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2016-03-31

「世界一周」をミクロ的視点とマクロ的視点でとらえた結果みえてきたこと

「世界一周」のミクロ的視点とマクロ的視点について

こんにちは。朝、起きた直後に、まだ頭がぼーっとした状態のままでなぜか「iPhone6のOSを9.3にしなくては」という衝動にかられ、意味もなくアップグレードした結果、safariもChromeもおかしくなってしまいました。

リンクをクリックしても全然その先へ飛べなくなっておりまして、メール内に貼られたリンクをクリックするとフリーズするし、ブログ村でいろいろな人の新着投稿読もうとクリックしてもフリーズ。「あぁこの先に待ち受けるのが噂の“iPhone文鎮化”かあ」と感慨深く思いはしましたが、寝ぼけていたとはいえ、自分のあまりの軽率さに腹が立ちました。

ただ、その1,000倍くらい、Appleに腹が立ちました

頭にきて、ダウングレードしてOSを9.2に戻したものの、バックアップが9.3だから結局できないよみたいなメッセージが出て、状況はさらに悪化。iPhone&PCと数時間格闘しましたが、見事なまでに敗北。完敗です。あきらめて、「全部消えたらどうしよう」という不安に駆られながら、初期化して再度復元。何も解決されないまま、またiOS9.3に戻して今に至ります。データが消えることなく、無事にiOS9.3戻せたことで「よかったー9.3になって。ほんとなんかありがとね。やっぱ時代は9.3だよね。9.3最高ー!!」みたいな気持ちになりかけましたが、いやちょっと待てと。ハッと我に返ると、不具合は何も解消されておらず、今私の手元にあるのは、ちょっと光ったり音が鳴ったりするただの文鎮

最近のAppleはほんとに、私を怒らせようとしているとしか思えません。目覚まし機能は使えないし、突然恥ずかしい曲をスピーカーモードにしてくるし。よけいなことしかしない文鎮

大切な有給休暇のほとんどを、iPhoneのアップダウンに費やすとかほんと泣ける。


そんな文鎮で、ブログ村の「世界一周準備」カテをチェックしたら、同じ準備ブロガーだったシモーネさんが忽然と姿を消していました。理由は知っています。世界一周準備を終え、世界一周に旅立たれたから。消息を絶たれたわけではありません。

「世界一周」というカテゴリーに移られたんです。

私は、今まで、この「世界一周」というカテゴリーに登録されているブログをほとんどちゃんと読んだことがありません。世界一周に行こうと決める前から知ってはいたんですけどね。全然読む気にならなかった。理由はひとつ。「くやしい思いをするのがイヤ」だから。もうね、「うらやましい」を通り越して「くやしい」です。私は性格も悪いし、器も小さい人間でして、そんなこともう周知の事実なんで堂々と言いますが、世界一周をしている人を見ると「私があそこにいても全然おかしくないのに、なぜ私は行けないでこんなところにいるんだろう」と猛烈にくやしさを感じていたのです。書き手であるブロガーさんが憎いとかそういう感情ではなく、なんかこう、うまく言えないですけど、どうにもこうにも心穏やかじゃない感じ

私が世界一周を決めたのは、ほんの数か月前。だから、「昔から世界一周に行くのがずっと夢でした」みたいなパターンではない。と思っていました。

でも、今考えると、自分ではあまり意識してなかったものの、やはり「長期旅行」とか「世界一周」とか、心のどこかでずっとやりたかったんだと思います。でも実際にやるほどの勇気はなく、そして「それでも別にいいんだ」と思い込もうとしておりました。「高収入ではないけれど安定が約束された大きい会社に入れたし、そろそろ結婚して子供作ったりしなきゃいけない歳だし、今さら世界一周とかそんなことやってる場合じゃないんだってー。分かってる分かってる。ね、そうでしょー?? さすがに私もそんなバカなことしませんよー」なんて。本当に心底そう思っている人は、たぶん世界一周をしている人のブログを読んで、「うらやましい」とは思っても、「くやしい」と感じることはないんだと思います。

