たる場所に出てました。これじゃ、わざわざ日焼けしてるようなもんだ。
ということで、私がやってみて思った、海外英語でのダイビングのポイントでした。もしかして、ほとんどのこと、ダイバーさんの間では一般常識で、わざわざ記事にするほどのことではないのかもしれませんが、経験の浅い私にとってはすべてが初めてだったので新鮮で面白かったです。
ボートでは、世界中のいろんなダイバーさんのログブックを見せてもらったり、どこのダイビングがよかったか聞いたりすると、またさらに行きたいところが増えちゃって、まさに無限ループです。いまだに、マスクをゴーグルって言ったり、タンクを酸素ボンベって言ったりする初心者丸出しの私が大丈夫だったんだから、海外旅行で困らない程度の英語スキルがあるダイバーさんなら大丈夫! 次の長期休暇は、ぜひぜひまだ見ぬ海外でスキューバダイビングにチャレンジしてみてくださいね!
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