スワジランド(5)癒し系の最上級。禁断の温泉と普通の温泉&スワジキャンドル
本日は、スワジランド滞在最終日。人々が優しく、気候も穏やかで、何かにつけて癒される、和むと書き連ねてきたスワジランド。その最上級とも言える場所、そう、温泉へと行ってまいりました。まさかアフリカに! と思われるかもしれませんが、しっかりと癒されてきましたよ。そして、もうひとつ、この国が誇るキュートなスワジキャンドル情報もお届けします。
【現在地】エズルウィニ(スワジランド)
Ezuluwini(Swaziland)
【天候】晴れ
【為替】1エマランゲニ=1ランド=約7円
南アフリカのランドが普通に流通しています。1エマランゲニ=1ランド。しかし、スーパーや乗り合いバスなどでは、ランドの小銭(コイン)を受け取ってもらえません。ご注意ください。
スワジランドにはいろんなタイプの温泉があります
まさかアフリカで温泉に入ることができるなんて思っておりませんでしたが、あるんですねー、これが。しかも、露天。
スワジランドのポテンシャルは想像以上でした。
しかも、滞在しているレジェンドな宿(詳細はこちら)からバスで10分くらいの場所。
同じ宿にいたおじさんから、「日本人なら温泉好きだろう? 行ってみるといい!! 」とおすすめされ、行き方を教えてもらいました。地元の人が利用するとても綺麗で雰囲気の良い温泉だそうです。
アフリカで温泉に入るなんて、こんな経験なかなかできませんよ。
というわけで「さあ癒されるぞ」と意気込んで向かいます。
ミニバス乗り場は、いつも利用しているゲーブルズショッピングセンター前。ムババーネ方面に向かいます。
ドライバーさんに「ホットスプリング! 」とか言っておくと近くで降ろしてもらえます。
10分くらい進むと看板が見えてまいりますよ。
こちらが「Cuddle Puddle」という温泉。
バスはこの看板を通り過ぎた場所で停車しましたので、少し歩いて戻ります。
木の茂みが見えてきたあたりで、なにやらガヤガヤと人の話し声が聞こえます。
「お! 温泉が近づいてきましたな! しかもなんだか賑わっているっぽい!! 」
わくわくしながら、声のする方に歩いていくと…
突然おじさんが木々をかき分けて飛び出してきました。
わぁぁぁぁあぁあ!!?!
お、おじさん、全裸!!!
は、はだか!! え、なにこわい(涙目)
茂みの方へ目をやると、岩に囲まれた露天風呂。
そしてたくさんの男の人。
全裸の…
ぇええぇえ!!
見てません。何も見てませんよ私は。ごめんなさい。間違えました!!!
無理無理無理無理。
日本でもたまに温泉に行くことはあり、人並みに温泉好きでしたが、めちゃくちゃ大好きかっていうとそうでもなかったわ。
こんな、温泉ハードモード聞いたことない。
宿にいたおっさん、こんなとこ私に勧めてんじゃねーよ!!!!
とパニック半分、怒り半分で引き返そうとすると全裸のおじさんが話しかけてきます。
私の目線は水平よりやや上。
「温泉に入りに来たのか!? 」
「ははははい。でもなんか間違えちゃったみたいで。帰ります。今すぐ帰りますごめんなさい」
「温泉はこの奥だよ」
ん!?
「え、ここではないのですか? 」
「ここは無料の公衆浴場だよ、わっはっは」
……。
唖然とする私を置いて、おじさんは茂みの中に戻って行きました。
えー…っと…。そうなんだ。教えてくれてありがとう。
温泉はこの奥? で合ってますよね? と不安でいっぱいでしたが、そこから少し歩くと看板が。
あ、確かに普通の温泉がこの先にありそうです。
公衆浴場をおおっている柵を横目に、ビクビクしながら歩きます。
この向こうが禁断のエリア。
写真ないですけど、なんか楽しそうでしたよ。いや、しっかり見たわけじゃないんですよもちろん。男性はぜひ行かれるとよいんじゃないですかね。
そしてちゃんとありました。普通の温泉。
言ったら温水プールなんですけど、受付のお姉さんに聞くと「ナチュラルのホットスプリングだよ」とのことでした。
入場料30ランド(約210円)払って、更衣室で水着に着替え、入ります。
景色が景色なんで、湯けむりな感じ全く出てないんですけども、一応近くに
竹やぶ
なんかもありまして、日本の温泉の情緒的なものが
一切感じられませんね。
水温は温泉ほどアツアツではないのですが、水が投入されている場所近辺はわりと温かかったです。しかしほどよくぬるいので、一度入るとそのあと寒くてなかなか上がることができないのが難点。無駄に1時間近くつかり、最終的にガタガタ震えながら温泉終了。
それなりに、癒されました。
温泉の後は、最後の買い物。スワジランドが誇るスワジクラフト。その中でも人気の高い「手作りキャンドル」です。
キャンドルならここ! クラフトマーケットへGO!