要は一歩を踏み出せない、踏み出そうとしない自分にイライラしていたんです。

世界一周に行くことを決めてからは、さすがに「くやしさ」はなくなりました。あと少ししたら自分も行けますからね。とはいえやっぱり「うらやましさ」はある。だって一刻も早く行きたいから。世界一周をしている人たちのブログをたくさん読める「世界一周」カテゴリー。とても分かりやすいんですが、ここでひとつの疑問が沸いてきます。

「世界一周、世界一周いうけどさー、実際毎日何してんの? 」

世界一周準備」カテゴリーは、そりゃ準備してますよ。仕事をしながらだったり、有給消化中だったり、人によって境遇は違いますが、基本準備してるぞってことを書いとけば、それで全然おけ。

でもさ、「世界一周」カテゴリーって、そりゃマクロ(巨視的)で言ったら世界を一周してるんだろうけど、ミクロ(微視的)でいうとみなさんなにやってんの? って。これは気になります。まあ何かしらやっていらっしゃるんでしょう。1日は24時間ありますから、なにかやらないと退屈でやってられませんもの。

私だって一か月後は世界一周始めちゃうわけですから、何かしらやることになります。いざ何かやれって言われたときに困らないように、本日はざっと洗い出してみました。ブログランキング上位の人が何やってるか。

みなさんきっと有意義に過ごしていらっしゃると思いますから、いろいろ参考にさせていただいて、ぜひ私にもできることがあれば実践させていただく所存です

ただ、先ほども書きましたが、iPhoneのOSを9.3にしてしまったことで、リンクをクリックしてもその先に飛べなくなってしまいました。結局ね、内容ちゃんと読んでないです。PCで見ればいいんですけど、そこをかたくなに見ないあたり、私の器の小ささがより強調されて残念度が高まります。それでもタイトルと見出し、キャッチコピーらへんでなんとなく見えてくるものがありました。


■自転車・バイク

自転車に乗って世界中を駆け回っていらっしゃる方々。会ったことありますよ、チャリダーさん。「6大陸、全部自転車で横断・縦断する」って。今もまだその途中です。今まで会った人の中で誰よりも、澄んだ、それでいて深みのある目をしていました。あれはね、かっこいい文句なしにかっこいいに一票。ただ、あのタフさは、私にはない。自転車解体してまた組み立てる能力持ってない。

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■バスキング

楽器を演奏したり、歌をうたったりすることで、現地の人とコミュニケーションをとっていらっしゃる。なんなら、それで旅の資金を稼いでいらっしゃる。これもまたかっこいいな。私が楽器を演奏できたり、素敵な歌声の持ち主だったら間違いなくやってみたいんですけど、残念ながらそっちの才能に恵まれていない。

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■コスチューム

個性的なコスチュームで世界各国を訪問なさっている方もいらっしゃいますね。珍獣ハンターをなさっているイモトアヤコさんもセーラー服ですしね。これはやっぱり、違和感が素敵。まさかそこにいるはずのない人物が、突然放り込まれちゃった感がとても楽しい。これはありですね。特殊技能いらないし、あとは羞恥心とかそういうのが取り払えれば全然あり。 私がやるなら、やっぱあれかな、プラグスーツかな。

ダイビングするとき、いつも思うんですよね。「ウェットスーツってまるでプラグスーツじゃね? 」って。まわりに充満しているのはL.C.Lではなく、まぎれもない海水ですけどね。それがさ、実際売ってるんですよ。

エヴェのウェットスーツ

お届けまで一か月。まだ…間に合うね…。

※残念ながらこちらの商品はダイビング用ではなくサーフィン用です。

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■夫婦・カップル

はいパス。

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■美容師

旅する美容師さん、私もお会いしたことがあります。だいたいね、日本人宿で盛大に歓迎される。それから、晩御飯代やらビール代やらと引き換えに、ヘアカット祭が催される。なんなら、ブログとかフェイスブックで美容師接近情報が入ると「近くに美容師来てるらしいよ」ってザワつく。もうね、到着前からみんなそわそわする。美容師さん、大人気です。私にもその技術があったらなー。でももちろん美容師免許なんて持ってないですし、人の髪の毛とか恐ろしくて切れませんけど

