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2016-02-19

なるべく小さな幸せとなるべく小さな不幸せをなるべくいっぱい集めたい論

ジェットコスター

今日、Suica(通勤定期と一体型)にお金をチャージした。ふと定期の有効期限を見ると、2016年5月3日。私の出発日は5月4日。もちろん、この定期を買ったときは、出発日なんて決めてない。なんなら、ホントに世界一周に行くのかどうか迷っていたぐらいの時期だ。なんか、タイミングが良すぎてひとりニヤッとする。全然たいしたことじゃないけど、歯車がカチッと合わさったみたいでうれしくなった

本日のタイトルは、THE BLUE HEARTSの甲本ヒロトが歌った『情熱の薔薇』からお借りしました。

なるべく小さな幸せと なるべく小さな不幸せ
なるべくいっぱい集めよう そんな気持ちわかるでしょう

THE BLUE HEARTS『情熱の薔薇』より引用

わかります。1番の歌詞もかなりヤバイ、共感する、最高だ。そして2番のこの歌詞に激しく同意。この人のつむぐ言葉はホントにすごい。

情熱の薔薇
THE BLUE HEARTS

ドカンと大きな幸せはあんまりいらないですよ。小さいやつがたくさんあったほうが楽しい偶然にも通勤定期の有効期限が世界一周に出発する前日だった、とかさ。なんかいい! 不幸せは、ないならないほうがいいんだけど、どうやらそういう訳にもいかないみたいで。だったらなるべく小さいのを小出しにしてくれたほうがいい

人生をジェットコースターに例えるなら(そもそもジェットコースターに例えるのが間違い)、富士急ハイランドの「高飛車」みたいなのはご遠慮したい。

私、ジェットコースター好きだけど、人生に“最大落下角度121度のえぐるような落下”とか“思わず絶叫してしまうスリリングな体験”とか求めてない。

理想は、かつて山口県下関市長府にあった「マリンランド」のジェットコースター。スピードも速くなくて、高低差もだいぶなだらかで、全然怖くないんだけど、そのぶん、外から見ている両親に笑顔で手を振っていられるような、ほんの少しだけドキドキして、超楽しいやつ。あの感じが最高。


先日、ポストに1枚の不在票が入っていた。荷物の差出人は「萩商工会議所青年部」。

うち、呼び鈴ないんだよね。荷物ひとつ受け取るのに、わりと手間がかかる。配達に来る→呼び鈴ないから呼べない→ポストに不在票投函→しばらくして不在票に気づく→再配達依頼(うちの前に着いたら電話くださいって言っとく)→再配達→やっと受け取れる。

上記の手順を踏んで受け取ったのは、一通の現金書留。え、お金? 若干の不審感を抱きつつ開封してみると…

萩商工会議所青年部

なんと! 地域還元宝くじ、当選!! そういえば、年明け早々に実家に帰省したときに行ったな、萩。そこで応募したかもしれない。当然、当たるなんて思ってないから、すっかり忘れていた。

自分で言うのもなんだけど、私は運がいい。アイアムラッキーガール。仕事でもプライベートでも予期せぬミラクルが起こり、なんとかギリギリ(社会的に)生きてこられたように思う。周りにも「mayuは運がいい」と言われ続けて32年。あまりに言われすぎて、「いや、ちょっと私の努力とか能力とか、そうゆうあれもあると思うよ? 」「私ががんばった結果っていう解釈は… 」と反論したくなるぐらいだ。

そんなラッキーガールは、萩商工会議所青年部さんから一万円をもらってしまった。一万円は今の私にとっては大金だ。例年より多めに買った年末ジャンボは全部ハズれた(300円以外)。10億円にはかすりもしなかった。

そう10億円。「10億円あったら何に使おう。ジェット機は無理でもセスナくらいなら全然買えるよね。内装にもこだわれるだろうし、自家用滑走路も作れる。余ったお金で操縦免許も取れるから自分で操縦できるよね…ついに夢のセスナ通勤…」かなりの時間私の脳内を幸せで満たしてくれた「10億円あったら何に使おう」という妄想。

10億円あったら何に使おう」は、「風が吹けば桶屋が儲かる」みたいなかんじで、ことわざの1つにしたほうがいいんじゃないか。

ことわざ:「10億円あったら何に使おう

意味:ありもしない妄想により日常生活が異常に輝きだすこと。10億円(突然転がり込んだ大金であれば金額は10億円でなくても可。基本的に1億円以上)の使途を妄想することにより、脳内物質「ドーパミン」が急激に上昇。わけもなくすべてのことに意欲がわき、やる気スイッチ猛連打状態信じられないほどの多幸感が得られ、一人でニヤニヤする時間が増える。こういった事例が後をたたないことから生まれたことわざである。半面、多くの場合、「10億円あったらこんな会社すぐにでもやめてやんよ」と口走るようになり、仕事や人間関係のいざこざが全体的にどうでもよくなることから、「ストレス耐性が飛躍的に上昇する」という意味でも使われるようになった。

心のサプリメントどころか、心の覚せい剤。そんな10億円に比べたら、1万円は言ったらなんだけど、まさに「小さな幸せ」。「なるべく小さな幸せとなるべく小さな不幸せをなるべくいっぱい集めたい論者」の私からすると、これこそまさに本望。


厄払い(今年、後厄なんで)に行った山口県萩市にある松陰神社。詳細はここで紹介してますよー。

厄を払っていただいたうえに、御利益まで!! 名物「傘みくじ」では大吉を出してくださり、すでに小さな幸せをいただいていたというのに。ありがとうございます。ありがとうございます。

萩商工会議所青年部さんからのお手紙に書いてありました。「今後とも今回ご利用いただきました店舗並びに地域店舗の積極的なご利用をお願い申し上げます」。わかりました。ちょっと今東京なんで、買い物には行けないけど、ブログで萩の良さ(っていうか吉田松陰の良さ)についてこちらの投稿で宣伝しときました。

萩商工会議所青年部の中の人、小さな幸せっていうか現金一万円くれてホントありがとうございました。

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