キャンドルを買いたいなら迷わずここ! というのが「SWAZI CANDLES CENTER(スワジキャンドルセンター)」。
地図でいうと、このあたり。
バスを乗り換える必要がありますので、最初にマサーニャマーケットまで行き、そこで別のバスにチェンジ。
乗り換えついでに、安定のおいしさがうれしいスワジシチューでお腹を満たします。
本当にどこで食べてもおいしいスワジランドのトロトロビーフシチュー。
バスを乗り換えてから約10分。ついに目的のスワジキャンドル前
ではなく、なぜかオレンジジュース生産工場の前で降ろされてしまいます。
周囲にはオレンジのフレッシュな香りがたちこめていて…
まあそれだけなんですけど。
ここから約2km。
のんびりした田舎の景色を眺めながら歩きました。遠かったです。
そうしてやってきましたキャンドルセンター。
店内に所狭しと並ぶかわいいキャンドルたち。
安いものだと60ランド。420円くらいです。サイズといいお値段といい、おみやげにぴったりですね。
どれもカラフルですごく素敵なのですが、光で透かすとさらに美しいです。
「どれを買って帰ろうかなあ」と他のお客さんの倍くらい真剣に(持てる量に限りがありますので)真剣に吟味していると、奥に小部屋が。
近付いて行ってみると、なんとキャンドル鋭意製作中の男性が!!
そうなんです。このクラフトセンターは、キャンドルを作っている現場も見られるなんとも楽しい場所。
男性はぞうさんを作っていらしゃるようで、じっと見ていると、みるみるうちに鼻ができ耳ができ足ができ、
あっというまに完成です。型とかとって作ってるのかと思いきやこうして手作業で粘土のように作り上げられているとは!!
キャンドルは、テーブルの下のあったかスペースであたためてやわらかくしてから、
手作業で形を作っています。形ができると、このように冷やします。
このあと着色をほどこしたら、キュートなぞうさんの完成。
いやあすごいですね。ものすごく器用でびっくりします。
男性のみごとなパフォーマンスに対してチップ10ランド(約70円)をお支払い。
そして本日の戦利品。ろうそくって意外と重いんですね。
あと、早く暖かいモザンビークでダイビングしたいなあという気持ちをこめて、お魚も。
カラフルで細やかな柄が素敵でしょう。工房には、これを作ったときに出たと思われる端材が落ちていました。
この捨てる部分すらかわいいんですけども。
スワジキャンドルがある一角には、ほかにも数件のクラフトショップがありまして、ショッピングがとても楽しいと思います。アートな感じのお土産からトラディッショナルなアフリカ土産まで多種多様に揃います。
スワジランドを一言で表すと
こうしてさらに荷物を増やしたところで、スワジランドの全日程が終了となりました。わずか5日でしたが、意外とあわただしくもならず、かなりゆったりのんびり過ごすことができました。
程よいサイズ感の国、そして見どころ。
他にはサファリが楽しめる大きな公園もいくつかあるそうですので、興味がある方はぜひ。
まずこの国に来る前はまったく情報を仕入れておらず、正直なにがあるのかほとんど分かっていない状態でしたが、滞在してみて感じた私のスワジランドのイメージを一言で表すと、
アフリカの保養所。
優しい人に癒され、穏やかな自然に癒され、温泉で英気を養い、最後はかわいい雑貨を買って帰る、というコースはいかがでしょう。何かど派手でインパクトの強いスポットがあるわけではありませんが、疲れた心と体を休める保養所的な感覚で訪れるとよいんじゃないですかね。
まあわざわざアフリカにそれ求めてくる方はそう多くないとは思いますが。
というわけで、明日は早起きして次の目的地「モザンビーク」へと入国します。ビザは本日モザンビーク大使館に行って参りまして、無事に取得できました(取得の詳細はこちらです)。3ヶ月有効のシングルビザ(1ヶ月滞在可能)。いよいよここからは怒涛のアフリカが襲ってくるんじゃないかと予想しているのですが…。
期待と不安が入り混じる心中。どちらかというと期待多めでございます。明日私が寝坊しないことを祈って、本日の投稿を終了とさせていただきます。最後までお付き合いくださってありがとうございました。
早速の戦利品紹介ありがとうございます!
トンボ玉の模様みたいなのもあって、キレイですね。
重そうだけどここはひとつがんばっちゃってください。
そして肩がもげる前に郵送するなど身軽になってくださいね。
ぞうのキャンドルを1つ1つ手作りなんて器用なんですね~^^
自分だったら雪だるまが精一杯な気がします。
ファッションショー、色んな国の色んな素材を見てみたいので、開催されるその日をたのしみにしています!
もういっそ帰国後にまとめてでも♡