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■漫画

私に少しでも絵心があれば、これはやってみたい。ただまあ残念ながら全然ないよねー。有名な漫画家バックパッカーさん、さすがに私もこの方のブログは読んだことある。すごく素敵な絵・マンガをお描きになっていて、外国の路上で似顔絵描いてたりとか。うん、かっこいいな。旅する絵描きさん・漫画家さんに会ったら、私も描いてもらいたい。5割増しで。原型無くなってもいいから、もはや別人じゃんってくらいの、溢れんばかりのかわいらしさの、接待似顔絵をぜひ。

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■写真

写真を撮ることをメインの目的にしている旅人さんもけっこういらっしゃる。私は、写真に関しては、それなりでいいやと思っているので一眼レフとか持って行きませんが、やはりカメラ玄人は違います。本格派の一眼レフカメラを持ち込んで、三脚やレフ板などの重装備でしっかり撮影なさった写真はとても見事。今はネットに公開された画像の無断利用が甚だしいので、写真に文字とかコピーライト表記的なものを入れざるを得ない時代。だから、ハッとするほど素敵な写真でも、その隅っこに文字入れざるを得ないのがすごく残念です。

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■食事・食べ物

食べ物を旅の主要目的にしていらっしゃるブロガーさん。世界一周をしていると、日本では決して口にすることのできないかなり特殊な食べ物に遭遇することも日常茶飯事ですからね。おいしいものを追い求めるのに、資格や特殊な能力は必要ありませんから、これなら私にもできるかも。食べ物の好き嫌いもありませんし、賞味期限とか全然気にしませんし。

しかし、ここで問題が。実は私は「味覚神経」と「満腹・摂食中枢」が完全にいかれています。正直、ほとんどの食べ物を「おいしい」と感じるし、その量が多かろうと少なかろうと、等しく満足するという恵まれた体質。「おいしい」と「すごくおいしい」に差はあるものの、だいたいの食べ物をおいしくいただける。そして、ほんのちょっとしか食べ物がなくて「今日のごはんこれだけだよ」と言われればそれでお腹いっぱいになった気がするし、逆にたっぷりと食事をだされて「これ全部残さず食べなさい」と言われれば、ある程度の量なら完食できる自信があります。

ただ、そうやって大量に食べた結果どうなるかは、私自身、重々承知していますので、普段は控えめにしています。自分のポテンシャル(20歳くらいが全盛期)自覚してますから。

だから、まあできるとしたら、「善良な市民に対し無差別に食欲を沸き立たせる、残忍で卑劣極まりない行為」いわゆる“飯テロ”ではなく、「真の意味での飯テロ」ですかね。世界一周飯マズレポート。一番食べてみたいのは、“見た目ぞうきん、味はゲロ”と言われるエチオピアの「インジェラ」。ぜひそのお手並みを拝見したいものです。

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■下ネタ・性風俗

あー、これねー。読んでておもしろいですよねー。ただ私、あんまり得意じゃなくって。友達も多くないし、普段あんまりそういう話をしませんから、いざやれと言われると、どこまでが「やばい、超おもしろいんですけどー」って爆笑できる“さわやかな下ネタ”で、どこからが「いや、ちょっと、そこまでは…」って周りをドン引きさせる“えげつない下ネタ”なのかがよくわからないんですね。上手に線引きできないっていうか。「いや、もーいいよ、ホントもうそのへんでやめといて」ってなる話を世界に向けて全力で発信していくことの恐ろしさ。果敢にブログアフェリエイトの規約違反を犯してまで、慣れない下ネタを炸裂させる技術が私にはありません。

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■初めての海外

今まで海外旅行なんて行ったことないのに、初海外でいきなり世界一周。いわゆる“はじめてのおつかいパターン”ですね。これは応援したくなる。なんなら泣いちゃう。「がんばれ!!! 」って思う。

