スワジランド(4)スワジクラフトと絶景コーヒー@ピッグスピーク
現在世界一周とかいうのをやっております私は、アフリカ大陸にある小さな小さな国スワジランドに滞在中。あまり情報がない、つまり、あまり行く人がいらっしゃらない国ですが、穏やかで癒されるのんびりとした雰囲気。なんとも居心地がよい場所です。わずか数日ではありますが、この国を堪能したいと思っております。
【現在地】エズルウィニ(スワジランド)
Ezuluwini(Swaziland)
【天候】晴れ
【為替】1エマランゲニ=1ランド=約7円
南アフリカのランドが普通に流通しています。1エマランゲニ=1ランド。しかし、スーパーや乗り合いバスなどでは、ランドの小銭(コイン)を受け取ってもらえません。ご注意ください。
エズルウィニからピッグス・ピークへの行き方
本日は、首都ムババーネから少し北にある「ピッグスピーク」に行ってまいりました。このピッグスピークという村。昔は金鉱で栄えたそうですが、今はスワジクラフトと呼ばれる伝統的な手工芸品の産地として有名です。
スワジランドが誇るスワジクラフト。スワジランドに古くから代々伝わる技法を使って作られる生活雑貨や装飾品のことを指します。独特の色使いや精密で美しいデザインは、海外の方からも人気が高いそう。海外の伝統手工芸品や雑貨に目がない私は、ぜひともそこへ行ってみたいと思っておりました。
まずは、宿の最寄りのバス停「ゲーブルズショッピングセンター」まで徒歩15分。ショッピングセンターとカジノの間にあるバス停からバスが出ています。
人がいっぱいになったら出発ですが、このルートは利用者が多く、すぐにいっぱいになります。ミニバスで首都のムババーネまで20分10ランド(約70円)。
ムババーネのバスターミナルでバスを乗り換え。
ピッグスピーク行きは、大型バスとバンタイプの2種類あります。
ムババーネからピッグスピークまで
大型バス:35ランド(約245円)、所要約60分
ミニバン:40ランド(約280円)、所要約50分
時間もお金もそんなに変わりませんので、先に出発するほうに乗るのがよいかと。私はたまたま大きいバスが出発間近でしたので、そちらに乗車。
ムババーネを少し外れると、すぐに山や農場、何かを育てている畑などが広がります。
牛ものんびり歩いていますよ。
こうしてバスに揺られること1時間。ピッグスピークに到着です。ここで再びバスを乗り換えるのですが、お腹がすきましたのでお昼ごはん。
スワジランドの一般的な食堂は、メインのおかずを選んで、サラダを選んで、ごはんといっしょに盛り付けてもらうスタイルです。
お肉の種類はビーフかチキン。味付けは、プレーン、シチュー、カレーの3種類がメジャーなところ。どれもお肉がとろとろになるまで煮込んであってすごくおいしいんですよ。スワジランド独自の食べ物かっていうとそうではないかもしれませんが、この国の食べ物は、私の口にもすごく合う!!
私の本日のチョイスはカレー味。そしてサラダのほうは、トマトサラダとポテサラ。
ポテサラ、なんかひさしぶりに食べたなあ。おいしいなあ。
このボリュームで25ランド(約175円)。お財布にも優しくてありがたい限り。
お腹がいっぱいになると再びバスターミナルへ。次に乗るバスは「クラフトセンター」と言っていたら連れて行ってもらった乗り場。あまり行く方が多くないのか、少し待つことに。バスターミナルの様子。
変わった帽子の方がいらっしゃいました。
バスを待つこと20分。やっと満員になり出発。ここから約10km行った場所が私の目指す場所です。ピッグスピークからクラフトセンターまで10ランド(約70円)。バスのドライバーさんに「クラフトセンター」と言えば伝わると思います。
そして到着しましたのがこちらです。
「PEAK CRAFT CENTER(ピーククラフトセンター)」。ここには、ピッグスピーク周辺で作られた手工芸品が集まっています。この中に入っている「Tintsaba(ティンツァバ)」というショップが私の目的地。
農村開発プロジェクトの一環で始められた雑貨作り。スワジランドで母から娘へと受け継がれるバスケット作りの技法を応用して作られた雑貨を扱うショップです。
サイザル麻と呼ばれる麻を糸でくるくる巻く技術。
なかなかに手間のかかる作り方なのですが、
この技法で作られた雑貨がものすごくかわいいんです。
カラフルなミニバスケットや、
アクセサリーなど。
注目すべきは、なんといっても色使い。
配色が優しい。
パステル調のほんわかとしたこの国らしいカラーリングは、派手でコントラストがはっきりした“THE アフリカ”な感じのお土産とは一線を画していると思うのです。
そんな雑貨たちをたっぷり堪能し、お土産もしっかり購入。戦利品はこちらです。
ミニバスケット(何を入れるか未定)は、この配色が素敵ですねえ。それからねずみさんの小物入れ(何を入れるか未定)。
売り場はこんな感じでして、
このねずみさんと目が合ってしまった…。
ぞうさんのオーナメントもまたどこに飾るか未定。また荷物増えちゃったなあ。でもまあいいか。
こうして大満足でショップから出て、ふとショップの裏庭にまわってみると…
おやおや!? なんだかいい感じの場所があるではないですか!