ただ私、そこそこ海外行っちゃってる。長期旅行は初ですけど、あんまり新鮮味はありません。Amazonプライム会員であることが唯一の自慢の「おうちでお買い物派」な人が、初めて伊勢丹新宿店に買い物に行きました、くらいの感じですよ。あ、これはこれで涙を誘うな。全引きこもりが感涙にむせびなくやつ。むしろ「がんばれ!!! 」って思う。

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■素敵な人柄・キャラクター

とくに特殊な技能はなくても、この“素敵なキャラクター”を前面に打ち出しているブログも多く見受けられます。あ、打ち出してはないですね。溢れ出ちゃってるだけでした。書き手の人柄というものがビンビン伝わってくるブログは、詳しくて正確でためになる情報を掲載したブログとはまたひとあじ違う読み応えがある。なんら有益な情報が書かれていなくても、それはそれで強く印象に残ります

現地の人ともたくさん交流して、ほかの旅人さんともすぐに仲良くなって、世界各地で新しい出会いや感動の再会を繰り返していくタイプ。そう、いわゆるリア充。そして旅充

私に関して言うと、当然これはあきらめざるを得ません。人には向き不向きというものがありますので、残念ながらこれは無理。コソコソ旅します。アフリカなんて、どうせみんな南下してくんだろうから、北上する私は全員とすれ違っていくことになりますね。目的地逆なんで、全然いっしょに行動できない。「最近日本語しゃべってないなー。っていうか誰ともしゃべってないなー」みたいなことを綴るブログになると思う。

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■トラブル

稀にいらっしゃいますね。やたらトラブルに遭う方。ある意味「持ってんなー」って思うバックパッカーさん。これはね、はっきり言って、笑える。とはいえ、明日は我が身ですから、笑ったあと反省しますけど。あといくら私でも、命に関わること、健康安全をおびやかされるような深刻なトラブルは全然笑いませんよ。しかし、日本ではありえないような想像を超えたトラブル(軽めのやつ)は、ほんとにもう、これほど面白いものはありません。私も、トラブルにあったらそれは待ってましたと言わんばかりに(ほんとに待ってない)どんどんブログに書いていこうと思っています。

ただこれは狙ってやることではありません。

あたりまえですけど、無いにこしたことはない。ブログをおもしろくしたいとかそういう理由で身を切ってまでトラブルに遭いたくはありません。そんなとこで体張ってく気はさらさらないのです。


最近は、旅友会なんかで、よく口にするから慣れましたけど、「世界一周」ってさ、大人になってあんまり言ったことなかったな。

いい大人が「世界一周、世界一周」って連呼してるのって、子供が自信満々に言う「お年玉、いちおくまんえんもらったー」と似てる気がする。あのCHILDREN BANK(こども銀行)でのみ通用する通貨単位。なんかこうものすごい漠然としてるけど規模だけはクッソでかいぞ、みたいな印象をうける。そこが好き

年収いちおくまんえんの仕事を手放してでも行く価値のある世界一周

うん、いいね、このスケール感。具体的な価値はまったくピンとこないけど、それはもう天文学的に、果てしなく大きな大きな何かを感じる。たしかにこれは「マクロ(巨大なもの、大きいもの)」だわ。

ミクロ」とかちっちゃいこと言うのもういいわ。結局タイトルと見出し読んだだけじゃ世界一周してる人たちが実際なにやってるかよくわからないかったし。私は私の“世界一周”を楽しむ。みんなはみんなの“世界一周”を楽しむ。うん、それが正解。

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コメント2件

  • シモーネ より:

    めっっっちゃ色々頷きました!
    もはや書籍にまとめたいレベル!
    あと、「夫婦・カップル」のところで飲んでたお茶吹き出しかけましたw

    • mayumi mayumi より:

      シモーネさん
      私は今日は、シモーネさんの動向をチェックするために(言い方気持ち悪い)ちゃんと「世界一周」カテを見に行きました!
      台湾楽しそうー! おいしそうー!
      ハープは飛行機代がかかって大変でしょうが、それでも「旅の相棒だからこんな出費ぜんぜん痛くない(涙目)」って言い続けてほしいです。

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