そう思って近づいていくと…
わあ!!!
いきなり開けた景色。ここはなかなかのビュースポットですよ。
どこまでも続く緑豊かな山脈のグラデーションと、小さな村がポツリポツリと点在するかわいらしいパノラマが広がっております。
それに、日本ではあまりなじみのないアフリカっぽい植物も。
写真では伝わりづらいと思うのですが、この場所は、ぽかぽか陽気で、のんびーりしていて、
なんていうんでしょうね…
無音。
あ、遠くで鳥のさえずりが聞こえました。聞こえるのはそのぐらいのもんで、あとは本当に静かでリラックスできる場所。
先日訪れた「レソト」という国で見た絶景は、大変に荒々しく、かっこいいという表現がぴったりでしたが、こちらは優しく、癒される、かわいくてほのぼのした景色です。
しかもここにはレストラン&カフェがありまして、
おいしいコーヒーが20ランド(約140円)でいただけるんです。
絶景を見ながらのコーヒータイム。
至福…。
この場所がとても気に入ったわたしは、だいぶ長いことこのテーブルでぼーっとしておりました。
近くの茂みから突然現れたヤギ。
和むわあ。
なんだか時間が止まったみたいなこの場所でゆったりと過ごし、帰路に付きました。
正直、このピッグスピークを目的にわざわざ訪れる方は多くないと思います。しかし、スワジランドの北部からこの国に入国した場合、通過点となる村です。もし時間があまってあまってしょうがない! なんていう方は、ぜひ足を運んでみられるとよいのではないですかね??
ところで、この村に限らず、スワジランドでは道を歩いていると、たくさんの人から挨拶をされます。「ハロー」とか「おはよう」なんかはもちろん「Enjoy sunny day!! 」とか、いちいちみなさん感じがいい!! びっくりするぐらい人がいいなあと思います。
移動もスムーズですし、町もきれい。ぼられたり喧嘩になったりすることも皆無。これほどストレスなく滞在できる国はめずらしいのではないでしょうか。
これから怒涛のアフリカが襲ってくるっていうこのタイミングで、こんな癒しの国に来ちゃうと逆にこのあとキツイんじゃないかと不安になるくらいです。
それでは本日の投稿はこれにて終了です。最後までお付き合いくださってありがとうございました。
ああ花火大会とか行きたいな。浴衣着て。
コメント6件
こんにちは。ブログ楽しませていただいています。
恐縮ですが、リクエストさせてください。
戦利品(お土産)を見せてくださいな。
民族衣装とか布類をお持ちでしたらブログでファッションショーも是非!
こんにちは!
初めてコメントさせて頂きます。
出発直後からほぼ毎日更新に合わせて読ませて頂いています。
百聞は一見に如かずとは、こういうことなんだなぁと思いました。
スワジランドは、私が知る限り、エイズ感染率が最も高く女性の地位も低く残念な国というネット情報に溢れています。でも、それとそこに住む人達の気質は次元の違う話ですよね….
先入観は怖いなと思いました。
個性的な訪問地のブログが続いて新鮮です!これからも楽しみにしています!
私も、に。様と同じリクエストです!
ファッションショーなどすごく見たいです!
mayumiさん全然細いですよ・・・・!
デブの私からしたらすごく羨ましい体型です!!笑
以前書かれていた民族衣装の記事、リアルですこく楽しかったので、あのような記事も楽しみにしてます!
よろしくお願い申し上げます。